その人が何処から来たかなど、どうでもいいではないか。 どんな地位にあるか、どんな功績があったのか、どんな血筋を引いているのか、など全くどうでもいいではないか。 ただ、その人の行いを見よ。 今ここに於いて、何をするのかを見よ。 行いが正しく、羞恥があり、身と心を慎んでいるのであれば、その人は生まれがどうあれ、今から高貴な人ではないか。
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明日の天気予報は、日中 晴れマークもでているから、仕事は確実にある。
今日の水浸しで、グライダーはランディング場にいたパッキング ボーイに渡し、乾かしてもらう様になっているけど、あれからずっと雨だったから、屋根の下で干しても乾いていないだろう…
明日の朝は早くにランディング場へ行き、雨が降っていなければグライダーを広げ、走り回って立ち上げ、乾かすしかない。
予報の感じから、天気は回復傾向にあるので、朝9時までにはグライダーを乾かし、オフィスまで担いで持って来ないといけない。
パッキング ボーイが乾かし、オフィスに持って来る予定だが、心配なので朝早くに見に行ってきます。
パッキング ボーイはランディング場に泊まり、全てやってくれる事にはなっているが…
毎日 毎日 ランディング場で働く彼等。
グライダーを乾かして届けてくれるのもまた、彼等の仕事であり、当然 お金を支払います。
彼等はもはや対等、子供じゃない!
今日の水浸しで、グライダーはランディング場にいたパッキング ボーイに渡し、乾かしてもらう様になっているけど、あれからずっと雨だったから、屋根の下で干しても乾いていないだろう…
明日の朝は早くにランディング場へ行き、雨が降っていなければグライダーを広げ、走り回って立ち上げ、乾かすしかない。
予報の感じから、天気は回復傾向にあるので、朝9時までにはグライダーを乾かし、オフィスまで担いで持って来ないといけない。
パッキング ボーイが乾かし、オフィスに持って来る予定だが、心配なので朝早くに見に行ってきます。
パッキング ボーイはランディング場に泊まり、全てやってくれる事にはなっているが…
毎日 毎日 ランディング場で働く彼等。
グライダーを乾かして届けてくれるのもまた、彼等の仕事であり、当然 お金を支払います。
彼等はもはや対等、子供じゃない!
1本目、朝から天気は不安定…
今朝 オフィスで言った言葉。
「ポカラだから、今日も飛べるよ!」
確かに今日も飛べた…
しかし2本目のフライトは、今までのタンデム フライトの中で、最も恐怖を感じるフライトになってしまった。
2本目、上がると雨が降ってきた。
しかしその雨も止み、前の霧も開け、今なら飛べる! そのタイミングで2人 テイクオフして行く。
それから10分後、私もテイクオフしたが、明らかに発達しながら黒い雲が近付いて来ている…
それを避ける様に、黒い雲と反対側のランディング場へ向かいました。
そして湖の向こうからは激しい雨がやって来るのが見え、なるべく早くランディング場に下ろしたい!
