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その人が何処から来たかなど、どうでもいいではないか。 どんな地位にあるか、どんな功績があったのか、どんな血筋を引いているのか、など全くどうでもいいではないか。 ただ、その人の行いを見よ。 今ここに於いて、何をするのかを見よ。 行いが正しく、羞恥があり、身と心を慎んでいるのであれば、その人は生まれがどうあれ、今から高貴な人ではないか。

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シンプルな生活がしたい…

とは言っても、文明社会で育った世代。テレビにインターネット… しかし物欲は元々それ程無い。

ブランドなんか何の興味もないし、車だって動けばよかった。

自分の家が欲しいなんて思った事もないし、一生 借家でも構わない。
逆に家があったら動けない… 借家ならその都度 住む所を変える事も出来る。

しかしそれも独り身故。

結婚したら、感じ方も変わるかもしれない…

このままこの仕事を続けていければ、収入面で困る事は無い。

今日もアニールと話したが、子供が2人の一般家庭で、シンプルな生活をすれば、月2万円あれば暮らしてゆける…

これは一日2食のダルバート、超シンプルな生活。

自分は独り身で、ほぼ毎日 外食+家賃+α で月6〜7万円使っている…
それでも十分に貯金出来るだけの収入がある。

だからと言って、何か物のある生活に憧れも無く、独り身なら自転車で十分だし、結婚すればバイクが一台あればいい。

今住んでいる所は、ネパール人からすればかなりの豪邸だけど、生活は至ってシンプル。テレビとパソコン、あとはベッドがあるだけ…

自分にとって最低限のものがあればいいし、家庭ができたら、その家庭に最低限のものがあればいい。

よくプロ野球選手や芸能人は、夢を売る仕事だ… (なんだそれ?) とか言って、ブランド、高級車、豪邸を持ちたがるが、何の宗教だ? それ?その概念がダサい‼

夢を売る商売なら、もっと違う事を想像したらいいのに… とつい思ってしまう。

得る道ではなく、捨てる道。

物に執着するのではなく、足りるを知る。

その模範は、周りの家庭を見渡せば、到る所に見受けられる。

上流階級ではなく、別のところに「幸せのかたち」を見る事が出来る。

執着を捨てる。

物からも、心からも。

物欲の人生もいいだろう…

ただ自分には必要がない。
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仏道は小欲の人のものであり、

多欲の人のものではない。

仏道は足りることを知る人のものであり、

不満な人のものではない。
あと3日で新しいグライダーが届く。

これでテイクオフでのストレスから解放される…

しかし頭を痛めるのが、インド ルピーの暴落だ。

ネパール ルピーはインド ルピーと直結している為、インド ルピーの価値が下がると、ネパール ルピーの価値も下がってしまう…

新しいグライダーはヨーロッパからやって来る。

支払いは当然 ユーロ になる。

グライダーと輸送料を合わせて2300 ユーロ。

一ヶ月前は1 ユーロ 買いで120ルピー 程だったが、今は140ルピー…
という事は、一ヶ月前は2300 ユーロは276000ルピーだったが、今は322000ルピー… 約50000ルピーも余分に払わなくてはいけない。

