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その人が何処から来たかなど、どうでもいいではないか。 どんな地位にあるか、どんな功績があったのか、どんな血筋を引いているのか、など全くどうでもいいではないか。 ただ、その人の行いを見よ。 今ここに於いて、何をするのかを見よ。 行いが正しく、羞恥があり、身と心を慎んでいるのであれば、その人は生まれがどうあれ、今から高貴な人ではないか。

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体調も戻り、今日から仕事 復帰です!

約1週間… お休みしていたので、色々と考える事がありました。

何故 体調を崩してしまったのか?

何が一番 大切なのか?

日常と目標について…

体調を崩した直接の原因は、季節の変わり目、ここでも流行っている風邪、そのバクテリアですが、風邪の症状が治っても、更に目まいが続いたのは、疲れの蓄積で身体が弱っていたからだと思います。

その衰弱の主な要因に、食生活があったと感じているし、周りからも言われました…

日本からの習慣で、朝 あまり食べない… 食べてもパンやりんご、ビスケットなど。

日本ではお昼にしっかりとお弁当を食べるので、問題はなかったけど、ここではお昼に食べる時間が無く、そのまま夕ご飯でお腹一杯食べる…

そんな一日一食の食生活が、身体の免疫力を低下させて行った… と、分かっていても、それが出来なかったところが、大反省です。

これからは必ず朝ご飯をしっかり食べる‼‼

体調は朝ご飯をしっかり食べる事で、ほとんど管理出来るはずです。

そして健康が全てのベースになる事を強く感じたし、健康なくして何も出来ない事も感じました。

これからまた一本一本、しっかり飛んでいきます。

今 自分に出来る事、自分がするべき事は、仕事であるタンデム フライト、その一本一本だけです。


朝ごはん‼‼


今朝はドン曇りで、職場のサランコットも雲に覆われていました…


95kgのお客さん。
ヘビー級ではないけど、風も無く、ランディングではかなり気を使いました…


93kgの中国人。
風もそこそこ入り、楽しく飛ぶ事が出来ました。
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今日はほんと久しぶりに歩いた!

仕事は明日まで休みで、果たして身体を動かしてみてどうなのか? 明後日から働けるのか?

で、クリスティまで往復 4時間。登った標高は450m程。

しばらく身体を動かしていなかったから、最初はフワフワしていたけど、息が切れながらも早歩きして、最後はケツが割れそうになったけど、問題なく歩けた!

やっぱり歩くと気持ちがいいね!

自分はパイロットだけど、やはり歩く事が自分の基本だと感じた。

明日はまた久しぶりに、歩いて登って飛ぶ… 自分のスタイルをやって、明後日 仕事に復帰したい。


久しぶりのクリスティ


ここはネパールであり、ネパールにはヒマラヤがあり、その山々が魅力的だからこそ、世界中から多くのトレッカーや登山家が訪れる。

麓を歩くトレッキングは別だが、山は本来 危険な場所である。それはその大小に関わらず。

標高600m足らずの山でも、一度風吹けば、簡単に遭難してしまう。

それは標高6000mを超える世界でも同じ事だが、やはり標高が上がれば、空気が薄くなり、雪崩に巻き込まれ、クレパスに落ち、体力の限界を迎え、人はいとも簡単に命を落とす。

多くの命を奪うのが山であり、その山は限りなく神聖な場所である。

決して侮辱する事なく、礼儀をわきまえ、自分を戒め、その上で神に逢いにいく…

山は神々しい。

その神々に決して預けてはいけないもの、それは命!

この写真を見て、それを強く感じる。










ダウラギリ… アンナプルナ一周の中で最も感動した山、それがダウラギリだった。

いつの日にか… あそこから飛んでみたい!

しかしそれは余りにも厳しい世界‼

命を賭けた挑戦にもなる。

そして不可能な世界なのかもしれない…

ダウラギリとどう向き合っていくのか?

これは自分のパラグライダー人生… その目標になっていくのか?

