その人が何処から来たかなど、どうでもいいではないか。 どんな地位にあるか、どんな功績があったのか、どんな血筋を引いているのか、など全くどうでもいいではないか。 ただ、その人の行いを見よ。 今ここに於いて、何をするのかを見よ。 行いが正しく、羞恥があり、身と心を慎んでいるのであれば、その人は生まれがどうあれ、今から高貴な人ではないか。
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久しぶり、1週間ぶりの3フライト。
朝から100kg級が5人と、ニルウ”ァーナは重いお客さんとのフライトでスタート。
自分も100kgのお客さんと飛びましたが、欧米人の100kg級は安心感があります。
コンディションも最高で、久しぶりに神経を使うことなく、楽しく飛べました!
2本目、3本目は中国のお客さんでした。
今シーズンはずっと1日3本が基本だったので、体は1日3本に順応していて、生活のリズムもそうなっていました。
中国人が増えて、天気も良くなれば、今シーズン1ヶ月と少しですが、良い締めくくりが出来そうです。
何分にも素人なので知らなかった…
余りにも早くにひとつ枯れてしまったので、花の水やりについてインターネットで調べてみたら、枯れてしまった原因が分かった。
「素人が花を枯らしてしまう一番の原因は、水のやり過ぎ… 」とあった。
土を触って水分があるうちは、水はやってはいけないそうだ。
水をやり過ぎてしまうと、根が腐ってしまい、花に直接 水をかけるのも、花を痛めてしまう…
暑い季節は水は朝晩で、日中にあげてしまうと蒸れて根が傷んでしまう…
勉強になりました。
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今日も2本で午後1時には仕事終了。
来シーズン以降はこうなるので、「何をしたらいいのか?」考えている。
パラグライダーだけで生活はしていけるけれど、これだけしていても..... 時間を持て余してしまう。
37歳、6年半前にポカラで生きていく為に始めたパラグライダー..... 3年後にプロのパイロットとなりそれ以来、3年半タンデムパイロットとしてだけの生活をしてきた。
タンデムパイロットとしての生活はこれからも続いていくけれど、環境が大きく変わり、飛べる本数も来シーズン以降は200本ほど減るだろうし、それに伴い時間が出来てくる。
これは何かを始めるチャンスなので、「何をいたらいいのか?」を常に考えている。
その「何か?」は皆がやっているツーリスト相手のビジネスではなく、ネパールに恩返しが出来るようなこと。
お金儲けではなく、人の為になるような事がしたい。
環境の変化の中で、ブッダの教えと共に、その事を考え始めるようになりました。
朝食は最近こんな感じ....
クッキー、チーズ、パニ-ル(即席チーズ)、ヨーグルト、紅茶。
今日も1時から雷雨となり、天気が例えよくても3本飛ぶことは少ないから、仕事は午後1時には終わってしまいます。だから朝食はこれで十分。
天気も悪ければ、会社も多い..... (昨年4月の3/5程度の仕事しかない)
来シーズンは午後 仕事がないことが増えると思うので、パラグライダーだけやっている訳にはいかない。
小さなことでいいから、何か始めないと!
仕事は2本で終了。
コンディションも弱く、雲もそれほどだったので、午後1時から土砂降りになるようには思わなかった....
その後 夕方6時過ぎまで雷が鳴り続けていました。
まるで7月、8月のモンスーン真っ只中のようです。
ひとつ以前に買ったのが、花を付ける前に草のまま枯れてしまったので、新たに2つ買いました。
右がマリーゴールドで、10日後くらいに黄色い花が咲き始めるそうです。
左は?名前を忘れてしまいました...... ピンクの小さな花が寄り集まって、ひとつの花になっています。
そして買った時に咲いていた、白いカーネーションの花は終わりお迎えています.....
花の命は短いようです。
........................................................................しっくりこない日々。
変だから集中は出来ているけれど、気分が飛んでいてもすぐれない。
こんな中で飛べるのもまた、これが仕事である証。
明日はしっくりきますように!
明日は気分よく飛べますように!
2本飛んで、3本目上がってテイクオフ場に着いたら雷、強風でキャンセルに.....
オフィスに戻った直後から土砂降りになりました。
2本目がXCだったので、その分3本目が遅れたのが痛かった。
XCは100kgの外国人でしたが、コンディションバンバンで問題なし。
だから思ったより雨が早まったのね.....
部屋の白いカーネーションは2輪目が開花しました。
しかし買った3つのうち1つが枯れてしまった.....
とても対照的で、この世界そのものに感じます。
鬱々としていたり、気持ちが塞いでいるようでは、到底 覚りに達する事は出来ない。
だから、何があっても沈んだ気分にならないように。
また、過去の事柄を思い返し、くよくよと後悔してはならない。
反省や後悔もまた、自己の目覚めを妨げる強い執着に他ならないのだから。
新しい度入りサングラスを作りに、近くのメガネ屋さんに。
高品質のフレームと色付きレンズで6000円。
ネパールではかなり高いですが、5日後に受け取れるとの事…
という事は、ネパールでは10日後くらいになるね!
言われた日にちに届いた試しがないから…
夕食ではなくてカジャ(昼食兼おやつ)。
今日は3本目のお客さんがなく、2本で終了… 午後1時。
セカンド シーズンの今がこんな感じだから、来シーズンのフライトは500本台だろうね…
今シーズン残り41日。あと81本でシーズン700本。
一日平均2本 飛べれば700本クリア出来るけれど…
天気もイマイチだし、会社も40近くなっているし、5月は4月よりもツーリストは減るし、700本 飛んで終わりたいけど微妙だな…
ブランチ オフィスの近くにあるDBモモ レストランの軒先。
久しぶりの外食。しかも午後3時の夕食…
しかしお腹が空いて、夜9時にチャーハンを作り食べました。
ネパールが最も暑いのは7月〜9月で、気温はポカラで32℃くらい。
今 日中は晴れなら30℃あるので、さほど変わりませんが、朝晩は涼しくまだ過ごしやすいです。
その朝晩も7月〜9月は25℃くらいになり暑いので、必要になってくるのが天井に吊るした大きな扇風機。
その扇風機を今日 取り付けてもらいました。
東南アジアでもよく見かけるこのファンは、蚊除けにもなるので、ファンを回して蚊を追いやり、その直後に蚊帳を吊って寝れば、蚊に悩まされる事なく眠れます。
寝る時は身体が怠くなるので、ファンは消しますが、暑ければタイマー付きの扇風機をセットして。
それでも日本の夏に比べれば、日中も朝晩も格段に過ごしやく、冷房もいらなければ、朝晩 長袖を着る事も多々あります。
課題「点」ではなく「線」は、染み付いたものがあり、簡単には戻せないので、常に意識して時間をかけて直していく。
これは周りが見て分かる事ではなく、自分の中の感覚なので、「線」のテイクオフができたか?は、1本1本 出来たか?出来なかったか?意識していればその都度 自分で分かる。
しかし昨年の4月と今年では、全く天気が違う…
昨シーズンは3/10 〜 4月末まで、フライト確率は100%。パイロットも6人しかいなかった為、この時期に自己記録の48日連続フライトで毎日ほぼ3本づつ飛んでいる。
今日も2本目をギリギリ飛べたが、3本目は雨とバックウインドでキャンセルに…
まともに晴れる日はなく、神経を使うコンディションが続いている。
ポカラの4月。昨シーズンが異常で、今シーズンが正常なのか?
