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その人が何処から来たかなど、どうでもいいではないか。 どんな地位にあるか、どんな功績があったのか、どんな血筋を引いているのか、など全くどうでもいいではないか。 ただ、その人の行いを見よ。 今ここに於いて、何をするのかを見よ。 行いが正しく、羞恥があり、身と心を慎んでいるのであれば、その人は生まれがどうあれ、今から高貴な人ではないか。

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今日は結局 雨が昼過ぎまで降り、仕事はお休みになりました。

モンスーンの時期なので、月に数日はこんな日があります。

昨シーズンを見てみると、モンスーンの3ヶ月で雨で休みになったのは8日間だけ。

1ヶ月で2〜3日程度です。


ジャーマン ベーカリーで食べたチョウミン(ネパール盤 焼きそば)は、出汁ベースの味で、今まで食べた中で一番美味しかった。


午後2時には雨もあがり、夕方には太陽も顔を出しました。



夜は2ヶ月ぶりにYetiに行って、ダルバートを食べた後はワールド カップ観戦。
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仏教徒とは本来、仏陀への道。

実在した人物「仏陀」の人格を尊敬し、彼の人間性から学び、それに近づく。

神様の存在など無く、自分の中に生きる為の核となる「覚り」を造り上げていく。


仏陀から学ぶ仏教徒は、声を荒げる事もなければ、暴力を振るう事もない。

人を誹謗中傷する事もなければ、、人が嫌がる行為をする事もない。

焦らず、騒がず、たんたんと、目の前のやるべき行為に気づき、それをこなしていく。


ネパールにいるから判る事だが、ヒンドゥー教のあの迷惑行為… プジャと称して大音量で音楽を流し続けるあの行為… 客観的にもの事が見えている仏教徒は絶対にしない。

主観的 = 自我 = 自己中心であり、それはつまりエゴ以外の何物でもない。

祭りのひとつひとつとっても、その宗教の思想が現れている。

多くの宗教が信者を増やす為に、布教活動を行っている。

しかし仏陀は仏教を広めようとはしなかった…

その消極性に仏教の本質が隠れている。

ラダックに安らぎを感じるのも、その仏教の本質にある。

その静けさの中に、真の強さと優しさを感じずにはいられない…

ラマユルへの旅 3日目は、朝6時〜7時半までピャン ゴンパで、朝の勤行に参加させてもらいました。


ピャン ゴンパの御本尊。

年の頃60代の僧侶から、10才前後のかわいい僧侶まで、約30人程の僧侶が境内に集まり、約1時間半の朝の勤行でした。


仏教の祖 釈迦牟尼 仏陀。


丁度 私の横にかわいい僧侶3人が座り、勤行を一緒に行っていましたが… やはり子供には退屈らしく、勤行よりもおしゃべりに夢中になり、途中で注意されていました…

しかし本当に微笑ましい!

丸刈り頭に、皆と同じ小豆色の袈裟を着た子供達は、まさに一休さんそのものでした。

彼等にとって朝の勤行は毎日の日課であり、修行というよりも、バター茶を飲みながら、各々のペースで経典を朗読している… そんな感じです。

誰も眉間にシワを寄せながら勤行を行う者は無く、時に笑顔もあり、仏教学を日々 追求し、学んでいる… そう感じました。


境内には沢山の壁画がありました。


彼等は僧侶の道を進む為、出家してゴンパで修行をしていますが、村の子供達に聞いて知ったのですが、ここでは学校で勉強する科目が6つあり、算数、社会、国語、英語、理科… そしてブッディ「仏教」!

仏教が日常の中で普通に存在している環境… それがラダックにはあります。


朝の勤行を終え、ピャンの村に別れを告げ、今日の目的地 ニムーを目指しました。


ひたすら真っ直ぐな道が続きます…


ニムーまでは26km。予定は歩いて8〜9時間でしたが、途中で地図にあった近道を歩いたので、6時間半でニムーに到着しました。

しかしこの道が凄かった!

