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その人が何処から来たかなど、どうでもいいではないか。 どんな地位にあるか、どんな功績があったのか、どんな血筋を引いているのか、など全くどうでもいいではないか。 ただ、その人の行いを見よ。 今ここに於いて、何をするのかを見よ。 行いが正しく、羞恥があり、身と心を慎んでいるのであれば、その人は生まれがどうあれ、今から高貴な人ではないか。

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今年 最終日はそれほどでもなかったけれど、グラインダーがひとつ売れ、インド人にまたまた再度テーブルを壊され、その弁償代 全てを入れて1日初の5万円を越える収入となり年を越える事になりました。

売り上げだけだと4万4千円程で、明日は今日の倍 忙しいと思うので単純に売り上げだけで5万を越えると思います。

この数字は景色のいい上の大きなレストランと差ほど変わらないと思います。

明日もテーブル壊されたらもう呆れるしかないと言うか、笑ってしまうでしょう。壊されて怒るのは今日でおしまいです。


今日 新たにブランチのオファーをドバイの常連さんから頂きました。

何度もうちに来てくれる人で、グラインダーもその友人が買っていきました。彼はうちから2台目。

ネパール女性から言われたバアレーンに今回のドバイ・・・

ネパールだけを考えるのではなく、中東にも目を向けていくことになりそうです。

良いお年をお迎え下さい。


アラブ首長国連邦 ドバイ

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2018年も明日で終わりと言うことで少し振り返ってみると・・・  昨年 程の大きな変化はありませんでしたが、2つの出来事が印象的です。



先ずは父母が初めてネパールにやって来た事。

今だから言いますが、初めてネパールで父母に会った夜、自分は吐きそうでフラフラになりました。

それはここに父母がいることへの違和感と言うか、感覚が混乱している訳の分からない状態になり、気持ち悪くなり体が痺れて来て倒れそうな状態に・・・

現実感も無く、日常的にもあり得ない中で父母と話しているので、とにかく訳が分からなくなりました。

もちろん前もって来る事は分かっていましたが、いざネパールに父母がいて下呂弁で会話して、周りは今の自分の日常なので、そこで感覚がおかしくなって・・・

2日目からはそれもなくなりました。



そして予想していなかった店の移り変わり。



てっきり5年間 あそこでやるものと思っていたので、まさかの2年間で店を変わった事が一番の変化でした。

店を変わった後の生活も大きく変わり、支払いが減った事で精神的にかなり余裕が出来ました。

変化で自分のやりたいことに近いているし、サルミラの事もあり、結果 良かったと思っています。

変化は危機と共にチャンスを産み出すもの。



2019年は年号 時代も変わります。子供も生まれます。次のビジネスも始まります。自分自身にとって大きな変化の年になると確信しています。



この忙しい時期にロースターが壊れて今日は殆どロースト出来なく、明日、明後日、明明後日の1年で一番 忙しい日の対応でてんてこまいだった。

知り合いのジャガンさんにとりあえず明日の分を頼んで6kgローストしてもらうことにした。

この1年半、毎日 毎日ローストし続けても壊れなかった優れもの。
今日 初めて中を開けて見て何が原因なのか? が分かった。

以前に自分がカトマンズへ行っていたときにスタッフが落としてスイッチが折れてしまったので、電気屋に直してもらった事がある。

その修理後の組立てで配線を挟んで閉めていたので電気線が切れかけていて、そこから漏電していて接続不良に・・・
この時期に数日 直しに持って行くことが出来ないので応急処置で動くように自分でした。

