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その人が何処から来たかなど、どうでもいいではないか。 どんな地位にあるか、どんな功績があったのか、どんな血筋を引いているのか、など全くどうでもいいではないか。 ただ、その人の行いを見よ。 今ここに於いて、何をするのかを見よ。 行いが正しく、羞恥があり、身と心を慎んでいるのであれば、その人は生まれがどうあれ、今から高貴な人ではないか。

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お客様の涙を見る事ほど辛い事はない…

楽しみにしていたパラグライディング、8000ルピーも使ったパラグライディング、それがつまらないもので終ったなら… 自然と涙が流れてくる。

最近のネパール人パイロットは早く早く、そればかりでコンディションを見ようとしない。

サランコットは基本 毎日 同じ風が吹き、ほぼ同じコンディション。
だからコマーシャル タンデムに適していて、沢山のお客様と飛ぶ事が出来る場所。

だからネパール人パイロットは天気の見方や、そのコンディションの見方を知らない。
知らなくても毎日 何の問題も無く飛べるから…

日本やヨーロッパは毎日 天気が変わり、コンディションも毎日変わるから自然とその事について勉強するし、気を使う。

今日はサントスがショートフライトに終わり、お客様がガッカリし泣いてしまった…

自分も6日前、コンディションを見誤りXC出来ず、お客様をガッカリさせた。

どうしても毎日飛んでいると、次 次と流れ作業の様に飛んでしまう。

飛んで終わりのパイロットは知らないだろうが、オフィスにやって来てパラグライディング… 値段高いしどうしようか… そう悩んでいるお客さんの姿を間近に見ていると、やはりパイロットとして考える事になる!

そこまで考えて飛ぶ!

コンディションを飛ぶ前にイメージして、出来る範囲でベストのタイミングで飛んであげる!

技術だけでは無く人間性!

どこまで考えられるのか?
その人間性がタンデムパイロットに最も必要な要素です。
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今シーズンからネパール移住を決断し、ポカラを拠点に仕事、挑戦を続ける事にしました。

日本での約3年間、その日々はパラグライダーを始めるに辺り最高の環境でした。

今ポカラに居て言える事は、日本でお世話になったスカイ獅子吼パラグライダースクール 校長の初瀬さん、世界トップのプロフェッショナルパイロット 扇澤さん、日本パラグライダーの先頭に立つインストラクター 岡田さん、70歳を過ぎた今でも尽力を捧げて下さる 森田さん、この下で勉強させて頂いた3年間が無ければ、今の自分は間違い無く存在しません!

ポカラでパラグライダーを始めていたのなら、大切な何かを見失ったままタンデムパイロットになり、それに気づかないまま働いていた… そう思います。

ここに居て感じる事は、扇澤さん、岡田さん、それに匹敵するパイロット、インストラクターは世界中見渡してもそうはいないという事!

彼等の技術やインストラクション、人間性、情熱は日本パラグライダーの宝です。

常にアドバイス頂けた環境はもうここには有りません…

ここは個人、個人の世界です。

上手くなりたければ、自分で考え、他人を観察しては自分で盗み取るしかありません。

日本はスクール生や上手くなりたい人、楽しみたい人が集まる環境ですが、タンデムパイロットがプロフェッショナルならば、ここはプロが集まる環境です。

決して誰かを教え、上達させる環境ではありません。

日本を離れ、スカイ獅子吼パラグライダーを離れ失ったもの…

それは世界屈指の指導を受けられない、そばにいて体感出来ない、その環境です。
あと3日、4月1日に一年間 準備してきたアンナプルナ一周への挑戦が始まります!
ゴールは4月30日を予定していて、延べ30日間で直線距離にして300km、標高差で15000m、ポカラからポカラまでアンナプルナ一周+α の旅であり、私にとっての挑戦になります。

パラグライダー、この世界で生きていくうえで必要なものは何か?
その答えがスペシャルなもの、個性、他との違い、唯一無二な存在になる事!でした。

コンペの世界がナンバーワンを目指す世界ならば、アドベンチャーの世界はオンリーワンを目指す世界。

自分が選んだのはそのアドベンチャーパイロットへの道。

人が飛ばない世界に歩いて行き、そこから誰も飛んだ事が無い世界を飛ぶ…

アンナプルナ一周はそのスタートラインであり、その一歩になります。

経験が全ての世界であり、アンナプルナ一周を経験して初めて本当の目標が見えてくる… そう考えています。

一番経験したい事、それは必ず訪れるその局面をどう判断し決断していくのか?

