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その人が何処から来たかなど、どうでもいいではないか。 どんな地位にあるか、どんな功績があったのか、どんな血筋を引いているのか、など全くどうでもいいではないか。 ただ、その人の行いを見よ。 今ここに於いて、何をするのかを見よ。 行いが正しく、羞恥があり、身と心を慎んでいるのであれば、その人は生まれがどうあれ、今から高貴な人ではないか。

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2015/05/17 (Sun)
十二縁起を学びます。
ルンビニ最終日の今日は、曇り空のなかで、風が爽やかに吹き、昨日までとは一変して過ごし易い1日となりました。


昨夜は暑さで朝方4時まで眠れず、今朝は遅く11時半から、日課となっているお寺での瞑想を2時間。

そこで、ひとつ課題に気付きました。


その後は4時間ほど各国の寺巡り。

観光を終え、ルンビニ最後の日となりました。


明日は朝7時のバスで、ポカラに戻ります。



スリランカ寺。


スリランカはインドの南にある島国です。

インドで広まった仏教ですが、現在ではインドはヒンドゥー教の国であり、仏教は北部の、昨年 訪れたラダックやダラムサラ周辺であり、南インドにはキリスト教が広まっています。

その更に南にある島国、スリランカが仏教国なのは不思議ですが、どの様に伝わって行き、根強いたのか?

また調べてみます。


北に伝わった北伝仏教はチベット仏教などで、大乗仏教と言われますが、チベット仏教寺院の壁画と、南に伝わった南伝仏教、そのスリランカ寺院の壁画は全く異なります。

南伝仏教はより仏陀の教えに属するとされ、自己の覚りに重きを置いた小乗仏教です。









スリランカ寺院の壁画。



ミャンマー寺。

南伝仏教がインドからスリランカに伝わり、スリランカから東南アジアへと仏教は伝わったとされています。

ミャンマー寺の印象もまたキラ美やか。

しかし外部と違い、内部はシンプルでした。






仏陀誕生の金色リレーフ。



ドイツ寺。

自分がルンビニで見た中で、最も美しく、洗練されていたのがドイツ寺でした。

ただドイツと仏教とが、いまいち結び付きませんが… 作られた感が強く、余り写真を撮らなかった。




壁画はとても丁寧で、少し漫画チック。



緑と池に覆われた敷地内。



中国寺もちょこっとだけ。

仏教というより、儒教の国。



敷地内の半分はまだ建設途中であり、新たな国の寺院も造られ始めたのもあり、世界遺産だけれど、仏陀が生まれた周り以外はまだ中途半端な感じでした。(10年前とあまり変わっていない)

ネパールだから、完璧は無理です。


しかしそんな中で感じたのは国民性。

ドイツ寺と日本寺は美しく、周りもしっかり手入れが行き届いていました。

あとオーストラリアも綺麗にされていました。

インドとかネパールの一部は、かなりクオリティの低い寺院もあったりして…


仏陀が生まれた場所 = ネパール ルンビニ村

それだけで十分だし、そこに意味を持たせる必要性もないと思います。

あるとしたなら、観光資源の為…

仏陀は自分が褒め称えられる事を望んではいません。

ただ静かな涅槃に入り、この法の実践が、人々の助けや救いになる事を望んでいる… それだけだと思います。



= 十二縁起を学ぶ =

生とは危機的状況である事を知り、自分以外は全て他人である事を知り、他人であるが故に、生老病死は取って代わり様のない事を知る。

そこを覚る事が、生きていく上での哀しみ、苦しみを断つ事になる。


この世で覚悟を決め、各々が独り生きていく。


縁起によって変わり続ける状況に対し、最善の判断と最善の対応を、仏陀の目指す智慧を基に、唯一 存在している「今」の中で実践していく。


物事は必ず目の前に現れ、絶えず因果関係によって変わり続けていく。

その関係。

仏陀が解いた十二の縁起を学ぶ事で、体感、実感する事で、そこに現れる状況「今」に正しく対応していく。


難しくて、後回しにしていた十二縁起…

先ずはその十二縁起をしっかりと学ぶ事が、来シーズン以降 自分は何をしていけばいいのか?の答えに繋がっていくのではないか。


これがルンビニでの瞑想にて自分が感じ事であり、ポカラに帰ってから、来シーズンに渡りやるべき事。


全ての状況は変化し、それはどの様に起こり続けているのか?!

仏陀はそれを十二の縁起として覚っている。


ネパール大震災が起こった今、私も含めて各々が、どの様に変化に対応していくのか?


覚らなければならない。
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プロフィール
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kazu
年齢:
53
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男性
誕生日:
1971/09/08
職業:
パラグライダー
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たそがれ、物想い、静寂、心穏やか、不安、楽しむ
自己紹介:
Kazu
Japan spirits and pride
Professional tandem / Adventure pilot

世界最高峰のヒマラヤ、神の国ネパールで生きていく為に始めた空飛ぶ道具パラグライダーでコマーシャルタンデムをやっています。夢は神の山マチャプチュレへの冒険フライトに挑戦すること。
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