その本当の厳しさを、自分はまだ知らない…


ダウラギリ ベースキャンプ 4700m付近 (サミッター 竹内と、ペアを組む写真家の中島)


ダウラギリ 北東ルート

ダウラギリ登頂の一般的なルートだが、北東ルートは雪崩が頻繁に起る地帯を通る為、遭難も多く、竹内が登頂した2012年は僅か7人しか頂に立っていない…

エベレストの様にトランジッションが幾つもあるわけでは無く、距離も長く、商業化されているエベレストよりも難易度は高い!


キャンプ Ⅰ 5700m付近

後ろにはアンナプルナ山系が見えている…


キャンプ Ⅱ 6600m付近


ダウラギリの頂 8167m (サミッター 竹内の影)

ダウラギリ山頂には遺体が一体あり、それが山頂の目印にもなっている…

遺体が山頂の目印… そんな世界。


昨夜は会社のオーナーに付き添ってもらい、フェア シティ 病院まで見てもらいに行った。

血液検査からレントゲン、針連図も取り、注射もしてもらい、薬をもらって帰って来た。

医者からは金曜日まで休む様に言われ、金曜日の夕方にもう一度、病院に行く事になっている。

感覚的には、デスクワークや室内の仕事ならば、 働く事は出来そう…

風邪の症状はほとんど改善して、あとはパイロットとして一日 働ける体なのか? という点。

今日から、まず歩く事から始め、自分の身体がどんな状態なのか? 探りたい。

この忙しい時期に、献身的に付き添って頂いたオーナーには感謝の言葉しかない…

病気をして、またスタート地点に戻った感じだ。

ゼロからのスタート。
体調を崩して今日で4日目…

昨夜は薬の副作用なのか、一晩中 神経が高ぶり、目を閉じていても結局 一睡も眠る事が出来なかった。

それ以前に散々 寝ているから、昨夜 眠れなかった事は問題ではない。

横になっている時は体調も良くなり、今日は一日 大丈夫かな… と感じても、いざオフィスへ行き、ジープで上がり、空を飛ぶと、途端に頭が回り出す…

いつもやっている事だからこそ、ものすごく違和感を感じる…

お客さんにハーネスを取り付ける時も、普通に出来ない…

飛んでいても、感覚が抜けていて、遠くから遠隔操作している様な感覚…

ランディングでの高さの感覚がおかしい…

熱は下がり、咳もほぼ止まり、風邪としての症状は改善している。

しかし食欲は余り無く、そして何より頭が止まっている。だから名前も出てこないし、口も回らず、会話も上手く出来ない。

菌が入り、体調がおかしくなったのは事実だけど、その菌が脳を蝕んでいるかの様だ。

今日は知り合いの日本人 6人と2本目に飛ぶ予定だったので、1本飛んで2本目に上がったが、その道中で目まいが始まり、手が軽く痺れだしたので、飛ぶのは危険だと感じ、知り合いの日本人の方と飛ぶ事が出来なかった…

申し訳ない…

これが単なる風邪と疲れからくるものなのか?

明日 ポカラで一番の医師の所へ見てもらいに行きます。

仕事はしばらく休みます。

100% 体調が戻るまでは飛ばない!

ウズベキスタンから新たなパイロットがやって来ているので、9月いっぱい休んでもいいから、身体が健康になってから、また働きます。

恐怖を感じる…

体調を崩しただけで、2日 飛ばないだけで、全てを失ってしまうような恐怖を。

ネパール人 最年長 パイロットのシャム 40歳。誰もが認めるプロのタンデム パイロットだが、彼は家の二階から落ちて、半年以上 経った今でも、歩く事は出来ても、手に力が入らない状態で、いつ復帰出来るのか? メドが立たない状況だ。