30日間で計15ヶ所 フライトを予定していますが、最後のサランコットを除いて全て初めて飛ぶ場所であり、最も
高い所で5000mを超えます。

まずはテイクオフ出来る場所を探すところから始まり、その空域を果たして飛ぶ事が出来るのか? 安全にランディングする事が出来るのか?
一歩一歩、一空一空、判断、決断しながら進んで行く日々。

誰も飛んだ事がない場所ばかりですが、飛ぶ事が最大の目的では無く、経験を積み、大きな怪我なくポカラに戻ってくる事が最大の目的になります。

今回のアンナプルナ一周、その中でもポイントとなる場所を5ヶ所 紹介します。

①ポカラをスタート後 7日目に登るピサ
ンベースキャンプ4500m。

ピサン村から一日かけて1200m登り、ピサンベースキャンプにてキャンプ、翌日アンナプルナⅡ 7937m.アンナプルナⅣ 7525mをバックにフライトを予定。

②スタート後12日目、ネパールで最も美しい場所と言われるマナン、そこから1100m登った所にあるキッチョ湖4600m.

キッチョ湖でキャンプ、翌日アンナプルナⅣ 7555m.ガンナプルナ 7454mをバックにフライト予定。

③スタート後14日目、最も標高の高い湖 ティリチョ レイク4920mでのフライト。

ティリチョレイクでキャンプ、翌日はティリチョレイクからマナンまでのフライトに挑戦。

後ろには世界で最も生きて帰ってくるのが難しいとギネスブックに登録されている山、デスマウンテン アンナプルナⅠ 8091mがそびえ立ちます。

④スタート後19日目、世界最大の峠 トラングラ パス 5416m からヒンドゥー教の聖地 ムクティナートまでのフライトを予定。

トラングラ パス 5416mはアンナプルナ一周のなかで最も標高の高い場所になります。

⑤スタート後22日目、静養地マルファから1200m登った場所にあるアルバリ3900mでキャンプ、翌日 ニルギリ6940mをバックに、前方にはダウラギリ8172m(世界で7番目に高い山)を見てのフライトを予定。

この下を流れるカリガンダキ(黒い河)、この谷は標高差6000mある世界一深い谷。日中の谷風は強烈で石が飛んで来る事も…

ポカラ〜ジョムソン間の飛行機も朝早いうちしか運行していません。


①〜⑤ 全て誰も飛んだ事がない場所になり、パラグライダー未開の地になります。

果たして何ヶ所 登って飛ぶ事が出来るのか?

楽しい事、辛い事、苦しい事、色々な事が待ち構えているのは覚悟しています。
今は不安と期待が入り混じっていますが、言える事は一年間これを楽しみにしてきた!

今の自分に出来る範囲で、この楽しみを喜びに変えていけたなら…

4月30日、ゴールを迎えた時、自分は一体 どんな経験を積み、何を見つめているのか?

その場所へ向かいます。

アンナプルナ一周の断面図

アンナプルナへの許可証

ミス インディア 2013

う〜ん、写真がぼけていてよく分からん…

インドの美人は見惚れてしまう程美しいけど、以前インドを旅した時 そんな美人 全くいなかったな〜
アンナプルナ一周にあたり、人々から言われる事は「一人で行くのか?」「一人で危険は無いのか?」でした。

まずはその本人、その人物にとってどちらがより安全なのか? という問題。

私にとって団体行動、誰かと一緒にアンナプルナを周ることは、一人で行動するよりも危険であると感じています。

自分は人と行動する事で、そのリズムやタイミング、自分の意識や判断がブレてしまう、人に合わせなくてはいけなくなる、そこの隙間に危険が潜んでいる…そう感じています。

自分よりもレベルの低い人でも、高い人でも、その局面が生まれてしまう。

団体行動の方がより安全な人もいるだろうし、それはその人の性質によると思います。

そして今回周るアンナプルナは数多くのトレッカーがいる場所であり、その多くの人に見守られ?ながら、その中を飛ぶ事になるので、人目に付く場所。

これがXCなどで誰も居ない、更に奥深く飛んでいくのなら、基本 一人は危険が付きまといます。
それはもし何かあった時、誰にも発見されないから…

だからその挑戦如何では話は変わってきます。

ポカラでパラグライダーを見たトレッカーは、パラグライダーはポカラで飛ぶもの… だと思っているし、そこにアンナプルナ内院でパラグライダーが飛んでいるのを目の当たりにしたなら、パラグライダーの先入観も変わるはず!