日本円にして、27万円の支払いが、32万円になった事になる…

今はツーリストがネパールやインドを旅するのに、最高なタイミングです。

例えば一万円を両替したなら、以前は8000ルピーになったのが、今では10000ルピーになる…

ネパールに住むから1ルピーは1ルピー、為替など関係ない! と思っていたけど、グライダーを買う時は関係する事を忘れていた…

グライダーは毎年 買わないといけないので、ユーロが下がった時に前もって、ルピーをユーロに代えておいた方がいいですね。

50000円を稼ぐには、12本 飛ばないといけない… 約4〜5日の仕事になる。

その分 頑張って働きます‼


グライダー代として2300ユーロを準備。
今の為替で日本円にして約32万円…


500ユーロ。これ一枚で約7万円…

昨日と今日はティージ フェスティバル。女性のお祭りです。

ランディング場では、そのお祭りの踊りのシーンを撮影中…


少女達が一コマ一コマ、監督から指示されながら踊っていました。


そしてお祭りに欠かせない、ヤギの丸焼き…

この後は更に解体して、中までしっかり火が通る様に、バーベキューにして食べました。

今日も日本の学生さんとフライトしました。

その後のフライトも、自分の番ではなかったけど、2人の日本人がお客さん…

ゴウリガートにあるオフィスは、ペンギン ゲストハウスの近くにあり、ここは日本人(主にヒッピー)の溜まり場になっていて、そこのお客さんが、近くにあるうちのオフィスで予約している様で、日本人のお客さんが少し続いています。

日本人のお客さんだと、他 以上に条件が気になり、出来るだけ良いコンディションの中で飛びたい… と思ってしまう。

それは一限さんであっても、宣伝も込めて、口伝いに評判が広がって欲しいので、出来るだけ良い印象で帰ってもらいたいから。

以前は滅多に使わなかった日本語。

逆に日本のお客さんの時は言葉が変になって、日本語がおかしい… と言われたけれど、今は家でもレストランでも毎日 日本語を使っているので、普通に日本語が話せます⁈

でもその裏返しで、ネパール語や英語が上手く出てこない…

やっぱりネパール語と英語は勉強しなきゃダメだね!


今日 9月8日にて、42歳になりました。

41歳はお母さんが亡くなった年に当たり、特別な感慨があった1年でした。

41歳はネパール移住という人生の岐路に当たり、日本からネパールへ… 人生の転機を迎えた年でした。

42歳。ここで生きていく為にも、飛び続ける為にも、家庭をもって生きていきたい!

結婚… したいですね。


ハジュルバから祝福を受ける。


2日違いの誕生日のビシャール。
26歳になり、アマから祝福を受ける。


新しくなった Yeti Restaurant で、誕生日を祝ってもらいました。


Kazu と Bishal、一緒に Happy birthday !

今日は2本目で、日本人のお客さんと飛んだ。

この2ヶ月間で200人のお客さんと飛んだが、日本人は2人目だ…

中国のお客さんは約160人くらいか。

沢山の中国人と飛んでビックリする事、それは全く英語が出来ない事!

大学生ですらRunやStand up. Stop … こんな簡単な英語すら分からない ⁇?

どうなってるんだ? 中国の教育は…

日本の小学生の方がよっぽど英語が出来る‼

ただ如何せん日本人は希少で、「ニーハオ」に「こんにちわ」は圧倒的に人口でもパワーでも負けている…

しかし何の問題もない!

日本人は認められた存在であり、中国人にまだそれは無い。

量か質か? の問題だ。


日本人の2人組でしたが、3日前の予約でペンギン ゲスト ハウス に迎えに行った時、長く飛べる条件ではなかったし、まだ彼等には時間があったので、延期してもらい、今日 飛ぶ事になりました。

条件も良く、30分 飛ぶ事ができ、楽しんで頂けました!


波打つ「ウオーター ベッド」のようだ… との感想。

なるほど、パラグライダーは空のサーフィン… 波ではなく、風に乗る感覚だ!


楽しく、風に乗る事が出来ました!
果たして、どれほどのパイロットが9月以降、ネパールに働きにやって来るのだろうか…

明らかに状況は変化している。

多くのネパール人パイロットに、厳しくなったビザの問題。

あと一週間で外国人パイロットは働けなくなる… ツーリスト ビザでは。

もともとツーリスト ビザで仕事をする事 自体、この国でも法律違反ではあった。

しかしそこはネパール… イミグレーションでお金を割増して払えば、暗黙の了解でパイロットとして働く事が出来た。

ツーリスト ビザ は一年で150日までだが、コンピュータで管理している訳でもなく、パスポートを代えてしまえば、150日以上いてもバレる事はなかった。

しかし今は各会社のパイロット名簿がイミグレーションに届けられ、管理される様になった。

そしてあと一週間でパイロットも、ワーキング ビザがないと、働けなくなる。

外国人パイロットの中には、「外国人が働けない様に、締め出しが始まった…」と言う人もいるが、政府はただ単純に、ツーリスト ビザ で働かれるより、ワーキング ビザ の方がよりお金が政府に入るから!所得税も取れるし。

