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その人が何処から来たかなど、どうでもいいではないか。 どんな地位にあるか、どんな功績があったのか、どんな血筋を引いているのか、など全くどうでもいいではないか。 ただ、その人の行いを見よ。 今ここに於いて、何をするのかを見よ。 行いが正しく、羞恥があり、身と心を慎んでいるのであれば、その人は生まれがどうあれ、今から高貴な人ではないか。

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25時間の長旅…

無事にネパールに着きました。

中国 昆民での15時間の空港待機… 長〜かったね。

流石に今日 即バスで7〜8時間かけてポカラに帰る気にはならず、1日カトマンズで休んで、明日ポカラへ戻ります。

翌日7月1日から仕事再開で、2014シーズンが始まります。


上海の夜景


今回は初めて中国東方航空を利用しました。(カトマンズ〜昆民〜上海〜関空の往復で6万5千円)


今朝は4時間程 歩きました。

旧王宮の周りから始まり、カトマンズにある大きなグラウンドを10周して、体操して帰ってきました。
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「覚り」の世界へ

形のないその世界が、2013シーズンのテーマだった。

色々なものが入り交じる環境で、自分の感情に触れる中で、人としての真理、自分が何者なのか? その疑問に答える。

自分のアイデンティティが仏教にある事を知り、仏陀の教えを追い求めた。

今シーズン飛んだ仕事での640本は、その追求でもあった。

ラダックでの1ヶ月は、その総決算でもあった。



無我 無常の考えの中には、私達が生きる上での重要なヒント、生きる真理があります。

「生きる事とは?」を解いた仏陀の教えは、来シーズン以降もひとつひとつ実践していくものであり、そこに来シーズンのテーマがあります。


もう一つ今シーズン 初めて感じた感覚、「体力の衰え」は42歳にして初めて感じた事でした。

来シーズンは生活する中で、どの様に体力 作りをしていくのか?

単にプロのタンデム パイロットとしての体力ではなく、タンデム フライト1万本、57歳まで飛び続ける事が出来る身体作り = その生活環境作り。


ポカラという環境は、パイロットにとって年中 オフシーズンの無い環境なので、生活が仕事中心の単調なものになってしまった今シーズンでした。

飛んで、食べて、寝る…

それ以外 無かったのも事実。


来シーズンは仕事に目標を置くのではなく、仕事以外のやるべき事。些細な事、それに気付いて、きっちりしっかりやっていく!

そこへの意識が目標になっていきます。


自分がパラグライダー パイロットから、ものごとの考え方や捉え方が職業パイロットに変わったのが今シーズンであり、年間通して飛び続けた初めてのシーズンでした。

仕事が2〜3日間なければ、歩いて登ってソロフライトするでしょうが、それがまず無い状況なので、ソロフライトする機会は減っていくと思います。

以前はソロフライトへの拘りもありましたが、これだけ仕事で飛ぶ以上、ソロフライトをする拘りを感じなくなってきている…

その時間があれば、もっと別のやるべき事をやりたい。

ただ注意しなければいけない心理状態がひとつあります。

それは「お金」が絡む事で起こる心理状態です。

お金が発生しないフライトへの興味が無くなる…


これは人間の深層心理の中にある事ですが、趣味で楽しく、XCフライトなどに挑戦していたパイロットも、フライトにお金の発生するタンデム フライトをしていくうちに、フライト自体への興味よりも、お金への興味が勝り、次第にお金の発生しないフライトをしなくなる…

現に多くのパイロットがそうですが、どんな仕事でもお金の発生しない事はしない… それと同じです。

ただパラグライダー パイロットとは、ある意味 趣味と実益を兼ね備えた仕事でもあるので、仕事以外でも「飛びたい!」その気持ちが無くなったなら、終わりだと考えています。

その為のひとつの目標も、来シーズンも必要になってきます。



今シーズンを終え最も感じた事は、来シーズンは生活スタイルを変えなければいけない!という事であり、意識は仕事から、目の前のひとつひとつへの行為へ!