いつもこの程度の仕事しかできない不思議さ!!
素人でも分かるミスを平気でいつもしている。

プロがいない。




あとここは今 ロースト地帯となりつつある。

多分 観光客は不思議に感じるだろう・・・

何処もコーヒーをやっていて、あそこもここもコーヒー ロースターがグルグルと回っていることに。

自分がコーヒーをここで初めて始めて2年半。今ではコーヒーをやっている店が5店舗に・・・

自分がローストを始めて1年半。今ではローストを回している店がここに3店舗・・・

当たり前だがコーヒーの売り上げはうちが断トツ。

自分はロースターでありバリスタなので、見よう見まねでやっている人が真似出来るものではない。

でもこうして愉快な不思議なコーヒーロースト街道は大歓迎で、真似される事も嬉しい事。
コーヒーはローストして挽いてのむのが醍醐味でもあり美味しいから。

あとは本物か?偽物か?はコーヒー大好きなお客さんが一番 分かると思います。





この高級なテーブル、もう既に2つガラスが割れてしまった ・・・

分厚いガラスなので普通に使っていては割れる事は無いのだが、2つともインド人が倒して壊してしまった。

1つは老人がよたついて倒し、今日は仔犬に追いかけられた子供が倒して。
どちらも仕方が無い不可抗力だが、高いものなのでガラス代だけ払ってもらった。
グラスとか何処にでもある安い物ならどうでもいいけれど・・・

かと言って同じものが揃うわけではなく、前回はベニヤで作ってもらい上にテーブルクロスを置いて見えなくしている。

今回は完全に割れてはいないヒビが入っているだけなので、その上からテーブルクロスを載せて隠すことに・・・

以前の見た目の良さは無い。


グラスもそうだけれど、デザインのかっこいいものは安定性がいまいちで倒れやすく、このテーブルもぶつかると倒れてしまう。

あとはインド人のそこへの意識の低さもある。「これ壊したら高いだろうな・・・ 気を付けよう」って。


あと2つの背の高いテーブルもきっとインド人が壊してしまうんだろうな・・・ 遅かれ早かれ。

ガラスだから壊れるのは仕方が無い。






シャングリラ ホテルで休んでから2日間が過ぎた。
この2日間 お客さんは増え始めている状況。それなのに1週間前から入ったスタッフが実家から戻って来ない。

覇気の無い子は「風邪をひいた・・・ 」 と言って自然消滅するケースが多い。

「辞めます」と正直に言ってくれればいいのに、体調が悪いと嘘を付いてもう来ない。

前は1日でだったし、今回は1週間でだったから、辞めるのなら早く辞めて欲しいから痛くはないけれど、やっぱり外国人も含め多くの人々が行き交う環境で働くには柔でなく、多少 芯が無いと無理。

それが覇気の無さとして伝わるのだと思う。



 
ただこれから年末年始に掛けて爆発的にお客さんが増えていくのでスタッフはあと4人、特に31日,1日は必要になる。

こんな小さな店でもその日は8人 必要で、売り上げも昨年を越える事も焙煎が間に合えば充分に可能!

妊娠8ヶ月のサルミラにこんなにも働いてもらって大丈夫なのか? 



この時期が終わればビザの件でカトマンズに行くので、そこで5日程 休みを取る予定でいます。

そしてサルミラの仕事もセーブしていき、2月過ぎからは出産に向けて仕事を離れてもらうつもりです。


サルミラの検診とクリスマスが重なったので、今日と明日2日間 店を閉めてシャングリラ ヴィレッジ ホテルに来ました。

ポカラ空港 近くにあり、ここから日本寺も見える近場ですが、この時期 騒がしいレイクサイドとは違い、本当に静かにリラックスして過ごせる場所にあります。


以前には日本の皇族の方も泊まられたポカラでも指折りのホテルです。

20年前にアキシノミヤ フミヒト様とキコ様がポカラを訪れた時に泊まられました。


中庭が綺麗な緑に囲まれた敷地内。


夜にはプールがライトアップされて、とても綺麗です。


部屋も清潔感があって、この時期 嬉しい空調システムもあり、部屋の中でも快適に過ごせます。




バルコニーからも中庭が見えます。


これが嬉しい24時間 温かいお風呂に入れる!





ここはレイクサイドから離れているので宿泊客の半分はここで夕御飯を食べるとのことです。

ビジネス戦略としては立地面で5スター ホテルとしては安く泊まれて、その代わり食事代が割高にセッティングされていました。

部屋代が8000円と今までのスターホテルの中では安かったですが、夕食代が2人で6000円程だったので、合わせると他のスターホテルと同じくらいの値段になります。



この時期に2日間 店を閉めるのは・・・ ですが、これから年末年始はかなり忙しいので、その前の息抜きに。

週一 店を閉めているのも今シーズンの目的が違うところにあるからで、年末年始 2週間は休まずに営業して、その後はビザの件でカトマンズへ行くので5日程 閉める予定でいます。

