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その人が何処から来たかなど、どうでもいいではないか。 どんな地位にあるか、どんな功績があったのか、どんな血筋を引いているのか、など全くどうでもいいではないか。 ただ、その人の行いを見よ。 今ここに於いて、何をするのかを見よ。 行いが正しく、羞恥があり、身と心を慎んでいるのであれば、その人は生まれがどうあれ、今から高貴な人ではないか。

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今日は2本飛んで、その後は家に帰り、3時間横になった.......

流石にさすが、足がフラフラし、生あくびが止まらない。かなり疲れている。


仕事後、パイロットは1人足りないが、明日は休む事を告げた。

そのオフィスの対応で、果たして理解しているのか? 疑問に思う事があり、その旨をぶちあけた。


自分の仕事は2つある。

1つはマネージメントする事であり、もう1つが飛ぶ事。

マネージメントは、外国のお客さん、ネパールのお客さん、XC、写真の回数、他会社のお客さんを、どのパイロットに飛んでもらうかを、全てが均等になるように、お客さんの体重や特徴を考えながら振り分けます。

そして毎回テイクオフ場ではお客さんを集めては説明し、皆を見守ってからテイクオフし、ランディング後はオフィスに電話を入れ、次の段取りをする。

それを毎日、毎回やるのがキャプテンパイロットの仕事であり、その責任を負かされています。

だから休みなくこれが続くと、1つ仕事が多い分、飛ぶだけのパイロットより疲れが溜まっていく。

仕事後に思考回路が止まってしまうのも、だから。


これは他のパイロットに聞けば分かるが、オフィスにいてはそれが見えないので、分かっているようで、解っていないのではないか?

今キャプテン報酬は月に3000円。1日100円.....

正直 他のパイロットとの違いがこれだけでは、モチベーションが上がらない。

しかしパイロットの1本単価が上がり、オフィスも大変だろうから、金額はどうでもいい。

問題なのは、そこを理解しているのか? 誠意が見えなければ、疑問が生まれてくる。


1年や2年ではなく、5年、10年と飛び続けていくには休む事は欠かせない。

1週間に1日休めれば、1シーズン飛び続けることは出来る。


オフィスはお客を取り、パイロットに飛ばせる事で利益が出るので、どんどんパイロットには飛んでもらいたいだろうが.....   こちらも生身の身体。

疲れが溜まり、集中力が無くなれば、私たちは全てを失う事にもなる。

病気になれば、1週間、2週間と休まなければならない。

その分を誰が補ってくれるの?


自分の状態は自分にしか分からない。

明日休まなければ、最低でも1週間 更に休めないので、明日は休む事にします。


長い目で見ているからこそ、飛ばない事もまた仕事のうちである事を感じています。

この世界で生きていく!

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9月6日がYetiの二男ビシャールの誕生日で、9月8日がKazoo 私の誕生日なので、毎年 同時にお祝いしてもらいます。


今日で27歳になったビシャール。



今日で43歳になったKazu改めKazoo。
ハジュルバ88歳からのティカ。


ビスヌー。


サヌー。


長男ケシャブ。



昨日まで私の名前はKazuでしたが、今日のバースデー ケーキにはKazooの名が…

どうやらケーキ屋さんが私の本名KazuoをKazooと書き間違えたそうですが、一掃のこと今日からKazu(カズ)改め、Kazoo(カズー)に変更する事にしました!

キング カズをはじめ、世にカズのあだ名は多いが、Kazoo カズーは聞いた事がない。

イントネーションは後ろに来るので、ヵズーとなる。

これで運気アップも間違いない!

Kazoo 43 、明日は休養します。

風船を売り歩いているインド人。


この日記は見てもらうよりも、書く事で頭を整理する為に書いています。


今日の2本目はテイクオフでラインが絡んだ状態で出てしまった。

絡んでいると感じれば止まるが、テイクオフでは横風に少し流された… と感じ、そのままライザーでグライダーをコントロールして出ました。

飛び出して、右に流されて、始めてラインが絡んでいるのに気づいた。

ラインの絡みは、一発叩いただけで取れたので、深刻なものではなかったが、結構流されたので、小さな絡みではなかったようだった。

うちのテイクオフは基本 風が弱いので、フロントで立ち上げます。

フロントでの頭上確認は風が良い時には出来るが、風が弱いとなかなか出来ない。

だから必ずやらなければいけないのが、事前のライン チェックで、今日の反省は他人のライン チェックを信用してしまった事。

基本 最後は自分でチェックするが、今日は右側だけ他人がチェックした後、再度 自分でチェックしなかった…

雇っているテイクオフ ボーイにライン チェックをしてもらう時は多いが、たまに手伝いに来ている人がライン チェックしている時がある。

今日はたまに見かける奴がライン チェックしていた…

雇っているテイクオフ ボーイは信頼出来るが、その他は今日の様な事がある。

結局のところ何かが起これば、全てはパイロットの責任になるので、ライン チェックは再度 自分でやるのが基本!