そう、簡単に全てを失いかねない状況に私達はいる。

今回 体調を崩し、改めて健康な身体が如何に大切なのか!感じた。

今日は一日中 汗が吹き出し、シャツを5回 着替え、タオルも10枚使った。

おかげで洗濯を3回もした。

昼ごはんはアニールでオムライスを食べたが、半分 食べられずに残した…

まだ2〜3日は無理かもしれない… と感じたけど、薬を飲んで少し寝て、夕方には身体を動かしたくなり、ジムでバイクを20分こげた。

夜はカツ丼を何とか食べ切れたし、明日からまた何とか飛べそうだ。

ただ、明日 飛んでみないと分からないので、しんどければ1〜2本で止めるかもしれない…

体調が戻るまでには、まだしばらく時間が必要だろう。
やはり3〜4日はダメだ…

最初は埃で気管支炎になったと… 思ったが、バクテリアが入り、身体を蝕んでいる。

膝がガクガクしたのも、風邪の前兆で関節が痛くなったからだろう。

出来る事はただ一つ。薬を飲んで寝る事だけ。

一日休みをもらい、前々日の夕方から今朝まで、36時間 寝続けた。

今朝はフラフラするものの、気分もよくなり、仕事をする事にしたが…

やはりダメだ… 一日 持たず、3本飛んだところで切り上げた。

明日も2本くらいなら飛べそうだが、自分の状態を見ている他のパイロットから言われた… お金が全てではない!休め‼ … と。

季節の変わり目の今、風邪が流行っている。
Nirvana でもバリーに始まり、クリシュナ、そしてオーナーもダウンしている。

風邪で終わればいい!

問題はそこで無理をして、弱った身体に違うバクテリアが入り、違った病気になる事!

風邪を甘く見ると、取り返しがつかない事もある。

明日は朝の体調に関わらず、一日休む事にした。

明日で体調を悪くして3日目だ。

もう寝るのが嫌になる程 寝たので、寝たくは無いけど、バクテリア 用の薬を貰ったので、これを飲んでまた寝ます。

明日でバクテリアともケリを付け、明後日からは普通に仕事が出来る様に!

今 日本から知り合い6人が来ている。

明後日には一緒に飛ぶ予定なので、何とか身体を戻し、楽しく一緒に飛べる様にする。
昨日は久しぶりに4本 飛びましたが、レイクサイドのツーリストの数もかなり増え、ヒマラヤの姿と共に、本格的なツーリスト シーズンがやって来た様です!

今朝は雲ひとつなく、ここから見える山 全てを見渡す事ができました。


ダウラギリ 8172m

アンナプルナ サウス7219m、アンナプルナⅠ 8091m

マチァプチュレ 6997m、アンナプルナⅢ 7555m

アンナプルナⅡ 7937m、ラムジュン ヒマール 6983m


今朝の段階でのスケジュール

フル ブッキングです。


職場に向かう道中…





たまにお客さんからチップを頂く事があります。

今日は中国のお客さんから100元のチップを貰いました。
果たし幾らなの? で調べたら、日本円で1600円 程でした。

今までの最高額です!


ネパリ パウダーの季節が始まりました…

乾燥し切った空気で、水分を完全に失った土は、車が通る度に粉となって舞い上がります。

マスクをしていても、今日 一日だけで気管支の調子が悪くなり、咳が出始めました…

毎日、毎回 これが続き、パイロットにとっては大きな悩みの種になります。


今日 5本目はロシアのお婆ちゃん…

テイクオフが夕方の5時になり、選りに選って風の無い5本目に…

昨日の事もあり、彼女が走ってくれて、99% 安全確実にテイクオフ出来るなら飛ぶ。それ以外は飛ばないで引き返す!! と決めて上がりました。

結果はご覧の通り!

宣言通りに、しっかり走ってくれました。

彼女から「飛んでやる!」との雰囲気が伝わってきたので、不安もありましたが、走ってくれてありがとう‼ でした。

お客さんの気持ちを如何に読めるのか?

昨日のお客さんの様に、強い恐怖心が見えるお客さんは、要注意‼

分かっていても体が動かないので、走れないし、しゃがみ込む。
風が弱ければどうしようも出来ないので、飛ばないで引き返す… が正しい判断になります。


明日 カトマンズ なので、ポカラ 最後の日の最後にパラグライダーで飛んで、喜んで頂けてホッとしました。

でも自分の両膝は神経を使ったせいで、もうガクガクです…


夕方5時半、鳥達が家路に帰って行きます…

いよいよ、ツーリスト シーズンの幕開けです!

これから12月まで、体調管理と精神状態を如何に安定して保てるのか?

精神状態を保つのは難しい事ですが、ここに今シーズン求めている「悟りのフライト」、その世界があります。

プロ タンデムの世界で一番 大切な事は、体調管理と精神状態です!


