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その人が何処から来たかなど、どうでもいいではないか。 どんな地位にあるか、どんな功績があったのか、どんな血筋を引いているのか、など全くどうでもいいではないか。 ただ、その人の行いを見よ。 今ここに於いて、何をするのかを見よ。 行いが正しく、羞恥があり、身と心を慎んでいるのであれば、その人は生まれがどうあれ、今から高貴な人ではないか。

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最近やたらと日中 眠い....

そして夜になると眠気が来ない。


本当は8~9時間 寝たいのだが、6~7時間の睡眠になっている。

日本でならこれくらい寝れば問題ないが、何故かネパールでは違ってくる。


ネパールの方が遥かに時間はゆったりしているし、自由な時間も多い。

だからもっと寝られる自由がある。
だから脳はより睡眠を求めるのだろう…

自由な時間が拘束された時間よりも長いネパール。

ただ時間があるから何かしなければいけない!という雰囲気は全くなく、時間を持て余して生活しているのが普通だ。


これはネパールに限ったことではなく、何もしないで時間を過ごす事が幸せだと感じる国は多い。


どちらを選んでも、今を生きている事には変わりはないので、日本かネパールか? ならば、自分の場合 迷いは全く無かった。

ネパールでは私達パイロットはよく働く部類に入るが、仕事は毎日で、数日間 続けて休める自由な時間は年間3〜4回。

でもこれがポカラのパイロットの宿命なのかも知れない。


ネパールでのこの仕事は、拘束と自由が、丁度いい加減な日常になっている。



荷物をまとめました。

明日 仕事が終わってから引越しします。
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間違いなくバブルなので、オフシーズンでも毎日 仕事があり、収入もさほど変わらない…

昨シーズンよりも毎月10万以上 収入が多いが、2月から料金を値上げする為、更に1本あたりの単価が500円ほど増えるという…

大丈夫なのだろうか?


会社が増えれば1人辺りパイロットの飛ぶ数は減るはずだし、1会社のお客さんの数も減るはず。

その分を料金を値上げする事で賄うのは賢明なのか?


何でも世界の中では、この仕事は収入がいいそうだ。

もちろん世界有数の場所である、スイスのインターラーケンやトルコのオルデェニスなどだが、彼等は半年働けば生活していけるので、残りの半年は自由に過ごしている。

ロシアもネパールよりも1ヶ月の収入は多いと聞く。

しかし12ヶ月間 変わらず飛べるのは、ここポカラだけだ。


果たしてここポカラが世界有数の場所になり得るのだろうか?

なり得るのならば、収入も同じ様になる事は必然なのかも知れない。


どうせならば、世界一!