しかし、これ程 巨大化したパラグライダー ビジネス… 会社だけではなく、政府に入るお金も莫大だ。

将来 ポカラに国際空港が出来る予定だが、国際空港が出来たら、サランコットからは飛べなくなる… との噂話しも聞くが、ここからパラグライダーが消える事は想像出来ない!

政府にとっても、大きなマイナスになるからだ。

それ程までに、ここでのパラグライダーの価値は大きい。

しかし外国人パイロットにとっての環境は、急速に変わっているのも事実。

外国人パイロットのスペースが減り、ビザが厳しくなり、税金も納めなくてはならない…

ここでなくてもいいパイロットは、この場を去って行き、ここでなければならないパイロットだけが残る…

そんな外国人パイロットは限られていく。

寂しいが、いた仕方が無い…


今住んでいる近く(歩いて2分)に、日本食店 アニールがあります。

ここに住むのを決めたのも、近くにアニールがあるからで、いつでも直ぐに日本食が食べられる!

食に困らない… これは独り身にとって重要な事です。

そのアニールには日本のマンガがどっさり! 毎年4〜5ヶ月間 ここに住んでいる 新井さんが、日本からマンガ本を送ってくれるそうです。

自分はマンガは読まないけど、暇潰しに、料理の待ち時間に… 読んでみようかな〜

で、手にしたのが「マリア様がみてる」… 何故に?

女子校を舞台にした少女マンガ…

憧れの先輩に胸ときめく少女達…

女性が恋する女性って…

宝塚の感覚?

その謎をもっと読んで、探ってみます!


最近 届いたマンガ。
新井さんは10月頃こちらへ…


マンガ本の横で寝ていた、アニールの子供 2歳… 癒されます。


全てはそこに繋がっていく!

想像し判断する、その能力を如何に磨けるのか?

それは日常にいくらでも転がっている。

色々なタイプ(重い、軽い、子供、年配、言葉が通じない、強い、弱い、プライドが高い、走れない、そして巨漢… 酔っ払いは止めて欲しい!) のお客さんに、パイロットのコンディションも日によって違う。

足を痛めている、身体の調子がイマイチ、精神的にいつもと違う、疲れている、フルパワー 絶好調… パイロットも生身の人間だ。

パイロットの体重が重い、軽いや、グライダーの状態もあるし、そのパイロットの能力の差もある。

テイクオフの風に空中のコンディション、渋い、問題ない、そしてXC ロング フライトもある。

今はそこに自分のグライダーの状態も重ね合わせ、グライダーとお客さんも選ばないといけない。

自分はキャプテンなので、それら全てを想像して、パイロットとお客さんのマッチングを判断して割り当てる。

ここにある日々の想像と判断は、必ずや自分の世界でも生きてくる!

パラグライダーの最大の魅力は、その想像と判断にある。

そしてアドベンチャーの世界では、それが命と直結していく。

「考えない!」

これが今の自分のテーマだ。

頭で考えるのではなく、360度を見渡し、感じて想像する…

鳥になりたいのなら、その感覚を追い求めたいのなら、けっして考えてはいけない!

