その人が何処から来たかなど、どうでもいいではないか。 どんな地位にあるか、どんな功績があったのか、どんな血筋を引いているのか、など全くどうでもいいではないか。 ただ、その人の行いを見よ。 今ここに於いて、何をするのかを見よ。 行いが正しく、羞恥があり、身と心を慎んでいるのであれば、その人は生まれがどうあれ、今から高貴な人ではないか。
2024/11/15 (Fri)
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2013/09/17 (Tue)
客を選ぶ権利がある!
コマーシャル タンデムを始めて約2年半で、約1000人のお客さんと飛んできた。
飛べる条件でテイクオフに上がって、飛ばなかったお客さんは一人もいない。
中には怖がって、テイクオフ場で飛ばない… と言い出すお客さんも何人かいたが(中国人)、話しあって、風もよく、軽量のお客さん、サポートに座る彼女達を持ち上げてもらい、飛んだ事も何度かある。
今日は改めて、その難しさを考えさせられた。
4本目、スペインの巨漢 女性がお客さんだった。
極度に怖がる彼女とテイクオフ場で話す事20分、夕方で風もどんどん弱くなり、普通に飛べる条件だが、話し合い、初めて飛ばないでジープで下りる決断をした。
そしてグライダーを畳んでいると、別の会社のパイロットがやって来て、彼女を説得し始めた…
そして彼女の意識が変わり、飛ぶ事になった。
風も弱くなり、走らなくてもいいから、しっかり前に前に歩いてくれる様に説明し、サポートを両サイドに付けて、安全を考えて少しでもいい風を待つ…
夕方、風は弱まる一方… テイクオフ場で30分近く、行くか、行かないか、グダグダしている内にどんどんテイクオフが難しくなっていく…
風を待つ事 5分以上… 弱いながらも前から風が入って来た。
2〜3歩 前へ進み、しっかり頭上までグライダーを立ち上げて、よし行くぞと前に加重をかけた瞬間、巨漢の彼女は座り込み、両サイドのサポート役は声をかけるだけ…
自分はお客につんのめり、このタイミングではもう止まる事も出来ず、後は運を天に任せるのみ…
崖の下に落ちる様に、小枝を蹴り倒しながら、運良く滑空して行った…
直ぐに翼端を折り、そのまま5分でランディング… 30分以上に及ぶ、テイクオフでの重労働。
自分の仕事はそこで終わり、空中で仕事をする気になれず、5分で下りた。
飛ばない判断が正解だった。
そう判断したのに、判断を変えてしまった事を反省している。
色々なお客さんがいる!
色々なお客さんがいる!
怖いけれど、友達に誘われてやって来るお客さんもいる。
最初は平気でも、テイクオフ場に来て足がすくむお客さんもいる。
日本では、何かあったら全てはパイロットの責任だ! と教えられた。
しかしそれは、お客さんがやるべき事をやってくれて、守ってくれて、初めて成り立つ。
お客さんの責任も存在する!
パラグライダーはスポーツです‼
飛行機やヘリコプター、観覧車やジェットコースターの様に、ただ乗るだけのものではない!
テイクオフでは走らないといけないし、それをしなければ、擦りむく事もあるだろうし、怪我をする事もありうる。
これは決してお客さんだけの問題では無く、お客さんが自分の責任を放棄した故に、パイロットである私達のパラグライダー人生が終わってしまう事、仕事道具のグライダーが壊れてしまう事だってある。
一人のお客さんが、その責任を放棄したが為に、私達は仕事を失い、全てを失う事にも繋がる。
もちろんプロだから、最悪の状況を想像して、想定し、対応しようとするけど、どうしようも出来ないケースだってある。
飛行機だって、どんなにチェックしても、ハイジャックされる事もあるし、一人のハイジャック犯によって、全ての多くのものが失われる事だってある。
自分の身を守る為にも、もちろんお客さんの安全の為にも、私達には客を選ぶ権利がある!
テイクオフで歩く、走る事の出来ないお客さん!(特にお客さんが巨漢で、風が弱い時)
酔っ払い!
極度に緊張、恐怖を感じているお客さん!