今シーズンはモンスーンが早く来ているのか?
ポカラで4月に飛ぶのは2シーズン目。以前は4月には日本に帰っていたし、2年前はアンナプルナ1周に行っていたし…
更に何年も4月を経験してみないと分からない。
プロならばあり得ない事が、目の前で起きている…
2本目のランディング後、風向きが変わり、強風となり、タンデムが2機 湖に降りた。
1機はうちのランディング場に緊急ランディングしたが、全くコントロール出来ないで横倒れに…
湖に降りたパイロット2人はネパール人の新しいタンデム パイロットであり、横倒れに下りたパイロットは見かけない外国人パイロットだった。
彼等は全て新しい会社のサランコット裏側、トレパニから飛んできたパイロット達。
自分が飛んでいる時から空を見れば、そうなる事は容易に想像できた。
だから上げる高さも、飛ぶ位置も、そうなる時間も意識しながら飛び、ランディング後10分で風向きが変わり、次第に強風バックウインドになっていった。
そんな中でも安全を考え、安全な範囲内で少しでも長く飛んだのだが、ランディング時は今までポカラから入っていた風が丁度止みかけた時だった。そしてランディング後 10分で風向きが変わった…
空を見て想像し続ける事が仕事なので、この辺りの観察、感覚は一般の人達とは全く違う。
それが空を、自然を相手に仕事をしている人達。
積乱雲は等加速度的(2倍、4倍、8倍…)に発達し、そのスピードは想像した以上の事がほとんど。
風向きがいつどの様に変化するのか!常に想像し、その風上側を飛ぶ事が、想像を越えた事態の命綱となる。
今日 湖に下りたパイロットは「状況、残り時間、風向き、想像を越える事」を想像する事が出来なかった。
雨は目に見えて分かっても、風がどの様になるのか?見えないものへの意識がなかった。
(自分も昨シーズン モンスーン時期に、雨雲、雨を避ける事だけ考え風下に飛んでしまい、その後 強風となり、風下側でビックイヤーしか出来ず、早く下ろせずに雨の中ランディングした経験があり、風がどうなるのか?想像出来たのなら、雨雲を避けるよりも風上側でもっと早く対処出来ていた… 目に見える雨雲よりも、目に見えない風向きと風の強さを前もって想像出来る事の方が重要!)
そもそもテイクオフの時点で、飛んではいけない状況にあったのではないか?
それはただ飛ぶ事が出来るだけのパイロットだったから…
大きな弊害は一気に新しい会社が増え、サランコットよりも難しいトレパニからのフライトが、全て新しい会社で、大多数が新米パイロットだという事。
今日のあの光景はプロならばあり得ない!
近くのボートが駆け付け、事なきを得たが、人を殺す事にもなり兼ねない状況…
この事態が彼等の大きな経験となり、財産となるように!
あとは彼等次第。
そして私自身も、自分次第である事を肝に命じたい。
失敗をしない人など、何処にもいない。
考え抜いて、次に繋げる事が大切!
カーネーションの蕾が開き始めました!
これは周りが見て分かる事ではなく、自分の中の感覚なので、「線」のテイクオフができたか?は、1本1本 出来たか?出来なかったか?意識していればその都度 自分で分かる。
しかし昨年の4月と今年では、全く天気が違う…
昨シーズンは3/10 〜 4月末まで、フライト確率は100%。パイロットも6人しかいなかった為、この時期に自己記録の48日連続フライトで毎日ほぼ3本づつ飛んでいる。
今日も2本目をギリギリ飛べたが、3本目は雨とバックウインドでキャンセルに…
まともに晴れる日はなく、神経を使うコンディションが続いている。
ポカラの4月。昨シーズンが異常で、今シーズンが正常なのか?
今シーズンはモンスーンが早く来ているのか?
ポカラで4月に飛ぶのは2シーズン目。以前は4月には日本に帰っていたし、2年前はアンナプルナ1周に行っていたし…
更に何年も4月を経験してみないと分からない。
プロならばあり得ない事が、目の前で起きている…
2本目のランディング後、風向きが変わり、強風となり、タンデムが2機 湖に降りた。
1機はうちのランディング場に緊急ランディングしたが、全くコントロール出来ないで横倒れに…
湖に降りたパイロット2人はネパール人の新しいタンデム パイロットであり、横倒れに下りたパイロットは見かけない外国人パイロットだった。
彼等は全て新しい会社のサランコット裏側、トレパニから飛んできたパイロット達。
自分が飛んでいる時から空を見れば、そうなる事は容易に想像できた。
だから上げる高さも、飛ぶ位置も、そうなる時間も意識しながら飛び、ランディング後10分で風向きが変わり、次第に強風バックウインドになっていった。
そんな中でも安全を考え、安全な範囲内で少しでも長く飛んだのだが、ランディング時は今までポカラから入っていた風が丁度止みかけた時だった。そしてランディング後 10分で風向きが変わった…
空を見て想像し続ける事が仕事なので、この辺りの観察、感覚は一般の人達とは全く違う。
それが空を、自然を相手に仕事をしている人達。
積乱雲は等加速度的(2倍、4倍、8倍…)に発達し、そのスピードは想像した以上の事がほとんど。
風向きがいつどの様に変化するのか!常に想像し、その風上側を飛ぶ事が、想像を越えた事態の命綱となる。
今日 湖に下りたパイロットは「状況、残り時間、風向き、想像を越える事」を想像する事が出来なかった。
雨は目に見えて分かっても、風がどの様になるのか?見えないものへの意識がなかった。
(自分も昨シーズン モンスーン時期に、雨雲、雨を避ける事だけ考え風下に飛んでしまい、その後 強風となり、風下側でビックイヤーしか出来ず、早く下ろせずに雨の中ランディングした経験があり、風がどうなるのか?想像出来たのなら、雨雲を避けるよりも風上側でもっと早く対処出来ていた… 目に見える雨雲よりも、目に見えない風向きと風の強さを前もって想像出来る事の方が重要!)
そもそもテイクオフの時点で、飛んではいけない状況にあったのではないか?
それはただ飛ぶ事が出来るだけのパイロットだったから…
大きな弊害は一気に新しい会社が増え、サランコットよりも難しいトレパニからのフライトが、全て新しい会社で、大多数が新米パイロットだという事。
今日のあの光景はプロならばあり得ない!
近くのボートが駆け付け、事なきを得たが、人を殺す事にもなり兼ねない状況…
この事態が彼等の大きな経験となり、財産となるように!
