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その人が何処から来たかなど、どうでもいいではないか。 どんな地位にあるか、どんな功績があったのか、どんな血筋を引いているのか、など全くどうでもいいではないか。 ただ、その人の行いを見よ。 今ここに於いて、何をするのかを見よ。 行いが正しく、羞恥があり、身と心を慎んでいるのであれば、その人は生まれがどうあれ、今から高貴な人ではないか。

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ここに長く住んでいて気付くネパール人の性質。

今日も変えなければいけない事に出会った。

10月に留学を希望する生徒は4人(本当は5人だが、1人は授業に出て来ないので不可能)いるのだが、その内の3人は4月に留学できなかった生徒の再申請です。

その3人の再申請をオーナーのマヘンドラが無料にすると言う??? 理由は他校も再申請は無料にしている所があるからだそうだ。

しかし申請には2万円 必要であり、何で生徒が申請する料金を会社が払わないといけないのか?全く理解できない。(オーストラリアやアメリカなど、申請には10万円以上必要であり、失敗してもこれは戻ってきません。ビザが下りなくて再度申請する場合は新たに10万円以上払って手続きしますが、これは当たり前のこと)

ここにネパール人の性質が見えてきます。他がやっている同じ事をやろうとする!!

でも本当は他がやっていない事の方が重要で、そんなんで生徒を集めて留学できる確立を下げるよりも、お金をしっかり払ってもらいしっかり責任を持って、少数精鋭で皆を留学させることの方が大切です。

例えば生徒を50人集めて5人留学が成功するよりも、10人の中で5人留学できるほうが、もっと言えば5人の中で5人全員 留学できる事の方が会社にとっても良い方向になります。

授業料をもらわずに教えて、再申請は更に申請料も貰わなければ、生徒は今回また駄目でも全て無料だからまた次回 申請すればいい.... と甘やかす事になり、強いては留学できる確率がどんどん下がっていき、会社は潰れます。

以前の殆どの人が留学できた状況ならばそれでも採算は取れますが、今の状況は全く違い例え日本語試験に合格していても留学できる確立は50%。そもそも日本語試験に合格できる確立は25%。その上での50%なので、今の人材でうちの4人の中で10月に留学できるのは多くて2人。何とか1人は留学させたい!

そんな状況で生徒の真剣さと留学確立を下げてしまう方向性が無料。更に会社が負担する事。

他校は多くの生徒を抱え、授業料を貰って教えている上で再申請は無料にしているのかも知れない。うちは全く違うので、他校がしているからうちも無料にすると言う発想そのものが間違っています。


自分の仕事は有能でやる気のある希望を持った生徒を探し、連れてくる事で、少数精鋭でしっかりお金を貰って責任を持って教え、100%近い確立で留学させてあげる事。

毎年6人を留学させ、それを続ける事がLIONS を続けていける事に繫がると考えています。

毎年6人の有能な生徒を連れてきて、6人全員を留学させる。これが理想です。

このLIONS は2年半前にスタートしましたが、マヘンドラの発想は楽に留学できた2年前のままの考え方なので、そこを先ずは変えること。

生徒の集め方ひとつとっても、大きく変えていかなければいけません。




ポカラの北に位置する玄関口 ハリチョーク。

昨日Star Coffe のオーナー JAGANさんに興味があると言われたローカルサイド「ハリチョーク」の視察に行ってきました。



アスタムやダンプスに行く時には必ずここを通るので知ってはいましたが、改めて観察してみると思ったより小じんまりとした雑多な感じでした。


少しメイン通りから入った所の方がコーヒーをやるには向いていそうですが.....

人の流れなども見ましたが、ドカンの数自体も少なく、空き店舗もスペースも無く、ゆっくり出来る雰囲気でもないので、今ここに興味は湧きませんでした。


ポカラには地方からの玄関口が北、南、東にそれぞれあります。

北がこのハリチョーク。南がビロウタチョーク。東がカトマンズとを結ぶプリティビチョーク。(チョークとは交差点を意味します)

この玄関口にコーヒードカンを置くことで、ポカラからネパール各地にコーヒー文化が広がっていく足掛かりになると考えています。

コーヒー店舗ではなく、コーヒースタンドのようなコーヒードカンをネパール各地に広めていく事が目標です。
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フルバリにあるモニパール病院


今日はパラグライダーの仕事がなかったので、朝の授業が終わってからLions からバイクで5分ほどの所にあるフルバリまでアパート探しに行きました。

多分 立地的にもこの辺りに住む事になりそうですが、何人かに会ってお話をして心当たりがあれば連絡してもらう事にしました。

オ-ナーのディペンドラにも探してもらっていますが、彼もこのモニパール病院の近くに住んでいます。



フルバリにあったShivashakti Campus の中にるドカン。(母と娘)

キャンティ(食堂兼 売店)みたいなもので、休憩時間には生徒が焼きそばやお菓子を食べに来ます。

ここはLions の広告を貼らせてもらう学校で、生徒500人。授業は朝6時~10時までの早朝だけの国立校です。

このドカンの娘さん17歳もこの学校に通っています。



今日から新しい先生を迎えての午後の授業がスタートしました。

彼女の名前はパビットラさんで、5年間 北海道の大学に通っていました。
以前はポカラの他校で日本語を教えていた経験があり、今日 授業を見させてもらいましたが、日本に住んでいたネパール人は日本の文化を経験しているので、適当な感じは無くしっかりしています。

既に4ヶ月 働いてもらっている、もう一人の先生の名も同じパビットラさん。
彼は初級コースを教えてもらっていますが、いずれは朝、夕を男性のパビットラ先生に任せて、お昼の授業は女性のパビットラ先生に任せて、自分は営業に周るのがベストです。



来週の日曜日に自分が教えてるガネッシュが日本語試験を受けますが、もう一人のオーナー ディペンドラに聞いたら手続きがまだ終わっていないとの事.... あと6日しかありません。

この辺りがネパールですが、今日 聞いた場所に手続きに行ったら既に閉まっていました。

受付が開いているのは朝7時~午後1時半まででした。

日本語テストの手続きはやった事がないのですが、ディペンドラは今まで何度もやっています。

こんなにギリギリで大丈夫なの?