スプレッド バー をGin に変え、カラビナも大きなものに変え、プーリーの位置、コンタクト ポイントの位置が5cm程 高くなり、操作し易くなった。

一般の人にわかり易く説明すると、車で例えるなら、以前は座席が前にあり、ハンドルとの距離が近すぎて、運転しずらかったのを、座席を下げてハンドルとの距離が空き、運転し易くなった… みたいな事です。

後はブレークを1.5cmづつ詰めれば、感覚はピッタリになりそうです。(プーリーからコンタクト ポイントまで、まだ5cm以上ある…)


きっと1-2のタンデム グライダーの中では、最もスピードのある翼だろう。

その違いは乗れば直ぐに分かる程だ。

ただソアリングについては、他のタンデム グライダーよりも少しだが苦労するかもしれない…

ソアリングはまだしっくりきていない。

腕もイマイチ… 精進します。


お祈りを受けたジープ

今日は鉄のお祭り? 何だそれ… らしく、鉄で出来た車もお祈りを受け、赤いティカやテープが掛けられていました。
コマーシャル タンデムを始めて約2年半で、約1000人のお客さんと飛んできた。

飛べる条件でテイクオフに上がって、飛ばなかったお客さんは一人もいない。

中には怖がって、テイクオフ場で飛ばない… と言い出すお客さんも何人かいたが(中国人)、話しあって、風もよく、軽量のお客さん、サポートに座る彼女達を持ち上げてもらい、飛んだ事も何度かある。

今日は改めて、その難しさを考えさせられた。

4本目、スペインの巨漢 女性がお客さんだった。

極度に怖がる彼女とテイクオフ場で話す事20分、夕方で風もどんどん弱くなり、普通に飛べる条件だが、話し合い、初めて飛ばないでジープで下りる決断をした。

そしてグライダーを畳んでいると、別の会社のパイロットがやって来て、彼女を説得し始めた…

そして彼女の意識が変わり、飛ぶ事になった。

風も弱くなり、走らなくてもいいから、しっかり前に前に歩いてくれる様に説明し、サポートを両サイドに付けて、安全を考えて少しでもいい風を待つ…

夕方、風は弱まる一方… テイクオフ場で30分近く、行くか、行かないか、グダグダしている内にどんどんテイクオフが難しくなっていく…

風を待つ事 5分以上… 弱いながらも前から風が入って来た。

2〜3歩 前へ進み、しっかり頭上までグライダーを立ち上げて、よし行くぞと前に加重をかけた瞬間、巨漢の彼女は座り込み、両サイドのサポート役は声をかけるだけ…

自分はお客につんのめり、このタイミングではもう止まる事も出来ず、後は運を天に任せるのみ…

崖の下に落ちる様に、小枝を蹴り倒しながら、運良く滑空して行った…

直ぐに翼端を折り、そのまま5分でランディング… 30分以上に及ぶ、テイクオフでの重労働。

自分の仕事はそこで終わり、空中で仕事をする気になれず、5分で下りた。

飛ばない判断が正解だった。

そう判断したのに、判断を変えてしまった事を反省している。

色々なお客さんがいる!
色々なお客さんがいる!

怖いけれど、友達に誘われてやって来るお客さんもいる。

最初は平気でも、テイクオフ場に来て足がすくむお客さんもいる。

日本では、何かあったら全てはパイロットの責任だ! と教えられた。

しかしそれは、お客さんがやるべき事をやってくれて、守ってくれて、初めて成り立つ。

お客さんの責任も存在する!

パラグライダーはスポーツです‼

飛行機やヘリコプター、観覧車やジェットコースターの様に、ただ乗るだけのものではない!

テイクオフでは走らないといけないし、それをしなければ、擦りむく事もあるだろうし、怪我をする事もありうる。

これは決してお客さんだけの問題では無く、お客さんが自分の責任を放棄した故に、パイロットである私達のパラグライダー人生が終わってしまう事、仕事道具のグライダーが壊れてしまう事だってある。

一人のお客さんが、その責任を放棄したが為に、私達は仕事を失い、全てを失う事にも繋がる。

もちろんプロだから、最悪の状況を想像して、想定し、対応しようとするけど、どうしようも出来ないケースだってある。

飛行機だって、どんなにチェックしても、ハイジャックされる事もあるし、一人のハイジャック犯によって、全ての多くのものが失われる事だってある。

自分の身を守る為にも、もちろんお客さんの安全の為にも、私達には客を選ぶ権利がある!

