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その人が何処から来たかなど、どうでもいいではないか。 どんな地位にあるか、どんな功績があったのか、どんな血筋を引いているのか、など全くどうでもいいではないか。 ただ、その人の行いを見よ。 今ここに於いて、何をするのかを見よ。 行いが正しく、羞恥があり、身と心を慎んでいるのであれば、その人は生まれがどうあれ、今から高貴な人ではないか。

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幸せ、不幸せとは、そこに気付く事が出来るのか? 出来ないのか? その違いだけ。

幸せとは、いとも簡単に摑む事が出来るものであり、決して特別なものではない。

いつも幸せは、「今」その目の前にある。


いつも不平不満を言うパイロットがいる。
あのパイロットは危ない… (お客さんに)走れと言ったのに、何故 走らないんだ… 英語も出来ないのか…

そして、たまにはストレスを溜めない為にも、気持ちを外に出した方がいいとも…

これだけは言える、「怒り」は百害あって一理なしだという事!
そしてそこに加わる事も、同じであると。

「怒り」は負の連鎖であり、そこから得るものは何も無く、周りを不幸にするだけだ。

喋る事で存在感を示そうとするパイロットに一流はいない!

言葉ではなく、行動で示す人こそ信頼出来る人だ。



慈しむ心を育てれば、エゴと主観は消えていく。
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今日から8月です。

5年前の8月ここネパールで、私はパラグライダーで生きていく事を決断しました。

あれから5年… パラグライダーで生きている自分がここに存在し、 仕事に追われ忙しく、充実した日々を送っています。

そして5年が経ち、同じ月の8月に、また別の新たな決断をするかもしれない…

41歳の今、今年の8月に待ち受けているものとは?

決断の8月です。


富士山の蒲焼丼。もちろんここで採れた魚ですが、調理方法がすばらしく、美味しゅうございました。
今日は、今住んでいる家の親戚のネパール女性を紹介されて、一緒に食事をした…

Nirvana スタッフからは別の女性を紹介されている…

自分でネパール女性と結婚したい、と公言してしまった事を今は少し後悔している。

色々な女性と会えるチャンスが増える… と思ったのが間違いだったのかもしれない。

ここでは誰もが「いずれは結婚しなければいけない」と思って生きている。

言葉は違うかもしれないが、それは義務。

アレンジ マリッジ、それは神様によって導き出された相手との結婚、そう受け止めてもよい。またそう考えるから、ほとんどの人がアレンジ マリッジを受け止めている。

しかし結婚は一生に一度の人生の選択。その重みは世界共通だ。

決して興味本位ではないが、軽い気持ちで紹介された女性と会う事は、いい事ではない。

結婚、その事を理解した上で会いに来る相手の気持ちを考えると、もう軽々しく紹介して… などとは言えない。

そこが見えていない…

だから結婚出来ないのだと思う。


明日で7月も終わりです。
昨年の7月は忙しかった、とは聞いていたが、昨年は5会社程しかこの時期は営業していなかったし、パイロットの数も少なかったので、それで忙しかったのだろう… と思っていた。

