その人が何処から来たかなど、どうでもいいではないか。 どんな地位にあるか、どんな功績があったのか、どんな血筋を引いているのか、など全くどうでもいいではないか。 ただ、その人の行いを見よ。 今ここに於いて、何をするのかを見よ。 行いが正しく、羞恥があり、身と心を慎んでいるのであれば、その人は生まれがどうあれ、今から高貴な人ではないか。
2024/11/15 (Fri)
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2014/07/23 (Wed)
インシデント
毎日のフライトの中で、年に何回か起こるインシデント(ヒヤリ出来事)。
今までのタンデム フライト1500本の中で、1度だけお客さんに怪我をさせてしまったアクシデントは、今年の1月だった。
原因を見つめ、フライト時間への意識を無くし、高さだけに意識を置くように決めた。
アクシデントは1度だが、インシデント(ヒヤリ出来事)は年に何回かはある。
それは全てテイクオフでの事。
お客さんの協力(座らないで前へ進んでもらう)無くして、パラグライダーはテイクオフ出来ない。
テイクオフでのインシデントは全て太っているお客さん。そこにテイクオフでの風が弱い、が加わる。
風が良ければ、お客さんが太っていても対応出来るし、軽いお客さんならば、風が弱くても対応出来る。
そして極度の恐怖心を抱いているお客さんとは、飛ばないでキャンセルする。足がすくんで動かないから。
前回で対策として、お客さん主導のテイクオフに変えた。
お客さんが前に動かなければ、私も動かない。お客さんにその意識があり、それを感じて対応していく。
今日の3本目は太った中国女性だった。
女性には体重を聞かないが、中背の80kgに見えた。
練習で走ってもらったが、割と走れる。
ただ問題は靴がヒモ付きサンダルで、テイクオフ場は石が転がっている。
草は伸びてラインに絡まるし、連日の雨で土が掘れ、石が目立つ。だからと言ってどうするわけでもなく、気を付けて、皆いつもここからテイクオフしている。
対策としたお客さん主導のテイクオフも、その力が弱ければグライダーは上がって来ないので、その分の力を自分がかけてグライダーを立ち上げる。
それはお客さんを、後ろから押しながらの形となる。
走れとは言わず、「座らないで!」を言い続けてグライダーを立ち上げる。
グライダーが頭上に立ち上がり、ここからは前へ前へだが、太ったお客さんはそれが出来ない人が多い。
練習では走ってくれても、太っているという事は、それ自体で身体が動いてくれないのだろう。
また考え、対策を立てなければいけない。
うちのテイクオフ場は傾斜が緩く、より走る距離が長いので、太った人には向いていないので、空いていればひとつ上のサンライズ テイクオフ場を使う。
サンライズテイクオフ場は傾斜もあり、走る距離も短くていいので、太っている人とはより安全。
うちのテイクオフ場しか使えない時は、どうしたらいいのだろうか?
先ずはただ走れるか?だけを確認するのではなく、本場さながら自分のハーネスとお客さんのハーネスを引っ付けて、それを引っ張り合いしながら前に進んでもらう。
強めに引っ張り返し、それでも座らない様に練習する。
太った人は特にしっかりと練習しておく。
そして必ずサポートを出来れば両脇に付ける。
万が一タイミング悪く、瞬時に座られても、両脇で引っ張り上げてもらう。
本当はサンダルでパラグライダーをしに来ない様に、エージェントには教育して欲しいのだが…
山歩き、トレッキングにサンダルで行く馬鹿がいますか?
パラグライダーは山歩きよりもよりアドベンチャーなのに、サンダルはあり得ません!
お客さんにはそれが分からない人も多いので、痛い思いも含めて、全て経験してもらえばいいのですが、怪我をさせる訳にはいかないので、その落差を無くす事が仕事になります。
< 今後の対策 >
太った人とは必ず実践に近い練習をする!
太った人は必ずサポートを付ける!