あとは彼等次第。
そして私自身も、自分次第である事を肝に命じたい。
失敗をしない人など、何処にもいない。
考え抜いて、次に繋げる事が大切!
カーネーションの蕾が開き始めました!
今更だが。
昨日ずり落ちた時にお客さんに足の甲に乗られ、左足が腫れた状態で痛かったので、今日は久しぶりに振り返る必要のないフロントでテイクオフした。
2000本以上 飛んでいるタンデムで今更だが、時々上手くテイクオフ出来なくなる時が出てくる。
今まで普通に出来ていた事が、急に違和感を感じ始める時がある。
久しぶりのフロント テイクオフは何かが違った…
今日 突き詰めて考え、後になって感じた事は、テイクオフが「線」ではなく「点」になっている事!
テイクオフで最も重要な頭上安定が「線」ではなく「点」になっている。
スポーツの基本はどれも同じである様に、パラグライダーのテイクオフも下半身が重要だし、頭上安定も「点」よりも「線」の方がより安定感が増す。
野球のバッターが「点」で捉える打者と「線」で捉える打者とでは、その打率(安定感)が全く違うのと同じだ。
その「線」を意識する為にも必要なのが間であり、それをひとつの行動にするなら、頭上確認の行為となる。
頭上確認の意味にはラインチェックがあるが、頭上安定はグライダーから伝わる感覚で、頭上を見なくても出来る。
しかしその間である「線」を作る動作のひとつが頭上確認、その2〜3秒であり、ラインチェックと同様かそれ以上に、この間を作る頭上確認 動作が大切になる。
その間があるパイロットほど安定感があり、「点」ではなく「線」でテイクオフ出来るパイロットであり、その安定感の違いが年間を通して2〜3回の危険なテイクオフに繋がってしまう。
明日から意識して行うポイントが今日の違和感から分かった!
「点」ではなく、「線」のテイクオフをする。
これはフロントだけではなく、リバースも同様だ。
昨日ずり落ちた時にお客さんに足の甲に乗られ、左足が腫れた状態で痛かったので、今日は久しぶりに振り返る必要のないフロントでテイクオフした。
2000本以上 飛んでいるタンデムで今更だが、時々上手くテイクオフ出来なくなる時が出てくる。
今まで普通に出来ていた事が、急に違和感を感じ始める時がある。
久しぶりのフロント テイクオフは何かが違った…
今日 突き詰めて考え、後になって感じた事は、テイクオフが「線」ではなく「点」になっている事!
テイクオフで最も重要な頭上安定が「線」ではなく「点」になっている。
スポーツの基本はどれも同じである様に、パラグライダーのテイクオフも下半身が重要だし、頭上安定も「点」よりも「線」の方がより安定感が増す。
野球のバッターが「点」で捉える打者と「線」で捉える打者とでは、その打率(安定感)が全く違うのと同じだ。
その「線」を意識する為にも必要なのが間であり、それをひとつの行動にするなら、頭上確認の行為となる。
頭上確認の意味にはラインチェックがあるが、頭上安定はグライダーから伝わる感覚で、頭上を見なくても出来る。
しかしその間である「線」を作る動作のひとつが頭上確認、その2〜3秒であり、ラインチェックと同様かそれ以上に、この間を作る頭上確認 動作が大切になる。
その間があるパイロットほど安定感があり、「点」ではなく「線」でテイクオフ出来るパイロットであり、その安定感の違いが年間を通して2〜3回の危険なテイクオフに繋がってしまう。
明日から意識して行うポイントが今日の違和感から分かった!
「点」ではなく、「線」のテイクオフをする。
これはフロントだけではなく、リバースも同様だ。
晴れているのにバックウインド… 貴重な写真です。
ポカラで飛んで4年余り。初めて晴れているのにバックウインド(反対から風が吹いて来る)を体験しました!
自分よりも長くここで飛んでいるパイロットも初めてだ… と言っていたので、晴れている時に風が反対から吹いて来る事は、ここでは滅多に体験出来る事ではありません。
でもこれは普通 当たり前にある事で、日本の様な島国では晴れていても前から風が吹いてくる確率は1/4で、しかも風の強弱があるので、フライト確率がかなり低くなってしまいます…
ここは風向きも、風の強弱もいつもほぼ同じで、雨が降っている間だけしか飛べない時は無く、雨も夕方〜夜に降る事が多く、年間のフライト確率が95%と考えられない数字が出る訳です。
だから今日も2本飛んで3本目にバックウインドになったのですが、時間はまだ午後1時過ぎ… 1〜2時間待って様子を見る為にテイクオフ場で待機する… なんて事はしません。
せいぜい待って30分。
何故なら、明日もまた必ず飛べるから!
日本の様に次いつ飛べるか分からない環境なら、可能性があるうちは何時間でも待つのでしょうが…
バックウインドの原因は、ヒマラヤサイドで出来た雲の急激な発達そして雨で、ダウンバーストが起こり、強烈な風が吹いて来たから。
しかしそれはよくある事で、それでもポカラにさんさんと太陽が降り注いでいる時は、山からの雲がかなり近づかない限り、バックウインドになる事はありません。
ヒマラヤサイドの雲は雷雨をもたらす様な真っ黒い雲ではなく、下は灰色でしたが上は白い雲で、いつもとの違いは直線にかなりの距離に渡って、雲が上昇しながら広がりやって来ていました。
しかし雷雨をもたらす雲ではなく、ポカラまで到達しませんでした。
雨も降りませんでした。
そして午後3時半過ぎにはパラグライダーが4〜5機 飛んでいました。
つまりテイクオフ場で2時間以上 待機していたのなら、飛べた様です。
しかしグライダーの動きを見ても、上空はバックウインドが続いていました。
見た目は快晴のポカラも、今朝まで数日間 曇り空が続き、今日も太陽がハッキリと顔を出したのが午前11時だったので、見た目の快晴と上空の風はいつもの様ではなかった…
それがバックウインドにポカラ、正面からの風が負けてしまった原因かも知れない。
フライトをキャンセルし、帰りに撮った写真。
晴れているのにキャンセルして、車でオフィスに戻るのも初体験!でした。
1本目 103kg 中国人男性。テイクオフの風少々あり。重いが彼の体型、歩き方、受け答え、問題なし。何の心配もなくテイクオフしました。
2本目 小さな中国人女性。テイクオフの風は微風。お客さんが軽いからどうにでも出来、何の心配もなくテイクオフしました。
3本目 小太りのネパール女性。テイクオフの風 時よりサイドから。今日最も神経を使うお客さん。テイクオフで最後にバックしながら座られ、止まろうとしたがグライダーに引きずられ、テイクオフ場下にずり落ちました。あと2〜3歩立って歩いてくれたのなら、何の問題もなくテイクオフ出来ていました。
ずり落ちた時にヘルメットが壊れたので、ノーヘルです....