しかし42kgの軽いお客さんでは、グライダーがゆっくりとしか前に進まない。
軽いから下げたくても、なかなか下がらない。
この後 危険な状況になるのは要因に分かるので、とにかく早く下ろしたいが下りない。
そしてランディング1分前には大粒の雨に当たり、グライダーは水浸しになりながら、何とか安全にランディングはしました。
その後 更に3機ランディングしましたが、1機はランディング場ではなく、稲の植えた、水浸しの離れた田んぼにランディング。
お客さんは近付いて来る雨も、風が強く、海の様に波打つ湖にも全く気が付かず、止まって浮いている状況を楽しんでいましたが、私は危険な状況になる恐怖しか感じませんでした。
(人は空や風、雨などにほとんど感心を持たないで生きているので、全てのお客さんは全く気付きません)
ランディング1分前の大粒の雨がグライダーに当たる事で、お客さんは雨に気がつきました。
ルスタムが言っていたが、あの状況になったら、ランディング場ではなく、遠く離れた風下まで飛んで行き、そこに下ろす方が安全だ…
ただ風下にはランディングする場所が無く、下ろせるとしたなら水浸しの苗の植えてある田んぼ。
お客さんの体重がもっと重ければ、もっと早く下ろす事は出来ましたが、1番の反省点は飛んだ事。
確かに飛べるタイミングはあったし、前に飛んだ2人はそのタイミングだったが、10分後の自分は微妙で、急速な変化を予想出来なかった。
まともな天気予報も、雨雲レーダーもないポカラにおいて、その判断はとても難しく、毎日 飛べてしまえるポカラにおいて、そこに錯覚が生まれてしまう。
一年中 天気と睨めっこの日本とは違い、ポカラはモンスーン以外は何も考える必要がないのも、意識の欠如に繋がっていきます。
今日もう一つのポイントはコース取りでした。
黒い雲を避ける為に、高いうちから風下側に飛んでしまい、スパイラルで降ろせなかった点です。
ランディング場よりも風上側にいれば、スパイラルでもっと早く、もっと簡単にランディング出来ましたが、風下側ではスパイラルは更に風下に流されてしまうので、ビックイヤーで対応するしかなかった…
正解はランディング場ではなく、風上側の湖にコース取りするべきであり、それは向こう側から近付く雨で風が強くなる事に、早くから意識が行かなかったから…
テイクオフする、しない、や、目に見えるあらゆる情報からの状況判断。
ランディング場に拘らないで、より安全に下ろせるのは何処か?
上手く飛ぶよりも、その状況判断こそが日々 飛ぶ中で大切であり、学んでいかなければいけないもの。
モンスーンの時期はそこが試されます。
水浸しになったグライダーがこの雨の中で乾くのか?
明日はグライダーの状態 如何では、仕事が出来ないかもしれません。
これは1本目。
日照が無くも、風があり、上がらないが、楽に飛んでられる条件。
明らかにドン曇りの昨日とは、見た目的には同じくも、条件は違いました。
日常のひとつ「食事」の為に炊事があります。
考え方によっては、料理をして後片付けをする時間を省く為に外食をし、その自由に使える空いた時間に対しお金を払う。
炊事を省けるのが外食の利点でもあります。
炊事をし、食事をし、後片付けをすると、少なくても1時間半はかかります。
外食をすれば、食べる時間だけで済み、残りの時間は他の事へ使える。
自分も仕事が遅くなったり、疲れている時は外食ですませますが、今シーズンは出来るだけ炊事を自分でやる事が「日常」に繋がると考えています。
炊事だけではなく、洗濯や掃除もそうですが、これをひとつの瞑想と捉えています。
掃除をする事で心を整える。
洗濯をする事で心を整える。
炊事をする事で心を整える。
整理整頓をする事で心を整える。
何気無い日常の行為をきちんとやる事で、心を整える。
またそれが仕事に繋がっていく。
幸せに生きるとは、何か特別な事をするのではなく、その何気無い「日常」の中にある…
今シーズンの意図はそこにあります。
考え方によっては、料理をして後片付けをする時間を省く為に外食をし、その自由に使える空いた時間に対しお金を払う。
炊事を省けるのが外食の利点でもあります。
