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その人が何処から来たかなど、どうでもいいではないか。 どんな地位にあるか、どんな功績があったのか、どんな血筋を引いているのか、など全くどうでもいいではないか。 ただ、その人の行いを見よ。 今ここに於いて、何をするのかを見よ。 行いが正しく、羞恥があり、身と心を慎んでいるのであれば、その人は生まれがどうあれ、今から高貴な人ではないか。

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かつて仏陀の時代は、苦行をする事で煩悩に打ち克つ事が、修行僧の常だった。

そのひとつに、自分の目を潰す事で、見た目に惑わされない心を養う… という苦行があった。


美しい女性を見ると、それだけで心が移ろいでしまう。

美しい… というそれだけで、心に苦しみが生まれて来る。


もし目が見えなければ、この苦しみは生まれない。

美しい人が通り過ぎても、心を惑わされる事もない。


しかし目が見えなければ、別の苦しみが生まれる。

今度は日常生活に、不自由を来たす事となる。


それでも美しい人に心 奪われる苦しみよりも、目が見えない不自由の方が、より苦しみは少なく、そこに心 留まる事もない。



「愛」を唄うこの世の中で、当たり前とされる「愛」の世界で、彼等は一生涯 仏道に身を置き、独り身を貫く。

彼等にとって「愛」は「愛」ではない。

「妄執」こそがその姿であり、苦の元凶であると解く。



「覚る」とは、「覚悟する」ことである。


ネパールやインドを歩けば、足や手がない人、地面から20cmが生活の場である人々が、人生を覚悟し、道の真ん中で悶え、訴えている。

日本では見る事のない光景は、まさにこれだ。


美しさも、醜さも、苦しみに繋がる…


「覚る」しかない。

「覚悟」するしかない。

「生とは苦である」と。

それが「苦」を乗り越える、唯一の道、真理に繋がる事を、仏陀は覚った。

それがこの地にいると、解る。
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プロフィール
HN:
kazu
年齢:
53
性別:
男性
誕生日:
1971/09/08
職業:
パラグライダー
趣味:
たそがれ、物想い、静寂、心穏やか、不安、楽しむ
自己紹介:
Kazu
Japan spirits and pride
Professional tandem / Adventure pilot

世界最高峰のヒマラヤ、神の国ネパールで生きていく為に始めた空飛ぶ道具パラグライダーでコマーシャルタンデムをやっています。夢は神の山マチャプチュレへの冒険フライトに挑戦すること。
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