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その人が何処から来たかなど、どうでもいいではないか。 どんな地位にあるか、どんな功績があったのか、どんな血筋を引いているのか、など全くどうでもいいではないか。 ただ、その人の行いを見よ。 今ここに於いて、何をするのかを見よ。 行いが正しく、羞恥があり、身と心を慎んでいるのであれば、その人は生まれがどうあれ、今から高貴な人ではないか。

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ポカラに着きました。

震災から2ヶ月が経ち、果たしてツーリストはどうだろう....?でしたが、日本に帰る1ヶ月前の状況と全く変わっていないようです。

ツーリストバスも8割方埋まっていましたが、ツーリストと見られる人は3人だけで、残りは全てネパール人...

マイクロバスよりも200円ほど高いですが、広くてゆったりと座れるので、ネパール人も最近はツーリストバスを利用しているようです。


明日 仕事があれば、明日から今シーズンがスタートします。



病院のベッドでネットをチェックするお婆ちゃん。

日本ではもう少し歩きたかったのですが、今年はお婆ちゃんが足を骨折して入院中だったので、実家から病院までの往復22Kmの病院通いを歩く事がトレーニングとなりました。

92歳のお婆ちゃんですが、タブレットも使い、私のこの日記を毎日 楽しみにしてくれています。



毎年帰った時に、一度は上る白草山。

実家からスタートして、往復で4時間30分。標高差1000mを上って下ります。

半日で行ける、丁度いい感じの山登りになります。

向こうに御嶽山が見えるのですが、この日は霧がかかって見えませんでした。



ゆうや(右真ん中) あや(中央前)

実家には弟家族が住んでいるのですが、その子供 息子10歳と娘8歳は少年野球に入っています。

試合も含め、週5日間の練習は大変だと思いますが、20歳までで一番大切なのは体を育てる事!

体育があって、知育が来て、最後に徳育が来る。

この世は体が資本!!

健康な体を作る事が、人生の支えとなっていきます。


勉強? 目標が出来れば、自然と勝手にやるのが勉強であり、それを努力とは言わない。

やるのが辛いのではなく、やらない事が辛い..... 自然とそうなってきます。


先ずは、強い体を作ろう!


こと43歳の自分は、これから徳育の時期に入っていきます。




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明日ポカラに戻り、今シーズンがスタートします。

今シーズンから、このブログへのコメントを受け付ける事にしました。

スマートフォンからは、記事の下にコメント欄がありますので、そこから送って下さい。

パソコンからは、その日の記事の下に未選択 l CM l Edit l Top という場所があるので、そこのCMのところをクリックしてコメントを書いて下さい。



ネパールについて。仕事について。文化について。日常について。仏教について。悟りについて… 何でも構いません。

疑問、質問がありましたら、気軽にコメントを送って下さい。

私の知る範囲で、感じている中で、出来るだけ答えていきます。


今日は昼から雨のカトマンズでした。

今日から7月なので、季節はモンスーン、雨の季節に入っています。

ポカラはヒマラヤがより近いので、カトマンズよりも雨が降ります。

ポカラは基本 毎日 夕方〜夜にかけて雨が降るでしょう。


明日 8時間かけて、バスでポカラに戻ります。

雨の道中となるでしょうか…



ネットからカトマンズの写真を幾つか拾ってみました。

ポカラとは違い、遺産と人々が密集し合って生きている街です。





















今日はチベット料理屋で、スープ餃子と水牛のラーメンを食べました。

見た目は同じですが、餃子のスープは少し塩辛く、ラーメンのスープはあっさり。

餃子の中身は水牛のミンチだけで、野菜は入っていません。

ラーメンの上にはセロリの葉が載っていて、風味があり美味しかったです。


ネパールに戻って来ました。

依然ほどネパールと日本、日本とネパールの違いに戸惑う事は無くなりました。

依然は3日程で感覚が戻りましたが、今は日本もネパールも、違和感なく着いて直ぐに感覚が戻ります。

日本とネパールの違い?

それは自分の中でホッとできる、感覚の違いでしょうか…

ネパールに着いて、カトマンズの風景を見てホッとしたこの感覚が、自分がここに住んでいる理由でもあります。


まもなく、今シーズンがスタートします。











日本のパラグライダー雑誌「パラワールド」の8月号に、ポカラの特集があるので、自分も「ポカラの近況」と題して、コメントを書きました。

以下の通りです。


< ポカラの近況をコメント >

8000m級の山々が眺められる山岳リゾート地、それがポカラです。

そのポカラに移り住んで3年になりますが、ここでプロ タンデム
パイロットとしての日々を送っています。

ポカラの近況ですが、被災地ではないポカラは震災の影響は全くなく、観光するのに何の問題もありません。

被災地カトマンズも、被災したのは旧郊外であり、観光客が泊まるエリア、ホテルの多くは問題なく営業しています。

ネパール第二の都市ポカラは、8000m級の山々を眺めながら飛べるエリアであり、年間の乗客数 8万人を越える、世界有数なタンデム フライトのエリアでもあります。

ネパールはヒマラヤを中心とした、観光で成り立っている国。

そのヒマラヤを眺めながらのフライトや、麓の村々を巡るトレッキング…

パラグライダーのフライトエリアも、ポカラ以外に何ヶ所かあります。

(この本には紹介していませんが、富士山とほぼ同じ3500m地点にあるコーチョンは、1泊2日〜2泊3日でのトレックパラのエリアであり、先日フランス人パイロット ハルベイがマチャプチュレ6997mをトップアウトした時のスタート地点もまたトレックパラの名所になっています。)=>付け加えました。

ネパールは自由に飛べる国ですが、それは即ち自己責任が伴う世界なので、その覚悟がない者には逆に厳しい環境かもしれません。

しかし、それはパラグライダーの本質にある部分だという事を忘れないで下さい。

観光客が戻って来る事が、復興への再スタートにもなりますので、一度ネパールに遊びに来て、どんな世界なのか?体験してみて下さい。

ポカラの情報はブログ「大空ネパール日記」にも載せています。是非そちらもご覧下さい。

連絡先として、メールアドレスの掲載もOKです。

添削もOKです。

Kazu from Pokhara.








