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その人が何処から来たかなど、どうでもいいではないか。 どんな地位にあるか、どんな功績があったのか、どんな血筋を引いているのか、など全くどうでもいいではないか。 ただ、その人の行いを見よ。 今ここに於いて、何をするのかを見よ。 行いが正しく、羞恥があり、身と心を慎んでいるのであれば、その人は生まれがどうあれ、今から高貴な人ではないか。

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久しぶりに「たべものや」で食事をした。

夕方 二階にある個室を使わせてもらうため、その話しも兼ねて今日は朝食を「たべものや」で…

落ち着いた雰囲気は、ここが一番!


ここの一番のオススメは豆腐サラダ。

アスタムにある直農園の野菜と、水分 少なめの硬豆腐に酸味のドレッシング…


お味噌汁も麹豆の味がして、美味しいです。

ただ値段が高いのが…
日本で食べるのと同じ位の値段。

そこは雰囲気料 込みと考えれば、納得出来ます。


ここ数日はほとんど視界のない、真っ白な景色の中を飛んでいる…

飛んでいても、ヒマラヤもポカラの街も白くて全く見えません。


ただ条件はいいので、楽しく仕事は出来ています。








アルゼンチン女性。






ノーマル フライトでしたが高く上がり、ミニXCも出来て、最高のお客さんと最高の飛びが出来ました!

こんな仕事は楽しい‼


前日 雨でキャンセルだったお客さんなので、最高の条件で楽しんでもらえて何よりです。


閑散としたダムサイドでのひと時…


仕事は今日で15日連続で飛べているのでまずまずですが、プライベートでは悩みがあり… 重だるい感じです。

人生ってなかなか上手くいかない…
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Nirvanaが関連する事故が、昨日の3本目に起こってしまった…

Nirvanaは昨日の3本目、天気が悪く大事を取り、キャンセルにして飛ばなかった。

しかし別の会社から要請があり、その時にオフィスにいた2人のパイロットが飛びに行った。

その一人がランディングでお客さんを怪我させてしまった。方足の骨折。

お客さんは太った中国女性…
危険な匂いがプンプンするお客さんだ。

太った人は基本 身体が動かないし、簡単に怪我をし易い。しかも中国人… 言葉が通じない、コミュニケーションが取れない。

そして複雑なのが、そのパイロットは実はNirvanaのパイロットではなく、その日 たまたまサポートでうちの会社で飛んだパイロット。
しかもうちのお客さんではなく、別会社のお客さん…

でも責任は別会社から要請され、2人のパイロットを送り込んだNirvanaにある。

その対応に会社は大変で、昨夜の内に首都カトマンズに怪我をしたお客さんを連れて行き、今日の昼にお客さんの母国 中国に飛行機で搬送。

話し合いで、中国で手当てする方向になったのだろう。

他会社のお客さん、Nirvanaのパイロットではなく、フリーのパイロット…

でも要請に答えたうちの責任になってしまう。

Nirvanaとしては運が悪いとしか言いようがないが、会社創設以来で初の事故となってしまった。


パラグライダーの事故はテイク オフかランディングで、空中で怪我をする事はほとんど無い。
飛んでいる時が一番安全なのがパラグライダーです。

話しでは、ランディング時にハーネスの下に足を折り曲げたままハードランディングしたらしい…
一番 危険なランディングだ。

経験上、一番安全なのは、お客さんに足を上げてもらい、最後に立ち上がってもらう方法。別に最後 立てなくても危険ではないし、日本で習ったお客さんに最初から立ち上がってもらってランディングする方法は、とっさに足を上げられない危険性もある。

最初から立ち上がっていれば、最後 簡単に立てる。お客さんの足以外を地面に付けさせないのがプロ… という誤った考え方だと思う。

これはサイド バイ サイドの弊害で、お客さんを抱え上げられないから、最初から立ち上がってもらう事に繋がる。

安全を考えるのがプロなら、立ち上がるのは最後だけでいいし、そこで立てなくても怪我にはならないし、後ろから抱え上げられる。


この事故は他人事ではなく、自分もこの1年 600本以上 飛んだ中で、最後タイミングを合わせられずスライディング ランディングしたのが、記憶にあるのが6本。ハード ランディングしたのが1本ある。

自分を戒め、プロとして安全第一を心掛けてフライトしていこう!
結果を考えない!