今日の問題はそこに集約される。

リバースでなら、ラインの絡みは見て分かるので、リバースで出られる風なら、リバースで出るのも解決策。

先ずは基本! そして使い分け。


日々の意識の積み重ねは、人生 全てに言える事。


うちの会社ニルウ”ァーナはネパール人パイロットが4人、外国人パイロットが3人です。

この割合は何処の会社も大体同じで、パイロットが7人いれば、ネパール人が4~5人で、外国人が2~3人。

パイロットの7割がネパール人になった現在ですが、この割合はもう少し増え、5年後には8割がネパール人パイロットで占められることが予想され、パイロット ビザは5年で終了の予定なので、それ以降はここの住民ビザを持った外国人パイロットだけが働ける環境になる..... でしょう。

ここで働くものとしては、いろんな国の、色んなパイロットがいることが刺激になるので、大半がネパール人で占められる環境は残念です。

これは正に日本のパラグライダー環境の欠点ですが、多種多彩には大きな意味があり、パラグライダーにも文化の違いや、環境の違い、考え方の違い、捕らえ方の違い、技術の違い、それを感じる事はとても重要です。



ここでのパラグライダー環境は今も変わり続けており、サランコットの裏側にあるトレパニをテイクオフとし、パメ サイドをランディングとする新たなタンデムエリアも出来そうで、ここにもタンデム会社が幾つも名乗りを上げていて、更に5~10の会社が申請をしているそうです。


ものごとは必ず変化していくので、それに対応していくことは必要ですが、やることはいつも決まっています。

1本、1日を安全に楽しんでもらえるように、飛んでいく!

ただそれだけ。



 


明日も安全に楽しく! それだけだ。




今朝もアンナプルナ山系が一望できました。

職場であるサランコットの後ろには、アンナプルナ サウス7219mがそびえ立って見えます。


朝のフライトは他会社のお客さんだったので、1番上にあるテイクオフ場に行きました。

ここからはポカラの街が一望出来ます。


次々に上がって来るお客さん。

ここのテイクオフ場は13/20の会社が使っており、暫しの順番待ち…


最も風のいいテイクオフ場ですが、周りのグライダーや人々が障害となって、すり抜けながら出て行く事も多い。

風ではなく、周りに気を付けるテイクオフ場です。





今日は3本で、1本はXCでした。

ソアリング タンデム フライトは、お客さんにとっても大変!

特にアジアの人は胃が弱い(三半規管)ので、XCは37分で下りたし、3本目は空中で嘔吐してしまい…

酔ってしまうと楽しくはないので、そこに最大限 意識はしますが、XCはそもそもお客にとってハードだし、「高く上がりたい!」と言われたら、要望に合わせて回して上げるので…

日本の「酔わせたら失格」の常識は、ソアリング タンデムではなかなか当てはまらない事も多い。

酔ってしまうお客は25%位いて、吐いてしまうお客は5%位いる。

しかしこれはパイロットによってかなり違い、吐いてしまうお客さんの多いパイロットは決まっている。

そして、彼等は吐くのは100%お客さんの責任だと思っている。


高く上がるのを自慢出来るのはソロ フライトだけで、タンデムでは何の自慢にもならない!

お客さんの満足、笑顔。

そこを意識して飛んでいるパイロットが、プロ タンデムである事は間違いない!


選手として秀でた人が、必ずしも名監督になる訳ではない。

タンデム パイロットは監督により近い。
日本にいた時には、学生が合宿で飛びに来ているのを、微笑ましく見ていた。

しかし彼らは卒業と共に、この世界を去っていく.......

卒業後も続ける者はほとんどいない。


自分は団体で何かをする事が、昔から出来なかった事が、この世界に繋がっている。

団体行動などしていたなら、プロのタンデム パイロットにはなれないし、勤まらない。


皆 会社で働いているが、この世界は個々の世界。

だから大学のサークルで知ったパラグライダーでは、誰もこの世界に飛び込む者がいないのも当然だろう。


上手い、下手 以前の問題。

団体ではその凹凸が育たない。


自分はここで生きるためにパラグライダーを始めた。


趣味?遊び?思い出作り?

皆と同じ事をして、そこに居て、何が楽しいのだろう......


生きる場所は何処でもいい。


ただ、1人で行け!

1人で来い!!