それが2014シーズンへの繋がりになります。



この地で人間らしく生きていく為に、多くの事を学んだシーズン… それが2013でした。



明日2本仕事をして、2013シーズンが終了になります。

2本飛んだ後はマイクロバスでカトマンズに向かい、夜9~10時頃にカトマンズ到着予定です。


本当は日本へ帰る飛行機の時刻が夕方4時なので、日本に行く当日にポカラからカトマンズに国内線で飛んで、そのまま国際線で日本に帰りたいのですが.....

雨の季節なので、視界が無ければポカラからの国内線は飛ばないし、車での当日移動も土砂崩れなどで、道が数時間 通れなくなる事も想定して、前日の明日に仕事を1本休んで、夜にはカトマンズに着くようにポカラ3時ごろ発のマイクロバスで向かいます。

飛行機なら8000円で20分。マイクロバスなら500円で6~7時間でカトマンズです。


陸路での移動がきついのではなく、小さな座席に折り曲がったような状態で、長時間座っているのがきつい!

朝出発の大きなバス700円もありますが、今回は2本仕事して8000円の収入を得てから帰る事にしました。


年間通して飛び続けた初めてのシーズン、2013シーズンが明日終わります。




これはダルバート。ネパールの定食です。

ものごとの見え方は、仏陀を見習う事で客観的となり、感じ方、考え方も変わっていきます。


人は余りにも不完全な為に、人々の支え、他の命の恵み無くして、生きていく事は出来ません。

その支え合い、役割分担が仕事となっています。


このプレイトの食材 ひとつひとつに、人々の役割の形があります。

お米を作る人がいなければ、私はご飯を食べる事は出来ません。

野菜を作る人がいなければ、私は野菜を食べる事は出来ません。

魚を養殖、捕ってくる人がいなければ、私は魚を食べる事は出来ません。

鶏の命を奪わなければ、私は鶏を食べる事は出来ません。

そしてそれを調理して、提供してくれるレストランがなければ、私は食事をする事が出来ません。

この椅子がなければ、私はここに座る事が出来ません。

この座布団がなければ、私は心地良く座る事が出来ません。

ライトがなければ、扇風機がなければ、電気がなければ…


そう考えると、自分のやっているパラグライダーは、あっても無くても、直接 人々の生活が困るわけでもない。

無くてもいいもの!

そう考えると、パイロットだからと傲慢になる事など在り得なく、私達の命、私達の生活を支えてくれている農家の人々や、電気工事の人々、道路工事の人々… その他 多くの人々の方がより重要な役割だと分かる。

ただポカラという観光地を考えた場合、パラグライダーを目的に訪れる人々もいて、その人々は飛行機やバス、タクシーを使い、ホテルに泊まり、レストランを利用する。

それはその他多くの人々を支える事に繋がっていく…

そう考えると、パラグライダー、私達も必要な存在として在り得る事になる。


「人は1人では生きられない」

分かっている様でいて、実は分かっていない。

自分には色々なものが必要なのに、自分では獲得出来ない。

だから、出来る人にやってもらって、自分が出来る事でお返しをする。

仕事をしないという事は、生命の法則に違反する事になる。

仕事をする = お金を稼ぐ事ではない!

他の生命の役に立つ = それが仕事です。



今日ビザが届きました。

これで日本に一時帰国できます。

来年1月までの7ヶ月間ビザで、その後は毎年1月に更新するそうです。

7ヶ月で79000ルピー。今のレートで日本円にすると7万円ちょっと。

ビザは1ヶ月1万円ほどですが、その他に空港税9000円、所得税7500円+α 、で、1ヶ月で3万円。

1年で36万円 + 保険25000円で、40万円ほどの支払いになります…


40万円というと、100本 飛ばないと稼げない額。

今シーズンは650本ほど飛んだので、約1/6はビザ、税金の為に飛んでいる事になります。

新たに出来たルールなので、ここで生きていく為には、このルールの中で仕事をしていく事になります。

外国人パイロットにとってのパイロット ビザ元年だったので、事が二転三転、不法滞在になったり、大変でしたが、これで来シーズンから安心して働けそうです。

このルールが再度 二転三転しなければ…




これで楽にネパールに出たり、入ったりできます!