日本語テスト受付の近くにあったドカンでランチ。
オーソドックスなモモやチョウミンが食べられるドカンです。


その向かい側にあったドカン。
同じ普通の食堂ドカンですが、ブルーのデザインが目を引きました。



その後はニューロードにあるスター コーヒーに行き、オーナーのジャガンさんにお会いしました。

スター コーヒー オーナーのジャガンさん(左)

ダンプスでのヤギ銀行の鈴木さん繋がりですが、彼もダンプス出身で日本にいた時期もあり、日本語はぺらぺらです。

最近カトマンズとポカラを結ぶハイウエイにスター コーヒーのカウンターを出店したばかりですが、自分がローカルエリアにコーヒーを広めたい話の中で彼と共通する部分もあり、彼もローカルエリアに興味があるようでした。

ポカラの外れでローカルバスの出発地点でもある場所を紹介されたので、一度見に行ってきます。

目指す方向性や考え方、彼の性格などが自分に響くのであれば、一緒にローカルサイドに店を開く事になるかもしれません。


カトマンズ~ポカラのハイウエイにあるサービスエリア。


そこにスター コーヒーのドカンを建設。


つい2週間ほど前にオープンしました。


ツーリストバスがお昼休憩をするサービスエリア内で、外国人、ネパール人ツーリストがビジネス対象のようです。

コーヒーの料金はポカラ本店の2倍だそうですが、お昼休憩の約1時間、時間つぶしに寄るお客さんもいるようです。

このハイウエイに出来たコーヒー専門店は、これが2店舗目だと思います。

パラグライダーを始めたのは、ここポカラで生きていく為でした。

あれから7年半.... まさかこんな気持ちの中でパラグライダーをする日が来るなんて思いもしませんでした。

仕事は楽しくなく、気持ちも入らず、明日にでも辞めるかもしれない..... そんな状況の中で飛んでいます。

全く違った感情の中でのパラグライダーの仕事が始まっています。

言ってみれば、タンデムフライト第二幕の舞台が開いた感じです。


昨シーズンまでは「悟り」を求めて、休み無く飛んでいた時期でした。

どこまで続けられるのか?分かりませんが、「悟り」を意識したとき、この感情の中で飛ぶ事で新たな何かが見つかるのかも知れません。

決して楽しくは無いパラグライダーでの仕事。

もう一度 この感情の中で「悟り」を意識して、出来るところまでやってみます。

ため息を吐きなからのパラグライダーはいつまで気持ちが続くのだろうか?

日本語学校の生徒の本気度が感じられない…


今はただただドカンを巡り、知らない人達とお話しする事が唯一の楽しみになっている。

全てを一新したい!

こんな事をしていても時間の無駄だ。


チベタンキャンプ。


今年も政府の怠慢でオーバーステイ.... 不法滞在になってしまいました。

でも、ハッキリと1日2ドル+手数料20000円しか払わない事は伝えているので、罰金を会社から払うように言われたのならパラグライダーはその時点で辞めます。

以前にも書いたように、近々カトマンズにインタビューに行くものと思っていたところに何の手続きもされていない現状を昨日 知り、呆れたの一言です。

5ヶ月前から言っているのに、言葉だけで行動が全く伴わない人達.... だから、おしゃべりな人は大嫌い。言葉には何の価値もありません。

責任を持って会社にパスポートを預けたわけですから、罰金は会社が払う事で私は知ったこっちゃありません。

パラグライダーは何時辞めてもいい状況だし、意識も次に行っているので、決断は白か黒かしかありません。

ネパール政府? 対象外。

眼中にも、意識にすら、もはやありません。






今 私の中で重要度の高いものが色々なドカンで、いつも目に入ってきます。

今日 見つけたのは最高の場所にあったドカン。

ポカラ一番の繁華街。マヘンドラプルのメインストリートから50mほど奥に入った場所にそれはありました。


ネワール族のオーナーが貸し出している1階部分。
右のドカンが裁縫屋で、左のドカンが駄菓子屋。


ほんの4畳ほどの小さなドカンですが、嘘のように静かな場所で建物にも雰囲気があり、メイン通りから50mなので人の出入りもあり、家賃は何とこの立地で5000円。

この駄菓子屋さんは、ここで4年間ドカンビジネスをしています。

Lions のオフィスからも近く、この辺りの住まいにも詳しいようなので、アパート探しもしている事だし、このドカンもちょくちょく訪れる事になりそうです。



レイクサイドはスコトーマでもう目に入って来なくなっている状況の中、Lions もやっていなく、バイクが無かった以前はマヘンドラプル周辺はたまに訪れる気分転換の場所でした。

しかし、今ではここが生活する場所になってきています。

本当に色々なドカンがあるのも、ネパールでは80%以上の人が自営業者だから。サラリーマンなんてこの国にはいません。会社そのものが殆ど存在しない環境。

これからも色々なドカンに触れる中で、これからのドカン ビジネスの構想を創りあげていきます。


三つ子の魂100までも… そこに苦しんでいるのかも知れない。

ずっと住んでいると分かる、この国の闇の部分。

自分は日本という環境、常識のなかで過ごしてきた人間だから、ここはその常識を打ち破る修行の場。

この環境で何の怒りも湧き上がらなくなった時、それは悟りの境地に至った証かも知れない。

まだ、日本にいた時の10倍 怒り、イライラしながら生きている。

それが嫌で嫌で仕方がない。

ここにネパールで生きる意味がありそうです。
最近はパラグライダーの仕事が終わった時間によって、それから何をしようか?を「今日やる事リスト」の中から選んでいます。

2本飛ぶと午後2時からの行動になり、行ける場所や出来る事が限られてしまうので、理想はパラグライダーは1日1本で昼からはやりたい事への時間。なので月に30本も飛べれば充分。それ以上だと、やりたい事が制限されてしまいます。