カトマンズでは投資家の人に会ったり、ビジネス場所を見て回ったり。

今シーズンの意識の半分はそちらに。

今の支払いが少ないから出来るのですが、来シーズンからはそれも店を閉めないで出来る様にしていきます。

コーヒーの収穫シーズンに入り、続々と聞き付けた村人がコーヒーチェリーを持って来ます。

1kg 100円で赤いチェリーのみ買い取ります。ちなみに1kgから皮を剥いて乾燥させて焙煎してコーヒーとして飲める量は150g程度。


今日の村人は初めての人で、バスで1時間程かけて4kg程持って来てくれました。
支払ったのは450円でした。

スタッフは3人いますが、お客さんがいない時 乾燥し終わったコーヒーの皮を剥く作業をしてもらっています。



今日は4段チューリップのラテ アート。


Ps. 新年が開けてからビザの更新でカトマンズへ行きます。その時に以前に紹介したた投資家の方にお会いする事になりました。
色々とお話をしてきます。

ビジネスを始めてから考え方は変わった。

それは自分がビジネスマンの家庭、環境で育ってこなかったから、必然と変わらなくてはいけなくなったのだろう。

人の違いは究極的に言うと「考え方」の違い。

その視点で人々を観察すると見えてくるものがある。

それが例えコーヒー1杯であったとしても。

お金がある人と無い人の違いがそこに起因している事も。


ビジネスで成功出来るか?はその「考え方」と「行動力」それだけ。







「平成」最後の年の瀬。

思えばお母さんが亡くなり「昭和」が終わって、おばあちゃんが亡くなり「平成」が終わる事になる。

来年の3月には自分にも子供が生まれ、新たな年号、新たな時代が始まる。


自分も次の時代が終わる頃には、この世を去る事になるのだろう・・・


「今」

ここで多くの人々と会う中で色々な出会いや話を頂く。

そのひとつに「バーレーンにブランチを作らないか!」との投資家の女性から話をもらった。

バーレーン・・・ 中東の島国。

意識にも無かった場所。

ネパール女性だが肩書きは投資家、創設者、ネパールテレビとネパールFMでも働いていて、家族ビジネスはポリ塩化ビニールの工場がドバイにある・・・

これがどの様な繋がりになっていくのか? いかないのか?

今シーズンは動きません。その時もそう伝えています。

来シーズン以降 何がどうなっていくのか。

自分でも楽しみにしているし、やるべき事も分かっている。

そこに一歩づつ進んでいくだけ。

行動するだけ。

この写真を新たにディスプレイ。

次のビジネスのテーマにこのターキッシュ コーヒーがあり、その専門店を作れないか? が頭にあります。

今ここでのターキッシュ コーヒーもその模索の為にやっていて、先ずはターキッシュ コーヒーを知ってもらうこと。そしてその反応を観察すること。

コーヒーを頼むネパール人の殆どはカプチーノで、次にアメリカーノ、ラテ、モカ。

フィルター コーヒーを頼む人は希だし、オーガニック コーヒー = カプチーノ・・・ みたいなイメージしかないようです。

チャイと同じように作るターキッシュ コーヒーがどの様に受け入れられるのか?