結果に囚われて、「何故 飛べたのに、飛ばなかったのだろう…」なんて考えてしまうと、次からの判断にブレが生じ、どうしても飛ぶ方向へ気持ちが行ってしまう。

人生で一番大切な事は、健康で幸せに生きていく事だろ。

そこを失うかもしれない判断は間違っている!

臆病なくらいが丁度いい。

今後の挑戦には、必ず判断する局面が訪れる。

その勉強を、日々の判断の中でしている。

生きて帰ろう!


Nirvanaのメイン オフィスの隣に、コーヒー屋さんがオープンしました。


その名もWell Beans.


コーヒー大好きな私にとっては、願ったり叶ったりです。

仕事終わりにホッと一杯…

必ずブラックで飲みますが、色々なコーヒーを飲んでみようかな…

コーヒー専門で、コーヒー以外に何もないシンプルなお店です。


今日もまた3本目に天気が崩れ、テイク オフ場で様子を見て、キャンセルにしました。

今日は湖の対岸側から怪しくなり、対岸の雨によるダウンバーストの風が入り、風速が増し始め、幾つかの会社は相変わらず飛んでいましたが、多くの会社はキャンセルしていました。

飛べない範囲ではないが、95%は安全に飛べるかもしれないが、5%の危険性を孕んだコンディション。

やはりキャリアのある、その危険性を知ったパイロットのいる会社は飛ばない!

相変わらずの会社は飛ぶ。

何か起こる危険性は高くはないにしても、何かが起こり得るコンディション。

一番危惧する事は、大丈夫、大丈夫が続くに連れ、その許容範囲が大きくなり、やがていつかは事故が起こる事!

確かに何も起こらず、飛べたかも知れないし、現に飛んだ会社は安全にランディングしている。

しかしプロとしての判断は、飛ばない!が正しいと思う。

安全に飛べたから… その結果だけに囚われて周りが見えないと、いつか必ず何かが起こる。

優れたパイロット達もいるので、彼等の判断は勉強にもなります。

自分が認めるパイロット達は飛ばなかった。

これが答えです。


キャンセルし、引き返して来る最中に雨が降り始め、今日も昨日と同じ午後3時から雨になりました。

本来なら乾季のはずなのに… 今年は変です!

今 日本人で、パラグライダーをここポカラで始めたい男性がいます。

是非始めて下さい! と言いたいところですが…

彼がネパールに長期滞在し、スクールを受けた後も滞在し、ここで飛んで経験を積んでいく。その時間とお金があればいいのだが。
直ぐに日本に帰って、日本で飛ぶとなると難しい問題が出てくる。