これらのお客さんには、飛ぶのを辞めてもらう。こちらから断る。
今まで積み重ねてきたもの…
その全てを失わない為に‼
飛べる条件でテイクオフに上がって、飛ばなかったお客さんは一人もいない。
中には怖がって、テイクオフ場で飛ばない… と言い出すお客さんも何人かいたが(中国人)、話しあって、風もよく、軽量のお客さん、サポートに座る彼女達を持ち上げてもらい、飛んだ事も何度かある。
今日は改めて、その難しさを考えさせられた。
4本目、スペインの巨漢 女性がお客さんだった。
極度に怖がる彼女とテイクオフ場で話す事20分、夕方で風もどんどん弱くなり、普通に飛べる条件だが、話し合い、初めて飛ばないでジープで下りる決断をした。
そしてグライダーを畳んでいると、別の会社のパイロットがやって来て、彼女を説得し始めた…
そして彼女の意識が変わり、飛ぶ事になった。
風も弱くなり、走らなくてもいいから、しっかり前に前に歩いてくれる様に説明し、サポートを両サイドに付けて、安全を考えて少しでもいい風を待つ…
夕方、風は弱まる一方… テイクオフ場で30分近く、行くか、行かないか、グダグダしている内にどんどんテイクオフが難しくなっていく…
風を待つ事 5分以上… 弱いながらも前から風が入って来た。
2〜3歩 前へ進み、しっかり頭上までグライダーを立ち上げて、よし行くぞと前に加重をかけた瞬間、巨漢の彼女は座り込み、両サイドのサポート役は声をかけるだけ…
自分はお客につんのめり、このタイミングではもう止まる事も出来ず、後は運を天に任せるのみ…
崖の下に落ちる様に、小枝を蹴り倒しながら、運良く滑空して行った…
直ぐに翼端を折り、そのまま5分でランディング… 30分以上に及ぶ、テイクオフでの重労働。
自分の仕事はそこで終わり、空中で仕事をする気になれず、5分で下りた。
飛ばない判断が正解だった。
そう判断したのに、判断を変えてしまった事を反省している。
色々なお客さんがいる!
色々なお客さんがいる!
怖いけれど、友達に誘われてやって来るお客さんもいる。
最初は平気でも、テイクオフ場に来て足がすくむお客さんもいる。
日本では、何かあったら全てはパイロットの責任だ! と教えられた。
しかしそれは、お客さんがやるべき事をやってくれて、守ってくれて、初めて成り立つ。
お客さんの責任も存在する!
パラグライダーはスポーツです‼
飛行機やヘリコプター、観覧車やジェットコースターの様に、ただ乗るだけのものではない!
テイクオフでは走らないといけないし、それをしなければ、擦りむく事もあるだろうし、怪我をする事もありうる。
これは決してお客さんだけの問題では無く、お客さんが自分の責任を放棄した故に、パイロットである私達のパラグライダー人生が終わってしまう事、仕事道具のグライダーが壊れてしまう事だってある。
一人のお客さんが、その責任を放棄したが為に、私達は仕事を失い、全てを失う事にも繋がる。
もちろんプロだから、最悪の状況を想像して、想定し、対応しようとするけど、どうしようも出来ないケースだってある。
飛行機だって、どんなにチェックしても、ハイジャックされる事もあるし、一人のハイジャック犯によって、全ての多くのものが失われる事だってある。
自分の身を守る為にも、もちろんお客さんの安全の為にも、私達には客を選ぶ権利がある!
テイクオフで歩く、走る事の出来ないお客さん!(特にお客さんが巨漢で、風が弱い時)
酔っ払い!
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プロフィール
HN:
kazu
年齢:
53
性別:
男性
誕生日:
1971/09/08
職業:
パラグライダー
趣味:
たそがれ、物想い、静寂、心穏やか、不安、楽しむ
自己紹介:
Kazu
Japan spirits and pride
Professional tandem / Adventure pilot
世界最高峰のヒマラヤ、神の国ネパールで生きていく為に始めた空飛ぶ道具パラグライダーでコマーシャルタンデムをやっています。夢は神の山マチャプチュレへの冒険フライトに挑戦すること。
Japan spirits and pride
Professional tandem / Adventure pilot
世界最高峰のヒマラヤ、神の国ネパールで生きていく為に始めた空飛ぶ道具パラグライダーでコマーシャルタンデムをやっています。夢は神の山マチャプチュレへの冒険フライトに挑戦すること。
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