先ずは値段の安さと独特な淹れ方に興味を持ってもらい、人々の反応を観察するところからです。



もうひとつ、このラテアートの写真も飾ります。

たまにですがラテアートをオーダーされるお客さんがいて、今日はカップルでカプチーノでハートのアート要望がありました。

ターキッシュ コーヒーと違いエスプレッソでラテアートを上手く描ける様になるには時間と練習が必要です。

本当のバリスタなのか?は知識もそうですが、分かりやすさでで言えばアートがどのように描けるか? で分かると思います。

ここにもコーヒーをやっている店が自分も含めて4店舗に増えましたが、自分以外の店は描けません。

それは即ち素人同然がコーヒーを淹れている事を示します。

自分の店はレストランではなくコーヒーハススなので、ターゲットはコーヒー好きな人達! ある程度 分かっている人達。

アートの写真を飾る事で分かっている人はアートもオーダーしてくると思います。

ラテアートのスペシャリストが店にいたなら、間違いなく売り上げは上がります。

プロフェッショナルの証ですから。


うちの店には背の高いムラ(ネパール椅子)が置いてある。


これは刑務所の囚人が作っているのですが、特注品で腰の高さまである。


今日 藤田さんが来て、以前も置いていたハンドメイドの籠等のお土産を置くための棚を作って行った。

5段で50品目程 置ける棚ですが、そこに今まで置いていた飾りの2つのボックスを入り口とその裏に配置することにして、そこで新たな物を販売する事を考えています。



これはそのネパール椅子のミニュチアで、高さ15cm程の小さなもの。お土産としての大きなとしてもオリジナリティとしても丁度いい。

椅子としてではなく、上に何か物を置いてのインテリアとして考えています。

今度のお休みに刑務所に行って作ってもらえるのか? 聞いて来ます。

この上にコーヒーボックスを乗せて、コーヒー豆とセットで販売しても面白い。


コーヒーグラインダーは今日ひとつ売れて、残り3つになってしまった。

今日も外国人だったが、ポカラ在住の外国人で2度目の来店。コーヒー豆とグラインダーを奥さんのクリスマス プレゼントに買っていかれた。

2ヶ月弱で5つ売れたので、普通に販売 出来れば年に40個前後は売れる。それで利益は12万円程だが、日本から送ってもらう送料を考えるとこれではビジネスにはならない。

何か手段はないだろうか?

ここではなく富裕層が集まる場所でグラインダーだけではなく、ドリッパーやフィルターやケトル等 コーヒー道具 専門の取り扱い店を開けば、コーヒー豆の販売も含めてビジネスになるかもしれない。


ロースト後の豆の選別作業。


コーヒーのプロセス。どの様にしてコーヒーが出来るのか?を説明。


記念撮影。


コーヒーは飲んでもらうだけのカフェではなく、ここで行程 全てをやっているので、見てもらうカフェとしてやっています。

飲んでもらえればいいけれど、飲んでもらえなくてもコーヒーを知ってもらえればいい。

その上でコーヒーを買ってもらえれば嬉しい。


コーヒーを買われて行く人の60%は挽いて欲しいとのことで、オーダー後 この場で挽きます。

グラインダーを持っていないのが理由ですが、コーヒーを知っている人なら分かると思いますが、挽いてしまうと香りは2時間で飛んでしまいます。

コーヒーは焙煎してから2週間以内で、その場で飲む分だけその時に挽いて飲むのが一番!

だから美味しいコーヒーを飲む為には焙煎したてのコーヒー豆とグラインダーは必需品です。

(日本語を話せるマレーシアの女性)

ここ1週間はシーズン中のオフシーズンで外国人観光客は本当に少ない。

毎年 クリスマスに向けて外国人が減り、クリスマスから新年に掛けてネパール人観光客が爆発的に増えるので、それまでは閑散期に当たる。


(日本でチャイ屋を経営していた日本女性ヨシイエさんとインドのチェンナイで日本食の輸入ビジネスをされている日本男性ホンダさん。)

外は日射の関係上 携帯カメラでは白くなって上手く写らないので、ここが記念撮影 定番の場所に。


今日は定休日でいつもお世話になっているカフェのおばさんにチーズケーキを焼いてもらいました。


何にかチーズ風味の豆腐のおからを食べているような、ずっしりがっしりした手作り感 満載のチーズケーキ。



こんなお店もインパクトありあり。


今日はその後オーダーしておいたコーヒー販売のボトルを取りに行きました。

当然バイクでは積めないので、自分はバイクで行き、知り合いのタクシーにその場まで来てもらい、タクシーに積んで家まで運びました。


500パック 約2ヶ月分。

タクシーを待っている間、行き交う車を観察・・・

車を購入したいと思ってから自分の中での重要性が上がり、やはり周りの車が気になるようになりました。

ネパールでの車は関税が大きく、日本で買うよりも高いです。

新車は普通車で平均250~300万円。
人気のあるトヨタのハイエースは安いのでも500万します。

日本の1・5倍くらい。

中古ならば100万以上 出せばそこそこの車は買えます。


コーヒーとお客さんの関係を見ていて思う事は、その人にとっての重要性と価値観=人生観。

トヨタとタタ(インド車) = フレッシュ ロースト コーヒーとネスカフェ。

見た目は同じ様に見えますが、中身は全く違う別物。

それが分かるのか? は個々の重要性と価値観。即ち人生観によります。

ローカルビジネスをやるにしても、そのような人生観を持った人へのビジネスをやっていきたい!