日本の雑誌なので、少し抑えて書きましたが、ひとつ「自己責任」について書いたのは、日本は自己責任が成り立たない環境にあり、守られている中で皆が秩序正しく飛んでいる環境だから!

パラグライダーに関わらず、海外は全て自己責任が基本になります。

例えば、パラグライダーで死亡事故が起これば、日本ならエリアが封鎖される事もありますが、ここでは関係なく翌日から普通に、何事もなかったかの様に飛んでいます。


海外でその自己責任が成り立たないのがパラグライダー ツアーであり、結局 場所が海外なだけであって、やっている事は日本と同じ。

同じ日本人で集まり、同じ日本人で行動する。

だからネパールにはツアーではなく、一人で、又は少数で、自己責任の下に来て、見ず知らずの外国人と行動を共にして飛んで欲しい。

そうしてこそ始めて、海外で飛ぶ価値が生まれると考えています。

何もツアーなんだから、そこまでしなくても…

だから言ったでしょう!

趣味であろうと、覚悟なき者は飛んではいけない… と。

これが外国で、ネパールで学んで、感じている事です。




Ps.明日はカトマンズを発ち、中国の昆民で1泊。明後日に日本の関空に到着します。

日本では日記が書けるネット環境が近くにあるのか?分かりません。

とりあえずSIMカードを日本のに代えて、あとは…

次は昆民での、12時間トランジッションが待っています。

被災地カトマンズはハッキリと別れています。ビルが倒壊している地域と、全く問題のない地域が!

今日はポカラからカトマンズにバスでやって来たのですが、カトマンズまでの道中もカトマンズ市内に入っても、何処が被災しているの? と、全く分からない程 以前と変わりありませんでした。

観光客が集まるタメル地区に入っても、全く以前と何ら変わらない状況でした。

??? カトマンズが被災地? 正直びっくりする程 普通の風景…

そこでここのホテルのオーナーに、被災している地域にバイクで連れて行ってもらいました。

先ず観光客が集まるタメルですが、ひとつのビルだけ倒壊していました。
そしてタメルから世界遺産のダルバールスクエアまでの道は、途中からバイクや車が入れなくロープが張ってあります。しかし歩いてなら入る事は出来ます。

タメルにあるほとんどのホテルは問題なさそうですが、観光客がいないからか閉まっているホテルもあります。

観光客がカトマンズに入って、宿泊する分には何の問題もなさそうです!

次に最も被害の大きな地域、ニューバスパークに連れて行ってもらいました。
実はここを訪れるのは初めてでした。

話しでは、この地域は昔 湖だった所を埋めたてた場所であり、地盤が緩かった為に被災したそうです。

ここの景色はまさにテレビや新聞で見た、被災したカトマンズの光景でした…

その後はリングロード(幹線道路)を通りながら、スワヤンブー、カランキー、ダルバール スクエアと周って来ました。

リングロード沿いも何ヶ所かビルが倒壊した場所がありましたが、多くは本震で傾いたビルが2度目、3度目の余震で倒壊した様で、避難していた為、それによって亡くなった方はほとんどいなかった様です。

ネパール大震災での死者は8千人を越えていますが、カトマンズでの死者は3千人弱だそうです。

街を周っていても、被災している場所以外は何の違和感もなく、普段の日常に戻っているのも、カトマンズの人口約200万人での犠牲者3千人の割合が0.065%だからなのかも知れません…


海外からの援助隊も、ほとんど徹底しており、今はネパール隊が倒壊したビルの瓦礫 撤去作業を行っていました。


外国人ツーリストの数はポカラよりも更に少ないので、夕方には半分程は店を閉めていました。

カトマンズを観光するのが目的ならば、今ネパールに来ても意味はありませんが、ポカラやアンナプルナ周辺、ルンビニなどを目的に訪れるのなら、何の問題もありません。


ネパールも主な観光客は中国人です。

7月、8月は中国の学生達が訪れる季節ですが、彼等の多くは安く上がる、チベットのラサからの陸路経由でカトマンズにやって来ます。

その陸路が6.7.8月と3ヶ月 地震の影響で通行出来ないとの事なので、観光客という意味でも、復興には暫くの時間が必要な様です。

多くの人々の生活は、ここカトマンズでも、普段の日常に戻りつつある様です。


仮設テントが並ぶ地域。

ここの写真は、被災したニューバスパーク地域のものです。









瓦礫の近くで商い中…





私がいつもカトマンズで泊まるホテル「ポカラ ピース」のオーナーの友達が経由するビル。

両脇のビルは全倒壊ですが、このビルは日本の専門家に検査してもらったが、問題ないとの結果が… 不思議ですね。


ニューロードをバイクで疾走…

今シーズンも明日で終わります。

ずっと飛び続けた前半から中盤、そして終盤は環境の変化に震災もあり、山あり谷ありの1シーズンでした。

今日レイクサイドを歩いていると、ツーリストも少しずつ見受けられ始め、少しずつ活気を取り戻し始めている様に感じました。

1日1本ですが、毎日 仕事が出来るように変わってきました。

底を経験したネパールですが、全ては変わり続けますので、来シーズンには良いスタートが切られるように、日本に帰って少しゆっくりしてから、来シーズンに向けて準備していきます。