今年の4月は天気が悪く、曇りの日々が続いています。
ここは雨が降らない限り、風が後ろから来る事はないので、雨以外は毎日 飛ぼうと思えば飛べます。ただコンディションは最低ですが…
テイクオフ場からグライダーに引きづられ、ずり落ちたのは今シーズン 記憶にあるのがこれが2回目。
前回は105kgの中国人男性でした。
テイクオフは風がある時は問題ないですが、風が弱い、風がない時はお客さんによって難易度が全く変わります。
ここ数日はどん曇り風なしで、こんな日々が1年中続いたら胃に穴が空いてしまいますが、プロなので年間で何回かは起こってしまうテイクオフでのずり落ちを何とか無くせないか? と今日は考えました。
パラグライダーは観覧車や飛行機の乗り物ではなく、アドベンチャースポーツなので、最低限の身体的 能力が必要になります。
山を少し歩いたり、野山を少し駆け回ったり… 少しでいいから、歩いて走って身体を動かせる身体能力。
結論は簡単で、身体能力がない人とは風がない時は飛ばない事! それを補ってくれるのが風で、風があれば身体能力が無い人とでもテイクオフ出来ます。
パイロットからすれば、パラグライダー = テイクオフ。テイクオフだけがパイロットとお客さんの共同作業。
分かり易く言うと、お客さんが飛行機の前輪でパイロットが後輪。離陸時に前輪が無くなってしまう(お客さんが座ってしまう)と飛行機は離陸出来ない。
パラグライダーはそこに風があると後輪だけでも何とか出て行けるけど、風が無いと飛行機と同じで前のめりに地面を擦って出られない。そこにグライダーはもう飛ぼうとしていて、風があればお客さんを引きずってでも出た方が安全だけど、風が無いと一か八かになり、それを避けようと必死に止まろうとするけど、グライダーに引っ張られずり落ちていく…
前輪が引っ込んだ飛行機が止まろうとして、滑走路をオーバーランして下の海にずり落ちるのと同じです。
飛ぶか飛ばないかはサンライズ会社はハッキリしています。サンライズ会社は風が無い時はどんなお客さんであろうと全てキャンセルして飛びません。
だから安全度は高いが、年間に飛ぶお客さんの数はかなり減ります。ビシネスを考えるとかなりマイナスですが、サンライズはスクールと機材販売もしているから問題ないのかも知れません。
飛ばなければいい! しかしビシネス、仕事としての側面はどうするのか?
パイロットだってこんなコンディションで誰も飛びたくはない!
しかしこれは仕事であり、飛べる状況にあり、お客さんが来る…
あとはお客さんの身体能力が問題になりますが、見て全く駄目な体型でない限り飛びに上がります。
あとは車を下りて、階段を下りる足取りをじっくり観察して危険人物は察しが付きますが、それだけでキャンセルする事は先ずありません。
昨日の1本目の中国人女性も危険人物でしたが、自分で風が来ない限りはテイクオフしない事を決め、20分近く待って、その間に覚悟を決めさせて、彼女の言葉、表情から覚悟を感じたので、無風の中で両端にサポートを付け、走ってもらい、テイクオフしました。
今日の3本目と昨日の1本目の違いが、今日のこの答えに繋がります。
彼女には注意が必要な事は分かっていましたが、今日の3本目はサイドからの風でどう出ようか? を先ず考えてしまい、口だけの説明だけで、リバースで出られる風が来たので、両端のサポートを付けるその前にテイクオフしようとしたのが問題でした。
そしてひとつ感じた事は、今までとは反対な事です。
今まではなるべくお客さんをリラックスさせ、余計な事を考えさせない方がいい… と思っていましたが、昨日と今日の違いはそれを覆しました。
そもそもパラグライダーとは何なのか?
テイクオフ前にはお客さんの誰もが緊張します。これが答えです。
何故に緊張するのか?
それは恐怖心を感じるから他なりません。
空を飛ぶという事はそういう事です。
(実際には空は安全で、危険性があるのはテイクオフとランディングだけ)
お客さんには覚悟を決めてもらう必要がある!
その覚悟とはテイクオフは危険である。だから絶対に座らない、腰を引かない覚悟!
何もお客さんを乗せるタンデム フライトで、そこまでする事はないのに…
と思っていましたが、一言 「覚悟なく腰を引いて座ってしまう行為は危険だから。」
パラグライダーに乗るには、お客さんもそれ位の覚悟が必要だから。
風のない状況で要注意人物には、覚悟を問う意味で絶対にしなけれはいけない事を時間をかけて問うていく。
その表情、口調を見て覚悟が見えたなら、お客さんを信じて走って出ていく。
プロとしては信じた中でも、お客さんが座ってしまう事を常に意識して、常に止まれる状態にある事だが、その中でも止まれないタイミングはあるので、年に何回かはずり落ちてしまう事も覚悟しておかなければならない。
飛ばなければ何も起こらない!
しかし仕事として年間何十本も、全てキャンセルする事も出来ない…
その境目に自分達の仕事があり、それはお客さんと運命共同体だという事。
パラグライダーがどういうものなのか!
それをお客さんに問い、覚悟してもらう必要性を感じています。
風の無い状況。
危険性を感じるお客さん。
テイクオフがどういうものなのか説明し、やるべき事をやる覚悟を問う。
お客さんが座るイメージを常に持ち、いつでも止まれる事を意識し続ける。
それでもまたいつか何かが起こるから、その時はまたどうしたらいいのか考える。
空を飛ぶとは、そういう事です!
* 例え出られそうな風が来ても、両端にサポートを付けるまで待ち、お客さんに覚悟を決めてもらうまで問いて待ち、それからテイクオフしたのなら今日ずり落ちる事は無かった。
2本目 小さな中国人女性。テイクオフの風は微風。お客さんが軽いからどうにでも出来、何の心配もなくテイクオフしました。
3本目 小太りのネパール女性。テイクオフの風 時よりサイドから。今日最も神経を使うお客さん。テイクオフで最後にバックしながら座られ、止まろうとしたがグライダーに引きずられ、テイクオフ場下にずり落ちました。あと2〜3歩立って歩いてくれたのなら、何の問題もなくテイクオフ出来ていました。
ずり落ちた時にヘルメットが壊れたので、ノーヘルです....