ビジネスマンとして車も中途半端はものは買えないです。

今直ぐには無理ですが、ビジネスで成功した人が乗るような車に乗らないとビジネスで成功は出来ない!

残りの人生、ネパールでビジネスマンとして成功したい! そう強く強く思っています。

Brenda Beatty
Hello Kazu, I visited you a few weeks ago, had a delicious espresso and took home some dark roast beans for my husband. We love your coffee, but we are almost finished the jar that I brought home to Canada. Is it possible to purchase through mail order from you? Thank you again for your hospitality and wonderful coffee!


先日のお客さんからコーヒー豆を送ってもらえないか?とのメッセージを頂いた。

今は直接お店での対面販売とポカラ限定での宅配販売しかしていないが、これを期にインターネットでの販売も始めよう!と、このメールで考えはじめています。

ネパールにある自分名義の銀行への振り込み + 郵送で出来るとは思いますが、その辺りはラトナコーヒーの矢作さんやビジネスマンのウペンドラ等に聞いてみてから。

うちで飲んでもらって、その場で豆を買ってもらって、それが無くなってまた欲しいと伝えてきているのだから、ビジネスとしてもひとつの方向として広げていける筈。

ビジネスの基本はやるべき事を一点に的を絞って、そこでスペシャルになって、「それ」を必要としているお客さんに対して物や情報、サービスを売っていく事。

そこには必ず「それ」を必要としている人がいる。

「それ」を他と差別化する事。






「コーヒー!」と声を出しながら歩いて行く人はコーヒーを飲まない人だとか、朝 早くから観光に来る人はコーヒーを飲む生活をしてい人ではないとか(ネパール人)は日々の観察の中で分かっている。

自分もそうだが、生活の一部にコーヒーがある人はカフェやコーヒーを見ても「コーヒー!」とは声に出して言わないし、ネパールの様な途上国でのコーヒーはどちらかと言うと上級品。休みの日にビジネスマンが朝早くから出掛ける事はなく、朝早くの人はビジネスマンでもはないからコーヒーは飲まない。

時間帯や言動、お客さんを見れば自分のビジネスに対するお客さんなのか? はハッキリと分かります。

でもそれは他のビジネスマンも同じで、観光地で自分がジュエリー店等の前を通っても声を掛けてはきません。

彼等も毎日 何百人と見てきて感じとる事が出来ている。

逆にそれが出来なければ、本当のお客さんを逃してしまうか、同じ業種の他店に取られてしまうので、お客さんにとっても不幸な事になります。

うちで言うと、美味しいコーヒーを飲むべきお客さんがそうではないコーヒーを飲むことになるから。

逆にコーヒーがそれほど飲みたい訳でもない人に声を掛ける事も、その人にとって不幸な事に繋がってしまう・・・

だから人を見る目が自然と養われていきます。

これが自分でビジネスをやる最大の魅力かもしれない。


全く意識には無かったけれど村人から「子供も生まれサルミラも移動は大変だから車を買ったら・・・」と言われて、ビジネスマンがバイクでいつも移動って何か違う・・・ と。

いずれは他の街と行き来する生活になるし、物を運んだり常にタクシーを使う訳にもいかない。

何より家族が増えれば車の方が安全だし、一緒に何処へでも行ける。

1人、2人なら断然バイクの方が便利なネパールで車を買うことを考えもしなかった。

ビジネスマンとしてのこれも未来への投資になるので、車を買うことを検討しようと今 考える様になりました。



カトマンズ  世界遺産 ボダナート。

ここでのビジネスの話しもありましたが今はポカラ。

最初からの5年計画が2年で店を代わりましたが、今のところは3年契約をして計5年 ここでビジネス勉強の場に。

そこからビジネスを広げていきます。


ターキッシュ コーヒーを淹れるディティカ。
早いものでオープン1ヶ月半。
売り上げを今シーズン初めて計算してみたら1日平均2万円です。
売り上げの目標は今シーズンありませんが、1日1万くらい稼げればいいかな・・・ だったので、今の段階では上々です。


新たなスタイルとしてTurkish coffee専門のお店を考えています。

砂で淹れるターキッシュ コーヒー!