ネパールと日本ではスクーリング システムが全く違う。

ネパールでは短期間に集中してスクーリングを行い、ライセンスを受け取った後は自己責任で飛んで、経験を積んでいく事になる。

15日間で受け取れるライセンスはビギナー ライセンス。まだよちよち歩きの赤ちゃん同然で、放り出される。

日本は時間をかけて、ゆっくりと段階を経てライセンスを取得していき、赤ちゃん同然で放り出す様な事はなく、更にスクーリングが続いていく。

ネパールでは自由に飛べる段階が早いが、自己責任が伴う。日本は守られているが、自由に飛べるまでには年月がかかる。

ネパールで飛ぶんだったら、ネパールで始めた方がいいし、日本で飛ぶんだったら、日本で始めた方がいい… そんな気がする。


自由度の高いネパールが危険か?といえば、そうは全く感じないし、守られている日本が安全か?といえば、そうとも思わない。

自由は考える力を与えもするし、無知を引き起こす事もある。

守られているという事は、感じる力を失わせもするし、基礎知識を身に付ける事にもなる。

全ては一長一短だ。

自分が日本で始めたのは、基本をしっかりと身に付けたかったから。
それが出来るのは日本だと思ったから。

これで生きていく以上、最も大事なのは基本だと考えたから。

趣味で始めるパラグライダーと、生きていくパラグライダーは明らかに違う。


今日の3本目はキャンセルにしたが…

飛べた3本目をキャンセルにしてしまったので、その後 ずっと空を眺め続けて、考え込んでしまった…


黒い雲と青空のまだらも様…


結局 午後3時から雨が落ちてきたが…

それまでの日射量と雲の合間から見える青空… 視覚だけに囚われず、風の感覚や嗅覚、第六感…

視覚に頼るから、きっと感じる事が出来ないのだと思う。

飛べる状況で、あえて飛ばない事をやっておく必要性も感じる。


夕食はビーフカツレツだったけど、やっぱり日本食がいいな…


オフィスに遊びにやって来た、オーナーの親戚の女の子。名前はアックルティー 8歳。

ちゃっかりおやつをおねだりされました…
環境や日々の生活のなかで、人々は変わり行き、お互いに違う姿を見せる。

自分は静かな穏やかな人間に一見 見えるが、それは一部分に過ぎない。

煮えたぐるマグマの様な怒りと、闘争心、気性の荒さを秘めた人間でもある。

それは今 自分がやっている事、向かおうとしている道からも証明できる。

常に平常心で達観した人間が、悟りの世界に向かう必要は無いだろうし、穏やかに日常を送る人達が、未知の世界へ何かを背負い、向かう必要もないだろう。

冷静と情熱のあいだで、その世界で、如何にバランスを保ち、自分をコントロールし、そして衝動に身を焦がす事が出来るのか?

この環境と日々の中で、それは変化し続けている… 大空の様に。







最近になって分かった。
この仕事を長年 続けていく事の大変さを…

移動とフライト、接客と気遣いを、色々な状況の中で毎日 続けていく事は、精神的にタフではないと出来ない。

お客さんを乗せて飛ぶという事は、毎回 精神を使う事であり、それが毎日 続く…

飛ばなければ生活していけない。

若い頃、この仕事を始めた頃は、皆 とんがっていても、続けていく中で何かを達観していく…

精神を使う仕事だからこそ、精神世界に向かうのは自然な流れなのかもしれない…


コンペティション パイロットやXC パイロットと自分は、根底的に求めているものが違う。

彼等は如何に高く、そして遠くに飛んでいけるのか!を追求している。

自分は如何に唯一無二の場所からテイクオフし、二度と無い場所を飛び、まだ見ぬ場所へ降り立つ… そこへの追求だ!

だから自分のハイライトは、テイクオフとランディングにある。


普段 ソロフライトをする時、自分がこだわっている事。それはテイクオフ場からはテイクオフしない! そしてランディング場にもランディングしない!

だから職場のサランコットからテイクオフする事もないし、ランディング場にランディングする事もない。

サランコットは職場であり、ソロ フライトする場所ではない!

アドベンチャー パイロットとしてのこだわりです。


しかし仕事のタンデム フライト…

もう少し上手く飛べる様にならないといけないね。

ソアリング能力が向上していない…

タンデムのプロとして、もっとサーマル ソアリングが上手く出来る様に!

仕事だから、勉強しないといけない。


最近は職場へ向かう途中で毎日チェックがあり、その度に長蛇の列に…

これパラグライダー会社のジープですが、ごく一部です。

< 変貌 >
この10月からツーリスト シーズンという事で、パラグライダー ビジネスは規制が厳しくなります。

?… 年間通してじゃない所が、よく分からないのですが、10月〜5月くらいまでがルールがあって、6月〜9月はルールが自然消滅…

まずは料金が違い、10月〜5月は決められた料金(今は最低7500円以上)になり、これを下回ってお客さんをブッキングすると、ペナルティーで3日間の営業停止になります。

ちなみに現在 5社が営業停止中…

そして6月〜9月は料金は会社間の競争で、どんどん下がっていきます。
前回は4200円まで下がりました。

そして一回辺りの、飛べるお客さんの数が6人までに。
ルールが無くなると無制限に…

そして一日に飛べる本数が3本までに。
ルールが無くなると無制限に…

更に今シーズンから変わった最大事は、パイロットはワーキング ビザを取得しないと働けなくなった点です。

昨年までは皆ツーリスト ビザで働いていました… 違法ですが。

そして来シーズンは各会社 外国人パイロットは2人まで… なんてルールが出来るかもしれません。


今日の一本目は日本の方でした。


3本目は中国人。

今日の2本目は97kgのお客さんだったが、ランディングで爆発的にフレアがかかり、今までで一番高く舞い上がってしまった…

スピードがあり、フレアと同時に前方から風が入り、地面をすり足で行きながらフレアをかけたのに、感覚的には2m程 浮き上がってしまった感じ。

お客さんが重く、スピードがあり、そこに風が入ると、いつもと同じ様にフレアをかけても、こうなってしまうのか…

そして自分はタンデム フルストールの経験が無いので、その浮き上がってしまったグライダーをどこまでブレークし続けたらいいのか? どこで失速するのか?感覚的に分からず、バタバタ羽ばたきながらランディング…