今年の4月は天気が悪く、曇りの日々が続いています。
ここは雨が降らない限り、風が後ろから来る事はないので、雨以外は毎日 飛ぼうと思えば飛べます。ただコンディションは最低ですが…
テイクオフ場からグライダーに引きづられ、ずり落ちたのは今シーズン 記憶にあるのがこれが2回目。
前回は105kgの中国人男性でした。
テイクオフは風がある時は問題ないですが、風が弱い、風がない時はお客さんによって難易度が全く変わります。
ここ数日はどん曇り風なしで、こんな日々が1年中続いたら胃に穴が空いてしまいますが、プロなので年間で何回かは起こってしまうテイクオフでのずり落ちを何とか無くせないか? と今日は考えました。
パラグライダーは観覧車や飛行機の乗り物ではなく、アドベンチャースポーツなので、最低限の身体的 能力が必要になります。
山を少し歩いたり、野山を少し駆け回ったり… 少しでいいから、歩いて走って身体を動かせる身体能力。
結論は簡単で、身体能力がない人とは風がない時は飛ばない事! それを補ってくれるのが風で、風があれば身体能力が無い人とでもテイクオフ出来ます。
パイロットからすれば、パラグライダー = テイクオフ。テイクオフだけがパイロットとお客さんの共同作業。
分かり易く言うと、お客さんが飛行機の前輪でパイロットが後輪。離陸時に前輪が無くなってしまう(お客さんが座ってしまう)と飛行機は離陸出来ない。
パラグライダーはそこに風があると後輪だけでも何とか出て行けるけど、風が無いと飛行機と同じで前のめりに地面を擦って出られない。そこにグライダーはもう飛ぼうとしていて、風があればお客さんを引きずってでも出た方が安全だけど、風が無いと一か八かになり、それを避けようと必死に止まろうとするけど、グライダーに引っ張られずり落ちていく…
前輪が引っ込んだ飛行機が止まろうとして、滑走路をオーバーランして下の海にずり落ちるのと同じです。
飛ぶか飛ばないかはサンライズ会社はハッキリしています。サンライズ会社は風が無い時はどんなお客さんであろうと全てキャンセルして飛びません。
だから安全度は高いが、年間に飛ぶお客さんの数はかなり減ります。ビシネスを考えるとかなりマイナスですが、サンライズはスクールと機材販売もしているから問題ないのかも知れません。
飛ばなければいい! しかしビシネス、仕事としての側面はどうするのか?
パイロットだってこんなコンディションで誰も飛びたくはない!
しかしこれは仕事であり、飛べる状況にあり、お客さんが来る…
あとはお客さんの身体能力が問題になりますが、見て全く駄目な体型でない限り飛びに上がります。
あとは車を下りて、階段を下りる足取りをじっくり観察して危険人物は察しが付きますが、それだけでキャンセルする事は先ずありません。
昨日の1本目の中国人女性も危険人物でしたが、自分で風が来ない限りはテイクオフしない事を決め、20分近く待って、その間に覚悟を決めさせて、彼女の言葉、表情から覚悟を感じたので、無風の中で両端にサポートを付け、走ってもらい、テイクオフしました。
今日の3本目と昨日の1本目の違いが、今日のこの答えに繋がります。
彼女には注意が必要な事は分かっていましたが、今日の3本目はサイドからの風でどう出ようか? を先ず考えてしまい、口だけの説明だけで、リバースで出られる風が来たので、両端のサポートを付けるその前にテイクオフしようとしたのが問題でした。
そしてひとつ感じた事は、今までとは反対な事です。
今まではなるべくお客さんをリラックスさせ、余計な事を考えさせない方がいい… と思っていましたが、昨日と今日の違いはそれを覆しました。
そもそもパラグライダーとは何なのか?
テイクオフ前にはお客さんの誰もが緊張します。これが答えです。
何故に緊張するのか?
それは恐怖心を感じるから他なりません。
空を飛ぶという事はそういう事です。
(実際には空は安全で、危険性があるのはテイクオフとランディングだけ)
お客さんには覚悟を決めてもらう必要がある!
その覚悟とはテイクオフは危険である。だから絶対に座らない、腰を引かない覚悟!
何もお客さんを乗せるタンデム フライトで、そこまでする事はないのに…
と思っていましたが、一言 「覚悟なく腰を引いて座ってしまう行為は危険だから。」
パラグライダーに乗るには、お客さんもそれ位の覚悟が必要だから。
風のない状況で要注意人物には、覚悟を問う意味で絶対にしなけれはいけない事を時間をかけて問うていく。
その表情、口調を見て覚悟が見えたなら、お客さんを信じて走って出ていく。
プロとしては信じた中でも、お客さんが座ってしまう事を常に意識して、常に止まれる状態にある事だが、その中でも止まれないタイミングはあるので、年に何回かはずり落ちてしまう事も覚悟しておかなければならない。
飛ばなければ何も起こらない!
しかし仕事として年間何十本も、全てキャンセルする事も出来ない…
その境目に自分達の仕事があり、それはお客さんと運命共同体だという事。
パラグライダーがどういうものなのか!
それをお客さんに問い、覚悟してもらう必要性を感じています。
風の無い状況。
危険性を感じるお客さん。
テイクオフがどういうものなのか説明し、やるべき事をやる覚悟を問う。
お客さんが座るイメージを常に持ち、いつでも止まれる事を意識し続ける。
それでもまたいつか何かが起こるから、その時はまたどうしたらいいのか考える。
空を飛ぶとは、そういう事です!
* 例え出られそうな風が来ても、両端にサポートを付けるまで待ち、お客さんに覚悟を決めてもらうまで問いて待ち、それからテイクオフしたのなら今日ずり落ちる事は無かった。
天気が悪いね…
何とか3本飛べたけれど、1本目、2本目は風が全くなく、飛んで下りるだけのフライト。
3本目には太陽が顔を出し、上がらないまでも何とか30分近く飛べました。
1本目はテイクオフでお客さんのヘルメットが顔に当たり、度付きサングラスが真っ二つに割れたので、薄っすらの視野の中でランディングの風向きが分からず、かなり低くなってから分かり、慎重にランディングしました。
1年半前のランディングでのアクシデントで壊れた度付きサングラスを治しながら使っていますが、少しの衝撃でまた壊れてしまうので、パラグライダーでこのサングラスを使うのは安全上もう止めます。
0.01の視力では飛べても、ランディングが難しい…
43年間 生きていて、植物を部屋の中で育てるのは初めての経験だ…
目に見える所に緑の植物があると、リラックス効果があるとの事で買いました。
果たしてどの様に育っていくのか? 見守っていきます。
昨日うちの父方の母である、下呂のおばあちゃんが亡くなりました。100歳でした。
自分が下呂のおばあちゃんの初孫だった事もあり、小さい頃から可愛がってもらいました。
子供の頃は少し威圧感を感じる程 大柄だった下呂のおばあちゃんも、年と共に小柄なっていき、昨年 日本に帰った6月には、自宅のベッドに小さくなって寝ていました。
あれが下呂のおばあちゃんに会った最後となりました。
人はいつか死にますが、亡くなる年齢に比例して周りの受け入れ方は変わっていきます。
子供で亡くなる人もいれば、20代、30代で亡くなる人もいます。
周りは早すぎる死に悲しみに包まれます。