年間 お客さんの数 世界一を目指せばいい。

それが可能な場所だし、その環境にある。

もしかしたなら、既に年間のお客さんの数は世界一なのかも知れない…


あとは質の問題だけ。











今日は仕事が終わってからニューロードに、新しいアパートに置くソファーを探しに行きました。


ポカラの中心街 ニューロード。


この家具屋でソファーを買いました。

ニューロードには電化製品のお店から家具のお店、各銀行、などが集まっています。

新しいデパートにはエスカレーターがあり、ボーリング場もありました。


イメージしていたのは皮(ビニール)で出来たブルーのソファーでしたが、何処のお店も皮のソファーは黒系統しかない…

そこでアパートの家具が木目調なので、この木で出来たブルーのクッションのソファーにしました。

2人掛けで1万円くらい。

これからニスを塗って仕上げてもらい、明後日に取りに行きます。


= おばあちゃんへ =

毎日元気に働いております。

毎日の中で、モチベーションが上がらず、移動時に音楽などを聴いて、何とか気持ちを切り替えながら働いている時もありますが、仕事=覚り に繋がると考えています。


この日記は日々の自分の気持ちを整理する為と、少し離れたネパールで自分が何をやっているのか?おばあちゃんに知ってもらう為に書いています。


自分は昔からおばあちゃん子でしたが、実家を離れて既に24年になります。

人生の転機は6年前の37歳の時に訪れ、今こうしてネパールで生きています。


37歳まではまさか自分がネパールで生きていく事になるとは思いませんでしたが、それまでの37年間の人生よりも、この数年間の人生の方が遥かに楽しく、充実しています。


ネパールに骨を埋める覚悟で来たので、ここがこれからもずっと自分の居場所になります。

全てが変わり続けている中に於いて、これからどうなるのか?は分かりませんが、対応しながら自分の人生を静かに、穏やかに、人格のある人として生きていきます。


ネパールは既に春を迎えていますが、日本は寒いので無理をしないでゆっくりとお過ごし下さい。

日本には6月に帰ります。


和男より。




あと2日で1年と7ヶ月住んだダムサイドを離れ、レイクサイドのアパートに引越します。

部屋もほぼ完成し、あとはソファーを買って置くのと、鏡を取り付けるだけ。

引越しは会社のハイエースを使って、1度で終わりそうです。



寝室兼リビングの壁も塗り替え、爽やかな感じになりました。

反対側は石造りの壁で、見る向きを変えるだけで違った雰囲気になります。

カーテンでキッチンと他の部屋を仕切っています。


キッチンは小さめで、ガス台も1つだけ。しかし今まで無かった冷蔵庫があるので、買いだめOK。しかし夏の停電時は要注意。


小さなダイニング。ここで食事をします。
1人用のベッド兼ソファーもあり、ここで寝る事も出来ます。

Wifiは奥の寝室まで来ないので、インターネットはこの部屋で。



このアパートの部屋の中で唯一バスタブがあり、更に唯一のネパール式トイレ。

とても広いバスルーム兼トイレです。


バスルームから見るとバスルーム、ダイニング、キッチン、寝室兼リビングの4重構造の変わったアパート。


外には専用の庭?があり、ここで家庭菜園を計画しています。


あとはネパールで必須アイテムの天井にファンがないので、暑くなる前に付けてもらうのと、キッチンとトイレに網戸。そしてコンセントが足らないので、ケーブル式のタコ足と、キッチンとダイニングで使う扇風機を買うこと。

住む場合が変わる事は気分転換にもなり、リセットにもなるので、楽しみです。
2本目は120kgのモンスターと飛んだ。

風も条件も良く、サランコットをトップアウト!

しかし仕事が終わり食事をして、ホッとした後にモンスターが現れた…









3本飛び終え、食事をし、ホッとした矢先にモンスターの影が.....

これはいつも同じだが、100kgを超えるお客さんと飛ぶと、仕事をした高揚感のあとに現れるもの。

それはドッと来る精神的 疲労.....


いつも仕事は60%の集中で、要点 全てをカバーします。

60%を超えて集中することは危険です。何故なら次は60%をキープ出来ない可能性があるから。

毎日 飛び続ける集中力で、安全をカバーできる集中力。それが60%です。


しかし例外があり、それがモンスター。100Kgオーバーのお客さん達。

彼等と飛ぶ時には120%集中します。

ちょっとしたことでも怪我され、自分も壊れてしまう。

何かがあっても体重を支えきれない、対応出来ない....


しかし毎日 飛ぶ中での120%集中はオーバーワークで、その疲れがホッとした途端にドッと現れる.....


もしも毎日 モンスターと飛んでいたなら、1週間で精神状態がパンクし、仕事出来なくなってしまいます。


モンスターの呪いはいつも後からやって来ます。




面白い光景だった…

ランディング場で日本のおじさんらしきパイロットが、10歳ほどの少年のグライダーさばきに見とれていた…


これだけは言える!

徹底的に地上でグライダーで遊んだ人は、飛んでもあっという間に上手くなる!

先ず大事なのは飛ぶ事ではない。

地上でグライダーで遊ぶ事だ!


赤ちゃんでもぶら下がれば飛んでしまう。

誰でも飛んでしまえるのがパラグライダーであり、そこに肝はないと言う事。


飛ばないで3年間ひたすらグライダーで遊んだのなら、間違いなく素晴らしい技術を持ったパイロットになれる。

飛んだら上手いパイロット… など世界で存在はし得ない。


グライダーを地上で自由にコントロールでき、自分の身体の一部になっているのか?なっていないのか?その違い、それはペットの犬か野生の犬。又は籠の中の鳥か大自然の鳥…

どちらも見た目は同じ犬だし、同じ鳥だが、全く別もの。


パラグライダーにとって地上でのグライダー遊びが如何に大切なのかが、ここにいるとハッキリ分かる。


今朝の新聞にパラグライダーの記事があった。

新聞によると、新たに3つの会社がスタートし、各会社のオーナーの言葉が載っている。


年々ポカラを訪れるツーリストの数は増えており、ハイシーズンにはパラグライダーをしたくても満席で、出来ずに帰っていくツーリストもいるという。

それが会社が増える要因だそうだ。


新たなテイクオフ場であるトレパニの他に、マテルドゥンガも予定されており、今後も会社は増え続けそうだ…


最後に副代表のソビットの言葉が載っているが、今年中にはパラグライダー会社が50になると書いてある。

今24〜25会社だから、今年中に50は絶対無理だろうが、数年かけてもしかしたら?


昨シーズン ポカラでパラグライダーを楽しんだお客さんは8万人以上。

単純計算で220人×365日。


中国の人口が12億人。

1000人に1人がネパールを訪れるとして、その数120万人。

パラグライダー。年間8万人のお客さんのうち5万人は中国のお客さんだろう…

明らかに中国人ツーリストは増えているので、今後 会社も増え、中国のお客さんが7万人に増えたとしても…

仮に1000人に1人がネパールを訪れ120万人。毎年7万人がパラグライダーをしても17年はかかる。


12億はやはり凄い!