この浮き上がってしまう状態はあり得る事なので、次 同じ事があったらどうするか?

答え=> いつもと違う事で、感覚的にはかなり高く浮き上がってしまった感じがするが、地面からは2m程。
2mの高さでブレークし続けても、タンデムでは失速に入る前に、落下傘のようにゆっくり地面に着地出来るので、そこで失速をこわがりバタバタ羽ばたくのは逆に危険。

浮き上がっても、落ち着いてブレークし続けるのが正解!

その事を今日は、感覚で自分にインプットした。


今日の夕食は、久しぶりにインド料金。


インド チーズの入ったカレー、パニールとチャパティ。あとはチョウミン(焼きそば)。


夕暮れ時のレイク サイド。


何かムシャクシャしていたので、夜ジムで汗をながし、気分を落ち着かせました。
今日で毎日3本の10日目。

昨日から怒りがふと込み上げてくる… 精神状態になっているので、今日のテーマは飛び方ではなく、精神を如何にコントロール出来るのか!

飛び続ける中での、ひとつのハードルです。


20代の頃から、自分は「50代の自分」を夢見ていた…

50代が男性としての絶頂期だと感じていた。
その感覚は今も変わらない。

周りの人達は、「50代なんて、くたびれたおじさんに過ぎない… 」そんな声をよく聞いた。

若い頃は競争相手が沢山いて、その競争の中で、人生は枝分かれしていった…

自分はその競争から弾き出された… いや、参加しなかった人間であったと思う。

が故に、42になった今でも独り身であり、世間が認める様な、まともな職には付いていない。

枝分かれしていく、その巡り合わせの中で、何故かネパールで空を飛んでいる自分が今ここにいる。

考えもしなかった、想像にもしなかった世界…



年を重ねていくに連れ、歳と共に競争相手は減っていき、歳と共にチャンスは増えている。

そして42歳の今、この地ネパールで競争する相手は誰もいない。

他人と比べ、比較し、勝ち負けにこだわる… そんな世界にもういない。

「夢見る50代」にやりたい事、挑戦したい目標を掲げ、その目標に向かってその過程を楽しんでいく…

来年3月のインドは、8年後、50歳の自分が挑戦する事、その目標を決める旅になるだろう。

その目標が決まれば、あとはその過程を楽しむだけだ。

50歳の自分が挑戦する事とは?

50代は夢の世界です!

今日3本目は今シーズンで一番 高く上がった。それだけ素晴らしい条件だった。

正直 仕事としてはとても楽しく、そして楽だった。

でもこのフライトで、考えてしまう事があった。

私達は条件とお客さんは選べない…

どういう事かと言うと、高く遠く飛びたいお客さんが、今日の様な条件に当たらず、飛んで下りるだけでもいいお客さんが、今日の様な高く上がる最高の条件に当たってしまう…

こちらとしては条件とお客さんを入れ替えたい! と思っても、そんな事は出来ない。

飛んで下りるだけでいいお客さんには、別に何の問題も感じないし、彼等は高く上がる事に基本 感動しない。
長く飛びたい訳でもなく、ただ体験したいだけ。

しかし高く上がる事を期待しているお客さんが高く上がると、身体 全体で喜びを現してくれるし、感動してくれる。
逆に上がらないと、こんなものか… が伝わって来るのが辛い…

だから最高の条件の時には、それに感動してくれる、高く上がる事に喜びを感じてくれるお客さんと飛びたい‼

これがパイロットとしての、正直な感想です。

せっかくの好条件なんだから、パイロットとしてもそれを楽しみたいし、お客さんとも喜びを分かち合いたい!