山が見えない季節でも、湖があるからここは過ごしやすい!

今まで訪れたダージリンやラダックもいい所でしたが、住むなら断然ポカラ!

どこからでも周りが見渡せて、圧迫感がない。
見習うべき点がある。

何故 ポカラのパラグライダーが、こんなにも発展し、一大産業になったのか!


ここには18のパラグライダー会社がありますが、決して互いに競争して、勝ち組、負け組を作ろうとはしていない。

完全な共同体です。


どうしたら全ての会社が生き残れるのか? その為のシステムがあります。


1日3ラウンドまでと決められ、各会社間でのパイロットの行き来、お客さんの受け渡しが可能となっている。

ひと会社 1日に飛べるお客さんの数は6人 x 3ラウンドの18人までですが、この数で会社は利益が出る様になってる。

18人が最大ですが、20人でも30人でも予約があれば全て受け付けます。

そして18人を越えるお客さんは、他の会社へ渡します。

しかし他の会社へ渡した段階で、会社の利益も他の会社へ100%移り、18人以降のお客さんについては、うちの会社で予約してあっても、うちの会社の利益にはならない。

???

自分も最初は?でした。

何故 利益にならないお客さんを受け付けるのか?


ここからが共同体システムです。

他の会社へ受け渡したお客さんの人数分、今度はその会社が18人を越えてお客さんをブッキングした時に、うちの会社に受け渡される。

つまりその人数分はつけになっている。

うちの会社にお客さんのブッキングが無い時でも、他の会社からお客さんがつけの分だけ回って来て、それが全て利益となる。

つまりお客さんの予約が無い時でも、仕事は確実にあり、会社の利益も確実にある。

そんなネットワークが、18の会社間で出来上がっています。


年間8万人のお客さんを、18の会社で上手く回せるシステムが出来上がっている。


1日3ラウンドまでとする事で、全ての会社にお客さんは振り分けられる。

そして会社間でのお客さんの受け渡しで、また全ての会社に利益が出る。


奪おうとし、奪い尽くせば、やがては全て無くなってしまいます。

競争社会はまさにこれであり、競争するのではなく、助け合って皆で発展していく!


日本とはパラグライダー環境も違いますが、見習うべき点は必ずあります。

あいさつについて。

日本ではあいさつで、互いに握手をする習慣はありませんが、海外では必ずあいさつと同時に、お互い握手をします。

朝はオフィスでオーナーと握手。
そしてやって来るパイロットとも、ひとりひとりと握手。

これは毎朝 必ずします。


仕事でも、お客さんと自己紹介がてらに握手。
飛び終わっても握手をします。


今日もよろしく!

ありがとう!

その表現が握手には含まれており、握手で始まり、握手で終わる…

それが習慣となっています。



オーナーの息子 スパンダン3歳。

しばらく見ないうちに、赤ちゃんの顔から子供の顔に変わりました。



今晩の食材。

インスタント ラーメンは、今日は焼きそばにして食べました。

今朝は沢山の鳥がサランコットにやって来て、目の前を自由に飛び回っていました。

テイクオフする時も、前の鳥達に引っかからないか… そんな心配もしました。

一度サランコットを飛んでいて、鳥が急降下して来て、自分のグライダーのラインに引っかかった事があり、運良く引っかかりながらも抜けて行ってくれましたが…

鳥がラインに絡まり、もがき、そのままグライダーが潰れて落ちて行くケースは現に、ここネパールで起きています。

鳥と一緒に飛ぶ事が多いのですが、サランコットを飛びに来る鳥はグライダーを認識していて、ある距離に近づくと避けて行きます。

彼等には、あの細いラインも見えています。

しかし鳥とてよそ見をしたり、意識が他に行っていたり…

あ… と思い、とっさに避けた所にラインがあれば、鳥とて引っかかってしまい、もがいて離れようとします。

それが絡まってしまうと、パラグライダーにとっても危険な状態になります。

大きなタンデム グライダーは安定しているので、小さなグライダーよりも危険性は小さくなりますが、もし鳥が絡まってしまったなら、グライダーの挙動に注意しながら、真っ直ぐに飛ばし、とにかく安全にランディング出来るように、ランディングに向う事になります。