中国ほどのお客さんは来ないが、同じ12億のインドがそこにある。

12億+12億=24億‼

地球の人口の約半分だ。


ポカラで生きていく為に6年前に始めたパラグライダー…

あの時は確か6〜7会社だった。

まさかこんな事になるとは思わなかったが、もしかすると凄い事になるのかもしれない⁉

(* 全ては変わり続けているから、この通りにならないだろうが… )

しかし最後に副代表のソビットはこう言っている。

「ハイシーズンはいいが、オフシーズンは各会社 大変だろう…」と。



今日は3本のうち1本が中国人でした。

1月はオフシーズンですが、平均2本以上 飛んでいるので、オフシーズン?っていう感じです。



昨日の残りの野菜と魚の缶詰めをアレンジした夕食。


仏陀と仕事がリンクする。

「覚り」を求め、お客さんを乗せ日々 飛ぶ。


そこに現れる心の有様を見つめ、心を納める。

それが仕事に繋がり、覚りに繋がる。



昨日からの予報で今日はどん曇が予想されたが、朝のフライトに116kgのお客さんが来て、リスクを考えて明日に延期してもらった。

11時過ぎには太陽も顔を出し、このまま晴れるのか? と内心ドキドキしながら空を見ていた。

いつもそうだが、キャンセルした後に太陽が出てくると「飛べたか....」となってしまうが、だからといって後悔するようでは失格で、飛ばなければ何も起こらない! 何も起こらなければ、また明日から飛び続けることが出来る!!

そう考えることが続ける秘訣になる。


その後 仕事に上がったが、あの太陽は束の間で、午後からはどん曇になった。

どん曇の中で10分のフライト....

もちろん116kgのお客さんならば飛ばなかった。

飛ぶのか飛ばないのか?ではなく、何も起こらないで続けていける事!

その為の判断。

それが全て。





ネパールは野菜が美味しい!そして安い‼

これで150円くらい。

今日と明日 2日間分。


いつもこんな感じ…

< 昨日の死亡事故を受けて >

圧倒的な意識を持ち合わせる事が唯一、 半永久的に飛び続ける事に繋がっていく。


昨日の死亡事故は自己責任によるアクロフライトで起こったが、全く悲しみは湧いてこない。

どんなフライトを目指すのかは個人の自由。

そして自己責任の世界。

その覚悟、意識のない者は飛ばない事だ。


だから団体で何かをやる事には抵抗があり、皆が全て持ち合わせているのか?が分からない。

ただ言える事は、アクロとタンデムという両極のフライトだが、決して他人事ではないという事!

そしていつか起こり得るという事。

そこへの意識を持てるのか?が資質になる。


何度も書いているが、パラグライダーを職業としたプロだからこそ、パラグライダーで命を落とす事は絶対にあってはならない!

趣味の世界でそれを持てるのか?

だから自分はお金を稼ぐプロの道を選んだ。

安全を追求する為に。
〜〜〜〜〜

波がある。

毎日 飛んでいても波がある。

楽しい時、楽しくない時。

鬱の時、爽の時。

集中出来る時、出来ない時。


今日は沢山のソロ パイロットが右に左に飛んでいて、そこだけに集中して、あとはモチベーションが抜けていた…

パラグライダーをやっている?感覚はなかなか得られない。


今朝は仕事がなく、客観的、俯瞰的に遠くから眺めていたあれがパラグライダーだった。

客観的に眺めないと、パラグライダーをやっている感覚は感じにくい。

しかし毎日 飛ぶという事はそういう事であり、その感覚が毎日 飛ぶという事なのだろう…


*今日はバスティーがテイクオフで落ちた…
普段の彼を見ていれば、それを想像する事は出来ないのだが…

お客さんによって難易度が毎回変わるタンデム。それを毎日 飛ぶ事の難しさがここにある。


今朝は昨日からの巻雲が広がり、天気が下り坂な事が予測される。

案の定 天気予報は、明日はどん曇りで雨も降りそうです。


なかなか出来ない、客観的に見るパラグライディング…


今朝は仕事がなく、オフィスの屋上から客観的に眺める事が出来ました。



これは世界的有数な場所になるのか?破滅の道なのか?


ニルヴァーナ オフィスの隣に構える新たなパラグライダー会社。「Namaste Paragliding」はニルヴァーナの一人のオーナーが始める会社だった…


最大で36(現在23)にまで増えると聞いているパラグライダー会社。

このひとつのエリアで36(23然り)もの会社がひしめく場所など、世界上 何処にもない!

当然 会社が増えれば競争が激化し、ひとつの会社で扱えるお客さんの数が減る事は自然だ。

価格競争を禁止しているビジネスだから、少ないお客さんでより利益を上げる為には統一して料金を上げるしかない。

今8500円だが、1万円に上がる話しも既に出ている。

フライト1万円は世界的に見れば普通の値段だが、基本 値段があがれば品質が良くない限りお客さんは減る。


これだけ多くの人達がパラグライダー ビジネスに手を付けるのも、1年中 飛べて、お客さんが絶えない環境だから。

今は最も利益の上がるビジネスがパラグライダーという事の証し。

そしてそれは100%中国に起因している。


中国人 観光客なくして、全てのビジネスは成り立たないのが現状であり、パラグライダーはその際たるもの。


以前に同じ道を辿ったビジネスがある。ラフティングだ。

ラフティングも外国人が持ち込み、ネパール人の手に渡り、爆発的に会社が増え、そして多くの会社が姿を消した…

その頃との違いはただひとつ、中国人がネパールに入って来た事だ。


今 世界で8番目に中国無しでは成り立たない国、それがネパール。

きっとこの順位は毎年 上がって行き、30年後には中華人民共和国 ネパール自治区… になっているかも知れない。


全ては変わり続けていく…
それに対応するだけ!