40代、50代はまだまだ早かった死であり、60代、70代も早かった死でしょう。
80代、90代ともなれば寿命を全うした死になり、周りは悲しみの中でも、その死を素直に納得して受け入れられます。
人は自分の死を感じる事は出来ない…
死とは自分の周り、家族、親戚、親友の死であり、自分のものではない。
その悲しみは亡くなる年齢と比例もし、その周りに死というものがあるのならば、やはり人は周りの人の為にも長生きした方がいい…
長生きは決して自分の為ではありません。周りが納得する為に、周りの悲しみを和らげる為に、自分を支えてくれた周りの人々の為に長生きはするものである…
下呂のおばあちゃんの死を通じてそう感じます。
6月。日本に帰った時に、下呂のおばあちゃんに会いにお墓参りに行きます。
100年間 生きた下呂のおばあちゃん。本当に立派です。
下呂のおばあちゃん… ありがとうございました。
自分が下呂のおばあちゃんの初孫だった事もあり、小さい頃から可愛がってもらいました。
子供の頃は少し威圧感を感じる程 大柄だった下呂のおばあちゃんも、年と共に小柄なっていき、昨年 日本に帰った6月には、自宅のベッドに小さくなって寝ていました。
あれが下呂のおばあちゃんに会った最後となりました。
人はいつか死にますが、亡くなる年齢に比例して周りの受け入れ方は変わっていきます。
子供で亡くなる人もいれば、20代、30代で亡くなる人もいます。
周りは早すぎる死に悲しみに包まれます。
40代、50代はまだまだ早かった死であり、60代、70代も早かった死でしょう。
80代、90代ともなれば寿命を全うした死になり、周りは悲しみの中でも、その死を素直に納得して受け入れられます。
人は自分の死を感じる事は出来ない…
死とは自分の周り、家族、親戚、親友の死であり、自分のものではない。
その悲しみは亡くなる年齢と比例もし、その周りに死というものがあるのならば、やはり人は周りの人の為にも長生きした方がいい…
長生きは決して自分の為ではありません。周りが納得する為に、周りの悲しみを和らげる為に、自分を支えてくれた周りの人々の為に長生きはするものである…
下呂のおばあちゃんの死を通じてそう感じます。
6月。日本に帰った時に、下呂のおばあちゃんに会いにお墓参りに行きます。
100年間 生きた下呂のおばあちゃん。本当に立派です。
下呂のおばあちゃん… ありがとうございました。
今日の2本目のフライトはヒマラヤが雲で隠れた景色の中で、30分のフライトとしては100点の仕事が出来た。
ヒマラヤが見えないな状況では、裏のトレパニに飛んで行っても景色はいまいち....
ハウスサーマルにはあえて行かず、木々が風で揺れていたリッジを流してボールサイドに直接行き、尾根上から少しずつ上げては前へ行き、上げ切って後はポカラの街、レイクサイド上空を飛んで、最後は湖を横断して約30分のフライト。
時間配分、回す分量、移動距離、景色、そしてお客さんの笑顔....
納得のフライトでした。
今日は2本で終わったし、歩きたかたので1時間の山歩き。
心と身体 + この仕事 = バランス。
バランスは年齢と共に変わっていくので、柱(仕事)がある中で「今」やりたい事をやっていれば、バランスは保たれていく。
勿論 歩きたくなければ、山歩きなど今日していない…
変化に合わせて、変化していくだけだ。
2000本、2000人目のお客さん。
プロのタンデム パイロットになって3年半。今日 今シーズンの最低目標だったタンデム通算2000本を無事に飛び終えることが出来ました。
この3年半で2000人のお客さんと飛ぶ事が出来、世界の何処かにいる2000人の思い出、記憶に残る瞬間を共有できた事が、いちタンデム パイロットとしての誇りになっています。
パラグライダーを始めて6年半のうちの3年半は、ほとんど毎日タンデムパイロットとしての日常を送っています。
この世界の喜びも苦しみも、楽しみも辛さも、この3年半の中で経験してきました。
まさかこの仕事を通して「覚り」を追求する事など、始めた当初は想像にもしませんでした。
今はそのような世界だと考えています。
次の目標は?
明日の1本目を無事に飛び終えること!
そして残り1ヶ月半余りの今シーズンを無事に飛び終えること。
そこに神経を注いでいきます。
2000人目は香港の女性でした。
イギリスの青年。
ドバイの女性。
また明日へ。
3日間バンダのアナウンスも昨日の1日で解除されました。
よって今日から通常通りの日常に戻り、セカンド シーズンの今、また各会社 動き始めました。
昨シーズンも4月は忙しかったので、暫くは毎日3フライトが続きそうです。
そして今シーズンの最低ライン、タンデム通算2000本まであと3本となりました。
明日にもその目標は達成します。
天気も暫くは晴天が続きそうで、仕事もストレスなく出来ます。
日中の気温は30℃ありますが、風がまだ爽やかで、朝晩は涼しく、とても過ごし易い日々が続いています。
今シーズンも残り1ヶ月と3週間!
今日のおやつ。
3時に仕事が終わり、アパートに帰ってからシャワー、洗濯を終えて4時過ぎからおやつ....
今日は前回紹介した「辛」ラーメンの新商品「シュリンプ(エビ)辛」ラーメンとパン、ヨーグルト。
昼食兼おやつが4時と遅いので、夕食は沢山食べないようにしています。
エビ味の「辛」ラーメン。
ネパールバンダ(ストライキ)が今日から3日間の予定でスタートしました。
朝オフィスに電話をすると、ツーリストナンバーの車を用意して、ダメもとで上がるとのこと.....
今回のバンダはグリーンナンバーの車は利用可能とのことで、手配に昼まで待って、昼から2本上がり飛べました。
今日営業いていたパラグライダー会社は1/3程度....
バンダはあと2日続きますが、明日からも車を変えて仕事が出来そうです。
皆が歩いたり自転車で移動している中、ピーピー....とクラクションを鳴らして通っていく車には、冷たい視線が突き刺さります.....
しかしバンダでない限り歩こうとはしないネパール人にとって、車バイクが使えないこの日は多少の運動になるのでは?!
飛んで何ぼの世界なので、仕事が出来て、仕事があれば、仕事するのみ!
朝オフィスに電話をすると、ツーリストナンバーの車を用意して、ダメもとで上がるとのこと.....
今回のバンダはグリーンナンバーの車は利用可能とのことで、手配に昼まで待って、昼から2本上がり飛べました。
今日営業いていたパラグライダー会社は1/3程度....
バンダはあと2日続きますが、明日からも車を変えて仕事が出来そうです。
皆が歩いたり自転車で移動している中、ピーピー....とクラクションを鳴らして通っていく車には、冷たい視線が突き刺さります.....
しかしバンダでない限り歩こうとはしないネパール人にとって、車バイクが使えないこの日は多少の運動になるのでは?!
飛んで何ぼの世界なので、仕事が出来て、仕事があれば、仕事するのみ!
気にかけない。気にしない。意識に上げない。
全て総じて「意に介さない!」
先月は仕事が少なく、今月に入って天気が悪く、昨日から天気が良くなり、忙しくなったと思えば明日から3日間のストライキ情報が.....