沢山の鳥達を前に、今朝はそんな事をイメージして、考えていました。


テイクオフ場から沢山の鳥達を確認。



今晩の食材。

来シーズンは自炊も増やして、朝ごはんも食べてから出勤出来る様に、夕ご飯で朝の分も作っておく…

仕事以外の諸々の事を、ちゃんときちんと出来る事が、来シーズンの目標です。



今日も4時過ぎから雨に…

モンスーンの始まりのようです。

6月〜9月半ばまでが雨の季節ですが、基本 雨は夕方から夜にかけて降ります。

暑い季節なので、雨は夜を涼しくしてくれるクーラーの様です。

今日は休養中のクリシュナのグライダー マグナムⅡを借りて、3本飛びました。

今乗っている自分のグライダー、シリウスとの違いを随分感じました。

大きく違いを感じた2点。

1点目はコントロールポジションが高く、操縦しやすい点。
シリウスのような抜ける感じが無く、ストレスを全く感じない。

分かり易く車で例えるなら、シリウスは座席をハンドルにめいいっぱい近付けた状態で操縦しているような感じで、窮屈で詰まった状態。(ブレークを5cm短くしたが、それでも手に巻かないと近すぎて操縦できない)

マグナムは座席を後ろに下げ、懐にゆとりがある状態。

シリウスの抜けるような感覚も、その距離感が大きく左右しているように感じます。

ソアリングの感覚は断トツでマグナムの圧勝!


2点目はランディングでのフレア(ブレーキ)のブレーキのかかりが違う点。

このグライダーは新しい時に一度 借りて乗りましたが、その時は感じなかったが、500本以上乗って古くなっているからか、フレアのかかりが悪かった。

私のシリウスも450本ほど飛んでいるが、シリウスの感覚でフレアをかけようとすると、キュ.... と止まるシリウスではなく、ズ-ンンと流れて止まるマグナム....  そんな感じでした。

フレアのかかりは断トツでシリウスの勝ち!

シリウスのフレアは、今まで乗ったタンデム グライダーの中でも断トツです!

フレアはタイミングでも決まりますが、無風130kg のお客さんを乗せてのランディング.... を考えると、シリウスのランディングでのフレアは安心できる武器になる。

しかし渋い条件でのソアリングは、テイクオフが低い所にあり、シリウスでのソアリングは辛い....



1シーズンでグライダーは駄目になり、次のグライダーは自分の誕生日月 9月過ぎには必要になってきます。

今のシリウスはあと250本、3~4ヶ月乗れますが、モンスーンの時期はグライダーが水浸しになることもあり、早めに次のグライダーを準備する必要があります。


来シーズンはどのグライダーに乗ろうか?

タクー3、フューズ、マグナム2、バイ ゴールデン3 の中から選ぶ事になると思います。
今日から早速 仕事 再開です。

とは言っても、どうやら6月11日には日本へ帰れそうなので、今回は1週間の滞在になりそうです。

仕事は忙しいらしく、今日から早速 3本 飛びました。

しかしレイク サイドを歩くツーリストはまばらです…


パラグライダーを始めて5年8ヶ月ですが、35日間もの間 飛ばなかったのは初めてでした。

程よい緊張感のなか、条件も良く、楽しく飛ぶ事が出来ました。

飛び続ける中では、なかなかこの様な感覚で飛ぶ事は難しくなってきますが、今日 感じた事は、私はパラグライダー パイロットではなく、タンデム パイロットというお金を稼ぐ分野があり、それを仕事としているパイロットである事。

飛ぶ事によって、人々に感動や喜びを与える仕事。その分野のパイロットである事。

ポカラという観光地で、ひとつのお楽しみとしてパラグライダーがあり、その思い出、その観光の一翼を担っていると言う事。


この地で月に平均25万稼げる仕事であり、これは他ではなかなか無い収入なので、これを続けていけるのなら、こんな幸せな仕事はない!