今日は2本飛んだので、自分の時間は午後2時から。この時間からでも行ける場所、ルパコットへ行って来ました。

勿論、目的があるから行きました。



レイクサイドからバイクで1時間。標高1200mの丘にルパコット リゾートホテルがあります。

3年目のリゾートホテル。ルパコット リゾート。
営業はしていますがまだ完成途中で、今はプールと2つ目のレストランを建設中でした。

この丘からはベグナス湖、ルパ湖、そしてヒマラヤが一望できます。
こんな素晴らしいロケーションでのホテルがポカラには幾つかあります。

眼下に見えるのはルパ湖から広がる水田。
この右奥に入っていくと、最近よく訪れているタルベシ バザールがあります。


このルパコットにはムスリムのミヤ族とグルン族の集落があります。


こちらはミヤ族の集落で、イスラムの礼拝堂モスクもありました。


夕方の西日で逆光となり、上手く写真が撮れなかったのですが、ルパ湖周辺の水田地帯は感動する美しさがありました!

ネパールの段々畑ではなく、湖の周りに広がる平野にある水田地帯。

ポカラの中でも景色は一押しです!!



ルパコットにリゾートホテルがあるのは知っていたし、ルパ湖やタルベシへの道中でも見えるので、是非 行ってみたいと思っていました。

本当は1日掛けて、じっくりともっと周りの村々も合わせて周りたい場所です。

2つの湖とその周りに広がる緑の水田。そしてヒマラヤは遠くはダウラギリから近くはマナスルまで、ポカラとは違う斜め45度の角度から一望できます。

リゾートホテルは一泊ダブルで25000円で3食付。レスタランからの眺めは素晴らしい!の一言です。

近くのベグナスはコーヒー農園があり、このホテルでも将来はコーヒー栽培も行っていくそうです。今は畑で野菜の栽培が始められていて、アスタムにある農業リゾート施設「はなのいえ」の豪華版のような感じでした。(ホテルの部屋数は42)

レストランでエスプレッソとアイスクリーム&コーヒーを飲みましたが、ポカラの通常の3倍近くの値段がするところはリゾート施設です。


オーナーも3年前にここでのパラグライダーも考えたそうですが、飛べたならヒマラヤに2つの湖に美しい水田風景.... サランコット以上かもしれません。
ただ飛行機の管制空域なのと、面している方位が北向きなので風がイマイチ。勝手にソロで飛ぶ分にはいいですが、コマーシャル フライトは無理だと感じました。

アスタム「はなのいえ」でのコーヒー栽培の件がハッキリしないのもありますが、ここでのコーヒー栽培は将来性がありそうです。

目的は視察とコネクション作りだったので、オーナーともお話を出来、顔を合わせることが出来たので、今後とも訪れる場所のひとつになりそうです。
ずっと白夜のような空の見えない日々が続いています。

冬のタライ平原はこんな感じですが、スモッグで全てが真っ白… ポカラの街からサランコットさえも見えない真っ白な世界。

太陽は微かにオレンジ色に薄っすら見えるだけです。

嵐が来て雨が降り、大気の全てを洗い流してくれる事を皆が望んでいます。


今日はパラグライダーも1本で終わり、その後はLionsのオフィスで働いてもらう人を探しに、会いに、タルベシバザールまで行きました。

そして明日から? 新たなネパール人の先生が来る予定です。

自分はオーナーなので教える事もしますが、それよりも営業で周って生徒を探し、連れて来る事の方が重要。

これからはポカラにいつもいる訳ではなく、もう一人 ネパール人の先生を探していました。

ディペンドラと私がオーナーでネパールにいて、2人 ネパール人の先生とオフィスで働いてくれるスタッフ1人。そして日本にもう一人のオーナー マヘンドラがいる。計 6人体制。


新たな先生は日本に住んでいたネパール女性だそうで、どんな人なのか?楽しみです。



テイクオフ場下にあるドカンは酔っ払ったオヤジが経営?する、誰にも知られていないドカン。
下にあるのであることは知っていましたが、これがドカンだとは気付きませんでした....


今日からランディング場で働き出した少年(中央奥)。

親のいないストリート チルドレンですが、ベテランのパッキングボーイが手取り教えてくれました。

彼が働く事で仕事も分散されますが、そんな損得を考える少年達ではないようです。

パッキングボーイの収入は多い少年で月10000円くらい。地震前は収入ももっとあったと思います。

手前のベテラン トムは近々パラグライダーのコースを受けますが、周りのパイロットが少しずつサポートしているようです。

4月に森医師がポカラでパラグライダーの練習をしますが、お金を払いトムのグライダーを借りて、地上で彼に教えてもらう予定です(3週間で1万円を予定)。これも彼へのサポートになります。

今日から働き始めたストリート チルドレンの彼が将来パイロットとして稼げる日が来れば、こんな価値のあるパラグライダーの在り方は他にありません!





