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その人が何処から来たかなど、どうでもいいではないか。 どんな地位にあるか、どんな功績があったのか、どんな血筋を引いているのか、など全くどうでもいいではないか。 ただ、その人の行いを見よ。 今ここに於いて、何をするのかを見よ。 行いが正しく、羞恥があり、身と心を慎んでいるのであれば、その人は生まれがどうあれ、今から高貴な人ではないか。

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今日は仕事が終わった後に、ニルヴァーナのミーティングがありました。

ミーティングの内容は、8月15日から1本当たりの給料が変わる事と、普段感じてる問題点をお互いに話し合う事でした。

1本当たりの単価が、500円づつ上がることになりました。

今までは外国人と飛んだときは3500円、ネパール人と飛んだときは2500円、XCフライトで5000円でしたが、外国人が4000円、ネパール人が3000円、XCが5500円の単価に変わります。

月に70本飛んだとしたら、今までより35000円 更に収入が増えることになります。

今までの単価は値段競争が出来て、値段がどんどん下がっていった時に決められた単価であったので、値段競争が出来ない今の料金では、パイロットの取り分が少なく、それに不満を持ったネパール人パイロット達が各オーナー達と話し合い、先週この500円アップが決まりました。

パイロットとしては単純に収入が増えることはうれしい事ですが、それに見合った仕事内容が求められます!


もうひとつ話し合った問題点は、接客についてです。

今日槍玉に当たったのはルスタムですが、彼はレースマンで飛びは上手いのですが、レースマンが陥りがちな勘違いが見え、そこを皆で指摘しました。

タンデムフライトはお客さんの為に飛ぶものであり、自己満足の為に飛ぶのとは全く違います。

初の経験でテイクオフで走って!と言われても身体が動かないのが普通。

何故出来ないのか?それは客観的に見えれば当然のことで、初めてのことが出来ないのは当然。

そこが分かっているのかどうか!


自分はあんな所にも飛んで行き、誰よりも高く上がった....  そんなのはタンデムの世界では自慢にはならない。

お客さんが喜んでくれたのか? そしてその喜びはお客さんによって千差万別です。

ゆっくり、ゆったりと飛んで、飛んでいる時間が短くて、負荷のかからないフライトを喜びと感じる人もいれば、激しく、興奮するようなフライトを喜びと感じる人もいる....

そこが分かっているのかどうか!


そして言葉遣い。お客さんに対して怒りを露にする事は、タンデムパイロット、その接客としてはどうなのか!


自分はルスタムよりもパイロットとしての経験は短いですが、タンデム パイロットとしての経験は長いので、彼の感覚も分かるし、彼の間違いも分かる。

どうしても精神的に疲れてくると、憤りや怒りがいとも簡単に涌いてくるのは経験上 分かる。

これではいけない!との想いで、昨シーズンは仏陀を学んだのだし、覚ることを学んだ。

ルスタムもこれから、タンデムパイロットとは果たしてどの様なものなのか? を学んでいくと思います。


自分はキャプテン パイロットなのでよっぽど目に付けば注意しますが、それ以外は何も口出ししません。

皆 お金を稼いでいるプロでしょ! だから、自分で感じて自分で考えるべきだと思っています。


この写真は上半分が汚れでぼやけている....


夏になると汗もかき、知らないうちにカメラのレンズカバーが何処かに触れ、汚れている時がある。

このタイプのGoproカメラの欠点は、外側のレンズカバーが出っ張っていて、傷つきやすいし、何処かに触れやすい点。

飛ぶ前と、飛んだ後には、汚れが付いていないかチェックするが、飛んでいる最中にチェックすることはほとんど無かった....

ビデオ撮影の時には、お客さんにカメラを持ってもらい、自由に動かしてもらう事も多く、知らないうちにお客さんがレンズカバーに触れてしまうこともある。

レンズカバーが汚れると、そこがぼやけてしまい、写真を後でチェックして初めて汚れていた事に気付き、お客さんに申し訳なく感じる。


対策としては、必ず最初にビデオを撮り、その後に写真を撮るので、写真を撮る前にはレンズが汚れていないか?を確認し、汚れていれば服の袖で拭き、それから写真を撮る!

今まではテイクオフ前にチェックはしても、空中でする事はなかった.....

これだけやれば、ぼやけた写真はなくなる。

お金をもらって撮っているのだから、そこは気を払わなければいけない。






このグライダーは操作位置が低く、しかも抜けるので、手に巻いて操縦しなければならず、それを軽減する為に限界までブレークラインを短くしましたが、テイクオフではある一定の力でのライズアップが必要になり、お客さんによってはそれが出来ないので、飛んでいる時のストレスは少し軽減されましたが、今度はテイクオフでのストレスが出てきたので、ブレークの長さを以前に戻しました。

そしてハンドルの持ち方を変える事で、少し対応します。


テイクオフの時には、この位置を持ってライズアップ。


旋回に入れる時には手に一度巻き付けて、そして旋回中も巻いたまま。

タンデム機は重いので、手が痛い!