パイロットとしてどんな飛びが出来るか?よりも、これを仕事として飛んでいる、そして生活が成り立つこの環境、この仕事に喜びを感じて生きていかなければいけない!

と言う事です。


仕事とは他の生命に対して、どの様に役に立てるのか?であり、1人でも多くの人の役に立てれば、それだけ生活も安定していける訳です。

パラグライダーはこの地で多くの人々の、観光地での思い出作りに役に立っているから、また役に立てる環境があるから、一大産業になったのだと思います。

それがパラグライダーだった訳です。


何故パラグライダーなのか?

何故ポカラなのか?

それは全て因果関係で繋がり、今の私がここにいます。

今日 私はパラグライダー パイロットではなく、その様な仕事をしている人間である事に気が付きました。


今日も夕方5時から雨となりました。

この時間なら、仕事にも関係なく、夜も涼しく過ごせるので、雨は歓迎です!

ポカラに帰ってきました。

夕方4時前から土砂降りの雨が降りました。

インド デリー程ではないにしても、気温33度。真夏のポカラに帰ってきました。


僅か1ヶ月で、周りの風景は変わっていました。

ゴルフ練習場には花が咲き誇り、建築中だった家には明りが灯り、新たに家の基礎工事が2軒、この家にも車がお目見えし、それを入れるための駐車場のブロックも積み上げられ、長男はアメリカへ旅立つ。

カトマンズからポカラへのハイウエイもまた、至る所で拡張工事が始まっていました。
10年はかかるであろう200kmの拡張工事......  しかし完成の時は必ずやって来ます。


たった1ヶ月。

この周りだけを見ても、たった1ヶ月で、ものごとはあからさまに変化を見せています。


変わり続ける.....   これが真実です。





雨の恵みによって、涼しい夜を向かえているポカラです。




あすから仕事です。

35日ぶりに空を飛びます。

心穏やかに、落ち着きある姿で仕事をします。

カトマンズに何故4日間も滞在したのか? それはワーキング ビザの面接が今日あったからでした。

オフィスのある場所まで、歩いて1時間と少し。往復で9kmほどです。

しかしよく歩きますね!私。

ラダックでは結局1ヶ月、ラマユルからレーに戻る時 以外は、一度も車を使うことなく過ごしました。

それでも歩きと自転車で、300km近くは移動しています。

片道2時間なら、歩いてしまおう… そんな感じで、車を使う事は頭に浮かばない。

もちろん時間があれば… 疲れていなければ… ですが。


誰をどう見たって、人は年齢と共に太っていきます。

新陳代謝が衰え、身体が大きくなっていく事は普通です。

お腹の出ていない中年を見かけない方が稀であり、それは別にいけない事ではなく、肉体労働でもない限り、意識して運動を続けていない限り、体系が変わるのは普通の事。


自分はプロのタンデム パイロットだから、これで生きていかなければいけないから、動ける身体である事は、仕事の一部だと考えています。

また身体も無意識ですが、その事を理解している様です。

1人旅ならば、これが出来るし、これでいいかと…

誰かと一緒なら、これは出来ないから、周りに合わせるしかない。

仕事でない限り、団体行動は必要ない!と思っているのでいいですが、家族が出来れば、また違ってきますね。


家族旅行…

ラダックで沢山のインド人家族を見ていて、皆 行動が一緒なんですが、家族旅行っていいな… そんな気分になりました。

どんな貴重な旅よりも、平凡な家族旅行の方が素敵だな… と。


今のままの人生を続けても、何が足らないのか? その行き着く所は、自分でも分かっているので、その場所に辿り着く事も、来シーズンの目標です。



ビザの面接は5分で終了しました。

1フライト1800ルピーの収入である… と、口裏を合わせる様に言われていたので、そう言いました。

本当は3500ルピーの収入ですが、税金対策でそうしている模様です。

何せ25%の所得税ですから!