昼からはタルベシバザールに行き、オフィスで働いてくれそうな女性に会って来ました。

木曜日にオフィスでもう一人のオーナー ディペンドラと会ってもらい、採用or不採用を決める事になります。


その帰りに寄ったベグナスにあるコーヒー ハウス。

ここは農園兼カフェ兼ホテルになっていて、日本のJICAの人も訪れるベグナスでは知られたコーヒー農園ですが、ここは初めて訪れました。

コーヒーの収穫は既に終わっていて(ここは11月~3月まで)、今シーズンは10トンの収穫量だったようです。

自分も知っていた「Machapuchure Flying Bird coffee」の農園で、レストランの隣には大きな焙煎機もあり、自分達で焙煎もして販売しています。


モカエキスプレスで淹れたエスプレッソ100円。

ミルクで割りミントを載せた、冷たいコーヒー140円。

焙煎は今まで見た中で最も浅煎りに近く、酸味のあるコーヒーでした。

200g350円で買って、家で挽いて淹れて飲んでみましたが、いつも飲んでいる「Machapuchure Premiam coffee」とは味も香りも違い、こんなにも豆の違いや焙煎の違いで味が変わってくるんだ.... と実感。

一言。美味しいコーヒーでした!



Lions は新しい先生を向かえ、10月の留学に向けてのスタート。

4月の留学が出来なかった生徒も4人、また10月にチャレンジする事になったので留学ビザ生徒は5人。ワーキングビザ生徒は3人。勉強だけの生徒が1人。計9人。
再度 村を周って、宣伝バーナーの設置と各校長先生との面談。

コーヒーはStar coffee のオーナーとの面会とダモウリに出来た新しいお店の視察。
あとは引き続きドカン探訪の旅でのイメージ作りと繋がり作り。

ヤギ銀行の鈴木さんは一旦日本に帰りますが、再度9月にポカラにやって来る予定です。
そのヤギ銀行があるダンプスへ行って、その牧場も見にいかないといけない。

やるべき事は沢山ありそうです。



夕方には嵐になりました。明日はもっと天気が悪そうで、雨が降らなければ出掛けてきます。
うちのパイロット Bob43歳(ネパール人最年長パイロット)、Kazu44歳はもう今まで通り飛ぶ事はないので、もう一人パイロットが入って来て再び6人体制になるようだ。

この年齢で毎日、毎日 飛びながら他の事もするのは体力的にもしんどいし、若いパイロットにどんどん働いてもらう事も考えれば、この環境では40歳を過ぎたパイロットは他に進んでいくのが必然だと思う。

言い換えれば、年齢に見合ったもっと価値のある事を見出していくことが40を過ぎれば必然。


4月には森医師がポカラにやって来るが、そこで将来のモーターパラでの可能性について大いに話し合い、3週間のポカラでの滞在でグランドハンドリングの練習を徹底的にやってもらう予定です。


パラグライダー....って飛ぶことは初歩で、それだけでは余り価値を見出せない。

今このアパートにいる外国人は、タライの親の無いストリートチルドレンを連れてきて一緒に泊まっている。

16歳の彼は当然 学校には通っていないのだが、明日からパッキングボーイとしてランディング場で働けるよう、うちが面倒を見る事になっている。

ストリートチルドレンがパッキングボーイ、そして将来パイロットになれれば、これは大きな光であり、これこそがここにパラグライダーが存在している価値に繫がる。

そう、パラグライダーの価値は飛ぶことだけに在るのではない。

自分がパラグライダーを通してやっていく事は飛ぶことではなく、もっと年齢に見合った価値の見出せる方向にあるもの。

それは常識に縛られた、ただ飛ぶだけのパラグライダーではない。

森医師ともこの光の道筋を話し合ってみたい。


自分なんかがパイロットとして飛ぶよりも、ストリートチルドレンが将来パイロットになれるのであれば、そちらの方が100倍 魅力的であり、ここにパラグライダー環境があるその価値に繫がる。



56ものパラグライダー会社があって、パイロットも200人を越えるのに毎日2本近く仕事があるのはやっぱり凄いね..... 年間300日以上はここ4年間飛び続けてきた。

今は全くマネージメントはしないでネパール人のクリシュナに任せて、気楽に気分転換でパラグライダーの仕事をしている。今まで気を使いながら半端なく飛んできたので、その程度で丁度いい塩梅の仕事が出来ているのではないかな.... と思っています。

全く力の入っていない状態でのフライト。これでしか続けていけないし、これで充分プロとして働ける領域。それが飛び続けてきた証かもしれません。


その後、今日は夕方からニューロードにあるSTAR COFFEE に行きました。

以前に紹介したダンプス村でのヤギ銀行をされている鈴木さんが、このSTAR COFFEE のオーナーと知り合いで、そして鈴木さんから紹介された留学希望の生徒もまたダンプス村出身で、ここのオーナーとの知り合い。

コーヒーも学校も、何かが勝手に繫がっていっている感じです。


ニューロードにある一角だけの小さなカフェ STAR COFFEE CENTER


店内は8畳ほどの広さ。
ニューロードという立地条件から、この広さで家賃25000円。


電気が来ていなく、機械を使うエスプレッソは飲めなかったので、ペーパーフィルターによるドリップ コーヒーとケーキを頂きました。(コーヒー2杯とケーキで200円)

コーヒーはフルーティな香りのする、今までネパールで飲んだことのない爽やかなコーヒーでした。

毎日この時間にコーヒーを飲むのが習慣になっている人もいて、夕方 2時間の間に10人以上のお客さんがいました。


値段はレイクサイドよりも各50円ほど安い値段設定。

同じくニューロードにあるCROSS ROAD CAFE よりもかなり安く、ポカラのメイン通りにしてはローカル価格でした。


ニューロード。


オーナーはダンプス出身のグルン族の方で、丁度2日前にカトマンズとポカラを結ぶハイウエイ?沿いに2号店を出したばかりで忙しく、今日はお会いできませんでした。

オーナーのお兄さんにはお会いしましたが、オーナーは日本に住んだ事があり日本語も話すそうです。

鈴木さん繋がりからの今回 紹介された生徒もそうですが、コーヒーも含めて色々と今後に繫がって行きそうなものが有りそうなので、このカフェも今後 活用してオーナーとも色々とお話をしたいと思います。

朝と夕方のLions。パラグライダーも自分の都合を優先しながらも周5~6日は飛んでいます。そして時間を見つけては新たな場所へ行き、ドカンを観察しては地元の人とのお話が今 一番の楽しみになっています。

昨日はポカラでムスリムが住むミヤパタンと、近くにあった仏教寺 マテパニグンバに行ってきました。どちらもポカラにある場所ですが、初めて訪れました。

バイクで出掛けては未来への架け橋を見出していく!