しかし今シーズンは19社 全てが営業していて、ネパール人パイロットの数も爆発的に増えた。

今働いているパイロットの数はのべ80〜90人。そのうちネパール人パイロットは65人程になる。80%がネパール人だ。

シーズンになれば130人程が働くから、半分は外国人パイロット、半分はネパール人パイロットになる。

昨年までは75%は外国人パイロットだった事を考えると、今年ネパールに来ても、働き場を見つける事は簡単ではなくなってきた。

7月は予定よりも20本程 多く飛べた。
この月だけで、次の新しいグライダーを買ってプラスαの収入があったので、次のグライダーを早めに買う事にしました。

今のBionで500本程 飛んでいる。
あと100〜200本で寿命を迎えるので、9月中頃には、次の新しいグライダーに乗り変えられる様に手配します。

次のグライダーはAxisのSiriusに決めています。


ここで最も使われているグライダーがAxisであり、それには理由があります。

その第一がタフである事。

紫外線が強く、雨の季節も飛ばなければならないこの環境で、一年間 使い続ける、700本、ロングライフ、それに耐えうる生地。

今時 珍しいマイラーが入っていて、決して軽量ではなく、しっかりした作りです。

第二にスピードがあるグライダーである事。

形も良く、スピードがあると言う事は、色々な場面に対応し易い。

第三にコストパフォーマンスがいい、安いこと。

今のレートで日本円にすると26〜27万円で買える。

毎日 飛ぶプロの多くが使っているグライダーと言うことは、そこには意味があります。

2年前に買ったインド映画「I hate love story」、そこに登場するヒロインの名はソナム カプール。
インドを代表する美人女優の一人です。

日本へは入って来ないボリウッド…

ハリウッドよりも美しく、そして何と言ってもその特徴は踊りにある。

インド映画を見れば、如何にインドではダンスが生活の一部なのかが分かる。

ダンス文化! 日々 色んな事が起こるけれど、最後には皆で踊って全てが丸く収まる…

日本人に「踊ってください!」と言っても、とっさに踊れる人はいない。

インドへ行けば、誰もが踊れる… そんな文化を反映しているのが、インド映画、ボリウッドであり、世界一の映画大国がインドです。

何故 日本にはボリウッドが入って来ないのか? 不思議に感じます。

ハリウッドより断然 美しいのに!




































これはラブストーリーではなく、武勇伝、勇敢な愛の物語…

7月は前半 雨が降る日もあったが、中盤から後半にかけては夜 雨が降っても、日中に雨が降る事は無かった…

雨が降らなくて困る事、それは休めない、一日二日は雨が降って休みたい…そう思っているパイロットは多いだろい。

そしてもっと深刻な事、それは停電‼
水力発電しかないネパール。
雨の季節に雨が降らないと、電気がまかなえない。

今は一日2時間程度の停電だが、例年は11月頃から本格的に始まる停電が、雨の少なかった昨年は10月の段階で5〜6時間の停電が既に始まっていた…

あと1ヶ月は雨の季節が続くネパール。
8月は雨を期待したい。
そして9月から始まるツーリスト シーズンに向けて、精神と頭を休めたいところだ。


インドからのお客さん


久々の子供とのフライト


湖がある風景はいつも絵になる

日々の仕事で頭がパンパンになったので、夕ご飯を食べた後に、ダムサイドにある小さな公園に、頭と精神を癒しに行きました。

本当は一日休みを取って、頭と精神を休める日を作りたいのですが…

とにかく7月、あと2日頑張って働きます。


ダムサイド 憩いの場所


頭が休めと言っている状態なので、一切の力が抜けている… 煩悩が何も無い。


ここは湖では無く、ダムです。


365日、いつ時も空を見ている…
これはステキな職業病です。
「仙人男子」が最近は女性から人気があるらしい…

そんな記事をインターネットで読んだが、何だ「仙人男子」って?

記事によると、仙人男子とはいつ合ってもニコニコ笑顔を絶やさず、なんか楽しそうな雰囲気であること。

遊びも仕事も肩肘張らず楽しむがモットーで、人当たりのよさから評価も上々。
仕事のミスやデートのドタキャンなど、普通なら落ち込んでしまうことも「失敗は成功のもと」と前向きに捉える器の広さも持ち合わせ、醸し出す余裕、包容力、安定した精神はまさに悟りを開いた仙人を思わせる。

見た目からは想像出来ない芯の強さや、内に秘めた情熱に惹かれる女子が急増している… そうた。

まあなんでもいいけど、そんな事よりこの意味がわかるか?



今 自分はこの感覚について「果たしどういう事なのか?」模索している。

「悟り」は環境に起因する。

悟りを開いたブッダはネパールに生まれ、インドを巡った。

そこにいても仙人男子⁇ にはなれない!

インドへ来い!と言っている。

だからインドへ向かえ‼




忙しい日々が続いておりますが、今朝はまず富士山でおにぎり3つとお味噌汁、そして熱い日本茶(ほうじ茶)を飲んでから、仕事へ出かけました。


今日はオランダ、イギリス、インド、中国のお客さんを乗せての仕事…

ほとんどの中国のお客さんは写真を買ってくれますが、欧米人はほとんど買わない…

記録に残しておきたい人種と、その瞬間だけを楽しみたい人種にハッキリと別れます。

ビジネスを考えると、中国人は神様です!