今までで20人の外国人パイロットが、ワーキング ビザを受け取っている様でした。

今 パイロットは100人以上いるので、その内の20人がワーキング ビザ、つまり外国人パイロット… そんな環境になりました。

来シーズンからは100% ワーキング ビザ無しでは働けなくなり、ワーキング ビザを取るにも数ヶ月かかります。

「ネパール人 パイロット中心のパラグライダー」

ネパールのパラグライダーも、これでひとつの転換期を終えそうです。


ローカル バス停場


タメルにある小春レストラン


小春でネパール初のタコ焼きを食べました…

もしタコが手に入るのなら、タコ焼きはネパールでもウケるのではないか? と思っていましたが、それは日本で食べるタコ焼き、そのクオリティがあってこそ。

これでは無理…

日本食の中のひとつのタコ焼きではなく、「タコ焼き屋」に拘り、日本と同じタコ焼きが出せるのなら、可能性はあると思います!


Ps. ビザは3〜4日後には貰える… そうなので、日本へは6月11日に帰る予定です。ただネパールの3〜4日後が本当に3〜4日後なのか? 分かりません!
「仕事こそが人生だ」と、勘違いしている人が多いが、それは間違っています!

1日24時間。人は色々な事をやっています。

仕事をしている時間は8〜9時間。その他の15〜16時間は別の事をしています。

しかも1年の1/3はお休み。

仕事をしている時間は、人生の15%未満に過ぎません。

仕事も人生の一部ですが、その他の事も穏やかに、柔かに、たんたんとこなして行く…

何気無い日々の行為を、しっかり、きっちりとこなして行く。


人生の目的を、その何気無い行為のひとつ、ひとつに置きたい!