炊事をし、食事をし、後片付けをすると、少なくても1時間半はかかります。
外食をすれば、食べる時間だけで済み、残りの時間は他の事へ使える。
自分も仕事が遅くなったり、疲れている時は外食ですませますが、今シーズンは出来るだけ炊事を自分でやる事が「日常」に繋がると考えています。
炊事だけではなく、洗濯や掃除もそうですが、これをひとつの瞑想と捉えています。
掃除をする事で心を整える。
洗濯をする事で心を整える。
炊事をする事で心を整える。
整理整頓をする事で心を整える。
何気無い日常の行為をきちんとやる事で、心を整える。
またそれが仕事に繋がっていく。
幸せに生きるとは、何か特別な事をするのではなく、その何気無い「日常」の中にある…
今シーズンの意図はそこにあります。
毎日のフライトの中で、年に何回か起こるインシデント(ヒヤリ出来事)。
今までのタンデム フライト1500本の中で、1度だけお客さんに怪我をさせてしまったアクシデントは、今年の1月だった。
原因を見つめ、フライト時間への意識を無くし、高さだけに意識を置くように決めた。
アクシデントは1度だが、インシデント(ヒヤリ出来事)は年に何回かはある。
それは全てテイクオフでの事。
お客さんの協力(座らないで前へ進んでもらう)無くして、パラグライダーはテイクオフ出来ない。
テイクオフでのインシデントは全て太っているお客さん。そこにテイクオフでの風が弱い、が加わる。
風が良ければ、お客さんが太っていても対応出来るし、軽いお客さんならば、風が弱くても対応出来る。
そして極度の恐怖心を抱いているお客さんとは、飛ばないでキャンセルする。足がすくんで動かないから。
前回で対策として、お客さん主導のテイクオフに変えた。
お客さんが前に動かなければ、私も動かない。お客さんにその意識があり、それを感じて対応していく。
今日の3本目は太った中国女性だった。
女性には体重を聞かないが、中背の80kgに見えた。
練習で走ってもらったが、割と走れる。
ただ問題は靴がヒモ付きサンダルで、テイクオフ場は石が転がっている。
草は伸びてラインに絡まるし、連日の雨で土が掘れ、石が目立つ。だからと言ってどうするわけでもなく、気を付けて、皆いつもここからテイクオフしている。
対策としたお客さん主導のテイクオフも、その力が弱ければグライダーは上がって来ないので、その分の力を自分がかけてグライダーを立ち上げる。
それはお客さんを、後ろから押しながらの形となる。
走れとは言わず、「座らないで!」を言い続けてグライダーを立ち上げる。
グライダーが頭上に立ち上がり、ここからは前へ前へだが、太ったお客さんはそれが出来ない人が多い。
練習では走ってくれても、太っているという事は、それ自体で身体が動いてくれないのだろう。
また考え、対策を立てなければいけない。
うちのテイクオフ場は傾斜が緩く、より走る距離が長いので、太った人には向いていないので、空いていればひとつ上のサンライズ テイクオフ場を使う。
サンライズテイクオフ場は傾斜もあり、走る距離も短くていいので、太っている人とはより安全。
うちのテイクオフ場しか使えない時は、どうしたらいいのだろうか?
先ずはただ走れるか?だけを確認するのではなく、本場さながら自分のハーネスとお客さんのハーネスを引っ付けて、それを引っ張り合いしながら前に進んでもらう。
強めに引っ張り返し、それでも座らない様に練習する。
太った人は特にしっかりと練習しておく。
そして必ずサポートを出来れば両脇に付ける。
万が一タイミング悪く、瞬時に座られても、両脇で引っ張り上げてもらう。
本当はサンダルでパラグライダーをしに来ない様に、エージェントには教育して欲しいのだが…
山歩き、トレッキングにサンダルで行く馬鹿がいますか?
パラグライダーは山歩きよりもよりアドベンチャーなのに、サンダルはあり得ません!
お客さんにはそれが分からない人も多いので、痛い思いも含めて、全て経験してもらえばいいのですが、怪我をさせる訳にはいかないので、その落差を無くす事が仕事になります。
< 今後の対策 >
太った人とは必ず実践に近い練習をする!
太った人は必ずサポートを付ける!