今日の無常はこの道にありました。

ハイウェイを歩いてラマユルまで向かっているので、当然この道を歩いている人など1人もいなく、行き交うのは車だけです。

どこも景色は素晴らしいので、車でもバイクでも十分堪能出来ますが、今日歩いた近道は「ここを歩こう!」と考えた人しか入り込めない道であり、車もバイクも通る事の出来ない道。

かつてハイウェイだった廃道を初めて歩きましたが、まさに数十年前にタイムスリップした感覚!


ハイウェイの廃道。至るところに、かつて道であった残骸がありました。



この道が何故 廃道になったのかは、想像が出来ます。

地震か大雨による崖崩れか…

雨のほとんど降らないこの地で、雨による崩壊は考えにくいので、地震によっての崩壊が原因だったと思います。

歩く事によって出会った道。歩かなければ出会う事のなかった道でしたが、いつ次の石が崩落して来るのか分からない… とても緊張感のある、そして時空を感じられる、歩いていて感動できる道でした。

どこもそうですが、ここニムーの村も自然のスケールがデカイ!

隣りにはインダス川が流れ、削り取られた様な大地にヒマラヤ。そこに仏塔が並ぶ…

これだけで、ここに来た甲斐がありました。


天気は下り坂…


ニムー 到着。


身体のコンディションは一度限界まで歩いて、昨日は一日休んで、今日は体力的には問題ありませんでした。

歩ける身体には成りつつあります。

しかしトレーニングをしないで20kgの荷物を背負い、1日7時間歩いていると、まず出てくるのが体力の問題。それは歩く中で付いてきますが、次に出てくるのが身体の問題です。

20kgはやはりトレーニングを積んで来ないと無理な重さです。

歩ける様になったと思ったら、今度は左膝を痛めてしまいました。

膝が20kgに耐えられない…


明日からどうするのか?

また無常の始まりです。


ニムーにあった美しいマニ車。



歩いていて感動した道は、かつては車が通るハイウエイだった道。

約2kmほど続いたこの廃道は、ここを歩こうとした者でしか出会うことの出来ない道でした。
今日は1日ピャンの村で過ごした。

午前中はピャン ゴンパへ行き、お堂を開けてもらい1時間の瞑想…





(勤行は朝6時〜7時の間という事で、明日の朝は早起きして、一緒に勤行に参加します。)


その後はゴンパの周りを回って、チョルテン(仏塔)と景色をひたすら眺めました。





昼からはピャンの村をグルリと1周… 標高が4000mを超えた地点でUターンして、ゆっくりと2時間ほど村を散策。


左が古い家で、右が新しい家。

全ては変化し、朽ち、新たに生まれ変わります。


チョルテン


白樺の木と岩山


ラダックのベストシーズンは7〜9月。朝晩の寒さが緩み、日中は30℃に達し、多くのツーリストが訪れます。

ここでもメインはトレッキングで、トレッキング ルートは地図を見ると無数にあります。

今日歩いてUターンして来た4000m地点も、更に道は続いており、5400mの峠を超えヌブラへ向かうトレッキング、次のゴンパ リキールへ向かうルート… と、トレッキング ルートとなっています。


標高4000m地点でUターン。

あの山 標高5600mの向こうはヌブラ渓谷です。


ただアンナプルナ トレッキングと違い、野生トレッキング!
ルートはあっても、ゲストハウスや食堂はなく、テント、食糧、全て持参の上級者向き、もしくはガイド、スタッフ同伴の山歩きになります。


ラダックもツーリストが訪れる場所ですが、期間は3ヶ月… 冬が長く、氷点下20℃を下回るこの場所では、10月〜5月の8ヶ月間はインドからの輸送路である道が雪で通行出来ず、物資が入って来ない為、5月の今の段階で肉や卵、ジュース、チップスなどがツーリスト場所のレーでも無い状態…