2014シーズン。

仕事ではなく、その他の行為に目標を置きたい。
かつて仏陀の時代は、苦行をする事で煩悩に打ち克つ事が、修行僧の常だった。

そのひとつに、自分の目を潰す事で、見た目に惑わされない心を養う… という苦行があった。


美しい女性を見ると、それだけで心が移ろいでしまう。

美しい… というそれだけで、心に苦しみが生まれて来る。


もし目が見えなければ、この苦しみは生まれない。

美しい人が通り過ぎても、心を惑わされる事もない。


しかし目が見えなければ、別の苦しみが生まれる。

今度は日常生活に、不自由を来たす事となる。


それでも美しい人に心 奪われる苦しみよりも、目が見えない不自由の方が、より苦しみは少なく、そこに心 留まる事もない。



「愛」を唄うこの世の中で、当たり前とされる「愛」の世界で、彼等は一生涯 仏道に身を置き、独り身を貫く。

彼等にとって「愛」は「愛」ではない。

「妄執」こそがその姿であり、苦の元凶であると解く。



「覚る」とは、「覚悟する」ことである。


ネパールやインドを歩けば、足や手がない人、地面から20cmが生活の場である人々が、人生を覚悟し、道の真ん中で悶え、訴えている。

日本では見る事のない光景は、まさにこれだ。


美しさも、醜さも、苦しみに繋がる…


「覚る」しかない。

「覚悟」するしかない。

「生とは苦である」と。

それが「苦」を乗り越える、唯一の道、真理に繋がる事を、仏陀は覚った。

それがこの地にいると、解る。
42年間 生きてきた結果がこれだ…


結果は過去の行いであり、今どうしたところで変わるものではない。

その原因を知り、認め、変えられれば、人生は結果となり、変わっていく。


「人としての生き方を改めなければいけない時期」

それをしなければならないのが、2014シーズンになる。
カトマンズ… 今日はパタンまで行って来た。

パタンはネワール カーストが住む街で、その中のシャキャ族が仏像 作りをしている。

ラダックの仏像もネパールから入って来たものも多く、仏像を作るカーストのシャキャ族が作ったものだ。

シャキャ族は仏陀のいた時代のシャキャ大国の末裔に当たり、仏像作りを代々 仕事としてる。

それで訪れたのですが… 本物の仏像をラダックで見て来た為か、既製品の仏像はイマイチ魅力がない。

街で売られている仏像も…


当然 2m近い大きな仏像は置いてなく、既製品(お土産、床の間)以外はオーダーメイドとなり、値段も張る。

オーダーメイドは時間もかかり、2年待ちだそうだ…


Buddist(仏陀を尊敬する人々)としては、ひとつ仏陀の像を置き、その前でメディテーションを日々したい… ところ。

気に入った仏陀の像が見つかれば、20〜30万出してでも、1m程の大きさのが欲しい!

ポカラのオールド バザールもネワール カーストの町なので、そこでも仏像を探す事は出来る。

時間をかけて、お気に入りの仏陀を見つけたい。


最後のお寺で出会った、癒し系 仏陀とターラもまたネパールからのものでした。

この仏陀で大きさが1mくらいあります。




久しぶりの雨だ…

ラダックは雨が降らない場所だったから、久しぶりに感じるが、ネパールは間も無くモンスーンに入る。

雨の季節。

パタンには夕方近くまでいようと思っていたが、空を見て3時までに帰って来た。

雨は3時から降り始めた。

職業柄、空を伺う事で雨はある程度 予想出来る。

雨季も毎日 飛べるポカラだが、常に空を観察しながら、想像しながらの仕事になる。

今シーズンの雨季は、ほとんど午後遅くから夜にかけてからしか、雨は降らなかった。

年によっては多少の違いがある。

今年の雨季はどうだろうか?


パタンにある4つのスゥトゥーパ。

どれも大きくはありませんが、一面に草の生えた「緑のスゥトゥーパ」でした。

初めて見た緑のスゥトゥーパです!


「緑のスゥトゥーパ」にいた仏陀。

赤いティカや、蛇が描かれている仏陀は、仏教の仏陀というより、ヒンドゥ教のひとつの神である「仏陀」をイメージさせます。
自分にとっては、日本へ一時帰国する6月が、そのシーズンの終わりとなります。

今は2013シーズンで、日本からネパールに戻った7月が2014年度シーズンのスタートとなります。

一年に一度日本へ帰る = 区切りにしています。


ラダックの旅を終え、残すは日本へ帰るまでの数週間が今シーズンとなります。


来シーズンについては、日本で考える事となりますが、ラダックの旅を経験して、2013シーズンを経験して、新たなシーズンの目的もまた、大きく変わっていく… そう感じています。


今 立てられる具体的な数字目標としては、タンデム フライト2000本を来シーズン中には達成する事。

来シーズン中に600本 飛べば、2000本に到達するので、今シーズン同様に飛び続ける事で、これは越えられる数字になります。

これが数字上の目標になると考えています。


2000本は来シーズンの目標であり、もちろん通過点です。

意識の中にはタンデム フライト1万本というのがあり、これは長年 飛び続けられる、限られたパイロットにしか出来ない数なので、出来る出来ないは別として、タンデム パイロットとして生きている以上は、そこを意識して生活していく事になると思います。

しかし未来の事は考えても、その通りにはならないので、まずは来シーズン中には2000本達成を目指します。

そして人としての目標は、やはり仏陀の真理を学び、自分の感覚を磨く… その中での目的が、目標になってくると考えています。

2014シーズンは、今までの視点と違ったものが目標となり、それが自分の変化と繋がっていく…

それを来シーズンまでに決めます。

  
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プロフィール
HN:
kazu
年齢:
53
性別:
男性
誕生日:
1971/09/08
職業:
パラグライダー
趣味:
たそがれ、物想い、静寂、心穏やか、不安、楽しむ
自己紹介:
Kazu
Japan spirits and pride
Professional tandem / Adventure pilot

世界最高峰のヒマラヤ、神の国ネパールで生きていく為に始めた空飛ぶ道具パラグライダーでコマーシャルタンデムをやっています。夢は神の山マチャプチュレへの冒険フライトに挑戦すること。
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