純粋な砂が無く、ここの砂で試しましたが立ち上る臭いが悪く、今の段階ではコンロの上で淹れています。

エスプレッソマシーンは50万円以上しますが、ターキッシュを淹れるイブリックは10個揃えても3万円くらい。

不純物の混じっていない砂が手に入れば砂を使っての本場の淹れかたで、1杯50円~ 飲んでもらえます。

焙煎+挽きたて+イブリック+砂でコーヒーを淹れられれば、先行投資の低さと価格からローカルサイドでのビジネスにも挑戦できると見ています。

ネパール文化でもあるチャイ感覚で本格的なコーヒーを手頃な値段で飲んでもらえるのはこのスタイル!

観光客エリアはもちろんのことローカルサイドでもビジネスをやってみたいので、ネパールには無いスタイルのコーヒー屋さんが出来ると考えています。



オープン当初。


たい焼きを焼くサルミラ。


スタッフも更に増えて3人(ディティカ15歳、ソニー16歳、クリシュナ24歳)
今ではたい焼きもスタッフが焼いています。


このスタイルに次のビジネスチャンスがある。


サルミラの実家にて。


サルミラとアイアン3歳。


バリスタとして必要なものにラテアートがある。

1年目は全て自分でやっていたので、コーヒーをエスプレッソ マシーンで淹れるのも毎日やっていた。

2年目からはローストが始まり、自分は入り口でローストをしながらデモンスロレーション、宣伝塔が主になった。


コーヒーの世界にも職人とアーティストの分野がある。

日本のコーヒーハウスでドリップコーヒーをじっくりと淹れている人達は職人に当たり、ヨーロッパ等でエスプレッソを落としている人も職人に当たる。

しかしエスプレッソの世界にはラテアートと言う分野があり、エスプレッソをキャンパスにアートを描くスペシャリストがいる。



ドリップコーヒーでも色々なものを混ぜ、新たなコーヒードリンクを造り出す人は職人ではなくアーティストに当たると思う。


五感を刺激して物を造り出せばアーティスト。

ラテアートには見た目での印象と感動を与える事が出来る。


とにかく数をこなす事が重要ですが、自分がエスプレッソコーヒーを淹れられる回数は限られている。

それはコーヒーにとってのロースト、宣伝のほうが重要だから。


一番楽しいのはエスプレッソを淹れる事。

しかし、やりたくても耐えてサルミラに任せている。

だから新たなバリスタに求める事のひとつにしっかりラテアートが描けるアーティスト。

職人は自分でいいが、バリスタにはアーティスト性が必要。


ラテアートが綺麗に描けた時は本当に気持ちがいいし嬉しい。

だから本音は中に入って常にエスプレッソを淹れていたい。

しかしビジネスを成功させる為には自分がやっていては駄目。

ここには葛藤があるし、イライラする部分でもある。

でも自分で淹れて日々アートを描きたい(練習したい)のが本音です。






今日から12月。

11月は最も外国人 観光客が多い月ですがしっかり休みを入れて、休まなかった昨年と売り上げは殆ど変わらず、しかも経費は1/3程なので次への貯蓄も出来ている。

昨日はコーヒー グラインダーも3つ売れて、8つ持って来たのが残り4つに。

4つ共に外国人が買って行ったので、ネパール人 相手に6000~10000円のコーヒーグラインダーを売るのは時期尚早かもしれない・・・ まだ始めて1ヶ月半だけれど。



今日はコーヒー豆が20ボックス4kg売れて、売り上げの45%に上がった。

こうなるとこの小さな焙煎器では大変で、焙煎するだけで結構 気疲れする。朝から夕方まで焙煎も毎日 毎日だし。

業務用の大きな焙煎機なら1日数回で済むが、目の前で朝から夕方まで何時も匂い、宣伝効果は断然こっちの小さなので繰り返す方。



後はなんと言っても後継者!

ローストからコーヒーを淹れるバリスタの仕事。そして経営。

それを任せられる人がいれば月5万の収入だって十分可能!

この国で月給5万は日本の50万の価値がある。

でも月給ではなく考えて生み出してお金を稼げば10万だって可能!な方向で。

要は道具も場所も準備してあるから、後は自分で稼ぎなさい!