年間通してツーリストが訪れるポカラとの違いを物資面、観光業面で強く感じます。

3ヶ月間の観光業だけでは生計は立たず、農業も麦、ジャガイモなどが主で、人々は政府からの援助で道路や河川の建設業、ゴンパや仏塔の修復の仕事をしています。


ここのホームステイも今日で終わり…

朝、昼、晩の食事に、ステキな部屋に泊めてもらい、ラダックの人々の生活模様も感じる事が出来ました。

お互い仏陀をリスペクトする仏教徒!ラダック語は分かりませんが、皆 英語が出来、ここのお父さんはネパール語も話せたので、言葉に困る事はありませんでした。


明日は朝の勤行に参加した後、次の目的地 バスコ ゴンパ へ向かいます。

明日 バスコ に着くのは距離的に無理なので、歩き+α で次のゴンパを目指します。


蒔きを集めていた子供達。
インド ラダックは中国に占領されたチベットよりも、チベット文化が色濃く残る、よりチベットらしい場所だとされていますが、かなりの割合でイスラム文化も入り混じっています。

レーの町でもそれはハッキリと分かり、ムスリムの建物もあり、決まった時間になると、アラーの神を奉る音楽と歌声が、大音量でレーの町全体に響き渡ります。

町を歩いていても半分はイスラム人… そんな感じです。

世界の3大宗教はキリスト教、イスラム教、仏教ですが、非暴力を訴え、智慧による問題解決を図る仏教と、常に内戦を繰り返しているイスラムの世界では、相反するものを感じます。

それは一人一人の身なり、風貌にも表れていて、イスラムの人達からは、どこか圧力的な雰囲気を感じます。

ネパール、インドの主要はヒンドゥー教ですが、ヒンドゥー教の修行僧 サドーは、一見世捨て人にも見えますが、とにかく賑やかな装いです。

ヒンドゥー教も色々な神が入り混じった賑やかな宗教です。

そして仏教徒の剃髪、袈裟姿… あの見た目そのものが仏教の姿を表しています。

その人の姿、形、思想、雰囲気… 全てが表に現れている。
そしてそれが宗教の思想とリンクしている… そう感じます。

心の内が表に現れた状態で「人」は町を行き交っています。
ラマユルへの旅、初日は厳しい現実を突き付けられる結果となった。


ラマユルの旅 スタート。ラマユルまで直線距離で120kmの表示。

朝7時過ぎに予定通りレーを出発し、7km離れた最初のゴンパ「スピトック」に、約2時間後に到着。


最初に立ち寄ったスピルトック ゴンパ。

今日は選挙ということで、店はどこも閉まっていて、朝食が食べられない…

ミリタリー ショップなら開いている… と言われたが、何処にあるのか分からない…

しかしこの一帯は至る所にインド軍事施設があり、軍事機、ヘリコプターが頻繁に行き交っている。

インドの端 カシミール、そしてパキスタンとの国境へと繋がっているハイウエイ。

ラダックもまた重要な軍事施設のようだ。


朝食はスピトック ゴンパに着いて、そこでラダック チャパティとインスタント ラーメンを食べる事が出来た。

インドの軍人達も休憩にやって来ていた。


スピトック ゴンパの滞在時間は、今日の目的地までを考えると1時間半。


スピルトック ゴンパからの眺め。目の前の砂地は全てインド軍施設です。


スピルトックの御本尊。

丁度 境内で勤行が始まり、その隣に座らせてもらい瞑想を30分。

このゴンパの和尚さんは60代前半だろうか…
真の仏教徒から威圧感や我を感じる事は全くなく、心の穏やかさだけが伝わって来る。

別の部屋には断末魔を形にしたような、鬼の形相の大魔王がいたが…
仏陀の死後、仏教は北上するに連れ大乗仏教として形を変えていく…

チベット仏教は大乗仏教なので、元素仏教とは少し違うが、仏陀の教え、仏陀の人格を尊い、そこから学ぶ姿は変わらない。


スピトック ゴンパを後にし、今日の目的地 ピャン ゴンパを目指す。

本ではスピトックからピャンまで約15km、4時間後の午後3時には到着する予定だった…

とにかく木が無い、と言う事は日陰が無い!