そこに向かうには、感じるその感覚を磨き、判断する術を身に付ける事だ。

今日は、夕方は土砂降りになったけど、それまでに雲底の低い中で、3本フライト。

テイクオフの風がよかったので、3本共に以前 使っていた Bion でフライトしました。

無風だとこのグライダーは上がって来ないけど、風がよければ、テイクオフ ボーイにサポートしてもらい何とか出られる…

右側が上がらないので、右側だけテイクオフ ボーイに持ち上げてもらい、それでも左側が先に上がって来て、右側は最後の最後までライザーを押したまま… そして何とか上がって来てテイクオフ出来る。

閉じた右側の空気口が上がって来る中で、いつ開くか分からないので、その開くタイミング、その感覚に集中して判断します。

開いた瞬間にグーンと加速し、滑空に入る… そのタイミングだけに集中!


テイクオフしてしまえば何の問題も無い、普通に楽に飛べる!

如何に借りているグライダー、Bi6 の空中での状態がひどいのかが、乗り比べれば歴然と分かります。

でもテイクオフで風が無いと、Bion は出られないので、Bi6 でテイクオフして、空中で何とか頑張って、飛んで下りる…

11日に新しいグライダーが来るので、それまで1週間… この二つのグライダーを使い分けて仕事します。


ここで捕れたナマズ。1m程の大きさでしたが、見た目は… でも結構 美味しいです。

オススメは富士山の蒲焼き丼‼

うちのバリーは毎日 これを食べに行っています!(流石に毎日は飽きない…?)


土砂降りの中、自転車で猛ダッシュで帰りました…

洗濯は毎日の日課です。


ほぼ2日間 降り続いた雨も、夕方前には上がり、眩しい太陽が顔を出しました。

2日間 飛ばなかっただけで、何故か初心に帰るというか、新鮮な気持ちでまた明日から飛べる…

感覚の世界です!

私達は頭で考える世界ではなく、感覚の世界で生きています。

雨の2日間は2日間ではなく、1週間にも1ヶ月にも感じます。

明日の一本目は少し緊張し、感動するんだろうな…

あの感覚に帰って…


今やボリウッド (インド映画) ナンバー 1 の人気女優と言えば、カトリーナ カイフ この女性だろう。

1984年 香港 生まれ。幼少期には日本に滞在していた時期もあるそうです。


テレビで毎週やっている人気投票で、私が見る限り、常に1位になっている。

以前に一緒に飛んだ、インドのお客さんの話では、彼女は普段 カナダに住んでいて、ヒンディー語が出来ない? らしい…

確か両親のどちらかはイギリス人だったはずだし、映画では普通にヒンディー語でセリフを言っているけど?


日本で彼女をしっている人は、ほとんどいないだろう…

今や彼女はボリウッドの中心にいる。


インド男性は皆 彼女が大好きですが、中東でも人気があるらしい。


174cmと背が高く、英語も堪能なので、世界の何処に行っても人気が出そうですが… ボリウッドの宝です。












ボリウッドと言えばダンス!
演技力はもちろん、踊れなければボリウッド スターにはなれない。




私達は踊れなくてもいいけど、考える事なく身体を動かして、感じるままに生きていければいい… そんな気がする。


ボリウッド最高‼
プロ タンデム の世界を一言で表すなら、「飛び続ける宿命を背負ったパイロット達」だろう。

飛ぶ事が仕事とは、言い換えれば、飛ばなければ生きていけない… そんな世界でもある。

タンデム パイロットにプロとアマチュアがあるのならば、プロとは飛び続ける世界であり、アマチュアとは、飛ぶ必要性に応じて飛べばいい世界だろう。

果たして自分はプロ タンデムとして何歳まで、飛び続ける事が出来るのだろうか…

ここでプロ タンデムの最年長は57歳のトム。最年少は19歳のバルーン。

そして平均年齢は30〜35歳くらいか…

全ては変化し続けるので、明日以降の事を考えても仕方がないが、続ける事、飛び続ける事の意味を追い求めたい!