自分は次に進むためにもそんな人を探しているし、そんな人を育てないといけない。

この1年はそれしか頭には無い。
今日は閉店日でお休み。昼から買い物とコーヒー豆を届けに行きました。

以前にコーヒー豆を買われたインドのお客さんがいて、メールでポカラの知り合いに注文があり、「レイクサイドで買ったコーヒーは美味しくなかったが、日本人から買ったコーヒーは美味しかったので1kg届けて欲しい」との事で、今日 ポカラのその知り合いに届けました。

挽いて買われたお客さんで、レイクサイドでも粉を買われたのだと思いますが、粉に挽いてしまうと余計にフレッシュかそうでないかで味に大きな差が出ます。

うちの一番の違いはその日に焙煎した豆を販売している点。

この様な注文は当然と言えば当然ですが、嬉しい限りです。


挑戦しなければ何も分からない。


中途半端な事が大嫌いで、もうやると決めたのだから、ビジネスマンとして成功するまで突っ走ろうと。

ネパールに一生 骨を埋めると決めて来たのも一緒。


自分の中での次は、新たな店を新たな場所に出す!

その為にここをやっているのだし、ここだけで生活していけても意味が無い事。

今シーズンはその事だけを考えてやっているので、売り上げは気にしないし店を閉める事も増えると思います。

目の前の売り上げではなく6年後の売り上げ。その考えとシステムと組織。

売り上げが上がることは当然の事。

ビジネスマンとして「やりたいこと」で「動き回る」「日常」が今の夢です。






今日はサルミラの体調が今いちだったので、スタッフが2人そろう午後まで店を閉めてオーダーのあったコーヒー焙煎をした。

午後からサルミラも店に来てビジネスが出来た。

出産まであと3ヶ月と少し。

今シーズンは目先の売り上げは意識しないで、6年後には2千万売り上げる為の基礎造りの1年。

そう決断して他を切り捨てている。

その為には情熱のあるバリスタを連れて来て、育てて、その人材作りと自分のスタイル。

その点に尽きるシーズン。

サルミラにはあと2ヶ月もしたら出産に向けてここを離れる事になるので、それまでに休みの日には他に出向いて人を探し、情熱ある人を連れてきたい。

昨シーズンは3,4ヶ月 休むことなく店を閉めることなく、とにかく売る事に拘った。

今シーズンは全く目的が違うし、状況も違う。

中途半端では2千万円は無理。

ネパールでプロとしての唯一無二のバールをここに造り、次に展開していきます。


昨日 泊まって グラシアール ホテル。その左に白壁の小さな以前のグラシアール ホテルが見える。

ここも併用して運営していて、ネパール人等で安く泊まりたい人向けに多分1000円程で泊まれる様になっている。


いいホテルに泊まるのにはそれだけの意味があって、ビジネスマンとしての在り様を学べる。

昼も朝もホテルのオーナーは下のテラスで目を光らせていた。お客さんの数や同行等・・・

これだけのホテルを増築 改築するには億単位のお金が掛かる。

そのプレッシャーを感じて経営していくのは大変な事で、お客さんが減れば当然 お金の工面ができなくなる。

その不安が一生 続く。


いつもここの村人に仕事 帰りに言われる「dutyは終わったのか?」。これを訳せば「義務は終わったのか?」になる。

でもこの言葉はビジネスマンは絶対に使わない言葉で、雇われて時給で仕事をしている人にしか出ない言葉。

ビジネスマンはやらないといけないことをやっているのではなく、自分がやりたいことをやっているのであって、仕事が義務とは全く思っていない。

多分 自分は日本にいたなら雇われて働くことしかイメージ出来なかっただろう。

自分でビジネスをやるのはネパールに来たからで、そこには大きな意味があった。

ビジネスも次を考えたとき、このままでは絶対に成り立たない大きな問題がある事も分かっている。

ホテル グラシアールの昔と今が並んで見えて、形は違えどビジネスマンとしてこうして変わっていかないといけない!を見てそこを強く意識した。

Hotel Glacire







今日はサルミラの検診で病院に行き、妊娠中なので遠出は控えて、その後 地元のレイクサイドに泊まっています。

ホテルはグラシアールで、レイクサイドでも5本の指に入るホテルだと思います。

このホテルは1年前にリニューアルされ、今レイクサイドで流行りのヨーロッパ風の作りで、テラス カフェ レストランが一階にあり、屋上には流行りのスイミングプールもあります。