太った人、危険を感じる人と飛ぶ時の成すべき仕事は、空中ではなく、テイクオフ場にあります。
今までのタンデム フライト1500本の中で、1度だけお客さんに怪我をさせてしまったアクシデントは、今年の1月だった。
原因を見つめ、フライト時間への意識を無くし、高さだけに意識を置くように決めた。
アクシデントは1度だが、インシデント(ヒヤリ出来事)は年に何回かはある。
それは全てテイクオフでの事。
お客さんの協力(座らないで前へ進んでもらう)無くして、パラグライダーはテイクオフ出来ない。
テイクオフでのインシデントは全て太っているお客さん。そこにテイクオフでの風が弱い、が加わる。
風が良ければ、お客さんが太っていても対応出来るし、軽いお客さんならば、風が弱くても対応出来る。
そして極度の恐怖心を抱いているお客さんとは、飛ばないでキャンセルする。足がすくんで動かないから。
前回で対策として、お客さん主導のテイクオフに変えた。
お客さんが前に動かなければ、私も動かない。お客さんにその意識があり、それを感じて対応していく。
今日の3本目は太った中国女性だった。
女性には体重を聞かないが、中背の80kgに見えた。
練習で走ってもらったが、割と走れる。
ただ問題は靴がヒモ付きサンダルで、テイクオフ場は石が転がっている。
草は伸びてラインに絡まるし、連日の雨で土が掘れ、石が目立つ。だからと言ってどうするわけでもなく、気を付けて、皆いつもここからテイクオフしている。
対策としたお客さん主導のテイクオフも、その力が弱ければグライダーは上がって来ないので、その分の力を自分がかけてグライダーを立ち上げる。
それはお客さんを、後ろから押しながらの形となる。
走れとは言わず、「座らないで!」を言い続けてグライダーを立ち上げる。
グライダーが頭上に立ち上がり、ここからは前へ前へだが、太ったお客さんはそれが出来ない人が多い。
練習では走ってくれても、太っているという事は、それ自体で身体が動いてくれないのだろう。
また考え、対策を立てなければいけない。
うちのテイクオフ場は傾斜が緩く、より走る距離が長いので、太った人には向いていないので、空いていればひとつ上のサンライズ テイクオフ場を使う。
サンライズテイクオフ場は傾斜もあり、走る距離も短くていいので、太っている人とはより安全。
うちのテイクオフ場しか使えない時は、どうしたらいいのだろうか?
先ずはただ走れるか?だけを確認するのではなく、本場さながら自分のハーネスとお客さんのハーネスを引っ付けて、それを引っ張り合いしながら前に進んでもらう。
強めに引っ張り返し、それでも座らない様に練習する。
太った人は特にしっかりと練習しておく。
そして必ずサポートを出来れば両脇に付ける。
万が一タイミング悪く、瞬時に座られても、両脇で引っ張り上げてもらう。
本当はサンダルでパラグライダーをしに来ない様に、エージェントには教育して欲しいのだが…
山歩き、トレッキングにサンダルで行く馬鹿がいますか?
パラグライダーは山歩きよりもよりアドベンチャーなのに、サンダルはあり得ません!
お客さんにはそれが分からない人も多いので、痛い思いも含めて、全て経験してもらえばいいのですが、怪我をさせる訳にはいかないので、その落差を無くす事が仕事になります。
< 今後の対策 >
太った人とは必ず実践に近い練習をする!
太った人は必ずサポートを付ける!
太った人、危険を感じる人と飛ぶ時の成すべき仕事は、空中ではなく、テイクオフ場にあります。
ラマユルへの旅 7日目は、リキールからサスポウルまでやって来ました。
距離にして8km、約2時間半の歩きでした。
朝はリキールゴンパを見に行って来ましたが、ゴンパの境内は閉まっていて中は見えませんでした…
リキール ゴンパ。
丁度 私が訪れた朝9時頃は吹雪いていて、風もあり、標高3800mあるゴンパだったので、今回のラダックで一番寒く感じました。
ラダック到着後4日間は晴れていましたが、その後はドン曇りの毎日で、夕方になって太陽が顔を出す… そんな毎日が続いています。
太陽が出ていると、歩いていても木が全く無く、日陰が全く無いので、曇っていた方が歩く分には楽です。
ただ景色的には… 残念ですが。
でも夕方には必ず太陽が顔を出すので、感動的な景色を夕方に堪能出来ています。
サスポウル村
今日 到着したサスポウルは、仏教美術の宝庫で、多くのツーリストが訪れるアルチゴンパの手前の村に当たり、本などでもほとんど紹介されていない場所で、ツーリストは車で素通りしてしまう村です。
素通りしてしまえば全く気づきませんが、今まで訪れたラダックの村の中で、自分的には一番の村でした!