(昨日の写真もあり)


2本目がなかったので、屋上から景色を眺めていました。

久しぶりだ… 飛んでいるところを客観的に眺めるのは。

思えば毎日、毎回、当事者として、あそこに上がり、あそこを飛んでいたから…

















ここから眺める私達の仕事は、とても不思議で、あそこに自分がいるのが信じられない気持ちになりました。

久しぶりに客観的に眺めるパラグライダー… そこに自分をシンクロさせる事が出来ず、何故なんだろう… とにかく不思議な感覚になりました!



その後、あそこに今 自分が.......

しかし飛べばいつもの感覚、いつもの自分で、このギャップが新鮮でした!







忙しいのは決して良いことではなく、程々が一番!

時間があるということは、客観的に俯瞰で物事がみえてくる。

スルヤが腰を痛め、また休みが無くなってしまった.......

漫画パーマンのコピーロボットがあればいいが、全く休みが無いので、自分のコピーロボットを自分でイメージして、日替わりでコピーロボットに飛んでもらう!

コピーロボットが飛んでいるのを、自分は下から眺めている…

そんな感覚が客観的にものを見るのには必要だ。



何が大切で何が必要なのか?

自分がここで生きていく為には、飛び続けなければならない。

「タンデム フライト1万本」

あと15年。57歳まで飛び続ける。

出来る、出来ないではなく、そこをイメージする事で、やるべき事が明快に現れる。


< 体重70kgで、お腹の出ていない体系 >

これは身体への負荷を軽減させる事と、日頃の運動が体系に現れる。


< 硬い筋肉よりも柔軟性 >

特に力が必要な仕事ではなく、筋肉は必要ない。
それよりもケガをしない柔軟性。
筋トレよりもストレッチ!


< 脂肪、塩分過多を防ぐ >

この仕事は肉体疲労で汗を流す仕事ではないので、病気の元にもなる塩分を取り過ぎない事。

ジャンク フードやスナックを好みとしない事。


< 違う事をする >

仕事を離れたら、全く別の事をして楽しむ事。

パラグライダーは人生の一部に過ぎない。

休日は飛ばない! 飛ぶなら、別の場所へ歩いて登る事を目的とし、飛びはオマケ。
何も考えず、鳥の様にただただ自由に飛ぶ。


< 寝る >

最も重要な行為!


< 安全に飛んで、安全に下りる技術
>

ケガをさせない = 自分もケガをしない。

どんな環境、どんなお客さんであっても、安全に飛んで、楽しんでもらい、安全に下りる。その技術をプロとして磨く事。


< 仕事をしない事 >

年に2回 1ヶ月程の休暇を設ける事。

テーマを持って、何かに挑戦する事。


*幸せを感じ、喜びを感じながら生活をしていく事。

今日テイクオフで雨待ちをしていらた、Yeti から緊急の電話が入った。

三男のサガールが胆石で3日間 痛み続け眠れず、その胆石が大きく、薬や水では流れず、レーザーで破壊しないといけない…

雨で2本目以降はキャンセルになったので、一緒に病院へ行きました。

病気になると問題となるのがお金です。

レーザー治療代は2万5千円と高く、普通のネパール人は、そんなお金を簡単には持ち合わせていません。

Yeti はレストランですが、今はオフシーズンでお客も少なく、しかも毎月ローンで増築した今のレストランと住居のお金を払っています。

収入はレストランと長男ケシャブの1日2回の塾代だけ。


ネパールの平均月収は2万円に満たないですが、今回のレーザー治療もそれ以上するし、バイクや車、パソコンは日本と同じか、それ以上に高い。

パソコンひとつ買うのにも、1年間働いた年収と同じお金がかかる。

言ってみれば、日本ならパソコンは300万円!


極一部の人を除いて、ネパール人はお金を持っていない…

だから家族、親戚で助け合う事が必要なアレンジ結婚が求められるのであり、助け合う事が基本の環境だからこそ、お金がなくても何とかやっていける。

日本は周りではなく、国が年金制度や医療制度でサポートし、それ以外は将来を考え、自ら貯蓄に励まなければ、周りは助けてはくれない。


ネパールは助け合いの社会だが、お金が無くて最も深刻なのは病気になった時だ。

何故なら、医療手当も前払いであり、お金が無ければ手当を全く受けられない。

病院ではお金がなく、悪化し、ただただ死を待つ人達も多い。

日本の様にとりあえず治療を受け、お金の事は後で相談する… それが出来ない。



Yeti は自分にとって家族の様な存在であり、既に10年の付き合いになります。

ここの家族との出会い無くしてネパール移住は無かったし、パラグライダーとの出会いも無りませんでした。

今のレストランと住居の土地は、自分が7年前に180万円払って買った土地ですが、彼等がそこで生活している事に何の問題もありません!