部屋の内装は白と青をベースにベットと壁の一部に木材を使用してあり、天井にはむき出しのコンクリートにアートが描かれています。


でも一番の目的はお風呂!!
湯船があって24時間温かいお湯が出て、何度でもお風呂に入れる事。

それなりのホテルではないとこの二つを満たしてくれないネパール。

1泊1万1千円でしたが、お風呂に何度も入れてゆっくり出来て、それだけで価値のあるホテルです。



1泊2日の地元でのお休み。

ちょうど働きに来ているソニーが村に2日間に帰ったので、このタイミングで2日間 店を閉めて休む事にしました。


来年の3月には自分にも子供が生まれる。

子供はその環境を選べない。

しかし人生は環境そのもの「縁起」そのもので、その周りとの関係性によって決まっていく。

そこにぶつかっている自分がいる。


ビジネスは上手くいっていて、以前の大きな場所よりも今の小さな場所の方が売り上げを上げている。

当然やり方は変化に対応して変えたし、これからも変え続けます。


しかし水が無い・・・ グラスを洗えない。

水道が通って24時間 水の心配がない! と言う言葉を信じた自分が馬鹿だった。

何で「そうなんだ!」 ってネパールに10年も住んでいて思ったのだっろう???

でもそこに対応していかなくてはいけない。

明日からはカップを洗わずにタオルで拭いて、コーヒーを淹れる時にお湯でゆすいでからコーヒーを淹れる事にチャレンジします。

この国では100年後も時刻表なんて無理だし、電気も水も無い事は普通だろう・・・

日本の時刻表ピッタリに電車やバスが来るなんて、この国にすんでいたら本当に信じられない異次元の事。

まあそんな事は日常なので対応すればいい!

しかしどうしてもこの国に住んでいて嫌な言葉がある。

「困った。お金がない。助けて欲しい。」

そんな負け犬 根性が嫌で嫌で仕方がない!

自分と同じように頭がちぎれる位 考えて、不安と恐怖に向かってお金を稼ぐ為に行動しろ!

子供は仕方が無い。親が負け犬ならば、自分でどうか出来る年齢までは助けが必要です。

しかし大人になって「困った。お金が無い。助けて欲しい。」が口癖の人は、自分で自分の人生を歩んでいけない負け犬です。

お金が全てではありません。

しかし、お金は安易に逃げずに考えて行動すれば必ず付いて来る!

その「考える」。

その「行動」が伴わない負け犬には命を掛けてでも絶対にならない!

そんな環境下に自立するまで子供の身を置いてあげたい。








オープンして間もなく1ヶ月。

今日初めてKaritaの手引きミルが売れた。


このブラックで、一番高い9000円のミルをカタール人が妻のプレゼントに買っていきました。

コーヒー豆と村人から買い取ったコーヒーチェリーも売れて、売り上げはこの店 最高の4万円近くに登った。

コーヒーチェリーは収穫時期に入ったばかりで、これからどんどん村人から買う予定ですが、コーヒーチェリーが売れたのは初・・・ と言うか、売り物ではない。

何でも自分で植えてコーヒーを栽培するとのことでカタール人が2.5kg買って行った。

収穫されたコーヒーチェリーが道沿いに干してあって、麻袋に入ったグリーンコーヒーを目の前ですくってロースト器に入れてロースト・・・ その香りに包まれた歩道を人々が歩く。

他にこんなカフェを自分は見たことが無い。

それがここにはあります。


  
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HN:
kazu
年齢:
52
性別:
男性
誕生日:
1971/09/08
職業:
パラグライダー
趣味:
たそがれ、物想い、静寂、心穏やか、不安、楽しむ
自己紹介:
Kazu
Japan spirits and pride
Professional tandem / Adventure pilot

世界最高峰のヒマラヤ、神の国ネパールで生きていく為に始めた空飛ぶ道具パラグライダーでコマーシャルタンデムをやっています。夢は神の山マチャプチュレへの冒険フライトに挑戦すること。
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