ここ1~2ヶ月はある意味オフシーズンだったので、自分ももう44歳になることだし、日本ではミニキャンプを張って、「今」だから出来る体力づくりをやります。

未来は誰にも分かりませんが、飛び続けられるだけ、飛び続ける覚悟だし、悟りを目指し飛び続ける事はこれからも変わりません。

パラグライダーに対する概念も自分には無いし、形は変わり続けるべきだし、それを追求できる環境だし、まだまだ自分には見えていない世界があるので、それを思うと来シーズンが楽しみで仕方が無い!!

ありがとう。感謝の気持ちで今シーズンを終えたいと思います。

ありがとうございました。


いつもオフィスの屋上から眺めている景色。

これも眺めてはいるが、過去の記憶からの映像が脳を支配していて、今見ているはずの景色がそこには見えてはいない..... それはボヤ~ンと霞がかかって、ハッキリとクリアには見えてない。

記憶からの映像が支配している。

そこで意識して見てみると、今まで気付かなかったものが目に入ってくる.....

生い茂った木々の間に、枯れてしまった木が立っている事や、左奥に見える茶色の家、右には簡易テントのような粗末なトタン屋根の小屋があり、その奥には小さなお店がある。
下では木と木に掛け掛けたロープがあり、そこには洗濯物が干してある。

草がはげ上がってしまっている場所や、草が青々としている場所。
水溜りになっている窪地に、傾斜、段差が見えてくる。

いつも、何度も見ているのに、全く気付かず、意識に入ってこなかったものが目に見えてくる。



今日も1本 仕事がありました。

お客さんは全てネパール人なので、まだまだ外国人 観光客はネパールにやって来ていません。

日本から戻った7月には、状況が改善している事を希望しますが、7月、8月は中国人の若者がネパールを訪れる季節です。

しかし中国政府から3ヶ月間(6,7,8月)の渡航禁止?あるいは自粛を呼びかけられており、果たして中国の若者はどの様な行動に出るのか?

その行動に興味を持って見ています。



モンスーンの季節です。

毎日 夕方には雨が降りますが、日本の夕立のような雨で、1~2時間で止んで晴れます。

ネパールでは朝から雨が降ることは、年間 数えるほどしかなく、雨は基本 夕方から夜に降るもので、気圧配置による影響が余りありません。

パターンが決まっていて、天気の流れが分かり易く、予報よりも天気はよい事が多い。

今シーズンのフライト確立も年間を通して95%あり、飛べない日は月に平均1~2日ほど。

あとは、お客さんが戻ってくるのを待つだけです。

人間の脳は僅か3%しか使われていなく、省エネで使われる様に出来ているそうだ。

一度見たものは記憶され、次から見る同じ風景やものは、過去の記憶から脳に映し出されていて、実際に今見ているものを認識し、捉えている訳ではない。

つまり過去(昨日)の記憶によって、今日を生きている。そして今日の記憶によって、明日を生きる事になる。

普段 日常で目に映っているものは、実際には見えていない事になる。


スコトーマとは医学用語であり、目の眼球の後ろに神経が集まり、見たものを映像にして脳に送る場所。故に自分では見えない盲点にあたる場所。

誰にでも見えない盲点はあるが、スコトーマ(盲点)が完全に外れていたのが釈迦であり、それによって全てが見渡せ、悟りに至る事となった。


スコトーマを外す!

その為に必要な事を、苫米地 博士が本に書いている。

日本に帰った時に、その本を購入したい。



クリックすると新しいウィンドウで開きます
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今日はうちのお客さんは1人でしたが、私の飛ぶ順番でした。

あと3日で、今シーズンが終了します。


< この世は心だけがある >

釈迦が亡くなって800~900年。今から1600~1700年前に無着と世親の兄弟によって説かれた思想。

この世にあるのは唯一 「識」(眼識、耳識、鼻識、舌識、身識、意識)だけがあり、それ以外のものは存在していない。

「識」によって「心」が造られており、全ての物事は、人のその「心」によって生み出されている。

人の心が介在しなければ、事物は存在しない。

心がなければ何もない。

心があるから、認識されている。


事物の実在性は否定され、心の実在性が強調された、心を極める思想。


3次元の世界に生きている自分たちは、4次元にある時間に支配されており、時間を超える事は出来ない。

しかしそれはこの世の真理が見えていないからであり、実際は4次元以降の高次元が存在しており、それが精神世界、心の世界に当たる。

その心の世界が、時間、3次元の目に映る世界を支配している。


この世は時間に支配され、時間を超える事は出来ないと考える人が大半だが、実は心を極める事により、時間に支配されない、時間を越えた生き方が出来る!


その心の世界こそが実世界であり、私たちが触れ、見えていると思っている世界は、心が生み出した鏡に映し出された世界に過ぎない。

だからその鏡に映っている世界に対して誹謗、中傷しても、何の問題解決にもならない。

全てを支配している心が変われば、その鏡に映し出された世界も変わる!