テイクオフで歩く、走る事の出来ないお客さん!(特にお客さんが巨漢で、風が弱い時)

酔っ払い!

極度に緊張、恐怖を感じているお客さん!

これらのお客さんには、飛ぶのを辞めてもらう。こちらから断る。

今まで積み重ねてきたもの…

その全てを失わない為に‼


この上下の写真、どちらかが逆さまになっている。

これは感覚の世界!

雲の仕組みを知らない人でも、見分けられるはずだ。

逆に考えだすと分からなくなってくる…

直感! これが感じる事であり、感覚であり、生きるうえで最も大切な事。

以前から何度となく書いている事。

感じるままに行動する、感じるままに生きていく事が、今 自分にとって一番 大切だと。

頭で考える生活はしない!

後先を考えて、ためらう事もしない!

単純に、今 一番 感じている事に従おう‼

あるべき概念が失せた時、人は衝動で生きる事ができる。

そして自分は今、その境遇にある。



今 感じている事に従う事が、「何かをしなければいけない…」 の「何か」に当たり、それはとても単純であり、そこに迷いや悩み、不安や苦しみは伴わない。

大切なのは考える頭ではなく、感じる心。

そして衝動! それに従う事‼
こんな晴天で、お客さんがいても、仕事が休みになる事がある。

突然のバンダ (ストライキ)だ!

バンダは忘れた頃にやってくる。

昨夜に決まったそうだが、知らない私はいつもの様に朝9時に家を出て、オフィスへ向かった。

ん… 何かいつもと違うぞ…?

車の行き来がなく、しかしバイクは1〜2台見かけ、店もほとんどは閉まっているが、開いている店もある。

バンダ⁇ しかし開いている店もあるし… でもいつもと違うのは、明らかに分かった。

Nirvana オフィスは閉まっていたので、オーナーに電話すると、ネパール バンダ… とのこと。

突然のお休みになりました。

晴れていても、休みになるのはバンダだけ。
大抵の休みは雨が降っている…

2週間 休みがなかったし、一日だけのバンダは大歓迎!

しかし、晴天だし何処かに自転車で出かけよう! なんて気にはならない… この暑さでは。

歩いて登って飛ぶ… なんて事もしない。

せめて夕方、涼しくなってからジムで汗を流す程度。

緑と青空の美しい季節だし、本当は何処かに出かけたいけど…

もし明日もバンダならば、自転車で何処かへ行こう!


Yeti Restaurant からの眺め


今朝 薄っすらと見えたダウラギリ。




























以前 ネパールに来ていた頃は、収入も無く、家族同然のYeti レストランで毎日 ダルバート(ご飯、野菜のカレー、豆汁)を家族と一緒に食べていた。

しかし今の食生活は180度 違う。

ダルバートを彼等と食べるのは、月に1〜2度。
それは食事をする時間帯が全く違うのと、Yeti から離れ、遠くに住んでいるから。

ネパール人の夕食は大体 夜9時ごろ。
自分は夕方 5〜6時ごろには食事をする。

日中 まともに食事が出来ないので、仕事が終わった頃にはお腹がペコペコで、夕食を早目に食べる。

それを9時まで待ち、わざわざ遠く離れたYeti まで行って食事をする…
そんな疲れが倍増するような事はしない。

それが出来るのは働いていない時だけ。

仕事が終わったら、如何に休めるか‼ それしか考えない。

次の休みが10日後なのか、1ヶ月後なのか? 分からない世界だから、夜に動こうなんて気にならない。

ツーリスト エリアだから食に困る事は何もない。

醤油、味噌 文化に育った人間だから、ここでも日本料理が一番だ。

焼肉、すき焼き、天ぷら、ラーメン、カレーライス、お寿司に冷やし中華、蒲焼に冷や奴、トンカツ、餃子、お好み焼き… なんでも食べられる。

自炊しても醤油と本だしは欠かせない!(味噌が手に入らないが…)

肉が食べたければステーキに行くし、ハンバーガーもよく食べる。

ピザやスパゲッティはあまり食べないけれど、韓国料理や中華もたまに行く…

コンビニがないから、日本よりもまともな食生活をしている。

働いているから、収入があるから、食べたい物を食べたい…

でもここはネパール。

ダルバートもたまには食べないと、いけないような気がする。

ここに住むという事は、自分は日本人50%、ネパール人50%!