世界的な場所になろうが、破滅しようが、心配する必要は何処にもない。
お客さんを乗せ如何に飛び続けられるのか?

その答えがプロ タンデム パイロットの資質になる。


その為にしなければいけない事、それは危険を如何に回避 出来るのか!

怪我をさせる事は勿論だが、自分が怪我する事で飛び続ける事は出来なくなる。


この仕事の絶対的なものは危険回避。その為の意識と技術。

この世界の追求すべき究極はここにある。


お客さんを楽しませる事は仕事だが、それが肝ではない。

如何に危険を回避して、如何に飛び続ける事が出来るのか!


それがプロ タンデムの世界。



昨年の1月19日 ランディングでのアクシデントでお客さんを怪我させ、このサングラスも真っ二つに割れた。

そのサングラスを今でも使っている。

直したのだが中心の部分の強度が弱いので、何度か壊れ、再度直してを繰り返して今でも使っている。

理由はこれを使うことで忘れない為に。意識し続ける為に。


しかし今日の1本目のランディングで、あれ以来のハードランディングをしてしまった.....

700本以上 ランディングでの問題は無かった。


ランディングで同じ高さになりそうだったので、ローリングで高度を下げ、最後は十分な高さ、余裕もあったのだが、ストンと抜ける感じでフレアが掛からず、ハードスライディングでのランディングとなった。


原因は風が無風であったのにもかかわらず、最後の直線を十分に取れなかった事。

風が弱いのは分かっていたので、お客さんには足を上げてもらっていたので良かったが、足が下にあれば怪我をしている状況。

風があるときにはどんな状況でもフレアは掛けられるが、風の無い時は最後の直線をしっかり取る事の重要性を再認識した。


85kgと少し重めのお客さんで、自分よりも15kg重い中で天秤の下に取り付けた事も良くなかった。

お客さんが自分より下に来るので、ランディングで何かあった時はよりお客さんに力が掛かる。

基本は自分より重いお客さんは天秤の上に取り付け、軽いお客さんは下に取り付け、バランスを取るのだが、上に取り付けるとリバーステイクオフの時少し窮屈になるので、80kg前後のお客さんでも下に取り付けるようになっていた。

今日のなうなハードランディングになった時、お客さんがより下にある事でより力がお客さんに掛かってしまうので、明日からは80kg前後のお客さんの取り付け位置を上にすること。


結果 足を上げてのプロテクションを使ってのランディングとなったので怪我はなかったが、怪我をする事もあり得たランディングだった。


風の無い時はより慎重になることが出来る意識!

その意識を続けることが出来るのか?

これが飛び続けることが仕事である、プロタンデムの資質になる。






今日は久しぶりのXCに写真も3度とも売れて、18200円の収入....

お金だけではなく、意識もより高めないと!

怪我をさせ、怪我をして、プロの証である「飛び続けること」は出来ない。


モンクを観て分かる事。

それは個というものが何なのか?

同じ髪型、同じ服装、同じ言動の彼等は、他の周りの人達よりも個性的だ。

他の人達が求める髪型や服装、言動さえも個には値しない。


静かな中から現れている精神。

そこに「個」とは、「己」とは如何なるものなのか? が見えている。

騒がしい世の中に、我を見失わない事だ。

ポカラの短い冬も終わりを迎えています。

朝晩の寒さも弱まり、まだ風は少し冷たいので日陰は肌寒いですが、日向にいると半袖1枚でも過ごせる陽気となりました。

日本の4月中旬くらいかな…

春到来です!



寒さも終わり、長閑な陽気の今が1番 過ごし易いポカラ。

2月に入り暖かくなると同時に初夏の様な気候になり、蚊が現れ始めます。

蚊に悩まされる事もなく、春の陽気が漂い、ヒマラヤも見え、仕事もそれほど忙しくない今が、自分にとってのベストシーズンです。
今日はネパール議会 決議の日だが、夜9時を回っても紛糾している。