好条件を楽しんでくれるお客さんと飛びたい‼

この感覚は、普段は欲求を犠牲にして飛んでいる、タンデム パイロットのささやかな願いでもあります。

お客さんはお客さんなんだけれど…


タンデム フライトを1000本以上 経験して、色々なお客さんと飛んで、時間を共にして、気付く事がやはり出てくる。

その一つにお客さんが何処を握るのかで、そのお客さんの心理状態が分かる事。

この写真の様にバーの上を握ってしまう人は、かなり恐怖感を持ちながら飛んでいる人。
肩から腕にかけて力が入り、身体は硬直している。
そしてここから手を離す事がなかなか出来ない。


彼女の様に、バーの上ではなく前を握るのが普通です。
身体に力が入らない様に、前を握るように勧めます。

そして何処も握らないお客さんも稀にいますが、彼等から不安や恐怖心は感じません。

バーの上を握るお客さんは、その飛び方に注意が必要です!

通勤 途中に見えたマチャプチュレ。

3日前の嵐が過ぎた後は、3日間は晴天が続いています。

これでモンスーンは終わったのでしょうか?

仕事の条件はまずまず… 一日の中にドカーンと上がる時間帯もありますが、その時間帯は限られていて、一日 通しては浮き沈みが激しい感じです。

田んぼに水が入り、稲が刈り取られるまでは、こんな感じでしょう。

田んぼが空き地になり、黒い大地に熱が貯まり、ドカーンと頻発に上がる為には、次のお祭りティハールが終わり、稲刈りが終わってから。

ドカーンと来る時間帯にテイクオフしたいものですが… タンデムは次のフライトがある為 選べません。

タイミング、運任せな面もありますが、もちろん腕もあり、日々 勉強です。








ランディング場に新たに描かれた壁画。




オーナーであり、パイロットであるクリシュナの愛娘 6ヶ月。

昨夜は横になっていたら寝てしまい、朝7時まで12時間 寝た。

何の代わり映えのしない生活ですが、飛んで、食べて、寝る…

なんてシンプルな世界なんだろう。












ギョウザ定食とチャンポンが夕食でした。
やはり日本食が一番!!

朝はご飯に味噌汁、豆腐に大根おろしにお漬物。
2杯目のご飯は、卵かけご飯にして食べます。

夕食も週6で日本食。

毎朝、そして夕食は2日に1日は富士山で食事をします。
何故って、もちろん美味しいから!

私にとってポカラでの生活に欠かせない場所、それが富士山です。

この度 富士山のホームページが出来たので、是非 覗いてみてください。


富士山のホームページはこちら
http://fujiyama.michikusa.jp/

最近はよく回鍋肉 定食を食べます。

甘めの八丁味噌で味付けされた豚肉とキャベツで、ご飯が進みます!

回鍋肉(ホイコーロー)


食べて飛んでの生活ですが、毎日仕事は3本なので、夕方から夜にかけてゆっくりとした時間を過ごしています。


今日は久しぶりに、一日 晴天でした。
予報ではしばらく好天が続きそうです。

ただ飛ぶのではなく、もう少し色々な飛び方にこだわっていきたい.....
周りのパイロットたちにも、飛び方は見られているからね。


しっくりこない。

飛びも日常も、何かが足りない。

変えなければいけないものがある。

正直、ぶつかっています。

今、もがいています。

悩んでもいい。

でも苦しんではいけない。


ここ3週間の空模様、そしてここ4日間のスコール…

これは間違いなく、まだモンスーンの季節が続いている証だ。

10月も後半に差し掛かるこの時期に、夏の様なスコールが毎日 降るのは異常な事!

ここ4年間、この季節からポカラに入り飛んでいるが、こんなに雨が降る事はなかった…

今日は3本目を飛んでいる時に雨に降られ、グライダーが水浸しに…


一度は雨は上がったものの、家に帰り外を見渡すと、雨が再び近付いて来るのが分かる…


それまでに少しでもグライダーを乾かそうと、ベランダに広げ、タオルで水を拭きとる…


あと10分、5分… ギリギリまで外で乾かしたい…


その後はスコールを超えて、台風の中にいる様な風と雨が襲ってきた!