このビデオに出てくる次元の説明はとても興味深く、仏教の核心を突いている。



次回は仏教が目指す道、「中道」について見ていきます。
約1ヶ月ぶりの2日続けての仕事でした。

ずっと全体で1日10人程度のお客さんでしたが、ここにきて1日30人ほどのお客さんが飛んでいます。

これでいつもの10%程度のお客さんの数.....


今日の新聞に「ポカラは安全ですよ!建物も何の影響も無いですよ!」という記事が載っていました。

問題なのは国際空港がカトマンヅにしかなく、どうしてもカトマンヅに1泊はいなければいけない点です。

カトマンヅもツーリストエリアのタメルはほとんど影響は無い....と聞いています。

問題だったのは特に古い街並みの、ブロックを積み上げただけの家屋、建物です。

今日は日本でも大きな地震があったみたいですが、ネパール大震災でのカトマンヅの震度は5.5~6程度。

地震自体がが危険なのではなく、その後の津波だったり、火災だったり、家屋の倒壊だったり.....

日本に帰る時には1泊カトマンヅに滞在するので、ツーリストエリア タメルを中心に見て周る予定でいます。



今日もきれいに舗装された道を歩いて、テイクオフ場に向かいました。




今日はうちのお客さんは6人で、3人が外国の方。

自分はベトナムの男性と飛びました。



巣から落ちていたツバメの赤ちゃん。

最近 別のところでもあったのですが、その時は巣が見つかり、その巣に戻してあげました。

しかし今日は巣が見つからず、悩みました......

結局 日本に6日後に帰らないといけないけど、自分の部屋に連れて行くことにしました。

道中で別のツバメの巣を発見したので、自分の部屋よりもそちらの方がいいと思い、その巣に入れてあげましたが.....


果たして別の子供を、ここの親鳥は育ててくれるのでしょうか?

自然界で生まれた赤ちゃんが、無事に巣立っていく確立は低く、厳しい世界に彼等は生きています。



< この世は、空に浮かぶ雲のようなもの >

釈迦の悟りを表す言葉として、「縁起」「空」があります。

以前にも書きましたが、釈迦が悟った事とは「この世の真理を体感したこと」であり、言葉によってそれを伝える事は不可能です。

言葉には絶対的限界があり、釈迦が悟った事は釈迦にしか分からないものであり、同じような真理を体感した人は当時、何人かいたはずです。


文字にするのならば、我が完全に消えた人物が周りを見渡した時、そこに存在する全てのものが、この自分と同じく最重要なものとして捉えられ、ハッキリと目の前に現れた。

拘りなく(重要度の差がない)、全てが見えている中で体感した事は「自分が徹底的に見えた」こと。

それが釈迦が体感した事。即ち悟った事になるのではないか!?


重要度の差は拘りを生み、その拘りが見えるものと見えないものを造り、その見えないものが多いほど、自分を見えなくさせてしまう....


例えば、自分はパイロットなので空を飛ぶ鳥や、雲の流れ、風の変化がハッキリと見えます。

それは自分にとって重要な事であるからであり、重要ではないお客さんには全く見えていない.....

プロの職人は皆 同じで、ハッキリ見えているからプロな訳です。


釈迦はこの世の偏った一部ではなく、重要度の差、拘りなく、この世に存在する全てのものがハッキリ見えたのであり、それによって自分が徹底的に見えたのであり、この世の真理を見渡す事が出来るプロだった訳です。


そしてそれを伝える為に、あえて言葉に置き換えたのが「縁起」であり、「空」はその後の大乗仏教で竜樹が大成させた思想です。


「空」とは?一言で言って「この世の全ては、あるとも言え、ないとも言える、幻のようなもの」。

実際にはここにあっても、それをここにあるとは証明できない。

あるんだけれど、ずっとそこに同じ形として存在し続けているものは何もない!


空に浮かぶ雲のように、そこにあるのだけれど、絶えず変わり続けて、消えてしまうもの。

絶対的に存在しているものは、何も無い。

あるとも、ないとも、言える、断定できないもの。

それがこの世であり、竜樹は「空」を使い、釈迦の悟りを言葉によって説明しました。


色即是空=形あるものは幻である
空即是色=幻が形あるものとして見えている


この「空」の在り方は2600年経った現在、科学でハッキリと証明されており、やっとで科学が釈迦に追い付いた事になります。


「空」とは抽象度が最も高いものです。

一番低い抽象度を「自分」とすると、細かく分けていくと無限にありますが、大雑把に言うと、自分=>人間=>動物=>生物=>地球=>宇宙=>ある。ない。=>空(あるとも無いともいえない)

「空」とはこの世で最も抽象度の高い、最も情報量の少ないものと定義付けられています。



次回は「唯識」の思想を見ていきます。

ここ数日は2人、1人、5人と少ないながらも毎日お客さんが入っている。

ほとんどがネパール人客だが、震災から1ヶ月が経って、少しづつでもお客さんが現れ始めたのは変化の現れかもしれない。

バンダ中なので、途中から歩いてテイクオフ場に向かうのだが、あのサランコットの凸凹道が上の写真でも分かるように、きれいに舗装され始めました。

これは震災によってお客がいなくなり、時間がある今だから出来た光明になります。




今シーズンはあと6日で終了。
あと1~2本 飛べるかもしれない....