パラグライダーは決まった場所だけで飛ぶものではない!

アンナプルナ一周にはそんなメッセージも含まれています。

こんな所を飛んでいる…

その人々の驚きが自分のエネルギーになり、また一歩 歩を進めていきます。
今日はホリー、色の祭典でした。

家の外へ一歩でも出ると粉まみれに…


自分はお祭り男ではないので、皆でワイワイ騒ぐのは苦手…
なので、写真もこんな感じの控え目のホリーに。

ハッピー ホリー^_^

End of the lake.

風が強くなるこの季節、ここをタンデムのランディング場にする会社が増える。
風向きが安定していて、しかも広い。

そしてグラハンの練習場としても最適な場所であり、上級者になれば手前の丘を使って遊ぶ事も出来る。

ここは子供達のグライダーを使っての遊び場でもある。

以前から彼等の凄さは紹介しているが、それは驚き以外の何物でも無く、世界中探しても、こんな子供達はどこにもいないだろう…



強い風の中で、小さな子供がタンデムグライダーを自由に操るその姿に、カメラを向けずにはいられない!


手前の小さな丘を使い、ライズアップ、テイクオフしては強い風とブレークを上手く使い丘までバックさせ戻る…
グライダーは濡らさない!


彼等の技術を知っているので、パイロットも安心してグライダーを貸し、遊ばせている。


彼の名はサガール14歳。
彼はその中でもトップレベルの少年。
学校が無い日、学校が終わると決まってここにやって来てはグライダーで遊んでいる。
今やマイク クングに追いつき、追い越す日がやって来るだろう…

もはやグライダーは身体の一部!

グラハンは長時間やっていると首が疲れ、次第に上を見なくなる。
それ以上やっていると眠くなり、目を閉じてやるようになる…
だから最終的には目を閉じて全て出来る様になる!

彼はもうその領域。




彼等がパラグライダーを始める?に当たって初級機は全く必要ない!
穏やかな条件なら、上級機だって簡単にテイクオフし飛んで降りられる。

ランディング場では常に多くのパイロットのランディングを見て来ているから、その良し悪しも分かっているし、初心者が来ると下から指示している。
それ以上引くとストールに入る、そのタイミングも分かり指示している。

この子達は一体 将来どんなパイロットになるのだろうか?
興味が尽きない。

来シーズン、パッキングボーイの一人がパラグライダーを始める。
パッキングボーイ初のパイロットが誕生する。

ネパールに新時代がやってくる!

うちのスミットラの友達

左がスリーティで右がサパナ。
サパナはMountain Flyer Paraglidingでスタッフとして働いています。

今日はアイスの差し入れを持ってやって来ました。

一つ頂きました^_^

ミスユニバース ネパール2013

さてどうだろう…
まあまあかな〜
初めてタンデムで自分の感情をコントロール出来ない、本当に苦しいフライトになってしまった…

ソロでは何度もあるが、タンデムでランディング後に自分の不甲斐なさに思わず叫んでしまったのは初めてであり、それはプロとして決してやってはいけない事!

自分が「プロフェッショナル」ではない事を痛感した一日…

アップダウンする今日のコンディションを読めなかった…
それがXC出来ず、お客さんをガッカリさせた事に繋がった。

ベストを尽くした?

これがベストならプロフェッショナルではない!

テイクオフするタイミングを見誤り、最低40分は飛ばないといけないXCで、25分で降りてしまった…

サードフライトが無く、時間はあったので、結果としてあと15分待っていたら条件は変わっていた…

下がった集団が上がり始め、そのサーマルが行ってしまった後から準備をし、テイクオフした… そのタイミングが間違いだった。
今日のような雲り空は、一度行ってしまった後は熱がたまり次のサーマルが上がって来るまで時間が必要なのに。

テイクオフ出来る体制で、下がった集団が上がって来るタイミングを待ち、そのタイミングで出るか、行ってしまった後なら、次のサーマルのタイミングを予測して観察してテイクオフする。
それが出来なかった。

写真を撮る余裕は全く無く、XCも成立せず、結果として2700ルピーの収入を失った…この収入の少ない時期に。

仕事だから出来なければこうなる。

本当に心苦しい一日…

その事を反省し、気持ちを切り替えなければいけない。

タンデムフライトは仕事だから、駄目だった… では通用しない!