大きな軒下があるから大丈夫… と考えたのが大間違い。

窓を開けていた為、一気に突風と共に雨が室内に入り込み、部屋中が水浸しに…

せっかく乾かしたグライダーが再び水でベタベタに…

勘弁してくれよ‼

怒りが湧いてきてしまった。


濡れるのはかまわない。しかしグライダーが濡れてしまうと、まだ買って1ヶ月… あと11ヶ月は使わなければいけないグライダーの寿命が短くなってしまう。

私達パイロットはグライダーが濡れる事を大嫌う。
それは分かり易く言うと、水浸しの布団で寝るのと同じであり、水浸しの毛皮のコートを着るのと同じであり、一晩中 雨ざらしの中に佇む感覚…

グライダーが濡れる = 何かを削り取られる

そんな感覚に陥り、怒りが込み上げてきてしまう…

こんな状況の中で飛びたくはない!

ネパール、そしてポカラを訪れる多くの人達にとって、最大の目的はアンナプルナ トレッキングだと思います。

トレッキングとは、山の麓を村から村へ、村人の生活風景に出逢い、山を眺めながら歩くもので、山頂を目指す登山と違い、普通の体力があれば、誰もが楽しめるものです。

時間と体力に応じて、2〜3日のものから、20日間位の長丁場まで。

標高で1500m程〜5000mを超える高さまで。

その人に応じて選ぶ事が出来ます。

日常には無い不便さと、疲労感…

それも魅力の一つであり、その非日常の中で出逢う山々、村人の生活、自然環境の変化… その全てから何かを感じ、感覚が動く「感動」を与えてくれます。


ダウラギリやアンナプルナ サウスが見えるプーンヒル(3200m)トレッキングは、4〜5日間。


ニルギリが眺められるジョムソン トレッキングは、6〜9日間。


アンナプルナの裏側の村、マナンを訪れるトレッキングは、18〜20日間。


アンナプルナ内院に迫る、アンナプルナ ベースキャンプ トレッキングは、8〜10日間。


アンナプルナ一周で訪れる事も出来る、標高5000mにある湖 ティリチョ レイク。


アンナプルナ トレッキング 最標高は、5416m の世界最大の峠 トラングラ パス。

例年ならダサインの10月にはモンスーンも終わり、毎朝 ヒマラヤが見え、毎日 当たり前の様に晴天が続き、その天気に驚いていたが…

今年は何だか違う。

飛べてはいるが、夜にはスコールの様な雨がここ3日間 降っている…

昨夜はNirvana 1周年のパーティーがあったが、もの凄い土砂降りになり、帰りは濡れながら帰った。

これからどんな天気になっていくのだろうか?

天気と直結する仕事だけに、気になります。


Fly Nirvana 1周年のこの日、スタッフとパイロットが集まり、1周年を祝福しました。

この会社は10年間、旅行代理店をやってきた実績があり、パラグライダー ビジネスは1年ですが、お客さんの数は20ある会社の中でも上位に入っています。

その営業努力には、感謝の言葉しか見当たりません!

この会社で働き続ける事が、ここで生きていく事に繋がり、目指している場所へと繋がっていきます。

今日10月17日で、Fly Nirvana Paragliding が誕生して1年が経ちました!

この会社の最初のパイロットとして働き始めてから、今日で一年…

12月のインド、4月のアンナプルナ、6月の日本と、3ヶ月は仕事を休んでいますが、残りの9ヶ月でお客さんと飛んだ本数を数えてみました。

602本…

これが多いのか、少ないのかは分かりませんが、単純計算で9ヶ月、270日間 毎日2.23本 飛び続けた事になります。

日本にいた頃は、年間130本くらいがタンデム フライトだった事を考えると、その5倍近く飛んでいるので、随分と経験も積む事が出来ました。

日本にいた頃と今の違いは、環境から来る「たくましさ」と、経験から来る「力」だと感じています。

明日から2年目!

仕事での目標は年間700本フライト。

最低でも2ヶ月間はプライベートに充てるので、10ヶ月で700本…

大変な数ですが、一本でもそこに近づける様に飛んでいきます。

一歩一歩、一本一本の積み重ねが、やがて大きなものへと変わっていく…

この世界を通して、人生の何ぞやを学んでいけたら素晴らしい!