今 やりたい事はまさにこれです。


ミヤパタンにあったレストラン ドカン。

中には水パイプが置かれていました。

砂糖抜きのブラック コーヒーを注文しましたが、出てきたのは砂糖抜きのミルク コーヒー....

ネパールではまだまだコーヒーと言えばミルク コーヒーで、一部のオーガニック コーヒーを除いて100%市販のネスカフェです。

しかし、ネスカフェの粉が上にまぶしてあり、見た目も味も、これはこれで美味しかったです。

コーヒーの粉は紅茶の上にも乗せられます。紅茶に少し香り付けとして使われるコーヒーの在り方。これもネパールの文化です。


町のドカンの多くは建物の所有者が1階部分をレンタルして、そこを借りて別の人がビジネスしているのが多く、大家さんはその家賃収入で暮らしています。
 
こちらは平屋のドカン。右から洋服仕立て屋さん、おもちゃ屋さん、コンビニ、レストラン。
このひとドカンで月3000~4000円の賃貸料になります。

この家主さんはこの平屋の後ろに家を構えていました。


ミヤパタンにあったイスラム教 礼拝堂 モスク。


イスラムの旗が棚引く大きなお家。

ミヤパタンでは確かにイスラム教の人を見かけましたが、半径100m程と範囲がかなり狭く、普通に歩いているだけではここにイスラムの人達が生活している事には気付かないと思います。

そして多くの人が洗脳されている「イスラム教=危険」というのは、ネパールでイスラムの人と接していても全く感じません。

意識したらスコトーマが外れ、視界が変わり、意外と周りにイスラム教の人達がいることに気付きます。

うちのオフィスの隣の床屋さんも、そう言えばムスリム。イスラム教の人でした。

そして、レイクサイドでじゅうたんやセーターなどを売っている人達もムスリム。インド カシミールからやって来たイスラム教の人達です。


ムスリムの祈り




その後は近くにあったマテパニにあるお寺を尋ねました。


ポカラ中腹の高台にあるマテパニ グンバ。

鮮やかなチベット仏教寺。

仏教の悟り。

1時間の瞑想。何もしないで、ただただ自分と向き合う人生で必要な時間。


必ず人々が訪れる場所には出店があります。


これもよく見かける自転車での行商。
フルーツを売っているのはインド人です。


これが町でのレストラン相場料金。

ネスカフェでのブラック コーヒー50円は高いと感じますが、ブラック ティが20円なのに対してその2.5倍の値段。

これがコーヒーがティほど飲まれないひとつの要因です。

オーガニック コーヒーのブラックになると安くて70円。レイクサイドでは100~150円します。

ローカルサイドでのオーガニック コーヒーは幾らくらいなら飲んでもらえ、採算を取るには最低 幾ら必要なのか?そしてネパール文化に合わせた工夫とは?

来シーズンにコーヒー ドカン 第1号店を出すので、思考が必要です。
何故にポカラでのパラグライダーが嫌になってしまったのか?

それは自分の中でハッキリしています。

皆が同じことをやり、数多くのパイロットが同じ事をやり、回りを見渡しても希少なものなど何も無い。

ダイヤモンドか石ころか?

数が少ないから価値のあるダイヤモンドと、無限にある価値の無い石ころ。


自分はどうしても多くの人と同じ事をしている状況に気持ち悪さと、嫌悪感を覚えてしまうようです。

それはパラグライダーに限った事ではありません。

多くの人が集まり、皆が同じ事をしている状況になると耐えられなくなる。

そんな性分なようです。


ランディング場 近くにあるドカンで、両隣が空いていて1ヶ月のレンタル料が8000円。

中は至ってシンプルで、田舎の何処にでもあるドカンですが、かなり広い中に無造作に物が置いてあります。




こちらはベグナス湖周辺にあるドカンで、2階がホテルになっています。
ベグナスはポカラにある2番目に人気のある湖で、ツーリストが訪れる為に幾つもの宿泊所があります。

宿泊、レストラン完備のツーリスト場所にあるドカン。

お昼をここで食べました。
左からこの隣にあるルパ湖で採れた魚のフライ、小麦粉で作ったチャパティ、インスタントラーメン。計360円也。



ベグナス、ルパ湖を越え奥に入っていくと真っ平らな水田が広がります。
その奥にあるタルベシバザール村まで行きました。


タルベシバザールにあったドカン。

中はこんな感じで、因みにツーリストは殆どやって来ないとの事。
中でチャイ(ミルクティー)やモモ、チョウミンが食べられます。

ベグナスはコーヒー栽培が盛んな場所でもあり、オーガニックコーヒーを飲めるドカンもありますが、タルベシバザールまで来るとネスカフェすらなく、コーヒーを飲む習慣は全く無いようです。



  
サルマーン・カーン  シャールク・カーン  アミール・カーン

インド映画の3大スパースターの苗字はカーンで、カーンはムスリムの人達です。

そして、このカーン族がネパールにも住んでいる事をタルベシバザールで始めて知りました。もちろん彼らもまたムスリム。イスラム教徒です。

てっきりカーン族はインドにしか住んでいないと思っていたので、彼等の苗字がカーンだと聞いて驚きました。

話を聞けば、ネパールにもカーン族は住んでいるそうです。ポカラにはムスリムの人達が多く集まるミヤパタンという場所があるそうで、彼等はムスリムですがミヤ族。

まだまだ知らない事が沢山あります。

ガソリンが通常に戻り、バイクを買って6ヶ月。やっとで何処へでも行ける状況になったので、ドカン探訪の旅でネパールのまだまだ知らない文化に触れる事が今 一番の楽しみとなっています。


次回はムスリムが集まるミヤパタン。この辺りのドカンを探索してみます。

アスタム村「はなのいえ」


朝のLions + パラグライダー2本 + アスタム村 + 夕方のLions = 充実感ではなく疲れた。

自分の中での意識が変わったことで、ここでパラグライダーの仕事をしている状況は苦痛になり、飛べば飛ぶほど鬱状態になりつつある。

今やりたい事がここでのパラグライダーの仕事ではなくなってしまった事で、2017年5月を前に辞めることは必然かもしれない....