こんな所を持って操縦している…


そこでハンドルの握り方を変える。


ハンドルの下を持って、そのハンドルごと手首から巻き付けて握ると、手も痛くなく、上を持って操縦出来る。


この辺りを持っての操縦。


昨シーズンを見ても、7月、8月が1番忙しかった。

年間を通して見ると、7月、8月が多忙。9月、10月、11月が忙しく。12月、1月、2月が毎日仕事はあるが、ボチボチ。3月、4月が忙しく。5月、6月はラダックと日本にいたので働いていないが、忙しい様だった。

年間 通して毎日 仕事はあるので、7人のパイロットがいれば週1で休めるが、1人欠けると基本 休みは全く無くなる。

今日からバリーが戻り、7人体制になったので、週1で休めるはずだが… 会社によっては今 パイロットが3人しかいない所もあり、応援要請があるから、明日はクリシュナが応援に行く… そうすると6人になり休みが無くなる…


今もまた停電になったが、雨の季節なのに夜も2〜3時間は電気が来ていない…

雨の季節は基本24時間 電気は来るのに…

乾季は10月からだが、2年前は停電が始まったのは11月に入ってからだった。

今年は雨が少ないのが、この停電からも分かる。

雨が1日中 降れば休みだが、それは全く期待できない。


タンデム パイロットだから、週休2日などのサイクルは無く、お客さんがいて、飛べる時には飛び続ける! そしていつかまとまった休みを取って、何処へ出掛ければいい!

12月は休みを取って出掛けるので、それまでは仕事だね!!

この生活がプロ タンデム パイロットの普通の日常、その姿のようだ。






今日の1本目はテイクオフを4回取りやめて、5回目にようやく出れた.....

自分がテイクオフした頃には、全てのパイロットが1本目のフライトを終えていた。

5回は記憶に無い....


テイクオフは取りやめれば危険は無い。しかし1回で出られた方が、お客さんへの負担は少ない。

5回は多過ぎで、その間にお客さんの不安も重なっていく。


原因はある。

1回目はお客さんが止まってしまい、グライダーが上がって来なかったからだが、2回目、3回目、4回目は1回目で止まった下の場所から、リバースで立ち上げて無理やり出ようとしたから。

弱い風、しかもサイドからの風..... 当然 上手く上がらない。

普通なら再度グライダーを上にセットし直し、そこからフロントで出れば何て事は無い....

明らかに集中力が変で、頭と心と身体がバラバラな感じだった。


5回目にやっと上にグライダーをセットし直し、普通にテイクオフできた。


いつもと違うのは5回の中で気付いてはいたが、5回もテイクオフ作業をしなければいけなかったのが、今の状態を物語っている。

2本目、3本目はより慎重に、確実に、を普段以上に心がけた。


休み無く飛び続ける事は、普段以上に注意が必要になってくる。

それは神経が疲れ、普通の状態とは違うから。

それを知った上で、理解した上で、意識すること!


今日バリーが中国から帰ってきたようだ。

これでパイロットは7人になり、今週の日曜日には休めるかもしれない。

日曜日が休みになれば、土曜の夕方から月曜の朝まで、対岸のコピラ ゲストハウスに行って静養します。
流石に流石だ… 夏だから余計に。

毎日 多少のプレッシャーの掛かる中での仕事が、1ヶ月以上 休みなく続くと、人は本能的に出来るだけ脳を休めようとする。

朝、そして仕事が終わった途端、廃人の様になる。

21+35=? こんな簡単な計算も出来ない。(考えられない)

経験は無いが、きっと90歳以上の老人の感覚はこんな感じなのだろうか…

しかしこれはとても大事な脳の反応で、明日また3回、しっかり集中する為の防衛反応。

1日3回 飛んでいる時 以外は、別に集中する必要がなければ、脳は止まる。


今は安全だけを考えて、その為のポイントは幾つかあるので、そこだけを抑えて、あとは力を入れないで仕事をする事が大切!

歩き方にも力を入れないで、入れた時とほぼ同じ様に登る方法があるが、それは一種のゾーンに入った瞑想状態での歩き。

この仕事にもそこを意識した、ゾーンに入った瞑想状態でのフライト。

それが出来れば、まだまだ飛び続けられるはずだ!

明日からは瞑想状態で仕事をしていく。

昨シーズン 訪れたラダック。

そこで出会った仏陀の中から、ベスト11を選んでみました。


瞑想道場にいた、巨大 金ピカ仏陀。


日本の日蓮宗のお寺にいた、日蓮 仏陀。


金プレート 仏陀。


ピャン ゴンパ 仏陀。


涅槃 仏陀。


サンティ ストゥーパ 仏陀。


アルチ ゴンパ 仏陀。


いかなる欲望にも動じない、降魔 仏陀。


サスポールの洞窟に描かれていた壁画 仏陀。


リゾン ゴンパ 仏陀。


癒し系 美形 仏陀。


*ラマユルの旅の続編は、雨などで仕事がない日に更新します。

朝は雲底も低く、曇っていて、今日は久しぶりに雨が途中から降ってくるか… そんな雰囲気でしたが…

MSNポカラの天気予測では、昼から太陽マークも出ていたので、心配はしなかった。

降水確率98%では雨もあり得るが、70%では全く降らない!

次第に青空が広がり、仕事は滞りなく出来ました。


朝のフライトは靄の中…


楽しみのひとつになっているアロマ。

今日は新たにココナッツ、ハーブ、レモン、メディテーションを買いました。


テレビはあまり見ません。

言葉も分からないし、見ていてもあまり楽しくない…

CNNやBBCなどのニュース番組はたまに見ますが、今夜はカリーナ カプールが出ていたので、このコメディ番組を眺めました。

文化と言葉の壁で、何が可笑しいのか? よく分からない…


ボリウッド映画でよく見かける2人のスター。


カリーナ カプール。

ボリウッド女優を代表する1人です。
  
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プロフィール
HN:
kazu
年齢:
53
性別:
男性
誕生日:
1971/09/08
職業:
パラグライダー
趣味:
たそがれ、物想い、静寂、心穏やか、不安、楽しむ
自己紹介:
Kazu
Japan spirits and pride
Professional tandem / Adventure pilot

世界最高峰のヒマラヤ、神の国ネパールで生きていく為に始めた空飛ぶ道具パラグライダーでコマーシャルタンデムをやっています。夢は神の山マチャプチュレへの冒険フライトに挑戦すること。
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