ゆっくり歩きながら、ひとゴンパ、ひとゴンパを周っているからこそ出逢えた村です。
スタートしたレーの町からここサスポウルまで、距離にして80km程です。
車ならば2〜3時間で済む旅も、今回は歩いて7日間もかけて、ここまで旅をしています。
旅は距離ではなく、かかった時間がその中身となります。
飛行機で40時間余りで世界一周したのと、歩いて10年かかって世界一周したのでは、その中身が全くもって違う様に…
岡の上に建つ、かつての城跡…
ここサスポウルの良さは、かつて城があった岡の上に登る事で、ハッキリと分かります。
岡の上から見たサスポウル村。
昨日のリキールから500m程下ったこの場所は、温暖で水源も豊かで、緑も映え、雪化粧した5700mの山も目の前にそびえ、周りは岩山に囲まれ、その間をインダス河が流れている…
農作業をしている村人の姿も、この村の豊かさに繋がっています。
ゴンパも2つあり、規模も小さく、ツーリストが訪れる場所ではない為、鍵は空いたままになっており、何時でも境内に入り瞑想出来る様になっています。
小さなゴンパの境内。
もう一つのゴンパにいたチャンバー大仏、別名フューチャー ブッダ(未来のブッダ)。
そしてスペシャルは洞窟にある仏像画!
岩山に彫られた無数の洞窟の中に、2カ所 仏像画が描かれた洞窟があり、かつてはこの洞窟に籠って瞑想を続けた人々… その空間がそのままに残されています。
無数の洞窟。
洞窟の入り口。
1つ目の洞窟内に描かれていた壁画。
2つ目の洞窟内に描かれていた壁画。
洞窟の入り口から見るサスポウル村。
洞窟の隙間から見えた空。
洞窟内… 無音のシーンとした静けさの中、ここでの瞑想は自分にとっても、今回の旅の意味に繋がる貴重な時間となりました。
サスポウルの洞窟は、この旅の印象に残るものになった。
明日は仏教芸術の宝庫、アルチへ向かいます。
とは言っても、アルチはすぐそこ。
距離にして6kmほど、歩いても1時間半〜2時間で到着です。
アルチ ゴンパはラマユルまでの旅の中で、最も価値のあるゴンパとされているので、その内容によっては数日滞在するかも?知れません。
旅がどんどん停滞していきます…
しかし5月30日が最期である事だけは変わりありません。
夜7時半を過ぎてもまだ明るく、ラダックの夕食もまた遅い…
今晩の夕食は9時過ぎになりそうです。
距離にして8km、約2時間半の歩きでした。
朝はリキールゴンパを見に行って来ましたが、ゴンパの境内は閉まっていて中は見えませんでした…
リキール ゴンパ。
丁度 私が訪れた朝9時頃は吹雪いていて、風もあり、標高3800mあるゴンパだったので、今回のラダックで一番寒く感じました。
ラダック到着後4日間は晴れていましたが、その後はドン曇りの毎日で、夕方になって太陽が顔を出す… そんな毎日が続いています。
太陽が出ていると、歩いていても木が全く無く、日陰が全く無いので、曇っていた方が歩く分には楽です。
ただ景色的には… 残念ですが。
でも夕方には必ず太陽が顔を出すので、感動的な景色を夕方に堪能出来ています。
サスポウル村
今日 到着したサスポウルは、仏教美術の宝庫で、多くのツーリストが訪れるアルチゴンパの手前の村に当たり、本などでもほとんど紹介されていない場所で、ツーリストは車で素通りしてしまう村です。
素通りしてしまえば全く気づきませんが、今まで訪れたラダックの村の中で、自分的には一番の村でした!
ゆっくり歩きながら、ひとゴンパ、ひとゴンパを周っているからこそ出逢えた村です。
スタートしたレーの町からここサスポウルまで、距離にして80km程です。
車ならば2〜3時間で済む旅も、今回は歩いて7日間もかけて、ここまで旅をしています。
旅は距離ではなく、かかった時間がその中身となります。
飛行機で40時間余りで世界一周したのと、歩いて10年かかって世界一周したのでは、その中身が全くもって違う様に…
岡の上に建つ、かつての城跡…
ここサスポウルの良さは、かつて城があった岡の上に登る事で、ハッキリと分かります。
岡の上から見たサスポウル村。
昨日のリキールから500m程下ったこの場所は、温暖で水源も豊かで、緑も映え、雪化粧した5700mの山も目の前にそびえ、周りは岩山に囲まれ、その間をインダス河が流れている…
農作業をしている村人の姿も、この村の豊かさに繋がっています。
ゴンパも2つあり、規模も小さく、ツーリストが訪れる場所ではない為、鍵は空いたままになっており、何時でも境内に入り瞑想出来る様になっています。
小さなゴンパの境内。
もう一つのゴンパにいたチャンバー大仏、別名フューチャー ブッダ(未来のブッダ)。
そしてスペシャルは洞窟にある仏像画!