5月のラダックは自分が想像していたより、かなり暑い。しかし陽が陰ると、ゴアテックスのジャケットを着て丁度いい位… でも、そこまでは寒くない! 3500mの世界にしては。

今日の歩く距離が22kmぐらい、歩ける!… と思っていたが、甘かった。

標高3500mの世界を、20kgの荷物を背負った普通の人が、22km歩いたらどうなるのか?

最後ピャンまでの、直線6kmの登り道… ひたすら真っ直ぐ6km登りが続くこの道で、完全に体力は尽きた。


ハイウェイを離れ、ひたすらダラダラ上り坂が6km続きました…


やっとで近づいて来た、2番目のピャン ゴンパ。


今日の目的地、ピャン ゴンパに到着も…

ゲストハウスは更に2km上にある事を知り、これ以上 歩く事が出来ず、頼んで近くの民家にホームステイさせてもらう事にした。


歩くトレーニングが出来ないで来たので、分かってはいたが、普通の人間が20kgを背負い、3500mの環境を歩き続けるとどうなるのか! を実感した一日だった。

今日は7時間歩いたが、ピャン到着後にゴンパへ向かう事も出来ず、日程も大きく変る事にします。

当初はラマユルの旅を7日間と考えていましたが、観光客の様にゴンパを見て周るのではなく、ゴンパで仏陀の教えに触れ、学ぶ事が目的なので、最大で14日間をラマユルの旅に当て、ゴンパで過ごせる時間をより多くしていきます。

明日は一日ピャン ゴンパに滞在し、学びに充て、身体の調子も観察します。

「無常」「無我」「拘りを捨て去る」

今日もそうだったが、明日もどうなるのだろうか?

しかしこのホームステイの御宅、ゲストハウスよりも断然ステキだ!

こんな事も待っている。



ホームステイ宅のお部屋をお借りしました。
朝から雨が降っています。

今 11時ですが、12時過ぎまで降り続けば、今日はお休みになりそうです。

今朝も6時に起きて、30分の座禅瞑想をして、掃除機をかけ、朝ごはんを作って食べました。

時間があるので、ラダックの旅で書き溜めた「ラマユルへの旅」を少しづつ更新していきます。


朝から清らかな雨が降っています…
ラダックの州都レーの標高が3600m程あります。

到着 当日は空港からレーの町まで歩いて、ご飯を食べて、デリーではまともに寝られなかったので、その後 お昼寝をしたのですが…

起きた途端に偏頭痛。

町中を歩いて、体を動かすと、頭痛は収まり、また寝ると頭痛が始まる… が2日間ほど続きました。


これは軽い高山病で、程度は個人差がありますが、誰もがなります。

デリーが標高600mなので、一気に飛行機で3000mも標高が違う場所に来れば、なって当たり前。

3600m辺りだと、空気は2/3程になり、5000mを超えると、空気は半分になり、7500mを超えると、空気は1/3になります。

なので高度を上げて行くトレッキングや登山では、高度順応させる為に、少しづつ高度を上げ、身体を慣らしていく事が最も重要となります。

何故 寝る事がよくないか?というと、寝ている間は呼吸が浅くなり、血液に酸素がしっかり送り込まれないからです。

なので疲れていても、高度を上げた時は適度に身体を動かす事が大切です。

3600m位ならさほど問題ないですが、5000mを超えると、基本 寝たくても眠れない… 寒さと空気の薄さで眠れません。
仮眠程度しか出来ません。

8000m峰 14座 完全登頂した竹内さん曰く、「雪山で睡魔に襲われ、寝てしまったら最期、寝るんじゃない!… ていうシーンをドラマとかで見ますが、実際は余りの寒さで、目が覚めてしまう。とても寝てしまえない…」そうです。