<信じる者は救われる>

釈迦の教えは生きる哲学であり、悟りの先に見えた真理でした。

それが宗教として広まっていったのは、釈迦が亡くなって100年経ってからでした。

釈迦の教え「縁起」は悟りから、「慈悲」は縁起から繋がっているものであり、悟るから縁起を体感でき、縁起を体感したから慈悲の心が生まれる。それが真理でした。

釈迦の死後100年。釈迦からの話を誰も直接 聞いた者がいなくなった頃、釈迦の教えの解釈が二手に分かれていきます。

悟りを目的としたグループと、慈悲を目的としたグループに。

悟りを求める者を理想像として、多くの人々を救済する事が悟りに繋がるとし、人々を救う事を目的とした人達を大乗仏教と言い、苦行によって自分が悟る事を目的とした人々を卑下する意味で小乗仏教と呼んだ。


「六波羅蜜」

悟りを求める者を菩薩(ぼさつ)と言い、菩薩になるためにしなければいけない事がこの六波羅蜜。

波羅蜜とは人智を超えた境地。二つの対立するものを超越して、彼岸に到達する事。

1、布施波羅蜜=分け与える事。
2、持戒波羅蜜=戒律を守る事。
3、忍耐波羅蜜=耐え忍ぶ事。
4、精進波羅蜜=努力する事。
5、智慧波羅蜜=囚われることなく判断する事。

しかし意志の弱い人(人間はそれほど意志が強くはない)には、これらを守り、実践する事は難しく、厳しいものが人々に広がる事はない。

そこで悟りを求め修行を行っている菩薩や、悟りを開いた仏を信じれば救われる..... と説かれた。

それによって信仰が広がり、宗教である仏教が誕生した。


仏陀は仏教の開祖とされているが、仏陀の教えと仏教とでは違いがあり、歴史変遷を経て日本に伝わった仏教とは全く違う。

しかし2600年経った今でも、形はどうであれ、人々の救いになっているのは、仏陀の教えが信じる対象の宗教になったからであり、宗教の価値は「信じる者は救われる」。そこにある。

ただ、空観と仮観。それに輪廻転生が加わり、捕らえ方を間違えるとカルト教団となり、信じるが故に過ちを犯す事もある。


空観=形あるものは全て、あるともないとも言える、幻のようなもの。

仮観=空観の反対で、絶対存在としてあるもの。

輪廻転生=現世の業(行い)によって、来世での上中下が決まること。現世での位は前世での業によるものである。完全差別になり得る思想。


例えば、空観+輪廻思想のオウム真理教は、全ては幻であるとし、自分たちを批判する業の人達は来世ではどんどん下層になり、一刻も早くポワ(殺す)した方が彼らの為になる..... との真理で犯罪を犯した。


仮観は土地が広ければ広いほど、お金があればあるほど良い.... との考え方になり、戦争や争いごとを招く恐れのある、絶対的な我、欲となる。


仏教はこの両極を知りながら、生きていく上での涅槃(安らぎ)は、このどちらにもない事を悟ります。

中観。中道の道です。


次回は、仏陀の悟りを説明するために使われている言葉 「空」 について見ていきます。



< 釈迦が悟ったこと >

釈迦が悟った事とは、「縁起」や「空」といった言葉で表されるものではなく、体感したこの世の真理でした。


人はその人にとって、重要度が下がれば下がる物事ほど、そのものは見えなくなってしまいます。


例えば、赤ちゃんが生まれた母親が、町中を歩いていると、最近 赤ちゃんを多く見かける様に感じる事があります。

しかし実際は以前と同じであり、赤ちゃんという重要度が高いものが自分に存在する事で、ハッキリと周りにそのものが見える様になるからです。

自分にとって重要度の高いものはハッキリと見える。


自分にとって重要度の高いものが見えていて、重要度が低い、重要と感じていないものは見えていない…

人が重要ではないと感じる物事は、実際にそこに在っても見えなくなります。

もしこの世の全てが、その人にとって同じ高い重要度だったのならば、この世の全てがハッキリと見える。


だから自分の目の前に現れているものは全て、自分自身の心(重要度)が創り上げており、重要度のあるものは人それぞれに違うから、目の前に見えている世界もまた人それぞれに違ってきます。



全く我の消えた状態である釈迦が見た世界。それはこの世のあらゆるものの重要度が全て同じ世界!



母親も地球の裏側の人達も動物も虫たちも。そして石や鉛筆さえも。

全てが同じで、自分の赤ちゃんと同じ重要度の世界。


自分にとって、全てが同じ重要度になる事で、この世の全てがハッキリと見え、そこに現れました。

それは即ち、自分自身がハッキリと徹底的に見えた事に繋がります。


重要度が高いもの、低いもの。そこに生まれる拘り(重要度の差)が、それ以外をを見えなくさせ、強いては自分を見えなくさせます。


それを瞑想の中で体感した事が釈迦が悟った事であり、それを周りの人達に説明する為に、言葉として語ったその言葉が「縁起」であり、後代の人達が「空」という言葉を使って、釈迦の悟りを説明しています。


実際に釈迦が悟った事とは、「縁起」でも「空」でもなく、言葉には出来ないこの世の真理。体感したそのものだったのです。


これを言葉で知り、知識として知っている事と、自分で体感する事とでは全く違います。

それを体感する事が悟りになります。
今日は昼から仕事が入り、1本飛びました。

今日は自分の出番ではなかったけれど、このご時世、朝の段階で仕事がなければ、パイロットは各々に何処かに出掛けていないので、部屋で仏陀の悟りをまとめていた自分に仕事が回ってきました。

部屋に居た事で、仕事が出来ました。


サランコットの道中は舗装整備のため、通行止めになっています。

観光客のいない今が、舗装整備をする唯一のチャンス!

普段はパラグライダーをはじめ、車、バス、タクシー、バイクの往来が激しいので、舗装するなら今しかありません。


途中から歩いて行きますが、村人にとっては収入源を得るチャンス!