岩山に彫られた無数の洞窟の中に、2カ所 仏像画が描かれた洞窟があり、かつてはこの洞窟に籠って瞑想を続けた人々… その空間がそのままに残されています。
無数の洞窟。
洞窟の入り口。
1つ目の洞窟内に描かれていた壁画。
2つ目の洞窟内に描かれていた壁画。
洞窟の入り口から見るサスポウル村。
洞窟の隙間から見えた空。
洞窟内… 無音のシーンとした静けさの中、ここでの瞑想は自分にとっても、今回の旅の意味に繋がる貴重な時間となりました。
サスポウルの洞窟は、この旅の印象に残るものになった。
明日は仏教芸術の宝庫、アルチへ向かいます。
とは言っても、アルチはすぐそこ。
距離にして6kmほど、歩いても1時間半〜2時間で到着です。
アルチ ゴンパはラマユルまでの旅の中で、最も価値のあるゴンパとされているので、その内容によっては数日滞在するかも?知れません。
旅がどんどん停滞していきます…
しかし5月30日が最期である事だけは変わりありません。
夜7時半を過ぎてもまだ明るく、ラダックの夕食もまた遅い…
今晩の夕食は9時過ぎになりそうです。
ここ3日間の太陽は強烈だ!
とても眩しくて、サングラスなしには目を開けていられない....
日向と日陰では別世界で、日陰を探しては非難をしている。
1日3本で良かった....
昨シーズンはルールが無く、4~6本飛び続けて、9月には1週間 寝込んでしまった。
天気がいいと条件も良くなり、飛んでいても楽しい?けれど、太陽は体力を奪っていく....
1日3本は、パイロットにとってもとてもいいルールで、これなら乗り切れそうだ。
モンスーンだから、こんな天気が続くことは無いだろう....
でも天気が朝から良ければ、仕事は午後3時には終わる。
仕事は必ずあるので、天気が悪くても、その間は待たなければいけないし、その分終わるのが遅くなる....
どちらにせよ、飛び続ける事が私達の仕事である事に変わりない。
昨日に続き、今朝も素晴らしい天気となりました。
モンスーンの中休み?
いつも見ているMSNの天気予報では、何ら変わりなく、毎日 雨マークの降水確率90%が続いていますが…
天気予報? の重要性をほとんど感じないポカラです。
通勤路 前半。
通勤路 後半。
今日は仕事が終わった後、今シーズン 使う新しいグライダーを注目しに、Blue sky paragliding まで行って来ました。
注目オーダー書。
金額は日本円で約30万円です。
今シーズン使うグライダーをずっと考えていましたが、Nivuk の Takoo 3 に決めました!
最初のBionはサーマリングは素晴らしいグライダーでしたが、スピードがなく、グライド比も悪く、何より500本 飛ぶ前からテイクオフでエアインテークが潰れて上がらない… その強度のなさが問題のグライダーでした。
そして今使っているSiriusは、500本以上 飛んでも何ら問題なく、スピードもあり、グライド比も良い… しかしサーマリング、そのハンドリングに欠点のあるグライダーで、条件の弱い時に他のグライダーと差が出てしまい、そこにストレスと違和感を感じるグライダーでした。
強度があるだけでもダメであり、乗り心地も重要です。
ここポカラでは以前 多かったSiriusは姿を消しつつあり、MagnamとBi Goldenが主流ですが、Takoo3が増え始めて、GinのFuse も増えてくると思います。
仕事として苦楽を共にするグライダー…
数多くのパイロットが使うグライダー = 素晴らしいグライダー!
これは間違いありません。
新たな翼 Takoo 3 は、2ヶ月後の9月後半から使う予定です。
家への帰り時も、晴天が続いていました。
雨は夜9時過ぎから降ってきました。
今日の1本目は、口髭の立派なオーストラリア男性がお客さんでした。
髭と言えば、私もネパールに住ようになり、常に生やしています。
日本にいた頃は、髭はお客さんに不愉快を与えるとし、禁止されていました.....