この日記にここでのパラグライダーの写真を載せる事も少なくなりそうです。

そして、最低でも月に1週間はここを離れ、新たな方向を目指して進んでいきます。


パラグライダーは辞めたいのではなく、もっと価値を見出せるパラグライダーをやりたい!その為にはもっと可能性のあるモーターパラグライダー、他の場所でのタンデムフライト、本当の意味でのフリーフライト.... に進んでいく事になりそうです。


全ては変わり続けています。



ネパール ドカンカフェの第一号店を思考しています。
唯一無二。そんな今までにネパールにはない他人が真似 出来ないもの。

アスタム村に向かう道中にあるポイントも2ヵ所チェックしました。


ヒジリカ村にあるドカン兼住居。


一階部分がドカンとなっています。


ヒジリカ村。


アスタム村「はなのいえ」。
スタッフの住む家のかやぶき屋根が新しくなっていました。2年に一度新しく葺き替えるそうです。


ネギ坊主。


あれ?日本人が農作業をしている。

東京三鷹にある鴨志田農園の代表 鴨志田 純さん。

何でもパーマーカルチャー農園に興味があり、体験も兼ねてここ「はなのいえ」に来られたそうです。

「あ..... こんな所に住みたいな!」と仰っていましたが、ここはこのような事に興味がある方には魅力的な場所なようです。

今日はイチゴの苗を植えていました。

パーマーカルチャーとは?=> http://hananoie-nepal.com/ja/about/permaculture/


今でも全て手作業。
農機具も昔ならではのものを使っています。


「はなのいえ」畑での栽培 担当のスタッフ。

実は彼の家族は先日訪れたバクタプルに住んでいましたが、震災で家族 全員がお亡くなりになられました。

あれから間もなく1年。彼はこの家屋に住み込んで、毎日 畑仕事に精を出しています。



Lions educationaly consultacy があるビル。

今、この近くで住めるアパートを探しています。


その向かいにあるドカン。

このドカンはネパール餃子のモモ、ネパール焼きソバのチョウミンが食べられるお店。
タマン族の家族ですが、野菜のみのモモとチョウミンです。

リキシャーはネパールの文化のひとつ。
リキシャーをドカン型コーヒーショップの前に置いてみたらどうだろうか.... 
リキシャー&コーヒー。










ネパールのコンビ二みたいなお店はこの様なものです。
ネパールではこれを「ドカン」と言います。
最低限の生活必需品は一応 揃います。

コーヒーをやりたい最大のポイントはネパール文化のひとつ、やる事も無くただ座って時間をやり過ごす。ある意味 最も贅沢な時間の過ごし方をコーヒーと共に!その文化創りです。

お酒を飲みながら愚痴や文句をこぼし、ストレス発散をする人は多いですが、コーヒーはその反対で精神的安定をもたらし、前進的な思考になることで物事を解決してくれる飲み物ではないか.... と。

自分的には抽象度を高く保ってくれる飲み物。それがコーヒーの魅力であり、「Coffee solves everything」の言葉になるのではないかと思っています。

だから、このような形のネパール式ドカン型コーヒーショップを思考しています。

GrungTeaShop.jpg

時間を見つけて、ネパール ドカン探訪の旅へ!!
新たな目的での旅です。
今日ポカラに戻りました。

今日が歯医者に係る最終日だったので、夕方3時までに戻ってきましたが....  明日に変更されていました。

そして明日18日に到着とマヘンドラから伝えられていた日本人学生は14日にはネパールに来ていて.... その事もあって、スケジュールを見て急遽バクタプルに行って戻ったのですが。

色々な事が適当なので、適当でも生きられるのがネパールの魅力であり、適当ではないと生きていけないのもネパールです。


これもバクタプルの風景


しかし、バクタプルと言えばネワール族の町。
レンガを積み上げたネワール建築の昔ながらの家に住んでいます。



通りは全て石畳(レンガ畳)です。


旧市内は奥に入れば、未だに至る所でレンガが崩れたままに.....


そしてカトマンズからの帰路ではトレーラーが川に転落....
事故直後でまだ警察も到着していませんでした。

いつも見かける道に放置された故障車も、今日はいつも以上に多く見かけました。



f:id:manasaka:20070630124010j:image
キルティプル

近々 ビザ取得の関係で再度カトマンズに行かないといけないのですが、その時に滞在する村を決めてきました。それがカトマンズの南西の丘にあるキルティプルです。

ここもネワール族の村ですが、更に静かで寂れているようです。

何とかカトマンズの知り合いにガソリンを確保しておいてもらい、今度はバイクで行きたいところですが..... 尋ねる目的は今回のバクタプルと同じです。



バクタプルは3日間だけの滞在でしたが、この町の色々な表情を知る事が出来ました。

ツーリストが訪れるオールド バクタプルだけではなく、農作地と新しいビルが広がるニュー バクタプル。そして、バクタプルには幾つかのため池があり、人々の憩いの場所にもなっていました。