昨日はレーの高台にあるシャンティ ストッパや旧王宮に歩いて上がりましたが、空身で標高差300m程上がっただけなのに、休みながらしか歩けませんでした。

体力的には昨年のアンナプルナの6割位… まともに歩いて来なかったので、分かってはいましたが…

明日からのラマユルまでの歩きの旅は、標高3000〜3500m程ですが、歩いてみないとどうなのか?分からないのが実際です。

アンナプルナのようなトレッキング ルートを歩くのではなく、パキスタンにまで繋がるハイウエイを歩くので、道は舗装路です。

心配は水の補給がちゃんと出来るのか? と食事の面…

人々に支えられながら、ゴンパを訪ねながら、140km先のラマユルを目指します。


レーの人々。


春の竜巻。


標高3600mのレーの町。
仏陀の教えに「今だけに集中しなさい」と言うのがある。

妄想… つまり過去、未来に生きる事なかれ!

「過去を追うことなく、また未来を願いゆくことなし。

過去は既に過ぎ去りしもの、未来はまだ来ぬもの故に、現に存在している現象を、その場その場で観察し、揺らぐことなく動じることなく、智者はそれを修するがよい。」



今日 気が付く事があった。

中国人 旅行者達を見ていて、常にカメラに噛り付いて、カメラを覗いている姿を見て、今この空間を彼等は見失っている… そう感じた。

カメラは今を保存するものだが、それを見て過去を懐かしむものでもある。

しかし写真では、その空間を表現出来ない!

感動する景色、その瞬間でさえ、写真にしてしまえば、その感覚は100%伝わらない…


写真を撮る… そこに意識がいく事で、その瞬間、その空間を失ってしまう。


僧侶が写真を撮っている姿を見かけた事がないのも、仏陀の教えに起因するのかもしれない。


写真ではなく、その瞬間に触れ、心に刻み込む。

「今」は「今」でしかなく、次の瞬間にはまた別の「今」がそこにある… それが真実である。

旅の中で、自分自身もまた写真への興味は無くなっていくかもしれない…

現にカメラが日常にある中で、大切なのはそこに依存しない事!

もっと自分の目と心で「今」を観察し、感じ取っていく事だろう。
ラダックで地図を入手し、何が出来て、何が出来ないのか?

そして今回 何をするべきなのか?

出来ない事も分かってきました。


今回 自分が一番したい事、それはチベット仏教施設「ゴンパ」を巡り、仏陀の教えを実践していく事です。

今日はShanti Stupa と、旧王宮内で瞑想しました。


サンティ ストゥーパ


サンティ ストゥーパからの景色。レーの町。

カルドンラ方面。


一切 音のない静けさ、荘厳さの中で、仏像を前に自分と向き合う時間、その空間こそが、この旅の目的だと感じています。


旧王宮とオールド レーの町。


旧王宮内。


その上にあるゴンパ。


風にたなびくチベット仏教の旗 タルチョ。


オールド レーの町。


仏陀にすがるのではなく、自分の心の中に「覚り」を造っていく…

これこそが真の仏教の姿であり、仏陀の教えです。


明日からいよいよ上ラダック、ラマユルまでの旅が始まります。

スピトック、ピャング、バスコ、リキール、アルチ、リゾン、そしてラマユルまでの8ゴンパを訪ね歩きます。

歩く距離は140km位で、1週間を予定していますが、とにかく目的に沿った旅がしたいので、どうなって行くのかは決めません。

5月30日まで形を変えながら進んで行きます!