たまには食べるダルバートは美味しい…!

毎日は無理だけど…

今日も朝 ヒマラヤが顔をだしていました。

今住んでいる所からは、ダウラギリがはっきりと見え (ポカラでダウラギリが見えるのは、ダム サイドだけ!)、I phon では離れていると、まともな写真が撮れないので、デジカメで撮影しようとしましたが… バッテリー切れ。
あっという間に雲で隠れてしまい、ダウラギリの撮影は失敗。

これからはほぼ毎朝、ダウラギリを見てから仕事に出掛ける… が日課になりそうです。


このところ仕事は毎日3本くらいで、暇では無いけど、忙しくもない…

他の事をする時間も多少あり、飛び続けるなら、こんなペースがいいんだけど…

一日のお客さんの数は、全体で250人程でしょうか。
ピークの半分ですが、毎日 毎日 250人だから… 考えると凄い数になります。


サランコットに上がる道中に、ジープのタイヤがパンク…


よく見ると、前輪の左のタイヤだけがツルツルに…

昨年の10月17日にFly Nirvana Paragliding が誕生し、間も無く一年…
反時計回りにサランコットを上り続けて約1000回。
このツルツルのタイヤが一年間を物語っています。

インドのシッキム、アンナプルナ、日本… で約3ヶ月は仕事をしていないけど、10月になれば1シーズ ここで働いた事になります。


今日はエージェントの方とも飛びました。


エージェントの方と飛ぶ意味はただひとつ。
お客さんがいたら、Nirvana とブッキングしてもらう為!

もちろん宣伝フライトなので、無料で飛びます。

収入はありませんが、目先のお金よりも、今後を考えての事。

大事なお仕事のひとつです!



ランディング場の近くで、泣き叫ぶ子供…

お父さんかお母さんに、頭を刈ってもらったのでしょうか?


しかし見事なまでの虎刈り‼

え… ハサミ、それともバリカン?

きっと手動のバリカンだとは思うのではすが…

かわいそう…? それとも気にしない?

頭が凄いまだら模様になっていました。
ツーリスト エリアの魅力は、何と言っても、世界中の人々に出会える点にある!

色々な人々がやって来るが、人種が違えば、姿、形、言葉、文化が異なり、その違いに感動を覚える。

ここレイクサイドは、ネパールの中では一番のツーリスト エリアになる。

が故に、本来のネパールとはかなり違い、ツーリストの為の場所であり、世界中の文化が入り交じった場所になっている。

自分は日本で育ったので、自分の育った環境にはない、この多人種の環境が楽しく、心地よい。

きっと人生の感じ方や考え方は、この環境にいる事で徐々に変わっていくだろう…

自分でこの環境を選んだのだから、その変化を楽しみたい。


ブラジリアン カバリーニ。


今年も12月にやって来る予定の、ルーマニアン ココネア。

モンスーンの終わりを告げる朝だった…

空気は霞んでいるものの、遂にアンナプルナ連峰が顔を出した。

約4ヶ月間、その姿を雲に閉ざしていた神々が姿を現した。


仕事に向かう道中にも、神々に逢う事が出来る。

それは季節が移り代わった事を意味している…


この新たな翼のスピードは魅力的だ!

今まで乗った事のあるタンデム グライダーの中では、その違いを明らかに感じられる程、スピードのあるグライダーだ。

風を切り裂く音と、山の斜面、ランディングでのスピード感がたまらない!


色は選んだわけではなく、一番早く届く様に、在庫の中にあった色だったが、夏と太陽をイメージさせるカラーリングで、今ではこの色を気に入っている。


ネパールの魅力、それは山だ!