タンデム グライダーバッグ X 2 で60kgを担いで歩く村人。

20分ほど歩いて、800円ほどの収入になります。




お客さんはネパール人でしたが、イギリスで働いているイギリス軍隊の男性。

イギリス軍隊は高収入でリタイヤ後の年金もあり、ネパール人にとっては憧れの職業です。

故に毎年3000人が試験を受けますが、受かるのは限られた人達です。

彼を初め、何人ものネパール人イギリス軍隊が、ネパール大震災の救援に来ていて、彼もこの後 被災地のゴルカに向かうそうです。


ダムサイドのグランドでトレーニングをする、軍隊の志願者達。








インドで広まっていたバラモン教。

絶対的 超越者「神」の存在を認め、死後の世界、来世での身分は現世での業によって決まるとし、我が輪廻転生を繰り返し、何度生まれ変わっても付きまとう「生・老・病・死」の苦(どうしようもならない事)からの解脱を目指す。

苦行によって神と一体になる事を体得する事ができたら、輪廻の輪の外に抜け出す事が出来、不老不死の境地に至る。

神の存在。

我の存在。

輪廻転生。そこからの解脱。

祭祀であるバラモンから、ひとつ位が低い王位に位置する釈迦が、バラモン教での解脱を目指し、苦行難行を6年続けるも悟りに至らず、生死の境をさ迷います。
(シャカ大国のの王子だから許されたが、バラモンの位以下の人々が解脱を目指し修行をする事は許されなかった)

その瀕死の釈迦をバラモン僧だと思った村民が、来世への功徳だと考え、手厚く介護し、釈迦は生き延びました。

その後 釈迦は、苦行によってはこの世界、宇宙の真理を悟る事は出来ないと感じ、菩提樹の前で静かに瞑想に入ります。

そして真理を悟る事となります。

バラモン教での輪廻の解脱を目指した釈迦が悟ったものとは、結果バラモン教とは対極にあるものでした。

この世界の真理。


もし釈迦が亡くなっていたなら、世界3大宗教のひとつ仏教は誕生しませんでした。

今の自分と明日の自分とでは、別人であるように、もしも仏教がなかったのならば、この世界もまた別の世界になっていた事でしょう。

覚りを目指す自分もまた、ここにはいませんでした。


次回は仏陀の教えを見ていきます。



ここ数日はこの人、白坂 新太郎さんを通して仏教とは?そしてその歴史を見ています。

これから毎日ひとつづつ、仏教について見ていきたいと思いますが、その前にこの動画を紹介します。

そして次回から仏教の真髄を見ていきたいと思います。




仏教の答え

感謝。

ありがとう。

人生の答え

アルマラ村。

ここ数日はポカラ近郊の村へ行ったり、Youtubeで仏教の歴史について調べていました。

今日は2週間ぶりに仕事がありましたが、お客さんはここのアパートの住人でヨガの先生と生徒でした。

観光客が全くいない状況なので、今シーズンのフライトは終わっていましたが、久しぶりにXCで1時間飛べ、少し気分もリフレッシュ出来ました。


全てのホテル、パラグライダーは9月まで15%割引 値段になりました。

値段が問題なのではなく、地震があったから観光客が来ないだけ。ただでさえお客さんが少ないのに、そこに割引をしていたなら、より首を絞められそうですが.....

ネパールの歴史上、今が間違いなく観光業の底状態。

ネパール人の唯一の能力?じっくりと待ち続ける事が出来る精神構造で、この底を耐えしのぐしかありません。

ネパールの底。これは今後きっといい経験として未来に繋がっていく。

その為にも捉え方、こころの有り様が大切です。


これが今シーズン最後の仕事です。



時間を潰すのにここDBモモでの食事と、近くのブランチオフィス。

今日は仕事後に、ゴーヤ炒め定食とコーヒーで1時間半。



そこに包丁磨ぎ職人がやって来ました。


人力でこのペダルを回して、連動している砥石が回り、包丁を研いでいきます。

大きさに応じて1本30~50円で研いでくれますが、1日の収入は2500円!くらい。

歩き回りながら、レストラン、各家庭を周って仕事をしていきます。

これは状況、環境に関係のない、必要不可欠な隙間産業ですね。



昨日ポカラから30kmほど離れたベニで、大きな土砂崩れがあり、川が堰き止められて2kmほどの湖が出現しました。

ちょうどここにユウスケさん(レトロ自販機の第一人者)が行っていましたが、大丈夫だった様です。

地震があり、弱った地盤に雨が降り、大きな土砂崩れになったようです。

これからが雨のシーズンの本番。

毎年どこかで土砂災害はあり、昨年はポカラの日本寺 妙法寺の土砂が崩れ、下のレストランの住人が亡くなっています。

今年は地震があったので、より注意が必要ですが、起きる時は起きてしまうので、どうしようもないと言えばどうしようもない..... (例えばポカラからカトマンヅに行く道中で土砂崩れがあり、バスごと埋まってしまったらどうしようもない)

ここのアパートは裏山の近くだし、自分は1階なので、裏山の状況と地形をチェックしてイメージして、意識をしておきます。



ルンビニから帰ってきたら、咲き始めていたマリーゴールド。
もうひとつも順調に育っていますが、最初に買った花は3つ共に枯れてしまいました.....