それは家族関係であり、いづれ自分が困った時に、彼等が助けてくれる時が必ず来るから。

異国の地で生きていく為には、何かがあった時にその受け皿となる場所が必要です。

Yeti が正にそれで、だからこそ安心して生きていけます。



ここで生きていくと言う事は、ネパール女性と結婚すると言う事は、ここの文化そのものを理解し、助け合っていくと言う事。

そこに必要なのは、自分のものなど無い!と言う事。

お金、家、財産…

それは自分のものではないと言う事。

自分の所有物だ!と色めき立っていては、人としては未熟だ。

これからそれを学んでいく事になるだろう…


9月1日は曇りのち小雨で月初め。

昨夜は雨が降りましたが、モンスーンから乾季へ一気に変わるのではなく、日本の季節代わりのように、一歩づつ季節が変わっていく....   そんな過渡期です。


下から雲が涌いては消えていき、そして小雨が降る.....

今日は1本飛んで、後はYeti の三男サガールと病院へ行きました。


100kgの中国男性と飛びましたが、全く言葉が通じず、説明はしましたがテイクオフで見事な飛び込みダイブ.....

両脇にサポートを付けて、無風でしたがトリムを絞ってテイクオフ。

基本 風がないときにはトリムを半分あけて、グライダーが上がって来やすくしますが、座られたり、ジャンプされたりして、この重さが一気にグライダーにかかると、グライダーが少し被り、シューティングを抑えても引きずりきれない.....   100kg級の危険性はそこに在ります。

なので風がなくてもトリムを絞り、上がりにくいリスクよりも、座られた時にグライダーが被らないリスクを取ります。

両脇のサポートは、タイミング悪く座られた時に、瞬時にお客さんを抱え上げる役目で、100kgは抱え切れませんが、少なくとも70~80kgの重さになるので、リスクは軽減されます。

そこまで頭には入っていたので、テイクオフで前の小枝を蹴散らせながらも、余裕を持って対応出来ました。

このお客さんはテイクオフでスーパーマンをイメージしていたのでしょうか?

この私の笑顔は苦笑いです.....





安全に飛んで、安全に下りる!

これが私たちの最大の仕事です。












今日で8月が終わりました。

途中3日間 雨で飛べない日もありましたが、先月に続いて今月も沢山 働きました。

今月は77本飛んで、38万円の収入でした。


9月からは週1で定休日がもらえるはずなので、1週間、1週間、区切りを付けて、リセットして仕事をしていきます。

安全に飛んで、安全に下りて、その中でしっかり楽しんでもらう!


これからもタンデム パイロットの職を通して、覚りの道を歩んでいきます。

しかしパラグライダーは生活の一部に過ぎず、そこだけに依存しない!

同じように大切なものを、「日常」を通して見つめていきます。


次だ!!

朝8:30出勤時、おおお‼ 家のベランダからは今シーズン初のオール ヒマラヤが見えました!

既に雲が掛かり始めていましたが、今朝 サランコットに日の出を見に出掛けたツーリストは、雲ひとつないパノラマを堪能した事でしょう。

乾季の訪れを感じます。


マナスル8162mも見えました!


左端のダウラギリ8167mも見えました!


日中は雲に隠れてしまいますが、1番手前にあるマチャプチュレは見る事が出来ました!



雨の心配をする必要もなく、3本じっくりゆったりと飛ぶ事が出来ました。



明日のお休みは延期に.....

ボブが明日は用事のため休む事となり、今週は彼と交代して水曜日に休みをもらえる予定?

8月も明日で終わります。

今月もよく仕事をして、いっぱい稼ぎました!

飛んで何ぼの世界で生きています。



夕暮れ時には美しい空と雲、そしてマチャプチュレとアンナプルナⅢが顔を出しました。


マチャプチュレ6997mとアンナプルナⅢ7555m。


ダムサイドの夕暮れ。
明日からクリシュナが帰ってくるので、パイロットがやっとで7人揃い、定休日ができるようになりました。

7月、8月と雨で飛べない日は数日ありましたが、定休日と雨とは全く違い、雨だと最低でも午後2時まで待機して、それで今日は休みになる.... と思える。
ポカラだから、太陽が少しでも顔を出せば、直ぐに飛べてしまうから。

定休日は前日の夜から「明日は休みだ!」となり、全てをOFFにして休める。
こんなうれしい事はない!

自分の定休日は日曜日なので、明日1日働けば休めます。

さて何をしようか?

今シーズン初めての「何をしようか?」です。

それを考えるだけでワクワクしてきます。



3本目は回すのをブロックされて、サーマルに取り残されてしまいました.....

