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その人が何処から来たかなど、どうでもいいではないか。 どんな地位にあるか、どんな功績があったのか、どんな血筋を引いているのか、など全くどうでもいいではないか。 ただ、その人の行いを見よ。 今ここに於いて、何をするのかを見よ。 行いが正しく、羞恥があり、身と心を慎んでいるのであれば、その人は生まれがどうあれ、今から高貴な人ではないか。

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2013/09/10 (Tue)
狭い世界にいる
分かっているはずなのに…

少し後退りしてしまう。

如何に普段はネパールにいながら、本当のネパールで生活していないのかが分かる…

世界が狭すぎる!

ツーリスト相手に、レークサイドとサランコットのテイクオフ場を行き来するだけの毎日が、どんなに狭い世界なのか…


今日は夕方から、レークサイドから3km程離れたソナムの家へ遊びに行った。

何度も訪れているその村、その家族だが、仕事が忙しくてなかなか行けずに、気が付けば半年ぶりだ。

レークサイド。ここでの生活に慣れてしまうと、本当のネパールからどんどん遠ざかっていく…

そして、時間があったあの頃(ネパールで仕事をする前)、本当のネパールの生活に触れて、浸透していったあの頃から遠ざかった今、久しぶりに触れるネパールに後退りしてしまう自分がいる。

今の生活は日本とほとんど変わらない。

何不自由なく、何でもあり、綺麗で清潔な環境に住んでいる。

今日 ソナムの家で下痢をした…
原因は水だろう。

気が付けばここ2ヶ月以上は、ミネラル ウォーターしか飲んでいない… そんな生活をしている。

時間があった頃は、ネパールに触れ、ローカル ウォーターを飲むのが当たり前だったし、それでも下痢をしない身体になっていった。

しかしネパールを離れた今、その時間が無い今は、今日の様にネパールに触れるだけで下痢をしてしまう。

蚊、南京虫、飲み水に浮く虫…

古代に戻ったかの様な生活スタイル…

レークサイドをわずか数キロ離れるだけで、本当のネパールがそこにはあるのだが、毎日の仕事でその時間が持てない今、果たしこれでいいのだろうか? と思ってしまう。

せめて自覚する事だ!

自分の日常が、如何に狭い世界の中で生きている… という事を。

ここでの生活に慣れた者にとって、村の生活はあまりに違う。

古代と現代が存在している国。

ネパールに生きるという事は、その古代に如何に順応できるのか? という事だ。

ネパールの深層を生きられる者だけが、この地に骨を埋める事が出来る。
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プロフィール
HN:
kazu
年齢:
53
性別:
男性
誕生日:
1971/09/08
職業:
パラグライダー
趣味:
たそがれ、物想い、静寂、心穏やか、不安、楽しむ
自己紹介:
Kazu
Japan spirits and pride
Professional tandem / Adventure pilot

世界最高峰のヒマラヤ、神の国ネパールで生きていく為に始めた空飛ぶ道具パラグライダーでコマーシャルタンデムをやっています。夢は神の山マチャプチュレへの冒険フライトに挑戦すること。
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