仕事が終わったのが夕方5時半。
その後は朝同様に富士山へ…

今日は天丼と冷やし中華を食べました。

一言、美味しい‼

ここに住む日本人にとって、富士山は天国ですね。

今度はナマズの蒲焼きを食べてみます。

あとは明日に備へて休むのみです(z_z)


ポカラに戻って一ヶ月、飛ばなかったのは3日間だけ、27日間は仕事があり飛び続けている。

早くも飛んで、食べて、寝る… だけの超シンプルな生活スタイルになっています。


日常となり、そこへの感動を忘れがちだが、空の青さ、木々の木漏れ日、形を変え続ける雲、水の豊かさ、無邪気な子供達の笑顔、旅行者達の非日常…

目を向ければ、至るところに幸せを感じます。











ここ一週間は雨は時折 降るものの、天気もよく、空の青さと大地の緑が眩しい、美しい季節を迎えています。


観光客も増え、中国人だけでは無く欧米人もポカラを訪れています。

年中通してネパールにいた事は無いので、モンスーン シーズンの観光客をイメージ出来ませんでしたが、10日前辺りからレイクサイドを歩く人達も増え始め、⁇⁇… トレッキング シーズンでは無い今、彼等は何を求めてネパールに来ているのでしょうか?

どうやらネパールはヒマラヤだけではないようです。

世界遺産も沢山あり、ヒンドゥー教、仏教の聖地もあれば、ジャングルサファリもある… ラフティングは世界中でも有名だし、そしてポカラはちょっとしたリゾート地。

パラグライダーも盛況で、毎日300人以上のお客さんが大空を楽しんでいます。

まだシーズンではない? ですが、仕事が沢山あるという事は、プロとしては嬉しい限りです。

今シーズンから感じ方や考え方が変わったので、懐が以前よりも深くなり、仕事をしていても落ち着きがあり、周りを見渡せる… そう感じています。

飛び続ける…

それだけで人は何かを悟る事が出来る!

仕事とはその様なものではないでしょうか。




今日は中国人以外にも、ベネズエラとドイツのお客さんとも飛びました。
自分にとってパラグライダーとは一体 何なのだろうか?

生きていくための糧であったり、ネパールと自分を結びつけたものであったり、そこにあったものがパラグライダーであったし、新たな世界への扉であったりする。

しかしそれはは変わり続けていくだろうし、パラグライダーから離れる事もあるかもしれない…

しかし「今」が全てである以上、未来を語る事に何の意味もない。

私にとってパラグライダーは仕事です。そして飛び続ける事によって見えてくる世界を知る術です。

パラグライダーはその単なる道具かもしれないし、その世界へ繋がる方法かもしれない…

しかし「今」言える事は、人生勉強をパラグライダーを通してしている、という事。

「悟りのフライト」

パラグライダーとは今、何かを悟る為の行為でありながら、一部分であり、決して全てではない。

食べる事、歩く事、話す事、笑う事、泣く事、怒る事、考える事、眠る事、呼吸をする事… それと同じくして飛ぶ事がある。

単純であり、考えれば深くもある…

それが「今」の自分とパラグライダーとの関係だろう。

ネパールは6〜8月にかけてモンスーン シーズン、雨の季節です。

なので本来はオフシーズン、観光客が少ない季節のはずでした…
なので、レイクサイドは9月から始まるツーリスト シーズンに向けて各レストラン、ホテルが改装工事をしています。

改装工事でダンプが行き交います。


しかし、数年前からその様子は変わりつつある様です。

その理由は中国人。
この時期は中国では学生が2ヶ月の夏休みとなり、中国の学生達がネパールにやって来ます。

しかもほとんどはチベットのラサ経由でネパール カトマンドゥへ入り、そしてポカラへ…

そのルートが人気なのか? 旅行会社とタイアップしているのか?
彼等に聞くと、必ずと言っていい程 チベットから入って来ています。

そして今は雨の季節、ヒマラヤはほとんど見えず、トレッキングへ出かける人もほとんどいません。

そこでやるのがパラグライダー… となっていて、どの会社も中国人客で忙しい日々です。

今日も全て中国のお客さんでした。

近い将来には、ポカラにも国際空港ができる計画で、もちろんサポートしているのは中国政府です。

首都 カトマンドゥにはチャイナタウンが生まれつつあり、中国の資本がネパールにもどんどん入って来ています。

インドと中国という大国に挟まれているネパール、そこにはヒマラヤという大資源があり、この国は今、中国との関係を最も重要視している…

観光立国 ネパールの将来は中国無しには語れない…
日々の中でそれを強く感じています。


水草が目立つのも今の季節です。


パイナップルの季節。
マンゴーと並びパイナップルが旬の今。
ひとつ150円でした。


右にある岩塩を付けるのが、ここでの食べ方です。(大家さんに切ってもらいました…)
日本のように、全体が同質の世界に生まれ育った私たちは、インドに来ると色々なショックを感じる。

この国では、それぞれに個性の強い人間や集団がひしめき合い、多様な価値観や生き方が渦巻いていて、どんなことでも平気で起こりそうな感じがする。

インドを旅することはまず、この人間くさい混乱の真っ只中に飛び込むことだ。

そこには汗のにおい、騒音、色の洪水、叫び声、砂埃、強い日差し......