一本一本の積み重ね… それがやがて答えになる日が来るまで、飛び続けるだろう…


7月19日以来ですね… 雨で仕事がなかったのは。

正直、雨でホッとします…

私が日本へ帰っていた6月には、5日連続で雨が降り続いた… と聞いています。

6月から9月前半までが、通常 雨の季節になり、6月の雨がモンスーンの訪れを告げるものならば、9月の雨はその終わりを告げる雨になるでしょう…

昨日までは日中 雨は降っても、直ぐに太陽が顔を出し、夜はまた雨が降る… でしたが、今日の天気は昨日までと明らかに違い、一日通して雨雲がヒマラヤ方面から流れて来ていました。

インドにあった低気圧が、ネパール上空にやって来ているので、数日は雨模様になるかもしれません。

ここ1週間は7月、8月に比べ、雨量が増えています。

しかしこの雨が逆に、雨の季節の終わりを告げている様に感じます。

雨が一滴も降らない乾期を前に、数日は仕事をしないで、この雨の余韻に浸っていたい…


ジムで汗を流す… トレーニングではなく、コンディショニング。
これをやる事で、心と身体がひとつになります。


彼等にとって雨は安らぎ…
間も無く、辛い乾期がやって来ます。


水牛


野菜を買って、自炊しました。

ここに住んでいると、自然と野菜中心の食生活になっていきます…


この女性は、日本の女優 吉瀬美智子さんです。

この女性を「美しい」と感じる人は多いと思いますが、その感覚は決して頭の中で考えて出てくる言葉ではなく、本能が感じるものです。

「考える」という行為は、積み重ねられた知識の上で行われる行為です。

しかし「知識」は、全てが自分の経験から得たものでは無く、他から頭に詰め込まれたもの。

知識は決して万能ではなく、その中で考えられる事は疑わしい。

考える事を辞める。

考えるのではなく、この「美しい」と感じる衝動と本能のままに進む…

いつも「今」が全てなのだから、その今 感じている事に目を向ける。

そして、そこから想像してみる。

考える頭ではなく、感じる心のままに従いたい。
色々な事に挑戦 出来るのが、ソロ フライトの魅力でもあります!

ここにはある程度 ルールはあっても、枠がない。

そこで、今日の4本目はお客さんがなかったので、風も弱かったし、初めてタンデム機でソロ フライトしてみた…



タンデム機でのソロ フライトは、ここではたまに見かけるので、そこに概念は無いけど、当然 風が強ければ危険だし、失速しやすい。



飛んでみての感想。

想像した以上に動かない!

湖の上で、ローリングしようとしたげど、最初の体重移動とブレークで全く無理なのが分かる…
今にも失速しそうだ。

ブレークはスカスカだし、ゆっくりターンは出来ても、機敏な動きは全く出来ない。

ハーネスはパッセンジャー ハーネスで、吊り位置が高いのもあるが、その感覚は想像以上だった…

しかしこれは限りなく軽量な子供と飛ぶ時の練習、経験にもなりました。

Ps. 以前にスイス人のデビィット(インストラクター、スペシャル アクロ パイロット)が、バリバリのサーマル コンディションの中、タンデム機でソロフライトして、何度もトップランディングに挑戦… 5〜6回目で成功していたが、あの動かないグライダーであの風で… 今思うと、やっぱり凄いな。



ランディングは最悪で、初心者みたいなランディング…

エアーバック ハーネスのテストになったf^_^;

タンデム パイロットはソロ フライトのランディングで怪我をする人が多い。

それは気が抜けている(無意識に…)から…

お客さんがいないと、無意識に気が抜ける… というか魔が差す。

それはいつも、それだけ神経を使っている裏返しでもあるのだが…

もちろん、まともにランディングすれば何の問題も起きないが、無意識に違う事をやって怪我をしてしまうケースがある。

今日のランディングだって、普通に考えれば、大きなグライダーで一人飛んでいるのだから、なかなか沈まないし、スピードもないし、風もなかったから、慎重に遠くから手前を狙ってランディングすればいいのに…

動かない事が分かっているのに、真上から旋回しながらランディング場に入り、詰まって、振って、スピード無く、最後は何のフレアもかからないままドスン…

軽量の子供と飛べば、感覚は少し似ているけど、こんなランディングは絶対にしない!

