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その人が何処から来たかなど、どうでもいいではないか。 どんな地位にあるか、どんな功績があったのか、どんな血筋を引いているのか、など全くどうでもいいではないか。 ただ、その人の行いを見よ。 今ここに於いて、何をするのかを見よ。 行いが正しく、羞恥があり、身と心を慎んでいるのであれば、その人は生まれがどうあれ、今から高貴な人ではないか。

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2015/04/16 (Thu)
初体験!

晴れているのにバックウインド… 貴重な写真です。


ポカラで飛んで4年余り。初めて晴れているのにバックウインド(反対から風が吹いて来る)を体験しました!

自分よりも長くここで飛んでいるパイロットも初めてだ… と言っていたので、晴れている時に風が反対から吹いて来る事は、ここでは滅多に体験出来る事ではありません。

でもこれは普通 当たり前にある事で、日本の様な島国では晴れていても前から風が吹いてくる確率は1/4で、しかも風の強弱があるので、フライト確率がかなり低くなってしまいます…

ここは風向きも、風の強弱もいつもほぼ同じで、雨が降っている間だけしか飛べない時は無く、雨も夕方〜夜に降る事が多く、年間のフライト確率が95%と考えられない数字が出る訳です。

だから今日も2本飛んで3本目にバックウインドになったのですが、時間はまだ午後1時過ぎ… 1〜2時間待って様子を見る為にテイクオフ場で待機する… なんて事はしません。

せいぜい待って30分。

何故なら、明日もまた必ず飛べるから!

日本の様に次いつ飛べるか分からない環境なら、可能性があるうちは何時間でも待つのでしょうが…


バックウインドの原因は、ヒマラヤサイドで出来た雲の急激な発達そして雨で、ダウンバーストが起こり、強烈な風が吹いて来たから。

しかしそれはよくある事で、それでもポカラにさんさんと太陽が降り注いでいる時は、山からの雲がかなり近づかない限り、バックウインドになる事はありません。

ヒマラヤサイドの雲は雷雨をもたらす様な真っ黒い雲ではなく、下は灰色でしたが上は白い雲で、いつもとの違いは直線にかなりの距離に渡って、雲が上昇しながら広がりやって来ていました。

しかし雷雨をもたらす雲ではなく、ポカラまで到達しませんでした。

雨も降りませんでした。

そして午後3時半過ぎにはパラグライダーが4〜5機 飛んでいました。

つまりテイクオフ場で2時間以上 待機していたのなら、飛べた様です。
しかしグライダーの動きを見ても、上空はバックウインドが続いていました。


見た目は快晴のポカラも、今朝まで数日間 曇り空が続き、今日も太陽がハッキリと顔を出したのが午前11時だったので、見た目の快晴と上空の風はいつもの様ではなかった…

それがバックウインドにポカラ、正面からの風が負けてしまった原因かも知れない。


フライトをキャンセルし、帰りに撮った写真。

晴れているのにキャンセルして、車でオフィスに戻るのも初体験!でした。
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プロフィール
HN:
kazu
年齢:
53
性別:
男性
誕生日:
1971/09/08
職業:
パラグライダー
趣味:
たそがれ、物想い、静寂、心穏やか、不安、楽しむ
自己紹介:
Kazu
Japan spirits and pride
Professional tandem / Adventure pilot

世界最高峰のヒマラヤ、神の国ネパールで生きていく為に始めた空飛ぶ道具パラグライダーでコマーシャルタンデムをやっています。夢は神の山マチャプチュレへの冒険フライトに挑戦すること。
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