よく分からないので、この家のデポックさんに状況を聞いている。

ネパールは以前 王様のいるネパール王国だったが、スキャンダルやお金の使い過ぎで、国民から追い出され、今はネパール連邦民主共和国となっている。

しかし王国が終わってから未だに憲法がなく、この議会でネパールの憲法を制定する運びだが… 多民族国家。簡単にはいかない。

カースト制度廃止や宗教の問題、自分達の部族の主張が盛り込まれない…

基本ハイカースト主導の政治であり、政治家はほとんどハイカーストなので、それがカースト制度、強いては宗教の問題にも絡んでゆく。

今月に入って2日間バンダがあったが、この採決によっては今後もバンダがある事は想像できる。


今はオフシーズンなので、バンダがあってもさほど問題はない。

自分の住む国なので、多少なりとも関心を持たないといけない。

日本よりもよりに。


カンティプールTV 生中継。
= 左回し撮影 =

ここはルールで多くのグライダーが飛ぶハウスターマルでは右回しだが、そんなことに拘らないで左回しの方がいいターマルの時は左に回すパイロットもいる。

誰も無線など持って飛んでいないので、いちいち指示されることもなく、自分で考え対応していくしかない。

うちらはプロなので問題ないが、ソロ然り、自分で考えろ!という事になる。


指示されると指示を待ってしまう意識が生まれ、人に頼ろうとする。

ここに居ると、無線で指示する事が安全に繋がるとは感じない。


パラグライダーは危険を伴うから、趣味で飛ぶこと自体 自分には分からないが....

ある一定の覚悟が趣味の世界で持てるのかどうか?

安全はそこに繋がる。



左回しになったら、右手にカメラを持ち替えて右から撮ります。

基本は右回し、左からの撮影。

ターマルを離れれば右左自由に撮れます。





彼の名前は自称ブッダ。

ダムサイドで貸し出しボート1つで生計を立てているが、いつも仕事がないお金がない....  は彼の口癖だ。

生まれはヒンドゥ-教徒だが、仏教徒に改宗している彼。

日本語はペラペラで、英語も出来るので、トレッキングガイドの仕事があればそちらに行くが、昨シーズンはガイドの仕事は1回だった.....

性格はいい!ただ34歳の今でも結婚はしていない..... お金がない。


会った時にはジャーマンベーカリーで食べたいものをご馳走するが、たかが300~400円程度。


彼の周りには動物が寄って来て、いつも何かをおすそ分けしているやさしい性格だ。

ブッダの如く人格のあるネパール人。

ただ仕事がなく、お金がない。


今日は猫が寄ってきて、ケーキとラーメンに入っていたチキンをおすそ分け。


お金と人格は比例しない。

昨日はこの家の1階に1ヶ月だけ住んでいる韓国人に、人生を占ってもらう事になった…

そこで感じた事は、同じ自分が同じ環境で同じ事をしていたとしても、未来が同じになる事は絶対にない!という事。

常の無い無常である事は、全てが変わり続けている事であり、だから私達は病気もすれば怪我もし、それらも治りもすれば、やがて必ず死ぬ。


今日の出来事は無常そのものだった。


ここで最も敬意を払うパイロットがいる。58歳の最年長パイロット トムです。

飛び続けてこそ価値のあるタンデムの世界に於いて、58歳の今も毎年700本を飛び続けている彼は鉄人です。

努力なくしてこの年齢に於いて、毎日 毎日 お客さんを乗せて飛び続ける事は出来ない。

プロのタンデムパイロットの世界はここにある! と感じています。


その彼が今日 落ちました。

話しではお客さんは腰の骨を折り、トム 彼の下半身は動かない状態でカトマンズに搬送されました。

原因は釣り糸でした。

透明の釣り糸がラインに絡まったまま飛んでしまい、空中で激しくラインを引っ張り、コントロール出来ないまま落ちたそうです。


ランディング場は湖の畔にあり、誰かが捨てた釣り糸がラインに入り、それを知らずにパッキングし、テイクオフ場でのラインチェックでも気が付かず、そのまま飛んで落ちたのたと思います。


これはここポカラでパラグライダーをする上での盲点!

パッキングはパッキングボーイがやり、テイクオフ場でもテイクオフボーイがグライダーをチェックする。

もちろんパイロットは分かっていて、何かあった時には彼等ではなく、自分の責任なので、最終チェックは自分でします。

それが何かが動き、何かが変わり、そこに透明な釣り糸が絡んでいるなんて…

全てが変わり続けている状況が、最悪の事態を引き起こしました。


パラグライダーは飛んでパッキングするまでがパラグライダーであって、それは自分でパッキングをする事でグライダーの状態の些細な変化を感じ取れるから。

お金を貰い働く彼等がいる環境では、そこを意識している事が必要です。

たまにはグライダーに触れ、状態を理解しておく。


まさか見えない釣り糸が絡んでいるなんて… その確立は0.1%くらいでしょう。

ラインチェックもグラハンでグライダーを挙げチェックしなければ、それに気が付かなかったに違いありません。

全てが変わり続ける中で起こった今日の事故…

これが未来であり、無常であり、それを想像する事は可能であっても、予想する事など出来ない!


これでトムのパラグライダー人生が終わってしまわない事を信じたい‼


< 対策 >

お客さんの動きによって判断でき、ラインを常に目視できるリバーステイクオフ!