苦しい一日だ…

気持ちが重く辛い…

それでも気持ちを切り替えなければいけない。

それも含め仕事だから。




タンデムは和気あいあいと楽しく皆で飛ぶ事が一番であって、サーマルがなくタイミングも悪く、どんどん下がってしまった… こんな事もあるし、仕方が無いね^_^ これも自然の中で飛ぶパラグライダーだから… でいいのかもしれない。

アンナプルナを控え今朝もトレーニングをし、気持ちが戦闘体制に入ってきているから、今日は仕事でも気持ちが高ぶってしまった。

もっと自分をコントロールしないと!

苦しかったから、今日はきっと勉強になったのだと思う。

左がNirvanaオーナーの妹 スミットラ19歳。
右がスミットラの友達 サルミラ20歳。

今が期末テストのシーズン。
オフィスでもノートを広げ勉強中?
会話に華が咲いている様子ですが…

私が住んでいるマルコポーロ ゲストハウスで生活しているクッキー12歳。

マルコポーロの親戚で、ポカラから15km程はなれたカリカスタン村出身。ポカラの学校に通う為、両親と離れマルコポーロに住んでいます。
パラグライダー タンデムパイロットは果たして魅力的な職業なのか?

その答えは間違いなく「魅力的な職業」です!

それはお客さんの「羨ましい…」、この言葉ひとつでで分かります。


大空を飛ぶパラグライダー、それを仕事として生きていくには、
①インストラクターになり生徒に教え収入を得る。
②パラグライダー機材の販売で収入を得る。
③タンデムパイロットとしてお客さんと飛び収入を得る。
があります。
日本は①②③全てをやらないと生活していけない…
②だけ、③だけの人もいますが、それを本職として生きていくのは難しいのが現実です。

パラグライダーで生きていくには①が必要であり、しかし①は本来 色々な事を経験して初めて出来る分野であり、机上の知識で数年でなれるものではないはず!
10年!パラグライダーで色々な事を経験し、初めてインストラクター(人に教える事が出来る)…
自分はそう感じています。

経験なくしては語れない、教える事は出来ない。

自分が今パラグライダーで生きていく、それが出来るのはタンデムの世界であり、日々飛び続ける事が出来るという環境は経験そのもの、飛んで飛んで飛んで学ぶ!

それが出来るタンデムパイロットと、それで生活していけるこの環境…

パラグライダーがやりたくてこの場所を選んだのではなく、ここに住みたくてパラグライダーを選んだのが始まりですが、やっていく内にパラグライダーの魅力を知り、タンデムパイロットとして生きている現実に感謝する今。

今言える事は
タンデムパイロットは間違いなく魅力的な職業である!

そしてここでの経験は必ず未来に繋がっていく…

憧れの世界… タンデムパイロット‼
今シーズン、ポカラ5ヶ月目にして初めてサランコットからのソロフライト。

どうしてもIbexでサランコットから飛ぶ気持ちにならず、ソロはいつも違った場所に行き飛んでいました。

サランコットには行きましたが、テイクオフはテイクオフ場 上の田んぼから。
そして猿飛佐助の様に次の丘に飛んで行ってはランディングし、そしてそこからテイクオフ… を3回繰り返しレイクサイドへ。

一カ所だけテイクオフ出来ませんでしたが、一風変わった練習ができました。

マウンテン フライトは色々な所からテイクオフし、色々な所へランディング出来ないといけないので、その経験を積む為に猿飛佐助をやってみました。


朝もやのポカラシティー

登るサンライズ 見上げてごらんよ

朝日に映る影

ランディングするもテイクオフ出来なかった場所…

微ホローで反傾斜、反対側は林があり、しかも石がラインに引っかかりライン1本切断…
石場からのテイクオフは無理!

これも経験です。

その後は楽しく仕事しました。

日本の学生さん

韓国のおじさん

ネパールと言えばトレッキング!