今朝は朝ごはんを食べて、富士山にあった花を愛でてから仕事に出掛けました。


一本目は陽気なレバノンの7人組。

彼等はエンジニアで、やけに航空力学などに詳しく、初めてのパラグライダー体験も、ラインの本数や取り付け位置、テイクオフでのグライダーの角度等 色々 聞かれましたが…

自分のグライダー Siriusのデータ。

ラインが何本あって、何メートルなのか? 数えてみないと分からない…


こちらはネパール女性。
推測 体重35kg位? 軽くてプカプカ フワフワ 浮いて、浮遊している感じでした。

時に130kgのお客さんと飛ぶ事もあり、約100kg違うとスピードが全く違い、違った乗り物になってしまいます。


エンジニアの彼。
どうしても自分で操縦したくて仕方がない様子… (目付きが怖い…)

風の無い、安全な湖の上で体験してもらいました。

力が入って引っ張り過ぎ…
大きなタンデム機だから簡単にはストールに入りませんが、そこだけはチェックしています。


今日の夕ご飯?はステーキ。
夕方4時に食事… ずいぶん早い夕ご飯ですが、最近はだいたいこれ位の時間に食事します。

夜、よっぽどお腹が減ったら、自分でラーメンを湯がいて食べたりしますが、基本 夜は食べません。


今日は夕方、Sunrise のオフィスへカラビナを買いに行きました。


老舗のSunrise オフィス。
とても綺麗で、素敵な雰囲気のオフィスです!

受け付けの彼女もとても綺麗な女性で、あとParanova のスタッフも綺麗ですよ…

しばらく「美少女シリーズ」やってないから、また紹介しますね!


こちらが購入したSupair のカラビナ。

ステンレス スチール製で、アルミやジュラルミン製よりもかなり重く、ずっしりしていますが、2400kgまで耐えられる構造です。

とてもシャープで顔が良く、ずっしり感がプロ好みなカラビナです。

これはグライダーと自分達を繋ぐ為に使います。

カラビナは大切な部分でもあり、数年使ったら交換します。


Sunrise オフィスにあったパネル。

ネパールは鳥の宝庫。

職場のサランコットでも、沢山の鳥たちと一緒に飛ぶ事が出来ます!