ありとあらゆる刺激が私たちを待ち受けている。

インドの旅は、人間との出会い、人の温もりの中を泳ぐことだ。


インドはまた、人間の原型のパレードだ。

聖なる人から、物欲の塊のような俗物、幼児のナイーブさを失わずに成長したような人から、インドの歴史のように複雑な屈折を見せる怪人物まで、人間のあらゆるタイプがいる。

あなたもインドへ行けば、これらの人間たちのなかのただ一人。

国籍が違おうと、文化背景が違おうとお構いなしだ。

自分の(日本の)価値観を通しぬこうとすると、ほうぼうでぶつかってしまう。

「自分の目」ばかりのこだわらず、たまには向こう側から自分自身をよく眺めてみよう............


これは地球の歩き方「インド」に載っていた言葉だが、まさにその通りだと思う。

日本の正反対の国を挙げるとするならば、間違いなくそれはインドだろう。

よく言われることに、インドを訪れた人は二手に分かれる.......

インドが大好きになる人と、もう二度とインドへは行きたくない人に。

価値観や概念の違いを受け入れられるのか?受け入れられないのか?

異質なものが集まって社会が成り立っている.....、これこそが地球そのものだろう。


アドベンチャー パイロットとは一体どんなパイロットを指すのか?

それは「新たな世界へパラグライダーと共に挑戦していく人」、これが自分が考える定義です。

アンナプルナ一周の挑戦はハッキリした形があり、分かり易いものでした。

そして次は何処かサミット、6000m級の山頂からのフライトに挑戦したい…
そんな想いもありましたが、日常生活の中で、今一番 自分が感じている事、それを次の挑戦とする事に決めました。

その世界は全く形のないものです。

「悟りの世界へ飛んでいく…」

その発想は概念を超えた新たな世界です。

そこでの発見がパイロットとして、一人の人としての核心を生み出す…

インドを舞台にその「核心」を探す旅とは?