自分の心と向き合う旅が始まります。




追申: 日記の更新がいつになるのか?は分かりません。

レーに戻って来た時は更新する予定ですが、それがいつになるのか? は、旅の状況、目的次第。

毎日 感じた事を書き溜めていくので、それをレーに戻った時に、一度に配信します。

予定では13〜14日に、一度レーに戻ります。


レーの夕暮れ。

朝は早めに家を出て、途中で朝食を食べ、歩いて通勤しています。

40分の歩きは丁度いい感じて、苦になる事もなく、今月いっぱいは日常として続けられそうです。

朝食セットと酢みそ和えで、250円ほどでした。




ネパール語と英語は、荷物にならないように写真に撮って、時間がある時に見る様にしています。

特に1日1ページとかは決めず、まずは日常としての習慣作りから始めます。


ボリウッド女優を眺めて、ひと息…



今日の1本目は軽いお客さんと飛んだのですが、ランディングでは重いお客さん同様の注意が必要! を再認識しました。

軽いとスピードをつけるのに時間がかかり、その間にも高さは数センチ下がるので、その誤差と、スピードの無さで、シンク気味の風の時はフレアがかからない…

100kg級のお客さんと、30kg台のお客さんはより慎重さが必要になります。

10〜20kg台の子供と飛ぶ時は、最初から注意しているので、逆に問題にはなりません。

ちょっとした意識の問題です。


このグライダーを使って、今日で計475本 飛びました。

グライダーの乗換えを650~700本とすると、あと200本程で寿命が来ます。

自分の誕生月 9月中には、新たなグライダーが必要になってきます。

グライダーは基本、お金を払って手元に届くまで、早くても1ヶ月はかかります。

昨年の9月12日から使っているこのグライダー......    今のところ問題は無く、このままいけば無事に1年使えそうです。

1シーズン使えればOKなので、7月中に次をオーダーして、9月後半からは新しいグライダーで!

グライダーは30万以上するので、1シーズン使えて、乗っていてストレスのかからないグライダーを考えて選ぶことになります。

次に買うグライダーはほぼ決めています。



しばらく遠ざかっていた富士山レストランでの食事ですが、昨日からまた通っています。

とは言っても、夕方は自炊しているので朝だけですが、今シーズンは朝型人間に変えていきたいので、6時には起きて、食べるだけではなく、ゆっくりと朝食が摂れる様に、朝はゆとりある時間を過ごす!

そして今月は歩いて通勤する事にしました。

片道40分の往復1時間20分。

こんな些細な事に目を向けて、生活していきます。


今日は午後1時半にはこんな空模様に…

朝から太陽が降り注ぎ、雲は見る見るうちに発達していき、いつもより早く雨になりました。

3本目はキャンセルになりました。



今シーズンは昨シーズンの「ブッダの教え一日一話」に合わせて、この「超訳 仏陀の言葉」を読み解きます。


昨シーズン 「ラダックの旅」で覚った事は、無我の意味。

他の誰にも移り変われない。自分は自分でしかあり得ない… ではなく、同じ今を生きる者にとって、他も自分も同じ者であるという事。

それは動物や虫、木や花も同然である事。

まさにこの言葉そのものでした。

そして、それが慈悲の心に繋がる事を知りました。



今日はこんな天気でしたが、午後2時には雨になりました。

モンスーンの季節は、時間との戦いでもあります。


朝10時にスタートが切られ、雨が降る前に3本 飛ぶ。

朝10時前に飛ぶと営業停止になるのも、新たなルールです。


今日のように、いつもより早く雨になるとどうしようもありませんが、基本 急げば3本 飛べます。

今日は朝から天気が良すぎました.....