円筒状のサーマルではなく、短いサイクルのバブルのようなサーマルで、切り込んで行けば良かったのに、前のグライダーに合わせたばかりに.....  

あとは抜けるシンク帯の中を、ひょろひょろと何とかランディング場に。

最近のネパール人パイロットは芯を回さずに、サーマルの周りをチンタラチンタラ回すから、上手く一緒に飛べない......

切り込むパイロットに文句を言う者もいるが、同じ方向に回していて、内に入ってこられても自分は何の問題も感じない。

円筒形のサーマルなら、どんな回し方をしても上げられるし、高さをキープできるが、今日のサーマルは違う。

切り込め!

しかし仕事としては安全に飛んで、安全に下りたのだから、これが最大の仕事であり、少し申し訳ない気もするが、何の問題もない。

高く上がるとか、長く飛ぶとかは、オマケみたいなものだと考えるようになった。

また次が待っている!


エビフライ定食.....  あれ?前と違う。


変わった感じがします.....

季節の変わり目を感じます。

モンスーンから乾季は直ぐそこに....

昨シーズンは10月中ごろの収穫祭ダサインでも雨が降りましたが、今シーズンは早く乾季がやって来そうです。




トンボ




今朝は雨が10時まで降っていて、雨がやむと同時に出勤。
昨日は夕食を午後3時に済ませてしまったので、今朝はかなり空腹状態でした.....

ご飯2杯は毎朝食べます。(2杯目は必ず卵かけご飯にして)

そしてオクラがある時には、朝はオクラサラダをよく注文します。



予報どおり、昼からは晴れて、今日は3本。

久しぶりにネパール人のお客さんと飛びました。

中国人が多い時には、ネパール人が飛ぶスペースがありませんでした。

お祭りシーズンに入り、ネパール人旅行者も増えるので、これからはネパール人のお客さんと飛ぶ機会も増えます。


ここのパラグライダーのオフシーズンは、飛ぶ本数が多少減るだけで、仕事は毎日あります。

オフシーズン?は基本全くなくて、12ヶ月 同じように飛べて、毎日 仕事があります。

しかしこれは良い面、悪い面があって、良い面は収入が安定し、計算できるところ。

悪い面は磨耗してしまうところ。

12ヶ月飛び続けることは出来ないので、パイロットは年に何回かは休暇を取る必要があります。



湖の色が変なのが分かりますか?

道に出来た大きな水溜り同様に、最近の豪雨で、湖が茶色くなってしまいました.....


今朝はレイクサイドから、マチャプチュレ6997mが見えました。


昨朝に続き、今朝も少し顔を出したヒマラヤ。

最近は毎晩、深夜に雷を伴った激しい雨が降り、それによってヒマラヤが朝 見えている。

その雨で湖の水量が増し、湖の端のランディング場が水没し、うちのランディング場にほとんどの会社が下ろしている。

ランディング場にはいつもは見かけない顔があり、ちょっとした社交の場となっています。


この感じはモンスーンの末期に似ているので、今シーズンはモンスーンが早目に終わりそうです。

乾季を前に、もう少し雨で気分を潤いさせたいのだが… 雨の被害も出ています。


湖の対岸にある日本寺の縁が崖崩れとなり、下のレストランが土砂に飲まれて、4人の方が亡くなりました。

対岸にある日本人 経営のコピラ ゲストハウスは大丈夫でしたが、あそこも山の直ぐ下なので…

山の近くは静かで過ごし易いけれど、雨の季節は不安が付きまといます。

今シーズンに入って初めて、お客さんが途絶えました。

昨日までは常にフルブッキングが続いていましたが、今日は1本目は6人でしたが、2本目が5人、3本目はお客さんがいませんでした。

自分は2本目は飛ばず、今日の仕事は1本で終了。

これは即ち、中国人シーズンが終わった事を意味し、日本と同様に中国も、夏休みが終わりを迎えつつあるようです。

昨シーズンも8月終わりから9月前半にかけて、お客さんは減ったので、これは流れであり、9月中旬から11月末にかけてが本来のツーリスト シーズン。

モンスーンも終わり、ヒマラヤが姿を現すと、今度は欧米から沢山のお客さんがトレッキングをメインにやって来ます。

しばらくは仕事以外の時間もできそうです。

(写真は昨日と今日のもの)