コーヒーを専門に扱うカフェは4店舗あり、Coffee in Style 変化する酸味の効いたエスプレッソは楽しい味でした。

そして、美味しいネパール菓子を知る事も出来ました。


ここでの主食はモモでしたが、モモ一品だけで経営が成り立つ「Simple is Best」。形や食べ方は所々で変わりますが、モモはネパールの文化そのものです。


















今が自分の中で変化を求め動いている時期に当たり、それは一番 苦しく感じる時期でもあります。

全てが「空」にしか見えない悟った状況にいる中で、それでも苦しみしか感じられない日々…

しかし、この心理的状況こそが人生が変わり始めた証しであり、楽しい感覚よりも苦しい感覚が、今後も続いていくのだろう… とバクタプルで感じています。

生とは苦である。

自分の意思で自分のやりたい事をやって生きていく為には、苦しみの対岸にある喜びを掴むしかないようです。


明日までの3日間では余りに短過ぎるバクタプルでの滞在…

計5日間ですが、移動に2日間も要してしまいます。

バイクで来られれば、移動は半日+半日の1日で済みますが、ガソリンが道中で入れられない状況では仕方がありません…

新たな町での滞在では日に日にその町への感じ方、受け取り方が変わっていきます。

昨日より今日、今日より明日…

ここも停電が激しく、充電のタイミングを逃すと携帯も無用の長物になってしまいます。

充電が無くなりそうなので、報告はまた明日です。


オールド バクタプル シティは石畳とネワール建築の建物が続きます。


ニュー バクタプル シティは新しい建物と農作地が広がります。
バクタプルに恋した少女は中世おとぎの国からのシンデレラ

甘酸っぱいロイヤル ヨーグルト

まろかやに苦んだ酸味のエスプレッソ

ネワール王国が歴史を越えて今

少女の髪を濡らしていく

雨のバクタプル

恋した少女が今 目の前を通り過ぎる

傘もささずに石畳の町へ

そんな少女もいつしか…

太陽の下 大人の女性へと変わり

今 私の目の前で笑っている

古都バクタプル

過去から未来への町













ずっと心の中で叫び続けていたものが、ひとつのきっかけで噴出し、今 気付けばバクタプルにいる。

ポカラ(レイクサイド)に約10年… 過去がその場所に積もり重なると、どうしてもその記憶の中で生きることになる。

そこにパラグライダーの状況が重なって、気が付けばキャプテンを辞め、1年後にはポカラでのパラグライダーも辞める事を決めていた。

これからどうやって生きていこうか?

キャプテンを下り、ポカラでのパラグライダーを辞める事は正直 寂しさもあり、心にポッカリと穴が空いた感じもある。

しかし、それを手放す事でしか新たな人生は切り開けない。

明日からのバクタプルでの3日間で、しっかりと心の行方を見つめ直したい。


カトマンズの玄関口 カランキー交差点。




明日からバクタプルに行く事にしました。

日程は5日間。仏教施設に通いながら、心に留まった町 バクタプルでの将来像を描いてきます。

これからはもう責任感は持つ必要はないので、飛びたくない日、行きたい場所があったら、パラグライダーの仕事はいつでも休んで自分本意で行動していきます。

これだけ多くの人が同じ事をしていて、希少価値の全くなくなった機能していない組織の中でタンデム フライトをしている嫌悪感が、一気に自分を突き動かしています。

辞める期日は決めました。これから新たな方向へ進んでいく為の覚悟が必要であり、自由の刑に処される自覚の下、自分のやりたい事に向かって進んでいきます。

今日から全く違うネパールでの日々が始まりました。

最初の衝動は、今 最も見て感じておきたい場所 バクタプル。

明日から行ってきます。



バクタプル

バクタプルにある仏教施設

あと1年もすればツーリストも増え、この仕事も収入は増えるだろう。

この仕事を続けていれば、ここで生きていく事には困らないだろう。

しかし、ここが魅力的な環境になることはもうない。

魅力が無ければ続けられない。


ここでパラグライダーの仕事をやっていく事で収入面、生活は安定するかもしれません。

しかし、生きている限られた時間を使ってやりたい事ではなくなりました。

何かを捨てる事でしか、新たなものは生まれないし、入ってきません。

それがここでのパラグライダーであり、今 自分の唯一の収入源、生活の糧にもなっているものを捨てる事で、新たな人生を切り開いていきます。


最終期限 2017 5 31 をもって、ここでのパラグライダーの仕事を終了します。

このままではネパールに住むビザ、収入面でここでは生きていけなくなります。

期限を決めることで、必ずやそれまでに自分の人生を自分の力で切り開いていきます!

あと14ヶ月。









今日をもってニルバーナがスタートしてから3年半 勤めてきたキャプテン パイロットを退く事に決め、その旨を会社に伝えました。
そして、1年後には会社を辞める事も伝えました。

感覚の違うネパールで、日本人の私がキャプテンをやっていく事に違和感と価値を見出せなくなりました。

どうしても怒りが抑えられない事も多分にあり、周りを見てまとめる事が必要な立場に疲れました。

これから1年間はいちパイロットとして、周りを意識する事なく、自分のお客さんだけに神経を使い仕事出来ます。

楽になりました!