これがここでの変化に対応し、身を守る為の経験から来る選択になる。




3本飛んだ後は、スミットラの結婚式にパイロット皆で駆け付けました。



早々に腹ごしらえで食事です。

結婚式には何度か出ていますが、食事のスタイルはいつも同じでバイキング形式です。


いつもそうですが、いつ終わるとも知れない儀式…

受付でお祝いを渡し、顔を出して、食事をして、さっさと帰っていく…

これが招待客のほとんどで、ずっと居るのは親族だけです。

他のパイロットは食べた後直ぐに退散。

自分はその後1時間ほどいて、頃合いを見て帰りました。


太鼓に合わせ踊る子供達…

その後は大人達も次々と…

楽しそうな人から恥ずかしいそうな人まで…

踊りは文化です。


スミットラと旦那さん。

どの結婚式も新婦は常に下を見ているのですが、それが良い新婦だそうです。

笑う事もなく下を見ている = 謙虚さの現れだそうです。


ブッダの像もありますが、「世界人類が平和でありますように」と日本語で書いた柱もあり、このヒンドゥーのお寺も日本の援助で建てられたそうです。
人生はポコンと産み落とされた、たまたまの空間。

また通常の何もない世界に帰っていくまでの、感覚を与えられたちょっとした時間なのではないか…

その感覚がなくなる事を死といい、何もないその世界が普通であり、生きている空間は異質な世界だろう。


無我、無常はこの世界いるからこそ存在する言葉であり、それは別の普通の世界を体現する言葉。

全ては同等、何の違いもなく、移ろい変わり続けるもの。

それを受け継いで、繋げていく事が生きている世界ではないのか。

9日前に生まれたウペンドラの息子。


ニルヴァーナには3人のオーナーがいて、彼等は兄弟であるウペンドラとクリシュナ。もう一人は親戚のビック クリシュナ。

4ヶ月前にはクリシュナに2人目の息子が生まれ、9日前にはウペンドラに2人目の息子が生まれた。

ビック クリシュナには娘が2人いる。

そして明後日にはウペンドラとクリシュナの妹スミットラが結婚する。

ビック クリシュナが38歳でウペンドラが28歳でクリシュナが26歳。
結婚するスミットラは21歳。


幸せのかたちとは、きっとこういう事なのだろう…



オフシーズンになると仕事のある会社、仕事の少ない会社に分かれる。

うちは今でも平均2.5本は飛んでいるので、仕事のある会社だが、仕事の減る会社は決まっていつも一緒だ。

コネクション、マネージメントの差だが、特に苦労するのは今年できた新たな会社だろう....


Open sky に 360° この2社が新たに始まった会社だが、Namasute に Hunuman も近々スタートする。

パラグライダーバブルがいつか崩壊したとき、果たして何処の会社が生き残るのだろうか?


ニルウ”ァ-ナ。

うちもその1社にならなければいけない! 







夕方は富士山でサーモン巻と冷やし中華で豪華に960円。

富士山は何でも美味しいが、この冷やし中華は一番のお勧め!



ネパールにいて一番残念なのは、魚貝類がほとんど食べられない事…

周りに海のないネパールでは、魚は川や沼にいる魚で、ちゃんと味を付けないと美味しくない。

食べられるとしたら、冷凍輸入されたサーモンで、富士山では握り500円と巻き600円があり、一番値段の高い一品となっている。

私は働いているからいいが、長期滞在者や旅人にはなかなか手の出ない値段になる。


魚貝類が限られるネパール…

だから日本へ帰った時に食べたいものは、お寿司にお刺身に焼き魚!

それ以外はネパールでも普通に食べられます。


アパートの裏に建設中の仏教のお寺。

このコンサートの収益の一部は、そのお寺の建設資金にもなるとの事で1000円で購入。

「ローサ」は仏教徒のお祭りで、それをお祝いするコンサートだそうです。
昨シーズン、インド ラダックを周った時に言われた事がある。

「あなたはモンク(チベット仏教 修行僧)の様だ…」


昨シーズンから強く感じている事は、タンデム フライト。この仕事を通じて覚りの道を進む… その為に毎日 飛んでいるという事だ。


日本を出て、色々な文化の人々と交わり、生活している事も覚りに繋がる。


また他との競争や戦いではなく、お客さんを楽しませるタンデム フライトは、文化も言葉も肌の色も違う人達と二人三脚… それは即ち自分と向き合う作業にもなっているので、それが半永久的に続く日常は正に精神世界に繋がる。


誰かと戦い結果が出て、それが評価される世界とは全く違うこの世界を、世界の屋根ヒマラヤで経験する事が出来ている日常…


自分が求める世界。

その人格のある人に成る為に、私はここでこの日常を送っている。


今が1年で最もお客さんの数が少ない時期だから、2月の中国の新年まではボチボチ仕事できればいい。

パイロットも2人戻ってきて6人体制になったので、毎日1~2本飛べれば十分だ。

その他の時間を大切にしたい。




曲がったGinのスプレッドバーから以前使っていたNovaのに変えたら、もの凄く飛んでいる時の感覚が良くなった!