ソロ フライト時、この無意識に魔が差すところが、普段は他人の命を預かって飛んでいる、タンデム パイロットの落とし穴だと思う。

いつもと違う事をやって経験を積む、知る事が出来るのはソロ フライトだけだが…



今日はタンデム機でソロ フライトして、色々と感じたし、考えさせられたね!

やはりソロ フライトの魅力は、色々な事に挑戦出来る点!

しかし、くれぐれも怪我のないように‼ と自問自答。


今日で8月も終わりですね…

ここ1週間は毎日 仕事はあっても、忙しい日とそうでない日もあり、飛ぶだけの日々から少し解放されて、ゆっくりする時間も持てています。

やはり仕事も大事ですが、ゆっくりする時間がある事で365度 見渡す事が出来る… そう感じます。

ただ時間があっても、いつ仕事が入るのか分からないので、夕方まではオフィス 近くの通りの脇に腰掛けて、行き交う人々を見ている…

そんな感じです。

7月、8月で200本近く飛んで、かなり貯金も出来たし、9月、10月、11月も忙しいシーズン… ずっとこの調子で働いていたら続けられないので、12月はまたパラグライダーを背負って旅にでようかな…

それが出来るのが、今の生活の魅力の一つだし、そこにパラグライダーがある理由になる。

まあ、先は先で今ではないので、明日からの9月、目の前の出来る事をやっていきます。

9月8日で42歳…

41歳でこの世を去った、お母さんを超えるね…

また新たな世界へ向かって、歩んでいきます。

今日はこんな一日でした。



朝は黒い雲が職場 サランコットを覆い、仕事は10:30から。
飛べて2本かな… などと考えたところで、当たらないし、分からないので、考えなかった(きっと一日中 飛べるだろう、ポカラだから… と楽観視はした)。

案の定、夕方まで飛ぶ事が出来ましたが、条件は渋い… 上も暑いし、雲底 低いし、湿気っているし、グライダーは浮かないし…

早く新しいグライダー 来ないと、仕事にならない。

前に使っていたグライダーの方が明らかに空中での浮きはいいけど、テイクオフで潰れて上がって来ない…

今のグライダーはテイクオフは上がって来るけど、空中では空気が抜けて明らかに浮かない…

どちらもグライダーとしては終わりを迎えている…

飛んでいても辛くて、楽しくないから、気分が優れない…

ストレス、鬱の原因です。

明日からは苦肉の策、二刀流でいきます。

両方のグライダーを持って上がり、テイクオフの風が良ければ前のグライダーを、風がなければ今のグライダーを使う。

プロとしては、こんなグライダーを使っているのは駄目な事なので、本当は新しいグライダーが来るまで飛びたくはない… のですが、飛んで下りるには問題が無いので、今のグライダーで何とかしている最中です。

前のグライダーの寿命が余りにも早かった…

もう二度とあんなグライダーは買わない‼


いろんな雲に青空… ただただ美しい!と感じられれば、それでいい。

美しいのか、美しくないのか?

単純にそれだけでいい…

考えるな! 想像しろ‼

その美しさを。


夕方5時のランディング場。

仕事以外でほとんど会話しない、力の入らない、気力の湧かない、考える事さえ憂鬱な鬱の状態の一日だった…

一日の中に太陽、雨、光り、真っ黒、青空、雨雲が全て存在し、30分毎に変化し続けている…

日本の様に天気予測が無いこの国で、一喜一憂しながら空模様に左右されるフライトに頭を使う事は、時として無意味に感じる。

天が神が決める空模様など、地上に住む人に分かる術もない…

観天望気… で分かる事などたかが知れていて、あたかも知ったかの如く思い込むのは、知識に洗脳されているから。

知識に侵されているから、想像する事が出来なくなる!