当初の水のやりすぎ、そして中に入れた牛糞土が枯れてしまった原因でした。

来シーズン早々に、また別の花を育てようと思っています。
十二縁起とは、苦が生じ繰り返される連鎖を、12の因果関係で表したもの。


無明=>行=>識=>名識=>六処=>触=>受=>愛=>取=>有=>生=>老死=>無明




無明とは、真理について無智だということです。「無我」なのに、何らかのものを「我」と認識すれば、そのものに執着することとなり、苦の原因になります。認識することが「識」であり、認識しようとする意志を「行」といい、それは無我という真理を知らないから生じます。

無我とは自他一体のことです。それを無視して何らかのものを自分と認識し、他のものを認識すれば、他を認識するための心身のはたらきを認識し(名色)、さらには眼耳鼻舌身意という六つの感覚器官を認識することになります(六入)。他のものと六根が接触(触)することで、他のものを自分の心が感受(受)します。感受とは、他と接触することによって、「快・不快」の感情を起こすことです。快の感情を起こせば、手に入れたい、近づきたいという欲望が生じ、不快の感情を起こせば、手放したい、離れたいという欲望が生じます。この欲望のことを「愛」といいます。

愛とは、キリスト教的な愛とは異なり、貪るような欲望のことです。ペット屋さんで可愛い犬を見て(触)、気に入り(受)、飼いたいと想い(愛)、その気持ちが高まって執着する心が「取」です。自分の欲に執着し、犬に執着し、自他は分離し、自分と他が存在するとみて疑いません。これが「有」です。欲への執着、存在への執着によって心は煩悩に染まり、智慧の眼はふさがれ、真理を観ることはできず、生老病死という苦の世界を輪廻することになります。


実家は岐阜の下呂だが、下呂温泉に入った記憶は数える程しかない…

しかし地元には温泉スタンドがあって、子供の頃は温泉の湯で、実家のお風呂に入っていた事はある。


必ず帰国の時は関空を使うのは、15年程 大阪に住んでいた時があり、いつも大阪の友達に会ってから、岐阜の実家に帰る事にしている。

大阪を離れた後は、1年に1度会う程度だが、親友とはそんな距離感にいるものだろう。

ベタベタするのではなく、たまに会って、たまに時間を共にする…


今回は昨年からの約束で、一緒に旅行をする事になっている。(結婚していたなら、キャンセルするつもりだったが…)

2泊3日の温泉旅行。

場所は和歌山の川辺温泉と月の瀬温泉。

川辺は山の中にあり、月の瀬は海の近くにある。どちらもリゾート地ではなく、静かな場所。

ゆっくり温泉に入って、美味しいもの食べて、ゆっくり自然の中で過ごしたい。(今もゆっくりしているが…)


そして、また来年!

そんな関係で続くのが、親友だろう。









今日は2時間の自転車に、1時間のグライダーを使った運動。

早めに雨が降ってきて、帰りは久しぶりの雨の自転車…

アンナプルナの時からグライダーは防水袋にいつも入れているので、雨に濡れても大丈夫!ハーネスはペラペラだし…

やっぱりマウンテン グライダーにYetiハーネス!この装備は最高だね。


これだけ広い放牧地。
風が入って来れば最高なんだけれど…

この10m程の崖を使って、遊びました。
今日は、今シーズン後半の給料計算をオーナーを交えてしました。

今シーズン、これから仕事はまずないので、シーズン後半12月から今日までの総計算。

そして1年分のビザ代、1年分のアパート代、税金、日本へ帰る往復の飛行機代… 後半だけで計60万ほどを天引き。今シーズンのフライト本数と年収も出ました。

フライト本数は後半 大激減で、昨シーズンより2本減り632本。(実質9ヶ月)

それでも年収は単価が上がった分、昨シーズンより50万ほど増え317万。(実質9ヶ月)

働いた9ヶ月間の平均は35万ですが、1年12ヶ月で割ると月平均26万でした。


アパート代とビザ代は1年分 払ったし、フライトが減った分、グライダーも来シーズンの終わり間際まで使える。

来シーズンの出費はほとんど税金、食費、生活費だけで済みそうです。


今シーズンとの大きな違い、それは来シーズンのパラグライダーでの仕事は、今シーズンの半分ほどになるという事です。


今まではオフィスにお金を全て預けていましたが、ネパールは金利が高いので、来シーズン以降は自分の口座を作り、少しでも利子で収入を… と考えています。(大丈夫?かどうかは、うちのオーナーや以前ダムサイドでお世話になったデポックさんに相談して)

あとは時間がかなり空くので、新たな事を試みていきます。


何をしていくのか?

今は、常にそれを考えています。


2時間だけ山歩き。

仕事がないので、生活のリズムがなくなり、怠惰になり過ぎない様に…


ポカラの街。
昨日ポカラに戻りました。

昨夜8時から今日 午後2時まで18時間… ずっと寝ていました。

ルンビニでの5日間、ほとんど熟睡できなかったのと、蛇行し続ける帰りの山路で、この日常で鍛えられた三半規管ですが、久しぶりに車の中でフラフラになってしまいました。

ポカラは涼しい!