リバースでもひっくり返らないし、バランスも良く、何だかハンドリングが軽くなった。

グライダーとスプレッドバーとの相性で、これ程までに感じ方が変わるとはビックリだ。

曲がらなかったら特に交換しようとは思わなかったので、曲がってくれて良かった....



昨夜はネパール人の友達 Manabuと日本人が経営するホテル「Cherry Garden」に泊まって、2月末から一緒に行く予定のManabuの村について話を聞きました。

2〜3年計画で隠れ家的リゾートを作る予定で、今は蜂蜜にシイタケを栽培して販売しています。

2月末 訪問の目的は空撮。

タンデム フライトで空からの撮影をする予定です。


聞いた事のない場所だし、行った事もなく、この地図だけでは果たして飛べる場所なのか? 分かりませんが、タンデムとマウンテン グライダー 両方を持って行く予定です。

ポカラからジープを借りて行くので、荷物が重くても大丈夫。

果たしてどんな場所なのでしょうか?


来月からレイクサイドのアパートに移り、そこからCherry Garden は近いので、この話を詰めていくのは来月になってから。

仕事は大会で休みのはずですが、仕事があっても休んで出掛けたいです。


その場所からはガネッシュ ヒマール7400mがよく見えるそうです。



私は仏教徒。

そう言うと、「私は神様を信じないから…」と言われる事があるが、私も神様などいるとは思っていない。

願い祈るのではなく、覚り成る。

その人格こそが仏教だ。

やっとでうちの新しいハイエースが届いた。

値段はなんと590万… ネパールでは車は日本よりも高い!

最近の規制強化で、屋根にキャリーを付けて物を載せる事が出来ず、グライダーは後ろの座席を倒して載せるので、車内は詰め詰め状態での移動となってしまう…

だからもう見学だけのお客さんもソロパイロットも乗せられない。


私達の仕事は飛ぶのが50%、移動が50%… そんな感じで、飛んで疲れるというよりも、移動で疲れる。

だから出来るだけ快適に移動出来る事も大切です。


まだビニールが付いたままですが、日本からの輸入車なので、クラクションの音にも違和感が…

何故なら日本ではクラクションを滅多に鳴らさないから、この音は聞き慣れない。

こちらのクラクションはメロディが付いた変わった音ですが、毎日 何十回も聞いているので、その音が普通になってしまいました。


アパートの裏には丘があり、その上に以前にも紹介した変わった日本人がいます。

アパートの裏は小さな田んぼがあったり、牛舎があったり、ネパールの田舎が残っています。

今朝はテイクオフ場で1時間待ってのスタート。

コンディションが弱く、しかも97kgと重いお客さんだった為。

冬は放射冷却で冷たい空気が下に溜まっている為、太陽が地面を暖め、暖まった風が上がってくるのに時間がかかります。

早くて10時半、出来れば11時まで待ってテイクオフしたい状況です。


日中はブルーサーマル(上昇風でも雲が出来ない状況)2000mまで上がる、この時期にしては最高のコンディションとなりました。



明日は午前中を中心に曇りそうです....


お客さんと自分とグライダーを繋ぐスプレッドバー。その支える鉄の棒が曲がってきた…

最近は全てリバースでテイクオフしているが、このスプレッドバーはリバースだと裏返ってしまう事が多く、それが曲がってきた原因だと思う。

裏返ったからといって特に問題はないが、正常ではない為に強度が少し弱まり、曲がった状態では更に強度が弱くなるので、交換しなければいけない。

力づくで曲げようとしても決して曲がらない強化なもの。

これが曲がるのだから、瞬間にかなりの力が掛かる証。

その中で私達は飛んでいるのだ。



よくテイクオフ場に来る男の子。

左足のチャパル(サンダル)が壊れている事を必死にアピール…

高いものではないし、買って明日 持っていきます。

スパイダーマンのチャパル 250円。


今やダムサイドの一部は、日本の芦屋みたいな高級住宅街になりつつあります。

レイクサイドにも近く、ヒマラヤも眺められ、それでいて静かな場所がダムサイド。

建設ラッシュで、空き地もこの家の後ろ数カ所となってしまいました。

土地はレイクサイドよりも安いですが、年々 右肩上がりでバブルです。

自分がレイクサイドにYeti名義で7年前に買った土地は200万ほどでしたが、7年経った今では推定1000万程になっています。

この今住んでいる御宅も、10年前は土地+建物で500万で建てたそうですが、10年使った状態で現在は2300万で売りに出されています。

正にバブルそのものです。

変わった仕事だけれど、これが日常。

そして年中 変わらない。

世の中の役に立ち、生活していく為の。

これが日常だ。




テイクオフ場には子供達が集まるが、お目当てはミタイ(お菓子)やパイサ(お金)をもらう事。

一度あげると毎日来るし、仕事に差し支えるので、自分はネパールの休日 土曜日だけと決めて、毎週 土曜日にはお菓子を買って持って行きます。

どうしてもという時には写真を撮って、その見返りにお金をあげます。

お金は1人最大でも50円まで。基本5〜20円で、それで子供達は自分でお菓子を買います。


これはうちの会社ニルヴァーナのロゴマーク。

この蚊取り線香の様なぐるぐる模様はたまに電柱などに描いてありますが、ネパール人に聞いてもイマイチ意味がわかりません…

おまじないの様なこのぐるぐるマーク… 一体何?