考える事なく、想像する事だね。

鬱は全て考える事が嫌になる、全く力の入らない状態。

そこで仕事をして、一日が終わり、また明日は違った精神状態で仕事をする。

躁鬱、変化の中で何かが見えてくる。


ただただそこにいる…

何を考えるわけでも無く
何を想うわけでも無く

無意識の世界
「飛んだ後なら、なるほど… と分かるけれど、全くの初めての経験で、あの傾斜を走って下さい!と言われても、どんな感じか分からないし、怖くてなかなか走れないですよ…」

今日 一緒に飛んだ、日本の方に言われた言葉だ。

私達は毎日 何年もやっている事なので、テイクオフで傾斜を走る事は簡単な事だと思ってしまっている。

だからその感覚を失ってしまったパイロットの中にはは、テイクオフで走らないで、座ってしまうお客さんに向かって腹を立て、怒鳴り付ける馬鹿もいる。

空中も然り。

毎日 飛んでいる私達と、初めて飛ぶお客さんとでは感じる感覚は全く違う。

そこの感覚を失ったパイロットの中には、とにかく高く上げる事しか頭になく、回し続ける馬鹿もいるし、アクロバティックをやらないと気が済まない馬鹿もいる。

うちのルーマニア パイロット バリーは、空中で吐いてしまったお客さんのゲロが付いてしまったと、ランディング後にお客さんを蹴っていた…

あり得ない!

日本では、お客さんが空中で気分が悪くなるようなフライトは、パイロットの責任と見なされる。

ここはソアリングをするフライトなので、空中でお客さんが気持ち悪くなる事は充分あり得る事。

問題はその後の対応。

もちろん背中越しに、その状態を常に伺いながら、どう飛ぶのかはその都度 違う。
高く上げるとか、20〜30分 飛ぶとかは決して重要ではない!

挙げ句の果て、気持ち悪くなり、「早く下ろして…」と言うお客さんに、スパイラルで降ろそうとするその感覚…

私達はプロなので、競争の世界です。

沢山のパイロットがやって来る事は、とても重要であり、その中からプロの意識と感覚を持ったパイロットを会社は選びます。

自分はリーダーパイロットなので、常にその目で他のパイロットを見ているし、より良いパイロットが来れば、当然 そちらを選びます。

バリーがNirvana で働けるのも、次のパイロットがやって来るまでの間でしょう。

初めて空を飛んだタンデム フライトでは、最後に軽いスパイラルをやってもらい気持ち悪くなった自分。

あんなに口酸っぱく言われ、練習したのに、初飛びではテイクオフで飛び乗ってしまった自分。

あの初心の感覚を、如何に覚えていられるのか!

その感覚を失ってしまったパイロットは、タンデムの世界では失格です。


何もこんな日に、上がって飛ぶ事はないのに…

朝 サランコットに上がったものの、霧の中… 次第に雨が落ちて来て、キャンセルして、ジープが迎えに来るのを待つ事に。

他の会社のジープはやって来て、皆 帰っていきましたが、うちのジープはなかなか来ない…

雨は止んだが、霧の中で、空も暗く、とにかく寒い… 上着を着て待つ事 2時間近く。
やっと帰れると思い、グライダーを積んで、ジープに乗ろうとした時、急に空が明るくなり、霧が晴れた… ?

視界が広がり、一発逆転で飛んで下りる事が出来ました。


テイクオフにバクラ(ヤギ)がウロついている…

テイクオフでヤギが絡んで、あわや一緒に飛んでいきそうになったあれ以来、私のあだ名はバクラ(ヤギ)になってしまいました…

笑い事では無く、テイクオフをウロつくヤギは危険です!