朝から太陽が出ると、雲の発達が早まり、モンスーンの時期は早く雨が降ってきます。


今シーズンの仕事での目標は「2000本」です。

目標は単純明快、数字でいきます。

この世界は飛んで何ぼの世界なので、飛ぶ本数が重要になってきます。

内容も勿論ですが、内容にこだわるのはアマチュアの世界までです。


今シーズン595本で到達するので、2000本は最低目標になります。


7月は3日間雨で飛べないとして、1日平均2.5本 飛ぶとして、28日× 2.5 = 70本。

まずは今月70本をノルマとします。





日常の行為の中に大切なものがある。


日常の何気ない単純な行為を、穏やかに、きっちりしっかり行っていく。


そこに意味がなくてもいい。


落ち着いた人間として生きていく為に、今シーズンは「日常」をテーマに掲げます。
2014シーズンが今日からスタートしました。

昨年の今頃との違いは、1日3ラウンドまでに決められている点と、値段競争が出来ない点です。

1日に4〜6本飛ぶ事が多かった昨シーズンのモンスーンでしたが、それが3本に。

値段競争で4500ルピーまで値下げした料金が8500ルピーに固定され、1ルピー安くても高くても営業停止に。

今日からパラノバとアビアが営業停止になっていますが、8500ルピー以上の値段でブッキングしたからでした。

お客さんも了解して払っているので、値段が高い分には問題ないようにも思いますが…

値段を高くしてペナルティになったのは今回が初めてです。

パイロットとしては価格競争がない分、3本飛んだだけでも昨シーズンの4〜5本飛んだのと収入はさほど変わらないので、早く仕事も終わり、毎日 飛んでも、昨シーズンの様な疲労が溜まる事は軽減されそうです。


ビザの件にしても、ルールにしても、全てが自由だったパラグライダーから、管理されたパラグライダーに変わりつつありますが…


たった2週間 日本へ帰っただけで、周りの雰囲気に戸惑う自分がいました。

明日には元に戻ると思いますが、初日はまだ日本が残っている感じがしました。

英語もネパール語も上手く出て来ないし…


パンクしたらタイヤ交換…


夕食はゴーヤ炒め、大根の浅漬け、お味噌汁。

日本に帰った時、すっかり体内がネパールに代わった事に気付きました。

食べ放題の焼き肉から便秘気味になり、初めて痔にもなりました。

年齢もあるでしょうが、肉は食べなくてもいいかな…


それと今までジープの荷台にグライダーを持ち上げられたのが、今日は出来なかったので、筋力も無くなっていますね…


日常の家事も運動である事に気付いたし、食事も香り、感触、味を意識して摂れば、食事もまた瞑想になり、家事をきっちりこなせば、家事もまた瞑想になる。

何も座禅瞑想だけが瞑想ではない事にも気付きました。

日常の中にそれがあるので、仕事だけではない2014シーズンにします。

田んぼは水が張られ、田植えがほぼ終わっていました。
ポカラに帰って来ました。

カトマンズではそれ程降らない雨も、ポカラでは毎日 夕方以降は雨の様です。

6月に入り、3日間 降り続いた日もあったそうですが、今日も夕方5時以降から雨が降り出し、夜10時の今も降り続いています。

明日から7月。2014シーズンのスタートです。

バスで来ましたが、ツーリストの数も少な目でした。

ほぼ2ヶ月間 お休みしましたので、明日からまた生活していく為に飛んでいきます。


今日はポカラに午後3時過ぎに着きました。

家に帰ってからは、日本で買ってきたバスクリーンを入れ、お風呂に入りました。

その後はお風呂と部屋の掃除をしました。

今シーズンの目的はここにあります。

掃除や整理整頓、料理や食事、顔を洗う事や歯磨き、ゴミを拾ったり、洗濯をしたり…

そんな日常の何気無い行為に、今シーズンのテーマがあります。

特別 意味の無い、日常の行為。

そこを丁寧にきっちりと、そして穏やかににやっていく…

今シーズンは日常を変えていきます。


掃除からスタート。
  
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プロフィール
HN:
kazu
年齢:
53
性別:
男性
誕生日:
1971/09/08
職業:
パラグライダー
趣味:
たそがれ、物想い、静寂、心穏やか、不安、楽しむ
自己紹介:
Kazu
Japan spirits and pride
Professional tandem / Adventure pilot

世界最高峰のヒマラヤ、神の国ネパールで生きていく為に始めた空飛ぶ道具パラグライダーでコマーシャルタンデムをやっています。夢は神の山マチャプチュレへの冒険フライトに挑戦すること。
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