新たな会社ブッダパラグライディングは3人の生まれたてタンデムパイロットに、2人の練習生のネパール人パイロット5人で営業中.... 2人の練習生はライセンスもなく違法労働。
だから「ブッダ」なんて名前を付けて欲しくなかった!
会社が爆発的に増え、外国人はビザの問題があり、パイロットが足らない中で営業(利益)を得ようとするから、こんなことになってしまう.....
格がどんどん落ちていく環境。
プロだから周りを見渡すことなく、「個」としてやっていきます!
周りのこと全てに応じて意に介さない。
明日からの3日間のストライキは状況に応じて対応できる体制で、臨機応変にいきます。
テーマは「体力づくり」。
いつでも帰ってこられるように自転車で15km離れたベグナス湖に行き、山歩きしながら村人と触れ合い、3日間休みならば2泊ベグナスで過ごし、ストライキが解除され次第ポカラに戻って来ます。
ベストはストライキがなくなり、明日からも働けることですが、全ては意に介さない。
残念なのは,せっかくのネパール旅行がストライキで台無しになってしまうツーリスト達.....
飛んでいて話をしていても、多くのツーリストがネパール滞在1週間前後なので、その中で3日間 身動きできないストライキはかわいそうで仕方がない!
天気は明日からも晴天なのに.... フルブッキングなのに....
ここはネパール。
そもそも「妙」とは、どのような意味であろうか。それはただ、自身の一念の心が不思議であることを「妙」というのである。
不思議とは、私たちの心の働きも及ばず、また、言葉でも表せないということである。
すなわち、瞬間瞬間起こっている自身の一念の心を探究してみると、それを有ると言おうとすれば色も形もない。
また、無いと言おうとすれば様々に心が起こってくる。
有ると考えるべきでもない。
無いと考えるべきでもない。
有と無の二つの言葉では表せず、有と無という二つの考えでも理解できない。
有と無のどちらでもなく、しかも、有か無かのいずれかの姿をとるという、中道にして普遍究極の真理のままの姿であり、不思議であるその在り方を「妙」と名づけるのである。
不思議とは、私たちの心の働きも及ばず、また、言葉でも表せないということである。
すなわち、瞬間瞬間起こっている自身の一念の心を探究してみると、それを有ると言おうとすれば色も形もない。
また、無いと言おうとすれば様々に心が起こってくる。
有ると考えるべきでもない。
無いと考えるべきでもない。
有と無の二つの言葉では表せず、有と無という二つの考えでも理解できない。
有と無のどちらでもなく、しかも、有か無かのいずれかの姿をとるという、中道にして普遍究極の真理のままの姿であり、不思議であるその在り方を「妙」と名づけるのである。
今年はモンスーンが早くも訪れている....
毎日 雨が降り、今日も昼から天気が持たずに3本目はキャンセル。
例年 雨の季節は5月~9月で、4月はプレモンスーンで雨はたまに降る程度。
昨シーズンの4月に雨でフライトがキャンセルになったのは1日もない.....
しかし今シーズンはほぼ毎日キャンセルになっている。
乾季の時期でも雨が降る日が何日もあったので、今シーズンは雨の多いシーズンになっている。
パラグライダーは自然と共にだから、飛べる飛べないは50/50のはずだが....
しかしほとんど毎日飛べている。
飛べない事もまたパラグライダーなのに.....
飛べないことはパラグライダーにとって、とても重要に感じてならない!
今シーズンの後半から心境の変化が現れ始め、気持ちが沈む事が増えてきている。
もうこの環境でパラグライダーだけやっているのでは、モチベーションが維持できなくなってきている.....
生活は何の問題もなくしていけるのだが、気持ちの張りがなくなってきている。
それはパラグライダーに魅力がなくなってきているのではなく、パラグライダーだけの生活に魅力がなくなってきている為。
タンデムパイロットだけでは価値が見出せない..... 環境の変化と共に。
この仕事への情熱が無くなってきた訳ではなく、この仕事だけしかやっていない状況に疑問を感じ始めている。
来シーズン以降は1日1本、1シーズン300本フライトでもいいと思っている。
その収入の中で生活をしていき、もっと大切なものが他にもあるので、それを見つける事が来シーズンのテーマになる。
全ての変化と共に、自分も変わり続けなければいけない!
今日は朝5時にポカラを出て、夜9時過ぎにポカラに帰ってきました。
カトマンズへ行った目的はワーキング ビザのインタビューを受けに。
うちのルスタム(ウズベキスタン)とサンライズのエディ(ロシア)と私の3人で、プライベートカーを借りて行きました。
初めて1日でポカラ〜カトマンズ〜ポカラの車での移動でした。計12時間の車の旅でしたが、プライベートカーだったので、ゆったりと座れて問題はなかった。
バスやタクシーではとても無理…
3人で割って、1人4000円弱でした。
そして現地にはパラノバのセバスチャン(スイス)とバスティー(ルーマニア)の姿も…
昨年12月に手続きをして、4ヶ月経ってにやっとビザが更新出来そうです。
ワーキング ビザは3ヶ月前に切れているので、ここ3ヶ月はツーリスト ビザで対応していました。(ツーリストビザでは働けないが、行政の問題でこうなっているのでいた仕方なし。全く手続きしないでツーリストビザで働いているパイロットは違法です。)
ビザの貼ったパスポートは1週間程で届くそうです…
いつまでのワーキング ビザが貰えるのか?分かりませんが、せめて来年の1月まで欲しい!
何故って? また期限切れになる事はわかり切っているので、ツーリスト ビザの助けが必要になるから!
年をまたげば、また新たに5ヶ月間のツーリストビザが可能だから。
ビザの問題は他国に住む人にとって、最も頭を悩ますところです。
カトマンズへ行った目的はワーキング ビザのインタビューを受けに。
うちのルスタム(ウズベキスタン)とサンライズのエディ(ロシア)と私の3人で、プライベートカーを借りて行きました。
初めて1日でポカラ〜カトマンズ〜ポカラの車での移動でした。計12時間の車の旅でしたが、プライベートカーだったので、ゆったりと座れて問題はなかった。
バスやタクシーではとても無理…
3人で割って、1人4000円弱でした。
そして現地にはパラノバのセバスチャン(スイス)とバスティー(ルーマニア)の姿も…
昨年12月に手続きをして、4ヶ月経ってにやっとビザが更新出来そうです。
ワーキング ビザは3ヶ月前に切れているので、ここ3ヶ月はツーリスト ビザで対応していました。(ツーリストビザでは働けないが、行政の問題でこうなっているのでいた仕方なし。全く手続きしないでツーリストビザで働いているパイロットは違法です。)
ビザの貼ったパスポートは1週間程で届くそうです…
いつまでのワーキング ビザが貰えるのか?分かりませんが、せめて来年の1月まで欲しい!
何故って? また期限切れになる事はわかり切っているので、ツーリスト ビザの助けが必要になるから!