朝は久しぶりにヒマラヤが見えた…


今日は??? 少し驚く事があった。

3本目に上がる道中に、見知らぬネパール人 数人が待ち伏せをしていて、うちのジープを止めた。

そこでケンカが始まった…

何でも1本目に、うちのネパール人パイロット スルヤに、空中で怒鳴られたネパール人パイロットが腹を立て、仲間を集めて待ち伏せしていたらしい。

怒鳴られたネパール人パイロットは最近パラグライダーを始めた初心者で、乗っているグライダーも初級機のボレロ。

プロであるタンデム パイロットに初心者が文句を言うのも?? だが、よほどスルヤが罵声を浴びせ掛けたのかも知れない…

初心者も1人ではなく、パラグライダーとは関係のない仲間を集めて、待ち伏せする辺りは幼稚だ。

彼が何で?パラグライダーを始めたのかは知らないが、これで彼はパラグライダー人生を断たれたに等しい。

タンデム パイロットになりたくて始める人がほとんどだが、こんな人間性のパイロットにタンデムは無理だ。

彼は全てを敵に廻してしまったようだ。


自分も経験があるが、パッキング ボーイ上がりの初心者に、空中で「邪魔をするな!」と言われた事がある。

睨みつけて、彼が私だと知ったらしく、それで全ては終わった。


よく他のパイロットの文句を言うプロ パイロットもいるが、プロのタンデム パイロットでしょう!!

危険物が寄ってきたら、避ければいいだけ!

それでサーマルを逃して、下りてしまっても、安全の為なら何の問題もない。


ここは日本の様に管理された場所ではないから、パラグライダーを始めても、2週間で誰の監視もない、自由な中で飛ぶ事になる。

そこを正論で見て、批判しても問題解決にはならず、そういう環境を知った上で、安全に飛んで、安全に下りる為に、自分で対応していくしかない。

プロなら、それが出来て当然。


誰かが何かを教えてくれる訳ではなく、誰かを教える環境でもない。

自分で考え、感じて、上手くなっていく… そんな環境だ。


今日待ち伏せを仕掛けた初心者が、1人で対峙してきたならまだ見込みはあるが、パラグライダーとは関係のない仲間を連れて来た段階で、彼の人格が分かった。


あとスルヤ。

プロなら初心者ごときに邪魔をされたからと言って、怒りを露わにするな!

睨みつけて、顔を覚えておき、今度 空中で会った時には注意して、一緒に飛ばなければいい。

それだけの事でしかない。


ここはタンデムでも、時に100機近いグライダーが一緒になってガーグリングを組む時がある。

危険物を避けて飛ぶ事もまた、技術のひとつとして欠かせない。


夕時のフェア湖。

日本に戻った時に発見した眼鏡。

私が岐阜にいた時に作った眼鏡だから、かれこれ25年前のものになる。

レンズのピントは右目だけ少しズレて、キズもあるけれど、支障なくまだ使える。

ただレンズが黄色で、より明るく見えてしまうので、眩しくて日中は使えない…

夜専用として使っているが、レンズを交換して日中でも使える様にしたい。

Made in Japan は凄いね!

ネパールでも眼鏡は作るけれど、20年以上も形を留めない。

日本のものは世界中で信用されていて、それはつまり日本人の信用に繋がっている。

この眼鏡は日本人の誇り!

レンズを変えて、大切に使おう。



ジャーマン ベーカリーの新作ケーキ。

しかし生地が硬くて、イマイチの味でした…

このグライダーで600本 飛んだ。
テイクオフでのライズアップ、ランディングでのフレア、共に未だ何の問題も無い。

かつてポカラで一番使われたグライダーが、このシリウスだった。
安くて、1年間使っても問題なく飛べる、耐久性のあるグライダー。

しかし今ではシリウスに乗るパイロットは減ってきている。
その理由は渋い条件でのグライダーの浮き、ハンドリングの抜けにある。

間もなく新しいグライダー タクーⅢが届く。
このグライダーとの別れが近づいて来ているが、モンスーンの間はシリウスに乗って、雨の心配の無い乾季に入ってからタクーⅢに乗り換えることになる。

このシリウスに初めて乗ったときには、そのスピードに少し驚いたが、そのスピードがランディングでの安心、安全に繋がった。

やはり1年間 苦楽を共にしたグライダーには愛着があるが、新たなグライダーに乗れる日を心待ちにしています!


8月もあと1週間か…

今シーズンも仕事は順調!これは年間ず〜と続きそうだね。

だから大切なのは神経を如何に休めるのか?