太った人、危険を感じる人と飛ぶ時の成すべき仕事は、空中ではなく、テイクオフ場にあります。
今までのタンデム フライト1500本の中で、1度だけお客さんに怪我をさせてしまったアクシデントは、今年の1月だった。
原因を見つめ、フライト時間への意識を無くし、高さだけに意識を置くように決めた。
アクシデントは1度だが、インシデント(ヒヤリ出来事)は年に何回かはある。
それは全てテイクオフでの事。
お客さんの協力(座らないで前へ進んでもらう)無くして、パラグライダーはテイクオフ出来ない。
テイクオフでのインシデントは全て太っているお客さん。そこにテイクオフでの風が弱い、が加わる。
風が良ければ、お客さんが太っていても対応出来るし、軽いお客さんならば、風が弱くても対応出来る。
そして極度の恐怖心を抱いているお客さんとは、飛ばないでキャンセルする。足がすくんで動かないから。
前回で対策として、お客さん主導のテイクオフに変えた。
お客さんが前に動かなければ、私も動かない。お客さんにその意識があり、それを感じて対応していく。
今日の3本目は太った中国女性だった。
女性には体重を聞かないが、中背の80kgに見えた。
練習で走ってもらったが、割と走れる。
ただ問題は靴がヒモ付きサンダルで、テイクオフ場は石が転がっている。
草は伸びてラインに絡まるし、連日の雨で土が掘れ、石が目立つ。だからと言ってどうするわけでもなく、気を付けて、皆いつもここからテイクオフしている。
対策としたお客さん主導のテイクオフも、その力が弱ければグライダーは上がって来ないので、その分の力を自分がかけてグライダーを立ち上げる。
それはお客さんを、後ろから押しながらの形となる。
走れとは言わず、「座らないで!」を言い続けてグライダーを立ち上げる。
グライダーが頭上に立ち上がり、ここからは前へ前へだが、太ったお客さんはそれが出来ない人が多い。
練習では走ってくれても、太っているという事は、それ自体で身体が動いてくれないのだろう。
また考え、対策を立てなければいけない。
うちのテイクオフ場は傾斜が緩く、より走る距離が長いので、太った人には向いていないので、空いていればひとつ上のサンライズ テイクオフ場を使う。
サンライズテイクオフ場は傾斜もあり、走る距離も短くていいので、太っている人とはより安全。
うちのテイクオフ場しか使えない時は、どうしたらいいのだろうか?
先ずはただ走れるか?だけを確認するのではなく、本場さながら自分のハーネスとお客さんのハーネスを引っ付けて、それを引っ張り合いしながら前に進んでもらう。
強めに引っ張り返し、それでも座らない様に練習する。
太った人は特にしっかりと練習しておく。
そして必ずサポートを出来れば両脇に付ける。
万が一タイミング悪く、瞬時に座られても、両脇で引っ張り上げてもらう。
本当はサンダルでパラグライダーをしに来ない様に、エージェントには教育して欲しいのだが…
山歩き、トレッキングにサンダルで行く馬鹿がいますか?
パラグライダーは山歩きよりもよりアドベンチャーなのに、サンダルはあり得ません!
お客さんにはそれが分からない人も多いので、痛い思いも含めて、全て経験してもらえばいいのですが、怪我をさせる訳にはいかないので、その落差を無くす事が仕事になります。
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太った人、危険を感じる人と飛ぶ時の成すべき仕事は、空中ではなく、テイクオフ場にあります。
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プロフィール
HN:
kazu
年齢:
53
性別:
男性
誕生日:
1971/09/08
職業:
パラグライダー
趣味:
たそがれ、物想い、静寂、心穏やか、不安、楽しむ
自己紹介:
Kazu
Japan spirits and pride
Professional tandem / Adventure pilot
世界最高峰のヒマラヤ、神の国ネパールで生きていく為に始めた空飛ぶ道具パラグライダーでコマーシャルタンデムをやっています。夢は神の山マチャプチュレへの冒険フライトに挑戦すること。
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