ルンビニには、そこそこのネパール人 観光客が来ていました。

外国人観光客はやはり数人…


ポカラもネパール人観光客 頼みですが、仕事は1週間に1本あるか、ないかでしょう。

外国人も見かけますが、ほとんどヒッピー(放浪者)で仕事には全く結びつかない。

ケ ガルネ… なんくるないさ… どうしようもない…

仕事がないのは、観光業 全てに渡って同じです。


日本へは6月7日に帰るので、それまであと17日間… どうするか? です。

仕事がない状況で、外国人パイロットのほとんどはポカラから出ています。

うちのルスタムも昨日から3ヶ月間、ポカラを離れているそうですが、状況が改善次第 戻って来るそうです。


中国客シーズンの7月、8月はどうなるか分かりませんが、トレッキング シーズンの始まる9月以降は徐々にお客さんは戻って来る見込みです。

しかし会社が2倍になった今、今シーズン前半〜中盤のような仕事量は見込めないので、いづれにしても新たな方向を模索しなければいけない時期である事は確か。


この仕事のない数ヶ月が、それを模索する時期になるので、大きく変わった日常が自分の人生の次の分岐点になる様に!

先ずは今シーズン、残り17日間で出来る事をやっていきます。


オフィスにて。


オーナーの息子 イスパンサー 4ヶ月。

長男 スパンダン 5歳。

アパート 一階の反対側にはオーナー家族が住んでいます。
ルンビニ最終日の今日は、曇り空のなかで、風が爽やかに吹き、昨日までとは一変して過ごし易い1日となりました。


昨夜は暑さで朝方4時まで眠れず、今朝は遅く11時半から、日課となっているお寺での瞑想を2時間。

そこで、ひとつ課題に気付きました。


その後は4時間ほど各国の寺巡り。

観光を終え、ルンビニ最後の日となりました。


明日は朝7時のバスで、ポカラに戻ります。



スリランカ寺。


スリランカはインドの南にある島国です。

インドで広まった仏教ですが、現在ではインドはヒンドゥー教の国であり、仏教は北部の、昨年 訪れたラダックやダラムサラ周辺であり、南インドにはキリスト教が広まっています。

その更に南にある島国、スリランカが仏教国なのは不思議ですが、どの様に伝わって行き、根強いたのか?

また調べてみます。


北に伝わった北伝仏教はチベット仏教などで、大乗仏教と言われますが、チベット仏教寺院の壁画と、南に伝わった南伝仏教、そのスリランカ寺院の壁画は全く異なります。

南伝仏教はより仏陀の教えに属するとされ、自己の覚りに重きを置いた小乗仏教です。









スリランカ寺院の壁画。



ミャンマー寺。

南伝仏教がインドからスリランカに伝わり、スリランカから東南アジアへと仏教は伝わったとされています。

ミャンマー寺の印象もまたキラ美やか。

しかし外部と違い、内部はシンプルでした。






仏陀誕生の金色リレーフ。



ドイツ寺。

自分がルンビニで見た中で、最も美しく、洗練されていたのがドイツ寺でした。

ただドイツと仏教とが、いまいち結び付きませんが… 作られた感が強く、余り写真を撮らなかった。




壁画はとても丁寧で、少し漫画チック。



緑と池に覆われた敷地内。



中国寺もちょこっとだけ。

仏教というより、儒教の国。



敷地内の半分はまだ建設途中であり、新たな国の寺院も造られ始めたのもあり、世界遺産だけれど、仏陀が生まれた周り以外はまだ中途半端な感じでした。(10年前とあまり変わっていない)

ネパールだから、完璧は無理です。


しかしそんな中で感じたのは国民性。

ドイツ寺と日本寺は美しく、周りもしっかり手入れが行き届いていました。

あとオーストラリアも綺麗にされていました。

インドとかネパールの一部は、かなりクオリティの低い寺院もあったりして…


仏陀が生まれた場所 = ネパール ルンビニ村

それだけで十分だし、そこに意味を持たせる必要性もないと思います。

あるとしたなら、観光資源の為…

仏陀は自分が褒め称えられる事を望んではいません。

ただ静かな涅槃に入り、この法の実践が、人々の助けや救いになる事を望んでいる… それだけだと思います。



= 十二縁起を学ぶ =

生とは危機的状況である事を知り、自分以外は全て他人である事を知り、他人であるが故に、生老病死は取って代わり様のない事を知る。

そこを覚る事が、生きていく上での哀しみ、苦しみを断つ事になる。


この世で覚悟を決め、各々が独り生きていく。


縁起によって変わり続ける状況に対し、最善の判断と最善の対応を、仏陀の目指す智慧を基に、唯一 存在している「今」の中で実践していく。


物事は必ず目の前に現れ、絶えず因果関係によって変わり続けていく。

その関係。

仏陀が解いた十二の縁起を学ぶ事で、体感、実感する事で、そこに現れる状況「今」に正しく対応していく。


難しくて、後回しにしていた十二縁起…

先ずはその十二縁起をしっかりと学ぶ事が、来シーズン以降 自分は何をしていけばいいのか?の答えに繋がっていくのではないか。


これがルンビニでの瞑想にて自分が感じ事であり、ポカラに帰ってから、来シーズンに渡りやるべき事。


全ての状況は変化し、それはどの様に起こり続けているのか?!

仏陀はそれを十二の縁起として覚っている。


ネパール大震災が起こった今、私も含めて各々が、どの様に変化に対応していくのか?


覚らなければならない。
  
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プロフィール
HN:
kazu
年齢:
53
性別:
男性
誕生日:
1971/09/08
職業:
パラグライダー
趣味:
たそがれ、物想い、静寂、心穏やか、不安、楽しむ
自己紹介:
Kazu
Japan spirits and pride
Professional tandem / Adventure pilot

世界最高峰のヒマラヤ、神の国ネパールで生きていく為に始めた空飛ぶ道具パラグライダーでコマーシャルタンデムをやっています。夢は神の山マチャプチュレへの冒険フライトに挑戦すること。
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