ダサインの2日間は雨でしたが、今日は雲空ながら晴れ間もあり、3本 仕事出来ました。


スペインの近くにある小さな国、アンドラ公国からのお客さん。

アンドラ公国はフランスとスペインの間、ピレネー山脈にあり、面積は金沢市と同じ程の小さな国。


ピレネー山脈の山間にあるアンドラ公国。


あとは中国のお客さん、韓国のお客さんと飛びました。

後ろに見えているのが、レイクサイドとポカラの街です。


3本 終了後のランディング場。


ランディング場の壁に描かれた壁画は、もちろんパラグライダー。
しかもインドの修行僧 サドゥーが神の山をバックに飛んでいます。


後ろのとんがった山がマチャプチュレ。ポカラのシンボルです。


今日はデザートでおしるこを食べました。日本の甘味ですね。

アンナプルナ一周から5ヶ月半、気持ちの中では次に意識が向かっている。

来年は3月にインド「悟りの世界」、5月に「サミット」からのフライトに挑戦する。

インドは形のない挑戦だから、その場その場で形を変え、ガンジスの源流を目指す。

そしてサミットからのフライトは、再びヒマラヤを目指す。

幾つかある候補のなかで、今 心の中にある山は、ダンプス ピーク6018mとリトル トゥクチェ ピーク5816mだ。

それはアンナプルナ一周、そしてダウラギリに起因する。

アンナプルナ一周で一番残念だったのが、2日間 雨が降り、後半の目玉 マルファから1200m登ったアルバリ3900mから飛べなかった事だった…

そしてこのマルファからアルバリ、そしてダンプス パス、その果てにダウラギリがある。

アンナプルナ一周で飛べなかった場所を更に登り 、偉大な山 ダウラギリへと続くルートを歩き、登り、飛んでみたい…

それが出来るのがダンプス ピーク6018mであり、リトル トゥクチェ ピークで5816mある。

そして出来る事なら、そのサミットからダウラギリ ベースキャンプまで飛んで行きたい…

そしてダウラギリ ベースキャンプから、この目にしっかりとダウラギリを焼き付けて帰ってきたい…

サミットからのフライト+ダウラギリ ベースキャンプへのフライト。

そんな想いが湧いて来ました。


ダウラギリ トレックへの拠点、マルファ村 2670m。


アンナプルナ一周では雨と雲で、アルバリへの道は閉ざされた…


ダウラギリ ベース キャンプ 4748m。
昨日から一度たりと止む事なく、雨が降り続いています。

こんなに降り続く雨は、あまり記憶にないのですが、インド沖で発生した巨大サイクロン…

南からその湿った空気が北上し、昨日、今日とネパール上空に。

その上空の大きな雲の塊は通り過ぎましたが、ヒマラヤにブロックされた残りの雲が雨を降らせている感がします。

明日のお昼頃までは、この雨が残りそうです。


私達の仕事はデスク ワークではなぐ、体を動かす仕事なので、パイロットは何かしら普段から体のケアをしています。

若い頃は体も動き、どうとでもなりますが、40歳を過ぎ、更に年配で活躍している人達で、お腹が出ている様な体系のパイロットはほとんどいません。

太ったパイロットも中にはいますが、多くは途中で怪我をして、50歳を過ぎても現役でプロとして飛び続ける事は不可能でしょう。

年と共に形となって、姿に現れてきます。

気が付けば1年半、全くXCフライトをしていない…

XCどころか、職場のサランコット以外に飛んで出ていない…

思い起こせば1年半前、3200mのコーチョンまで歩いて登り、そこから5時間かけてトレッキングの入口 ベニまで飛んで行ったのが最後だ。

あとは仕事でサランコットを飛んでいるだけ…

アンナプルナ一周はXCではなかったし…

自分はタンデム機以外では、フリースタイルのRollingと、マウンテン グライダーのIbex しか持っていない。

どちらも特殊なグライダーで、XCは難しいが、以前はRollingでGreen Wall 4周やコーチョン サーキット、ベニまでのXCなど飛んでいた。

あの頃はタンデム パイロットではなく、時間も沢山あった。

とにかく何処かへ飛んで行くのが、楽しくて仕方がなかった。

そしてランディング場に帰る気などさ更々なく、ランディング場に帰れる時点で方向を変え、違う何処かに向かっていた。

パラグライダー = XC だと思っていた。

タンデム パイロットとなり、自分のスタイルは完全に変わった。

お客さんの為に、限られた状況のなかで日々 飛び続ける世界。

今日はコンディションがいい! XCに挑戦しよう! とはいかない。

タンデム パイロットになり、自分の中で決めた事がある。

XC以外で何かスペシャルなものを身に付けたい!

それがアドベンチャー フライトの世界だった。

タンデム パイロットの中には、コンペティション パイロットやXCのスペシャリストもいる。

しかし彼等のキャリアは10年以上。
今までにその経験を積み重ねて来て、そしてタンデム パイロットとして働いている。

自分にはその経験が少なく、今後タンデム パイロットとして生きていく中では、XCのスペシャリストにはなれない。

しかし自分は生きていく為にも、プロのタンデム パイロットとして飛び続けなければならない。

パラグライダー = 唯一無二の場所を飛ぶ!

これを自分の世界とした。

パラグライダーの魅力はXCだけど、パラグライダーで生きていく為に、自分はXCを捨てた。

そして「自分の世界」を飛ぶ事に決めた!

プロ野球の世界だって、ホームラン バッターやエースだけがプロではない。

バントの職人がいて走塁のスペシャリストがいて…

プロで生きていくとはそういう事だと思う。

自分の飛びは大した事ないが、それでもプロとして生きていく為のスペシャルがある。

その世界を追求していきます。


日本で開催のXCプロジェクト
  
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プロフィール
HN:
kazu
年齢:
53
性別:
男性
誕生日:
1971/09/08
職業:
パラグライダー
趣味:
たそがれ、物想い、静寂、心穏やか、不安、楽しむ
自己紹介:
Kazu
Japan spirits and pride
Professional tandem / Adventure pilot

世界最高峰のヒマラヤ、神の国ネパールで生きていく為に始めた空飛ぶ道具パラグライダーでコマーシャルタンデムをやっています。夢は神の山マチャプチュレへの冒険フライトに挑戦すること。
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