7000〜8000m級の山々は正に神にふさわしく、多くの人々が神に出会う為に、ここを訪れる。

昨日に届いた新しいグライダー。

メーカーはAXISで、カテゴリー 1-2のSirius。
黄色と赤に、黒いマークのサマー カラー。

来年の誕生日まで一年間、このグライダーが私と苦楽を共にする相棒になります!

早速 今日からこの翼で仕事です。


今日は3本 飛びましたが、飛んでの感想をひとつ。

まず感じるのはスピードの違い!

トリム フルオープン Max スピードのBion (以前のグライダー)より、トリムを絞った Sirius の方がスピードが早い。

スピードは早い方が、全てに対応しやすいので、このスピードは武器になる。

そして反対に気になる点としては、プーリーの位置が近すぎる。
ブレーク コントロールがかなり下になり、しっかりグライダーを押さえにくい点。

(コントロールが下過ぎて、ダイレクト感が無く、ウイング オーバーが凄くやりにくかった…)

これではブレークを真下に引いていては、コントロールがかなり下になってしまう為、ブレークを斜め下(横側)に引いて、高さを余り変えずに、ストロークを長く引ける様なコントロールになってしまう…

スプレッド バーは長さがマチマチなので、今使っているNovaのスプレッド バーとの相性が合っていないのかもしれない。


新品。ラインも光っています!


同じ1-2のタンデム機でも、乗った感覚は全く違う!(実際は微妙かもしれないが、明らかに違いを感じる)

パイロットはグライダーにアジャストさせていくので、次第にその感覚(違和感)は無くなっていく。

しかしもう少しコンタクト ポイントを上げた方が、ダイレクト感があり、コントロールしやすいので、スプレッド バーを変えるか、今 使っている小さいカラビナを大きな物に変えるかして、もっと手を上げてコントロール出来る様にしたい。


今日は夕方だが、今シーズンで初めて、ダウラギリが家から見えた…

ここから直線距離で何キロくらいあるのだろうか? ダウラギリ。

エベレストからバブーと飛んだシェルパが言っていたが、8167m のダウラギリに向かう為には、最低6000m台の山に3〜4回は登って経験を積む事が必要だ。

ダウラギリはアドベンチャー パイロットとしての大きな目標のひとつ!

ダウラギリが頭にあるだけで、技術、体力、精神… を常に想像する事になる。

そして日常の仕事の一本一本も、そこに繋がっていく。

果たして、いつそこへ向かう時が来るのだろうか…


ここにダウラギリが写っている…
自分にはそれがはっきりと見えている。

子供達はハーネスなど無くても、グライダーを自由自在にコントロールしてしまう!

正直 自分にはこんな真似出来ない…

負けてたまるか!でやったところで、怪我をするのが関の山だろう。


両手にライザーを持って加速…


加速と共に中に浮いていく…


空中で逆上がり…


そして飛んでいく…

自分はプロだから、負ける訳にはいかない! でも負けている…

悟りの旅 インドは、ガンジス川 上流まで遡らないと飛べる様な山はなかなか見当たらない…

しかし風は吹く!

地上でのグライダーのコントロールはテイク オフの要になる。
特に限られた場所、山岳では!

インドで挑戦するべき事、その要がこの子供達を通して見えてきました。
ここ3〜4日で、季節が雨季から乾期へ変わりつつあるのが分かる…

天が高くなり、上空の風は肌寒く、地上は日中 暑くても、朝晩は涼しくて気持ちがいい。

飛んでは簡単に高く上がり、何のストレスも無く、楽しく仕事できる。

夕方には降る雨も、日に日に降る時間も短くなっていく…

雨とサヨナラする時が近づいている。

仕事は毎日あるも、中休みの時期。
あと2週間くらいはこんな感じかな…

今日は昼から富士山でご飯を食べて、その後ビューティ パーラーに行ってきました?