ひとつの物語として浮かんだもの、それは仏教の祖 ゴータマ ブッダの足跡を訪ね歩き、瞑想し、そして悟りを求め飛ぶ世界…

難しさもあります。
それは飛べる様な高い山が無い地形…

しかし概念を外せば、幾らでもパラグライダーでの挑戦の形は見えてきます。

ブッダを追いかけ、そして最後はガンジスの源までさかのぼり、ガンジスを飛ぶ自由の鳥になる…

挑戦はまだ幾分にもあります。


ブッダを語る上で重要な聖地は8カ所あります。
スタートはブッダが生まれたネパールの片田舎 ルンビニから始まり、インドへ…

聖地を瞑想とフライトで結ぶ、形のないものへの挑戦です。

住んでいる近くにジャーマン ベーカリーという、パンやケーキを売っているお店があります。

ツーリスト エリアのレイクサイドにも同じ店があり、ここダムサイドはそのブランチです。


店内はレイクサイドと違い、ネパール人のお客さんが大半。

明日は天気も良さそうで、お客さんも沢山予約が入っているので、また10時間コースになりそうです…

なので朝食べる分とフライトの合間に食べる分、少し多目に買いました。

明日は何が起こっても客観的に自分を見つめて、楽しく仕事します。

まあ何か起こるだろうから、変幻自在にそれも楽しみます。

しっかり寝て明日に備えます。

観光客用のお土産 石鹸。
以前に使ったら香りも良く、凄くよかったので、自分で使う用で買いました。

一つ200円位で普通の石鹸よりは高いですが、仕事を終えてのお風呂はリラックス出来る時間なので、石鹸も選んで使う事にしました。


ついに顔を出した神なる山 「マチャプチュレ 6994m」はポカラのシンボルだ‼

モンスーンの季節はまず見る事の出来ないヒマラヤ…
しかし今日の夕方に見る事が出来た。

この景色が見えるか見えないかで、この街の姿は一変する。

約2ヶ月ぶりに見えたその姿に思わずカメラを向けてしまうのも、その偉大さを感じずにはいられないから…

あと2ヶ月もすれば、毎日その姿をバックに生活する事になる。

それが日常と化しても、その姿に心奪われ、神々の存在を感じながら暮らす事となる。


職場であるサランコットの後方にも、ヒマラヤが薄っすらと浮かんで見えました。


雲の上に突き出した神の山の頂。


今宵は満月です。



昨シーズン、他の会社のパイロットがうちのお客さんと飛ぶ時は、同じグループで来ているし、うちのテイクオフ場から皆 同時にテイクオフし、ランディングも皆が待つ同じランディング場に下りるべきだ… と思っていた。

それを断るパイロットには「何故だ‼」と怒りを露わにしたものだ。

自分だったらお客さんの事を考えてそうするし、それが当たり前だと思っていた。

しかし今はそのパイロットに任せている。こちらからは強要はしない。

むしろ離れ離れにテイクオフ、ランディングしてもお客さんがそれを楽しめばいい。
いつも一緒にいるのではなく、一人になる事で見えてくるネパールもある… と。

自分は「お客さんの心境を考えて」との名目でその会社の同じテイクオフ、ランディングを使うが、それは自分の考え方であり、それが正解とは限らない。

こうあるべきだ…

との考え方は怒りの原因になる。

これはこうなのに、何故 君はこうしないのか!

この世の争い、喧嘩の元は論争にある。

皆が自我を持ち、あたかも自分が正しいとの思いで意見をぶつけ合う。

そこに出た答えは、また別の人が論争に加わる事で振り出しに戻る。

結局 論争をその度に繰り返しても、新たな論争を巻き起こすだけだ。

「こうあるべき」との考えが、やがて殺し合う戦争へと繋がっていく…


その姿は変幻自在に変えられる方がいい。

空気の様に何処にでも行けて、何にでも形を変えられる… そんな風がいい。


日本では怒る事の無い自分が、何故ここでは怒りを露わにしてしまうのか?

それは「こうあるべき」が成り立たない世界であり、「こうあるべき」だと考える事 自体が不自然だから。

「無常の世界」

常が無い、常が成り立たない世界。

全ては常に変化し続けている!

だから私も変わり続けるだろう…
http://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=5SmYeIQsZ1Q

このドラマは確か地上デジタルの移行期に放送されていて、自分はチューナーもテレビも買わなかったので、デジタル移行と共にテレビは見なくなり、このドラマは第一話、第二話しか見えなかった…

その後はどうなったのだろう…

でもこれを見れば何となくその世界が分かります。
http://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=7htnFRGDjeA
この女優さん… いいね。
彼女の持っている世界は素敵だと思う。

何故に「悟りの世界」なのか?

分からない人は多いだろう…

もし日本でパラグライダーをやっていたのなら、それは必要の無い世界かもしれないし、そんな事は頭に浮かばなかったに違いない…

何故にその世界なのか?…

今日は朝から天気もよく、とにかく忙しい日だった。

ここでは初めての一日6本を今日は飛んだ。
一本飛ぶのにどんなに急いでも1時間半はかかる。それを6本なので計10時間、その間「移動しては飛ぶ」をただひたすら繰り返した。

6本飛ぶ事は問題では無い。
プロだから何本だろうとお客さんが来れば飛ぶ。それが仕事だから。

しかしその10時間の間に色々な事が起きる… そしてとにかく時間との追いかけっこ。

飛び終えてオフィスに戻ってもお客さんが来ていない、お客さんを迎えに行ってもその場所にいない、そのオフィスワークにパイロットの一人、また一人がイライラし始める…

会社間でお客さんのやり取りをするここの環境は日本ではあり得ない。

自分の会社のお客さんを他の会社に取られ、自分のお客さんがいるのに自分と飛ぶお客さんがいない… (オフィスワークの連絡ミス)