アパートの近くに建設中の仏教のお寺。

出来上がればレイクサイドの観光スポットになりそうですが、ここに訪れ瞑想することが自分の日課になりそうです。


自分のアパートの壁の色を決めたので、ペンキを買いに行きました。

パンフレットを見て色を決めますが、青色でもいろんな色があり、微妙な違いがあり、短時間で決めるには悩みました。

ドイツ制のハイテク機で、選んだ色の番号をコンピュータに入力すると、機会が動きだし、その場で自動的に色を調合していきます。

その色を混ぜ合わせる為の回転する機会は停電の為 動かず、果たしてこれが注文した色になるのか? 分からず、帰ってから手動で自分で混ぜ合わせ、初めて色がわかりました。

ん… 注文した色より白くない?

ライトブルーをイメージしたのですが…

壁に塗った後にどんな感じになるのかが分かります。
今日もバンダ(ストライキ)だったが、パラグライダーは3~4会社が動きを見せ、うちは2本飛んだ。

ダメもとで上がり、止められたら引き返してくる予定だったが、何のチェックもなかった。

ただ場所によっては走っている車に向かっての投石や放火の被害があり、危険が0ではない。

このバンダの原因は10日後に控えた議会での採決に対するもので、王政が終わってかなり経つが、未だに憲法がなく、色々な部族(カースト)が混在するネパールに於いて、ハイカースト主導の彼らに都合の良い憲法の採決に待ったを掛けたい部族が、最後の手段としてバンダをいているようだ.....

その部族はなんでも私と同じ顔立ちのモンゴリアン、グルンやモゴル、ライ、リンブウ.... のようだ。


政治家のほとんどがは頭が切れ、口が達者なハイカースト、バウンやチェットリ達。

グルンやモゴルなどのモンゴリアンは政治家にほとんどいなく、軍隊などの身体を使う仕事に多い。


バンダの狙いは、国民を困らせ、政府への不満を募らせ、政府が対話に動かざる得ない状況を作る最終手段であり、ネパールの文化でもあります。


今回のバンダは1年4ヶ月ぶりになり、ほんと久しぶりのバンダです。

バンダは今日までとの事ですが、状況によってはまたあるかも知れません…


バックにヒマラヤ… どうだ!のフライト。



タンデムにもプロとアマがあります。

一言で言えば、プロとは精神状態と健康状態を維持し、如何なる時でも飛び続ける事であり、アマとは気分に応じて飛びたい時に飛ぶ。又は期間限定で飛ぶ。

決して技術だけではない、その状況で飛び続ける… それがプロです。

その続ける中で感じる危険を如何に解決していくのか?


その最大がテイクオフであり、100本に1回位はそれを感じます。

テイクオフをお客さんに邪魔される行為をされる事が最も不安で、それがたまにある。

本当に安全を考えたのなら、体重制限も必要だし、事前の人選、シュミレーションも必要。

ただそれが出来る範囲を超えて飛んでいるし、ここはネパールなので、日本の様にはきっちりとはならない。


テイクオフはフロントよりもリバースの方がより安全である事を感じている。

お客さんに邪魔される行為が一番危険であり、邪魔されたら全く出られないのがリバース。

邪魔とは座られる事ではなく、ライズアップをブロックされてしまう事。これはお客さんが壁となり前に歩けない事です。

フロントではそれを押し出そうと後ろから押して前に歩く事があり、対外そういうお客さんはグライダーに少し引っ張られるだけで座ってしまう。

だからフロントで出るのなら、ある一定の力でお客さんが引っ張ってくれない(前に歩かない)事にはライズアップしない事。


お客さんを押し出せないリバースのライズアップは、その状況になる前にライズアップ出来ないので、それが安全に繋がる。


プロとしては無風でもリバースで出られる事が、安全に繋がると感じています。

出られないお客さんはキャンセルする事が、プロとしての正解だと考えています。

決してテイクオフ出来る事が大切なのではなく、何事も起きないで飛び続ける事が大切!

それがプロとは = 飛び続ける事!に繋がる。



ランディング場の外では湖で養殖された魚が売られている。

1尾10kgはある魚達だが、魚の宝庫 日本で育った私からすれば。
食べたいか? 微妙…
  
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プロフィール
HN:
kazu
年齢:
53
性別:
男性
誕生日:
1971/09/08
職業:
パラグライダー
趣味:
たそがれ、物想い、静寂、心穏やか、不安、楽しむ
自己紹介:
Kazu
Japan spirits and pride
Professional tandem / Adventure pilot

世界最高峰のヒマラヤ、神の国ネパールで生きていく為に始めた空飛ぶ道具パラグライダーでコマーシャルタンデムをやっています。夢は神の山マチャプチュレへの冒険フライトに挑戦すること。
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