フライト ダウン ↘

正に飛んで下りただけのフライトになりましたが、オフィスを出発してオフィスに戻るまで約3時間。

一度はキャンセルにしたフライトだったので、飛べて良かった…

霧、雨、キャンセル、一発逆転のフライト。

快晴、ヒマラヤ、グッド コンディション、高く長く飛ぶだけがパラグライダーでは無い!

パラグライダーは自然環境そのものであり、本来 生きるとは自然に左右されるもの、運 不運は付いてくるもの。

自然に逆らわず、身を任せる…

全てを受け入れて、生きていきたいものです。

朝のフライトが無かったので、久しぶりにオフィスの屋上からサランコットを観察。

凄くいい感じの雲が湧いていましたが、飛んでいるグライダーを見ていると渋い…

今日は日中も風が無く、風が無いという事は、大気の対流が無いという事で、空気が上がって来ないと、パラグライダーは上には上がれない…

気温減率が小さい、上も下も気温の変化の無い状態。つまり地上も暑いけど、上空も暑い。こうなると風は吹きません…


その条件の中でも、少ないながらも上昇風が来るタイミングがあり、それが行ってしまった後は悲惨で、熱エネルギーが地上で溜まるまで、しばらくは上昇風がやって来ない…

だから他で熱エネルギーが溜まり、上昇風が上がっていない違う場所を探さないといけないのだが… 何せ渋い!

95kgと重目のお客さんを乗せて、その最悪のタイミングにテイクオフしてしまうと… パイロットとしては、のたうち回る事になります。

どうする事も出来ない時は、どうする事も出来ないけれど…

パラグライダーはエンジンを付けた飛行機よりも、遥かに奥深い空飛ぶ翼です!


まだ新しいグライダーは来ていませんが、今シーズン使う同じ Axis の Sirius を借りて乗ってみました。

今はトラクターの様な、硬い重いBi6に乗っているせいなのか… Sirius はとても柔らかく軽く感じましたが、如何せん条件が渋く、まともなソアリングが出来なかった…


今日は久しぶりに仕事は1本だけ。

その後は久しぶりに、オフィスで時間を過ごしました。


オフィス前の風景


重い‼

ついつい行き交う人々を見ては、この人がお客さんだったら… と想像してしまいます!


今は歩く事の無い日常だ。

オフィスまでの行き帰りは自転車だし、職場のサランコットへはジープで上がる。

この暑い季節に休日 無く飛び続ける日々に、歩いてサランコットまで上がる事は自殺行為だし、また今はその時期では無い。

アンナプルナと違い、3月のインドは既に暑いので、暑さとどう向き合うのか? もポイントになりそうだ。

来年の3月までまだ半年ある。

今の生活でも悟りを開ける。

あと半年、そしてインドはその目的の集大成になるだろう。

今日は夕方から2時間ほど雨が降り、涼しい夜を迎えています。

何処からとなく流れてくる音楽と、虫達の音色…

雨が降り、空気が洗い流され、遠くの町の灯が、ここからも伺えます。

ここ数日前から早朝だけだが、顔を出し始めたヒマラヤ。

8月も終わりに近づき、モンスーンの季節も間もなく終わりを迎えます。

この雨で空気が洗い流され、きっと明日の朝は綺麗なヒマラヤが見られるに違いない…

ヒマラヤの姿は雨季の終わりを告げ、そしてこれから半年は乾燥し切った、雨の降らない乾季を迎えます。

それまでは雨の余韻を楽しみ、この心地よい風に吹かれていたい…

  
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プロフィール
HN:
kazu
年齢:
53
性別:
男性
誕生日:
1971/09/08
職業:
パラグライダー
趣味:
たそがれ、物想い、静寂、心穏やか、不安、楽しむ
自己紹介:
Kazu
Japan spirits and pride
Professional tandem / Adventure pilot

世界最高峰のヒマラヤ、神の国ネパールで生きていく為に始めた空飛ぶ道具パラグライダーでコマーシャルタンデムをやっています。夢は神の山マチャプチュレへの冒険フライトに挑戦すること。
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