あとは喜びを感じながら生活していく事が必要で、楽しくなければ病んでしまう。

やはり行き着く所は「ここ」で、だから「日常」が今シーズンのテーマになっている。


気分転換が掃除や炊事なんて、昨シーズンまでは全く考えられなかった…



静かに生きていきたいけれど、仕事をしているから、周りは違うから、そのバランスを保つ事は必要だ。


私の年42歳は、ここでは長老の域に入る。

パイロットが100〜120人いるが、自分は上から数えてトップ10に入る年配者。

日本では若い域だったから、周りの雰囲気、環境が全く違う。

若者の雰囲気とは一線を画するけれど、年配者に囲まれているよりも、若者に囲まれている方が刺激になるのかもしれない…

共通点は同じ仕事をしている仲間だという点で、年齢は全く気にならない。


朝はカッパ巻きをよく食べる。


エビ天ぷら定食

夕方は外食と自炊が半々で、雨が降って来そうな日は、早目にダム サイドに戻って自炊か、ジャーマン ベーカリーで外食。

雨が降りそうにない日は、レイクサイドで外食して、ブランチ オフィスでスタッフと居る。


ジャーマン ベーカリーのスペシャル サラダ。


今日は自炊で、カラシナとウインナーのバター炒め。


心踊る恋をして、家庭を持って生きていく事が、「日常」にはきっと欠かせない。

飛び続けていく為にも、その「日常」が必要だ。
あと4日でティージ フェスティバルです。



ティージ フェスティバルは女性達が、普段の家庭での鬱憤を歌に盛り込み、歌に合わせて踊る、女性の為のダンス フェスティバルです。

昨日辺りから、真っ赤なサリー ドレスを纏い、街を行き交う女性達をよく見かける様になりました。

サリーは日本でいうところの着物の様な伝統衣装で、赤いサリーがフェスティバルの定番です。

結婚の時にも赤いサリーを着るので、赤いサリーはネパール女性の大切な正装になります。


ティージを皮切りに、ネパール最大のお祭りダサイン、光の祭典ティハールと、ネパールはお祭りシーズンを迎え、沢山のツーリストがやって来ます。

今は一様オフ シーズンですが、パラグライダービジネスは年中無休です。

 
 

 






今日も安全に飛ぶ事が出来ました。

ふう............

よかった。

また明日だ!
毎日色々な事が変化し、その度に色々な事が起きています.......


今日はまず昨日 亡くなったビクトールについて書きます。


ポカラでも皆に愛されたビクトール。

彼はベテラン スペシャル アクロ パイロットで、毎年ポカラに来てはタンデムの仕事と、アクロ フライトのトレーニングをしていました。

その彼が昨日 ロシアで亡くなりました。


誰もがその死因を聞いて驚きました....

アクロ フライトでか? もしくは仕事のひとつであるスカイダイビングでか? 交通事故か? 病気か....?

まさかパラグライダーでのタンデム フライトで亡くなるなんて....  1mmも頭には浮かびませんでした。


あのマヌーバーのスペシャリストが、タンデムのディープ スパイラルで亡くなるなんて.....

話ではラインが絡むノットによってディープスパイラルに入り、そのまま落ちて亡くなったそうです.....??

残念ですが、お客さんも亡くなりました。


古いグライダーではなかったのか? そして何より、何故レスキューを投げなかったのか? 投げられなかったのか? そもそもレスキューを付けていたのか?

ちょっと考えられない状況なので、もしかしたら何かが彼の身体に起こったのかもしれない.....

あとは全て憶測でしかありません。


今朝は恐怖を感じながら、仕事へ向かいました。

しかし毎日 飛ぶ中で、その恐怖心は私達の中から無くなってしまいます。

どうしたらいいのか?

恐怖心に代わるもの。それは臆病な心。

その臆病な心を1本、また1本と身に付けていく事が、自分を初心に帰らさせ、基本に忠実を意識する事に繋がる。


パラグライダーで生きているからこそ、パラグライダーで死ぬ事は絶対に許されない!

そこへの意識を、如何に持ち続ける事が出来るのか?


昨シーズンから見ても、亡くなった3人のパイロットは全てエキスパート パイロットであり、初心者が亡くなる訳ではありません。

それが物語るものを、しっかりと理解しておく必要があります。



後ろでテイク オフを取り止めた黒いグライダー… 今日はこの黒いグライダーのお客さんが問題提起しました。

















そしてもう一つ。

今日2本目の中国のお客さんが、問題提起しました。

「私は黒いグライダーでは飛ばない!」… ? と、フライトを拒否。ヒステリックに怒り、泣き散らす有様…

彼女は一度テイク オフしようとしましたが、座ってしまい、やり直しに。

そこでパイロットともめ? グライダーが黒かったので、黒いグライダーでは飛ばない! と言い張る始末。

パイロットを変えようにも、どの色も気に入らず、ヒステリックになっていたので、飛ぶ事をキャンセルにしました。

しかし彼女は理解出来ず、テイク オフにいて、3本目に好きな色のグライダーで飛べると思っていた様ですが、3本目は当然 お客さんが詰まっていて彼女は飛べず… 更に泣き散らす、喚き散らす…


色々な国のお客さんと接する中で感じるのは、中国のお客さんは自己中心的な人が多い事。

一人っ子 政策で甘やかされて育ったのが原因?