これで飛ぶ事だけが仕事となりました。

何も持たない人は、何も心配事や不安がない。それは涅槃の境地。

しかし、悟りは違う。

生きていく為に必要なもの、その真理ひとつだけ持って生きていく事で悟りに近づける。

そして、悟ることにすら執着しない。自然の境地。


この世に自分と言う人間は1人。自分以外に存在しない。

ならば、自分に出来る事はひとつしかない。目の前の1人を幸せな気持ちにさせてあげる事。

それ以外にやるべき事も、やれる事も存在しない。


その目の前の1人は変わり続けるけれど、その時その時、その目の前の人を幸せにしてあげる。

もしも自分が10人いたのなら、目の前の10人を幸せにさせることは意味を持つけれど、1人の自分が目の前の10人も20人もの人を幸せにしてあげる事は出来ないし、そこを意識すればバランスを失うことになる。

1人だから1人でいいし、それが最大宇宙のバランス。自然そのもの。


これから始めるビジネスもまた真理は同じ。究極にシンプル。

周りの環境を嘆き、囚われている事 自体はずかしい。

どうでもいい事に一々反応している自分が不愉快そのもの。


目の前の1人は何時でも、何処にでも存在している。

それ以外に、何も持つ必要は無い。






今日は杉浦さんと最高の景色の中で、ダンプス村までツーリングしてきました。

今日の目の前の人「杉浦さん」が幸せな気分になってくれたのなら、他に何も必要は無い。

それが今日でした。


道中のゴミとヒマラヤ。


ダンプス村 入り口から見えるヒマラヤ。


レイクサイドからバイクで1時間15分にあるダンプス村(標高1900m)。


バリ島 在住の杉浦さん。


ヒマラヤを見ながらの贅沢な朝食。「人生最高の朝食!」と仰っていました。

ここに長く住んでいても、この景色には感動します。


マチャプチュレは日本語で「魚のしっぽ」。
ここまで来ると先端が、魚のしっぽの様に割れているのが分かります。


帰りに寄ったチベット難民キャンプ。





今日の夕食時 富士山レストランで、ロータリークラブの鈴木さんにお会いしました。

話では今日 訪れたダンプス村でヤギを使った「ヤギ銀行」を始め、村人の支援活動をされているとのことでした。

流石 日本人!発想の転換が素晴らしい。

将来はヤギのミルクで造るカマンベール チーズの生産が思考にあるそうで、この様な発想はネパール人にはないもの。

またダンプス村を訪れ、話を伺い見学してきます。


ネパールの貧困解消へ 「ヤギ銀行」で自立支援 現地で牧場建設 2頭貸し、繁殖後3頭返す 木更津東RC

 ネパールの貧困家庭にヤギを貸し与えて経済的自立を促す「ヤギ銀行プロジェクト」を、木更津市の社会奉仕団体「木更津東ロータリークラブ(RC)」が始めている。ネパールでは、ヤギを10頭飼えれば肉を売って生活が安定するとされており、来春の事業スタートを前に8月から現地で牧場の建設が始まっている。


 同クラブによると、ヤギは飼育が比較的簡単で繁殖力も強く、ネパールでは、祭りの際に家庭で肉が振る舞われるなど商品価値が高い動物。


 クラブは当初、ネパールで活動していた木更津市の写真家、潮田展子さんから現地の貧しさを聞き、ヒマラヤ山脈を間近に望むダンプス村の小学校に教材費を寄付していた。


 「ヤギが欲しい」との住民の声を聞いて会員から寄付を募り、2011年1月、貧困で子どもが学校に通えない4家庭に2頭ずつヤギを贈った。効果を見るため同年12月に会員が現地を訪れると、子ヤギが計13頭誕生しており「生活のめどが立った」と手放しで感謝されたという。


 事業を拡大させようと、ダンプス村で牧場を作って一家庭にヤギ2頭を貸し与え、繁殖した数年後に利息を付けて3頭を返してもらう「銀行形式」の支援を企画。国際ロータリー本部の補助金に採択され、計画は本格的に動き始めた。


 今年11~12月には牧場の落成式を行い、来春にはヤギ約50頭で事業はスタートする見込みだ。運営は現地のNPO法人が手がける。


 将来的には牧場でヤギのチーズを作る構想もあり、同クラブの藤野勉副会長(66)は「持続可能で自助努力してもらえるのが事業のコンセプト。ダンプス村にとどまらず、地域がヤギを中心に経済的に潤う手伝いができれば」と話していた。




7人いたうちのパイロットは2人去って、1人入って、最近2人去った.....

国に帰ったルスタム。
新しい会社のオーナーになり去ったラクスマン。
空港税 支払いに反対して去ったスルヤとサントス。彼らとは3年間 一緒に働いた。

今では4人になってしまった。

ここのパラグライダー環境は、もうどうしようもない状況にまで来ている。
料金が下がり続け、会社の利益はもう出ない。
明日はパイロットの給料を下げる為の話し合いがある。

ポカラのパラグライダーは崩壊します。
潰れないと変われない。
残念な状況ですが、自分には痛くも痒くもない。

問題なのはネパール人のあなた達でしょ!あなた達でどうにかしなさい。




今日も杉浦さんと飛ぶ為に休む予定でしたが、怪我とお祭りでパイロットが1人しかいなく、1本だけ仕事しました。

その後は昨日同様に杉浦さんと一緒にソロで飛びました。

午後2時過ぎは毎日 急変する空模様.... 8000mの山が50km先にある環境は、この時期  安全意識がより必要です。



昨日オープンした、うちのオーナーが始めた新たなビジネス コーヒーハウス。

このポカラ ジャバは2号店目で、自分にも他に違う場所でやらないか?と進められましたが....

自分がやりたいのはもっとローカルな感じの、ネパール版 コーヒーハウス。

それを思考し続けていますが、来シーズン 形にしていきます。
  
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プロフィール
HN:
kazu
年齢:
52
性別:
男性
誕生日:
1971/09/08
職業:
パラグライダー
趣味:
たそがれ、物想い、静寂、心穏やか、不安、楽しむ
自己紹介:
Kazu
Japan spirits and pride
Professional tandem / Adventure pilot

世界最高峰のヒマラヤ、神の国ネパールで生きていく為に始めた空飛ぶ道具パラグライダーでコマーシャルタンデムをやっています。夢は神の山マチャプチュレへの冒険フライトに挑戦すること。
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