ラフティングも盛んです。

道行く牛達を眺めての食事

しっかり食べて今日は休養…

あと10日…
何とも言えない緊張感と興奮が日に日に高まってきます。

明日からは朝方人間に自分を変えていきます。
仕事前に動いて、仕事して、仕事が終わればゆっくりする。

否応にも高ぶってきます… 仕方ないですね。

でも達観した自分もいて、それはとても大事な事だと考えています。


今日は朝から雷雨…
休養の日となりました。

昼からオフィスに出向き、まもなくオープンする新たなオフィスに飾る写真を50枚セレクト。

夕方からはアンナプルナで使うジャケットなどを買いに行く予定です。

今うちの会社で働いている7人のパイロットをベストショット?と共に紹介します。

ルーマニア出身のバリー。
とにかく陽気な男で、よく喋る!
お客様商売のタンデムでは、喋る事も仕事のうち?
185cm.95kgの巨漢。
ポカラに住み着いたパイロットの一人です。

Valiy

トルコ出身のオルジャイ。
うちでは一番若く31歳ですが、見た目は一番老けている?
いつも「メア ジュンジュン…」と叫んでいますが、何の意味も無いそうです?
体重が自分と同じくらいなので、100kg級は自分と彼が担当。

Olcay

韓国出身のC.J。
ポカラではもう4シーズン働いているベテラン。
昨シーズンはTeam5で一緒に働いていました。
170cm.90kgのおデブちゃんですが、韓国出身のパイロットはこの体系が多い…

C.J

ネパール人パイロットのサントス。
2ヶ月前にタンデムパイロットになったばかりの新人。
テイクオフのあるサランコット出身のパイロット。
うちでは一番小柄ですが、ネパール人は基本小さい。

Santosh

韓国出身のヨウ。
うちでは最年長の49歳。
彼も体重90kgありますが、ネパールに来てから自分と同じBion44にグライダーを変えてからは絶好調?
技術的には普通ですが、タンデムで最も必要な人間性を兼ね備えたパイロット。

Yeo

ネパール人パイロットのスルヤ。
彼も2ヶ月前にタンデムパイロットになったばかりの新人。
レイクサイドでレストラン2軒を経営しているビジネスマンでもあります。
ネパール人パイロットのほとんどはお金持ち?

Sruya

Nirvanaのチームリーダー カズ。
今シーズンからポカラ移住を決断したこの会社のファーストパイロット。
来月アンナプルナ一周に挑戦するアドベンチャーパイロット。

kazu

SIV(マヌーバー)?
バーンと音がしたので見上げるとレスキュー。

普段からSIVは頻繁にやっているので見慣れてるけど…

アクロパイロットでもないし、何よりレスキュー開いている場所が変!

魚の養殖でネットが沢山張ってある場所にジャボン…

回収 大変だろうな〜
今日は昼から天気が崩れる予報だったので、仕事前にホクシンまで行ってきました。

朝5時半から歩き始め、ホクシンの丘に着いたのが3時間後の8時半。

着いた時にはホローの風が強く…

曇っているし果たして風向きが変わるのか…

歩いて戻ったら仕事間に合わないし…

風の入らない下の方で、テイクオフ出来る場所はないのか…

約15分色々と考えていると、ホローの風が弱くなり、時折 無風に!

助走距離は約6m、傾斜は無い、Ibex…

テイクオフ出来る!

前の枝を蹴り飛ばしながらのテイクオフ。

今日のハイライトはテイクオフ!

前回5時間以上かかったホクシンも、今日は4時間半、しかも前回よりも重い荷物でしたが戻る事が出来ました。

やはり朝!涼しい!歩ける!

アンナプルナは朝6時〜正午が行動時間、午後は休養。

これでいきます。

テイクオフ





後ろに見えるのがホクシンの丘
俺も一緒に行きたい〜

興味本位で話しかけてくる奴がいる。

そんな奴がアンナプルナ一周を歩いて飛ぶ事は間違いなく危険!命を落とす可能性もある。

アンナプルナ=危険な挑戦ではない!と書いたのは、一年前からトレーニングをし、覚悟を決め生活してきたから言える事であり、空を常に見ては前日との違いや過去のデータ、どう変化していくのかを想像しては予想し、常にアンナプルナを飛ぶ事をイメージしては如何に心をコントロール出来るのか? 如何に決断出来るのか?
常に自問自答してきた1年だったから。

ただ本格的な山に入り、30日間 歩き、登り、飛ぶのは初めての経験なので、経験を積む事が最大の目的!

如何に体調管理をし、自分をコントロール、判断、決断 出来るのか?

全てが未知の世界なので、そこへの挑戦だと考えています。

アンナプルナ一周を歩く事はそんなに難しい事ではありません。

そこに「飛ぶ」が加わるだけで世界は変わります。
その世界は限られた人にしか出来ない別世界です。

その世界こそが私の進みたい場所なのです。
今日は休日…?