プロ野球の世界ですら髭 禁止令がある球団もあり、いい、悪いではなく、単なる文化の違いです。
髭 = だらしない、汚らしい… は間違えであり、汚らしい髭もあれば、キレイな髭もあり、髭がなくても汚らしい見なりもあれば、キレイな見なりもある。
これが正解です。
自分は髭トリマーで常に3〜6mmにカットしていて、頭の毛も3週間に1度 丸刈りにして、長さを一定にしています。
丸刈りに短い髭、そしてメガネ。
これが自分になっていて、今シーズンからは、仕事で着る服にも気を使う様になりました。
仕事での服装は、今シーズンのテーマである「日常」の気分転換、変化になると考えています。
昨日までは朝方まだ雨が残り、天気が回復次第 仕事開始でした。
昨日は昼の12時から仕事が始まり、3本飛んで、終わったのが夕方5時過ぎでした。
午前中の待ち時間は、オフィスの近くにある知り合いのお店で、可愛い女の子と一緒に遊んでいました。
人懐こく、よく見かけては遊ぶのですが、5歳の女の子です。
幼稚園で習ったダンスを披露してくれました。
隣はお母さんです。
こちらはオーナーの息子スパンダンで、彼も5歳です。
昨日 土曜日はネパールの休日でした。
ランディング場 近くでは、村人総出で湖のゴミ拾いや藻の回収をして、湖を掃除していました。
仕事が終わるのが遅く、洗濯、お風呂、食事の日常が終わったのは夜9時をまわっていました。
夕食は簡単に、コーンクリームに野菜を入れたスープを作って食べました。
休みもなく、今シーズン 最初の疲れが溜まり、日記も書けずに10時には寝ました。
今朝は6時に起きられず、7時半に起床。
時間がなかったので自転車で通勤し、朝ごはんはホットドッグでした…
久しぶり… 今朝は今シーズン初めてのヒマラヤが見えました。
今日は朝から仕事ができ、3本飛んで仕事が終わったのは午後3時。
そして3時過ぎから雨が降ってきました。
この20日間で飛べなかったのは1日だけ!
雨の季節でも、ポカラのパラグライダーは関係ありません!
昨シーズンから繋がる、今シーズンのテーマ「日常」。
今日で16日連続の仕事の日々だが、モンスーンもほぼ毎日飛べてしまう環境において、まず感じなければいけないのは、お客さんがいて、毎日飛べて、仕事がある事への感謝!
より謙虚に、客観的に周りを見渡せる自分であることが大切。
何故なら、毎日の中で薄れ、消えていくものはそこにあるから。
そして「日常」への執りかかりが大切であることを、昨シーズンから学んだ。
昨シーズンを見ても、1シーズンの中で40日以上連続で飛び続けることが3度あった。
昨シーズン、モンスーンなのに8月はフライト確立100%だった。
7月から8月.... お客さんも多く、 休みの無い、飛び続ける日々が続くことが予想される。
それは変化の無い、同じ事を繰り返す日々が続くと言うことになる。
だから今シーズンのテーマを「日常」に置いた。
どの様に集中力を持ち続け、精神と身体のバランスを保っていくのか?
今シーズン最初の疲れが来ている。
待っていたこの感覚!
今シーズンのテーマに対する取り組みが、これから始まる。
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プロフィール
HN:
kazu
年齢:
53
性別:
男性
誕生日:
1971/09/08
職業:
パラグライダー
趣味:
たそがれ、物想い、静寂、心穏やか、不安、楽しむ
自己紹介:
Kazu
Japan spirits and pride
Professional tandem / Adventure pilot
世界最高峰のヒマラヤ、神の国ネパールで生きていく為に始めた空飛ぶ道具パラグライダーでコマーシャルタンデムをやっています。夢は神の山マチャプチュレへの冒険フライトに挑戦すること。
Japan spirits and pride
Professional tandem / Adventure pilot
世界最高峰のヒマラヤ、神の国ネパールで生きていく為に始めた空飛ぶ道具パラグライダーでコマーシャルタンデムをやっています。夢は神の山マチャプチュレへの冒険フライトに挑戦すること。
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