しかし考え様によっては、12億の人口は、1人 自己中心的な人がいるなら、日本の12倍、つまり12人になるので、同じ割合でも多く感じるのがもしれない。


しかし中国人は最も大切なお客さんである事に変わりわない!

私達の生活は中国人なくして成り立たない。


今日のケースはパイロットにも責任がある。

最初 彼女はグライダーの色について、何も言っていなかった。

しかしテイク オフで座ってしまい、そこでパイロットに注意された言葉、その尖った言葉に、彼女の人格では対応出来なかった…

人格の問題だが、パイロットはそこを理解する必要もある。


日本では社会的地位の高いお医者さんや、重役、銀行員、お偉いさんにはプライドの高い人が多いので、そこを見越して対応する事を学ぶのだが… そこまで考えて仕事するのは日本ぐらいだろう。


自分はこう考えている。

タンデムで必要なのはスペシャルな技術ではなく、相手の心理を読み、人格を見抜き、そこに対応していく心理カウンセラーの様に見抜く能力。

タンデムは心理戦!

如何なる状況、どんな形であろうと、喜んで帰ってもらえる事が、スペシャル タンデム パイロットである証。

プロ タンデム パイロットに求められるのは、そこです!

奥の深い仕事でもあります。

今日は雨が午後2時過ぎまで降り、雲底も上がらず、仕事はお休みでした。

8月に入って4日目のお休みです。

最近は雨量も多く、心配なのはサランコットへの道…

1ヶ所 道が大きく陥没しかけており、雨が更に降れば道は崩れ落ち、車、バイク、徒歩、全ての通行が不可能になります。

そうなれば片道1時間半かけて、反対側のノウダラから上るしかありません。

1本飛ぶのに3時間以上かかり、1日2本しか飛べなくなる可能性が…

心配です。



お昼にはシチューとフライド ポテトを作って食べました。



ニルヴァーナのオーナー兼パイロット、クリシュナから2人の女性を紹介され、彼の家で会いました。

もちろん、その素状を知った上で会いました。


1人は30歳で12歳の息子がいて、旦那さんとは死別の女性。

もう1人は27歳で、最近 離婚したばかりの女性。

2人とも彼の親戚に当たるので、カーストはバウン、最上級のカースト。

ネパールでは離婚や死別した後に、再婚する事は難しいらしく、外国人や同じ境遇同士の結婚なら可能みたいです。


紹介は相手も私が外国人だという事を知った上で会いに来るので、選択肢の多い普通の女性ではなく、家庭の事情や婚期を逃した方、離婚、死別… の女性がほとんどである事に気付いてきました。

しかしこちらも42歳の外国人… 同じ様な立場である事も事実。

ネパール女性は保守的な人が多く、また家族同士だけではなく、親戚、周りの住民からの目もあり、出来ればネパール男性、同じカーストと結婚したいのが事実です。


いつも断る度に、自分を責め、かなり落ち込みます。

しかし自分の責任、自分の意識で選び、将来 何があっても選んだ自分の責任で、一緒に生きていく事が必要なので、その過程が無いと誰かと結婚は出来ない。

その「自分の責任」を今探しています。



42歳と11ヶ月。まもなく9月8日で43歳になる。

43歳… は自分にとって、とても重い年齢の入口に立つ。

43歳ともなれば、結婚し家庭を持ち、子供も2〜3人いて、会社にいれば指導する立場にあるだろう。

しかし同じ43歳が集まったとしても、43年間の歳月は、人それぞれ、その違いをハッキリと表すだろう。

そしてそんな集まりに、自分はこれからも参加はしない。

何故?

ひとつの病気なんだろう。人と交わる事を嫌う、ひとつの病気…


だから43歳 独身で、ここでこれで生きている。


失ったものを取り戻したい気持ちと、要らないものを捨て去りたい気持ちがある。


客観的に自分の年齢43を見たとき、今やるべき事が見てくる。


43を人生のスタートにしたい!

そして42年間の過去とは別れ、新たな人生を歩みたい。
  
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プロフィール
HN:
kazu
年齢:
53
性別:
男性
誕生日:
1971/09/08
職業:
パラグライダー
趣味:
たそがれ、物想い、静寂、心穏やか、不安、楽しむ
自己紹介:
Kazu
Japan spirits and pride
Professional tandem / Adventure pilot

世界最高峰のヒマラヤ、神の国ネパールで生きていく為に始めた空飛ぶ道具パラグライダーでコマーシャルタンデムをやっています。夢は神の山マチャプチュレへの冒険フライトに挑戦すること。
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