この国では街を見渡しても、今日が平日なのか?休日なのか?全く分からない…

日本では街に一歩でればそれがハッキリと分かるけど、ここは毎日が休日のように、人々が外で日向ぼっこをしていたり、遊んでいたりする。

それだけ仕事が無い人が多い、農閑期、又は自営業が多いからだが、とにかく時間が余り余っている国だ。

屋内ではなく屋外で生活しているから、人々の生活風景が手に取るように分かる。

人々の呼吸が伝わってくる…
それがインド、ネパールの魅力でもある。




中国の女性

ほとんどの中国人がグループで行動するなか、夫と4歳になる息子を置いて一人旅!

ABC(アンナプルナ ベースキャンプ)もガイドを付けず、一人で行ったそうです。

小柄ですがアクティブでカッコいい女性でした。


旅人よ

海外の魅力はその自由さにある。

タンデムパイロットもお国によって雰囲気は様々、中でもトルコのパイロットは陽気で楽しい。
トルコのオルデニスはパラグライダーのメッカで、海がありアクロパイロットも集まる所だが、観光地でタンデムも盛んな所。
タンデムパイロット、彼等の収入もかなりいいらしい…
半年働いて、半年は旅を続ける。

Nirvanaにもオルジャイ、デニス 、とトルコパイロットがいるが、彼等はあと2週間でシーズンが始まるトルコに帰る。
ここにいる約15人のトルコパイロットも同じくネパールを離れる。

賑やかだった各国からのパイロット達も、あと1ヶ月もすれば自国へ帰っていく。

そのあとはネパール人パイロットと、ここに住み付いた外国人パイロットがここで働くことになる。

そしてまた10月になると彼等の多くは帰ってくる。

近い将来、ネパール人パイロットが中心となるポカラだが、やはり色々な国のパイロットが集まる環境の方が刺激になりレベルアップに繋がる。

ここは日本よりも自由な環境です。

観光客も様々な国からやって来ます。

自由な雰囲気…

だからこそ自分をしっかり持つ事が必要です。

全てを受け入れ、心穏やかに生きていきます。
よく「パラグライダーは危険ですか?」とか、「命をかけて飛んでいるんだ…」と言われる事があるけど、それは全くの誤解だ!

毎日飛んでいる立場から言うと、エンジンを積んだ飛行機やヘリコプター、車やバイクの方が遥かに危険度は高い!

エンジンのトラブルはどうしようも出来ないし、割合からしても遥かにエンジントラブルの方がパラグライダーの器具トラブルよりも高い!

パラグライダーは万が一空中で何かあっても、予備のパラシュートがあるし、木に引っ掛かれば命を失う確立は低い。

エンジントラブルは即 命を失う可能性がある。

パラグライダーでの事故も稀にあるが、その原因は無知、無謀である為。

無知、無謀で命を落とす事は、全ての分野で同じである。

環境が全く異なるアンナプルナでも、基本は同じ。

アンナプルナ=危険な挑戦 ではない!

それを自分が証明する。

パラグライダーは安全であると!


こちらはエンジンで飛ぶウルトラ ライトプレーン。
私達からすると何の興味も湧かない…

世界最大の峠 トラング ラ パス 5416m

前日にはハイキャンプ4925mまで登り、ここには泊まる為の小屋があり一泊。

翌朝4時にハイキャンプを出発し、トラング ラ パスへは6時頃に到着予定。

1時間状況を観察し、誰も飛んだ事がないトラング ラ パスからムクティナートへのフライトに挑戦したい。

朝から風が強い状況だったら…
一度ハイキャンプまで戻って、翌朝 再挑戦したい。

ただ言える事は、飛ぶ事が最大の目的ではなく、怪我無くポカラに辿り付く事が最大の目的なので、飛べなくても一つの経験になる!
  
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プロフィール
HN:
kazu
年齢:
53
性別:
男性
誕生日:
1971/09/08
職業:
パラグライダー
趣味:
たそがれ、物想い、静寂、心穏やか、不安、楽しむ
自己紹介:
Kazu
Japan spirits and pride
Professional tandem / Adventure pilot

世界最高峰のヒマラヤ、神の国ネパールで生きていく為に始めた空飛ぶ道具パラグライダーでコマーシャルタンデムをやっています。夢は神の山マチャプチュレへの冒険フライトに挑戦すること。
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