ビューティ パーラーって女性の美容院ですが、マッサージもやっているので、男性のお客さんも来るそうです。

バーバー(床屋)のなんちゃってマッサージではなく、しっかりトレーニングを受けたマッサージなので、とても気持ちがよく、半端ない眠気が…

家に帰ってから久しぶりに、日中 熟睡出来ました。

レークサイドには沢山 マッサージする所かありますが、今日 行ったのは富士山と同じビルの一階。
大きなお店ではなく、分かりづらい場所にあります。

今は忙しくなく、時間があったので行きましたが、忙しい時期には富士山で食事して、ここでマッサージ…

熟睡できて、疲れも取れそうです!

* 次回 写真で紹介します。
「女神たちを探して」


http://official.stardust.co.jp/keiko/diary/index.html#13090801

日本の女優 北川 景子さんが、日記でこの様な事を書かれていました。

「考えるのではなく、感じるべきであり、ドキュメンタリーは正解を探す事ではない。」

「ついつい正解を探そうとしてしまったり、こうあるべき、という概念に捕らわれてしまいがちな、自分の価値観を壊す良い経験になりました。」

「もしかして人生も、お芝居も、こういう自分の捉われた概念や価値観によって、自分が難しく、複雑にしてしまっているのかもしれない。」

「もっとシンプルにあるべきなのかもしれない。頭でっかちな私は、もっと素直に感じたままに生きられたり、お芝居ができたらもっといい。」

台本の無いドキュメンタリー番組を終えての感想や、発見を書かれています。

人生は台本の無いドキュメンタリーです。

自分の感じている事と、凄くリンクする部分があったので、紹介しました。

分野は違っても、何かを突き詰めていくと、きっと同じ感覚を抱くのだと思います。

女優の感覚とパイロットの感覚がリンクしています…
分かっているはずなのに…

少し後退りしてしまう。

如何に普段はネパールにいながら、本当のネパールで生活していないのかが分かる…

世界が狭すぎる!

ツーリスト相手に、レークサイドとサランコットのテイクオフ場を行き来するだけの毎日が、どんなに狭い世界なのか…


今日は夕方から、レークサイドから3km程離れたソナムの家へ遊びに行った。

何度も訪れているその村、その家族だが、仕事が忙しくてなかなか行けずに、気が付けば半年ぶりだ。

レークサイド。ここでの生活に慣れてしまうと、本当のネパールからどんどん遠ざかっていく…

そして、時間があったあの頃(ネパールで仕事をする前)、本当のネパールの生活に触れて、浸透していったあの頃から遠ざかった今、久しぶりに触れるネパールに後退りしてしまう自分がいる。

今の生活は日本とほとんど変わらない。

何不自由なく、何でもあり、綺麗で清潔な環境に住んでいる。

今日 ソナムの家で下痢をした…
原因は水だろう。

気が付けばここ2ヶ月以上は、ミネラル ウォーターしか飲んでいない… そんな生活をしている。

時間があった頃は、ネパールに触れ、ローカル ウォーターを飲むのが当たり前だったし、それでも下痢をしない身体になっていった。

しかしネパールを離れた今、その時間が無い今は、今日の様にネパールに触れるだけで下痢をしてしまう。

蚊、南京虫、飲み水に浮く虫…

古代に戻ったかの様な生活スタイル…

レークサイドをわずか数キロ離れるだけで、本当のネパールがそこにはあるのだが、毎日の仕事でその時間が持てない今、果たしこれでいいのだろうか? と思ってしまう。

せめて自覚する事だ!

自分の日常が、如何に狭い世界の中で生きている… という事を。

ここでの生活に慣れた者にとって、村の生活はあまりに違う。

古代と現代が存在している国。

ネパールに生きるという事は、その古代に如何に順応できるのか? という事だ。

ネパールの深層を生きられる者だけが、この地に骨を埋める事が出来る。
  
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プロフィール
HN:
kazu
年齢:
53
性別:
男性
誕生日:
1971/09/08
職業:
パラグライダー
趣味:
たそがれ、物想い、静寂、心穏やか、不安、楽しむ
自己紹介:
Kazu
Japan spirits and pride
Professional tandem / Adventure pilot

世界最高峰のヒマラヤ、神の国ネパールで生きていく為に始めた空飛ぶ道具パラグライダーでコマーシャルタンデムをやっています。夢は神の山マチャプチュレへの冒険フライトに挑戦すること。
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