時間に追われ周りがイライラし始め、自分のお客さんがいるのに他会社のパイロットに仕事が行き、自分は飛べない⁇

色々な事が起る環境だし、分かっていても自分をコントロール出来ない局面が現れてしまう。

昨シーズンの反省から、今シーズンは「笑顔で楽しく仕事をする。決して怒らない!」と心していたのに、5本目のお客さんを取られた件で頭に血が登ってしまった…

そして後味の悪い、後悔の日になってしまう。

6本飛んで24000円 収入を得ても、胸の中がモヤモヤして苦しい… 決してお金を得る事が一番ではなく、今日も一日楽しく仕事が出来た! が全て。

「無常の世界」

常にもの事は変化し続ける。
その事に対応出来ない自分がいる。

飛ぶ事が仕事だが、飛ぶ事はほんの一部に過ぎない。

その周りに起る事、それも含めて仕事であり、そこに「怒り」が込み上げてくる事、それ自体が自分に足りないものであると気付いている。

常に変化し続ける「無常の世界」、それを強く感じる環境だからこそ「悟りの世界」を強く意識し始めた。

そしていずれ挑戦するダウラギリからのフライト。

8162mのそこは「体力、覚悟、強い気持ち」だけでは叶わない場所。

そこの世界に向かうには何か「悟った心」が必要であり、その心を持ち得ていないと挑戦出来ない場所だと考えている。

「悟りの世界へ」

それはここでの日々の出来事があるから。


夜7時、今日の仕事が終了… 終戦の時。


インドは世界第2位の人口を抱え、中国と並んで経済発展が進んでいる大国です。

しかしそこにはかなりの貧富の差、経済格差が存在しています。

そして多くの人が明日の見えない「今」を生きています。

「今」を生きる、「今」を考えるので精一杯の生活がそこには有ります。

私達は多少は お金もあり、ゆとりもあり、明日を考える事が出来る環境にいます。

将来設計をしては悩んでみたり、老後を心配してみたり…

過去、現在、未来…

何処にでも出かけては、悩んでいる。
またそれが出来る環境にいる。

「今」しかない環境、「今」が全ての環境。



インドへは過去も未来も持ち込まない!

彼等と共に「今」だけの境遇の中で、自分に見えなかった世界を見てきたい…

パラグライダーと共に「今」を見つめてきます。

条件が悪く朝から飛べない時は、その待ち時間を利用してレストランでサンドイッチやハンバーガー、または日本料理屋で朝食セットを食べますが、朝から飛べる時はドーナツかビスケットで仕事へ出てしまう…

昼は3本、4本と飛ぶ時は会社からサンドイッチの差し入れがあります。

そして仕事が終わるのが午後4時頃…

中途半端な時間ですが、午後5時には夕ご飯を食べます。

仕事があり忙しい時は外食、収入があまり無い日は自炊…

夕方6時には食事も終え、後は洗濯してシャワーを浴びて、ゆっくりします。

今は天気も不規則で、朝一から飛べない日も多いので、どうしても寝る時間が遅くなってしまいますが、乾季になり朝から忙しい時期には睡眠時間(ベッドに横になっている時間)を10時間は取って、次の日に備える。そして朝ごはんをしっかり食べる。

しっかり寝て、しっかり食べる!

食べて、飛んで、寝る…

その繰り返しが日常になります。


最近はよくゴーヤを食べています


おやつのドーナツと100% ジュース

今日は昨日からの雨が降り続き、12日ぶりの完全 休養日となりました。

なので久しぶりにジムで汗を流し、ご飯を作って食べ、部屋の掃除に洗濯…

テレビでは自転車の最高峰ツール ド フランスに、ゴルフのメジャー 全英オープンを観戦。

自転車、ゴルフで生活している人達がいて、自分はパラグライダーで生活している…

しかし自分の仕事は競技ではなく、競う必要は無いので、成績が出るものではないけれど、お客さんを見ればその結果は見えてきます。


洗濯はバケツを使っての手洗いですが、何の不自由も感じません。

時間もあるので、ほぼ毎日 仕事から帰って来たら洗濯しています。


雨の季節なので、いつ雨が降ってきてもいいように軒下に干しています。
  
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プロフィール
HN:
kazu
年齢:
53
性別:
男性
誕生日:
1971/09/08
職業:
パラグライダー
趣味:
たそがれ、物想い、静寂、心穏やか、不安、楽しむ
自己紹介:
Kazu
Japan spirits and pride
Professional tandem / Adventure pilot

世界最高峰のヒマラヤ、神の国ネパールで生きていく為に始めた空飛ぶ道具パラグライダーでコマーシャルタンデムをやっています。夢は神の山マチャプチュレへの冒険フライトに挑戦すること。
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