年をまたげば、また新たに5ヶ月間のツーリストビザが可能だから。
ビザの問題は他国に住む人にとって、最も頭を悩ますところです。
今日の2本目はイギリスのお客さんでした。
彼は以前にニュージーランドでもタンデムしたそうですが、今日のフライトの方が良かった!と言ってもらえた事が嬉しかった.....
1本目のお客さんはハンググライダーのパイロットで、ソアリングについても詳しそうでしたが、テイクオフを10分程遅らせ、少し風が上がって来るのを待ったおかげて、午前中のフライトとしては最高のものとなり、フライトを褒めてもらえた事が嬉しかった.....
パイロットとしてのささやかな喜びになりました。
3本目に上がる途中で警察に捕まり、警察署まで…
何でも前列の2人乗りの座席に3人乗ってい為だが、そこで30分 止まっている間に雨が降り出し、フライトは中止して署まで行く羽目に…
プリティビ チョークにある警察署。
無免許などで取り上げられたバイク…
問題はこの後に発生…
どうやらこの車に必要な書類がなく、会社の車は数日間 没収されるとの事で、タクシーを拾ってお客さん、パイロット、グライダーともどもオフィスに戻る事になりました。
しかし信じらない事に、タクシーを拾っては我先にパイロットが先に乗り込み、オフィスへ戻る始末…
残ったネパール人パイロットも特等席に座り、お客さんがグライダーに押しつぶされそうになりながら後部座席に…
残ったのは自分とオーナー兼パイロットのクリシュナ、そしてお客さん達…
タクシーを拾っては先ずお客さんをオフィスに送り、その後にパイロットじゃないの?!
怒りというよりも、むしろ諦めが湧いてきた。
一番のカルチャー ショックはこの辺り。
クリシュナも人格の問題であって、ネパール人の問題ではない… と言うが、余りにそこへの感覚のない人は多い。
そして感覚のない人達に言ったところで、全く理解されない。
今日はクリシュナに言ったが、ネパール人の管理はお前がやれ。自分はもう感知しない… と。
普通の感覚で接していたら、こちらが疲れてしまう。
ネパール人の中にはそこへの感覚がない人が多い… 人格の問題と言う彼等でさえも、余り疑問を感じていない。
今シーズン感じたモチベーションの低下のひとつに、ここの環境がある。
技術ではなく、パイロットの格が下がれば、仕事をしていてもつまらなくなる。
中国人の中には外国人と飛びたいお客さんも沢山いるし、外国人パイロットだけの会社があれば、それだけで競争に勝てるのに。
ネパール人パイロットが主流の環境の問題点は、技術などではなく格の問題!
自分もこの環境に魅力がなくなれば、パラグライダーを続ける必要性がなくなるかもしれない…
何とか上手くやっていける様に、ネパールだから、ネパール人だから仕方が無い… そんな環境に順応していかなければいけない。
その答えは「個」。
周りなんか見渡さず、自分の仕事を「個」としてやっていくだけだ。
「個」と「順応」は反対に感じるかも知れないが、そんなネパールで生きていく為に必要な事はそれだと感じる。
未来は分からない!
勿論 ネパールにもパラグライダーにも固執する必要はない。
Ps. 明日はビザの件でカトマンズまで行って来ます。
自分の職業は「パラグライダー タンデム パイロット」。
決して何かを競う分野のスポーツではないが、見方を変えれば、お客さんを如何に楽しませるのか?を安全と共に提供し続けるプロのスポーツ… とも言える。
この世界で「サラリーマン パイロット…」 そんな感覚が生まれ、今シーズン モチベーションが失われかけてた…
競う訳でもなく、毎日 同じ様に飛び続ける日常は、とかくこの世界の輝きを見失いがちになる。
それは結果が見える様で見えない、この世界の難しいところでもある。
飛び終えた後のお客さんの笑顔を求めて飛ぶのがこの世界のプロならば、自分はまだその域には達していない…
モチベーションの低下はその証。
そしてそのモチベーションの低下は、自分がサラリーマン パイロットになりかけている証であり、それがこの世界の輝きを見失いかけている事に繋がっている。
またに飛ぶのであれば、この世界の輝きを感じられても、毎日の中ではそれは見えなくなってしまう…
ならばどうしたらいいのか?
それは自分の中でこの世界の格を上げ、高みにまで価値を上げていかなければならない。
「自分は日本を代表するプロのタンデム パイロットである!」
そこへの高みまで、自分を上げていく。
そんな自負を持つべきだ。
今日1本目は他会社のお客さんと飛んだので、ランディング場は湖の端にあるエンド オブ ザ レイクに下ろした。
ここが一番風がいいので、風の強い季節ここに下ろす会社は多い。
後ろには迎えに来た各会社の車が並んでいる。
決して何かを競う分野のスポーツではないが、見方を変えれば、お客さんを如何に楽しませるのか?を安全と共に提供し続けるプロのスポーツ… とも言える。
この世界で「サラリーマン パイロット…」 そんな感覚が生まれ、今シーズン モチベーションが失われかけてた…
競う訳でもなく、毎日 同じ様に飛び続ける日常は、とかくこの世界の輝きを見失いがちになる。
それは結果が見える様で見えない、この世界の難しいところでもある。
飛び終えた後のお客さんの笑顔を求めて飛ぶのがこの世界のプロならば、自分はまだその域には達していない…
モチベーションの低下はその証。
そしてそのモチベーションの低下は、自分がサラリーマン パイロットになりかけている証であり、それがこの世界の輝きを見失いかけている事に繋がっている。
またに飛ぶのであれば、この世界の輝きを感じられても、毎日の中ではそれは見えなくなってしまう…
ならばどうしたらいいのか?
それは自分の中でこの世界の格を上げ、高みにまで価値を上げていかなければならない。
「自分は日本を代表するプロのタンデム パイロットである!」
そこへの高みまで、自分を上げていく。
そんな自負を持つべきだ。
今日1本目は他会社のお客さんと飛んだので、ランディング場は湖の端にあるエンド オブ ザ レイクに下ろした。
ここが一番風がいいので、風の強い季節ここに下ろす会社は多い。
後ろには迎えに来た各会社の車が並んでいる。
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プロフィール
HN:
kazu
年齢:
53
性別:
男性
誕生日:
1971/09/08
職業:
パラグライダー
趣味:
たそがれ、物想い、静寂、心穏やか、不安、楽しむ
自己紹介:
Kazu
Japan spirits and pride
Professional tandem / Adventure pilot
世界最高峰のヒマラヤ、神の国ネパールで生きていく為に始めた空飛ぶ道具パラグライダーでコマーシャルタンデムをやっています。夢は神の山マチャプチュレへの冒険フライトに挑戦すること。
Japan spirits and pride
Professional tandem / Adventure pilot
世界最高峰のヒマラヤ、神の国ネパールで生きていく為に始めた空飛ぶ道具パラグライダーでコマーシャルタンデムをやっています。夢は神の山マチャプチュレへの冒険フライトに挑戦すること。
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