どうしても飛んでいてストレスが溜まるので、グライダーの調整をする為に部屋に持ち込みました。

抜ける… それを少しでも軽減する為に、ブレーク ラインを更に7cm 短くしました。

買った当初に5cm短くしたのですが、更に7cm短くしたので、計12cm短くした事になります。

この短さはトリムを全開にした時にコンタクト ポイントから少しだけ引かれた状態ですが、空中で確認し、テイクオフでも問題なくグライダーが立ち上がる長さです。


このグライダーの欠点でもあるハンドリング。

コンタクト ポイントからグライダーが動き出すポイントまで、テンションが全くかからない… そして突如ガクンと動き出す。

この抜けた感じがストレスになり、それを無くす為にはグライダーが動き出すポイントまで、常に引っ張った状態で、そこから操作を始めるしかない。

グライダーが古くなってからは、よりその抜ける感じが強くなった。


テイクオフもランディングも、スピードもグライド比も合格点なのに、その抜ける感じがダメなので、もう一度このグライダーを買う気にはならなかった…


このグライダーもあと1ヶ月半 使えば、その役目を終えます。

役目を終えた後は、パッキング ボーイの遊び道具になりそうです！



グライダーとハーネスを繋ぐライザーは、複雑な構造となっています。


ハンドルの付いたブレーク ラインの長さを調整。


タンデム グライダーはスピードを変えるアクセルがライザーのところにあり、そのトリムを伸ばしたり、縮めたりする事でスピードを調整します。

これは縮めた状態で、ゆっくりなスピード。


こちらはトリムを伸ばした状態で、スピードが早くなります。

あれ？今日も晴天で２日続いた....

日本の梅雨も入梅と梅雨明け前によく雨が降りますが、ネパールのモンスーンも同じです。

７月の前半はよく雨が降り、ここ１週間は夜以外にほとんど雨が降っていない....

８月はこんな日々が続き、雨は夜だけ。

そして９月に入るとまた日中時より雨が降り、モンスーンも終わる９月後半から１０月にかけてが一番よく降る。

そして乾季を迎え、３～４ヶ月は雨を見ない日々が続きます。

雨の季節でも１００％近く飛べるのだから、年間 通じて１００％近く飛べる....

だからこれが仕事として成り立つ訳です。


あと２日で７月も終わります。

今月は３０日間飛べて、自己最高の収入になりそうです。

朝から晴天です。

最近は晴天と雲空が、1日置きに行ったり来たりしています。そして夜には雨が降りますが、量はさほどでもなく、だからなのか？ 短時間ですが、ブツブツ停電します。

朝から天気がよければ、仕事も順調にはかどり、今日は午後3時には家に帰って来ました。

洗濯、お風呂、食事にキッチン廻りの掃除を終えたのが午後5時。

あとはゆっくりします！

最近はYou tubeで日本のテレビ「ホンマでっかTV」や「世界 仰天ニュース」などを見ています。

日本のテレビ番組はリラックスするのに最適です！

時々「何がどうなって、こんな所でこんな仕事をしているのだろう....」と、ふと我に返る時がある。

何度 生まれ変わったとしても、ここで空を飛んでいる可能性なんて１％もない。

もう一度生まれ変わったとしても、同じ人生を歩みたいですか？

ありえない！

ここに結びつく人生なんて、考える事さえも出来ない。


限りなく０％に近い可能性にあった人生を歩んでいる.....

不思議だ。

貴重な人生を大切に過ごしたい！

流石に疲れがあり、ここ2〜3日は歩くのを止め、自転車で通勤しています。

夕食も外食が3日続いています。


今月のノルマ70本まで、あと1本となりましま。

今月はあと4日。
このまま日中 雨が降らなければ、80本まで行けそうですが、雨も大歓迎です！

7月、8月は中国人シーズンですが、何故かと言えば学生が夏休みだからです。

日本の学生も夏休みなので、ちらほら見かけますが、人口が10倍ある中国の圧勝！

ネパール人のお客さんはブッキングしたくても出来ない状況で、値段の安いネパール人と飛ぶより、外国人と飛んだ方が利益があるので、7月、8月はネパール人のお客さんと飛ぶ事はほとんどありません。

とにかく7月、あと4日間を乗り切るぞ！！

手前のランディング場。

今日の3本目はランディング場に届かない程のバック ウインド(逆風)で、手前のブルースカイ ランディング場に下ろしました。

私達のフライトが最後となり、後の会社は飛べませんでした。

3本目を飛べたのは5社のみ。

14社は引き返して来ました。

今日は1本目 強風、2本目 無風、3本目 逆風…

昨日とは全く違うフライトでした。

今日は朝から青空が広がりました。

モンスーンの時期は朝から太陽が出ると、雲が急速に発達して雨… が気になりますが、今日は晴れマークの1日だったので、大丈夫！

明日からも数日は、こんな感じの予報にはなっています。







しかし雨の季節…

夕方6時過ぎには南側から雨が…

どう見ても激しく降ってくる！様に見えましたが…

すぐそこまでやって来ていた雨は、すぐ手前で突如 止んでしまいました。

何で？ あまりにも見た目との違いにビックリしました。

今日３本目は体重１２０ｋｇ の女性がお客さんでした。

今日の条件ならば彼女でも飛べたので、オフィスでお客さんが付けるハーネスが腰回りと足回りが通るか？確認してから上がりました。

以前に１３０ｋｇ のお客さんと飛んだ事はありますが、この体重になるとパイロットはかなり気を使います。

うちの会社には私よりも軽いパイロットが３人いて、彼等が自主的に「私が飛ぶ！」と言わない以上、１００ｋｇ級は私が飛びます。

お客さんの体重１２０ｋｇは、私のグライダーで飛べる上限になります。



３本目 上がる時、ジープの中で私が考え、整理していたことは？

１つにテイクオフでのグライダーの立ち上げ方。

これはスムーズに立ち上げ、お客さんに負荷がかからないように。そしてお客さんは７～８ほ歩くだけでテイクオフできるように。

２つ目にランディングに向かうタイミング。

この重さだと下がるのも早く、他のグライダーとの高度処理が難しいし、またそこを意識していないパイロットもいるので、同時進入になる可能性もある。

この重さは融通がきかないので、邪魔されるとランディングが危険になる。

自分のペースで慎重にランディングするためには、周りに他のグライダーがいない事。



今日は日中ずっと太陽が出ていて、しかも何処の会社よりも早く１本目、２本目を回せたので、３本目 彼女と飛ぶ時はより安全に出られるテイクオフ場が空いていて、サポート役を付けて、そこからテイクオフ出来ました。

タイミングよくサーマルもあり、サランコットのタワー付近まで上げられ、後はゆっくり下がりながら、キープしながら、ランディング上空が空くタイミングを待って、ランディングに向かい、安全にランディングしました。

気象条件、テイクオフ場、サーマル、ランディングに向かうタイミング。

どれもピッタリはまって、Good Job が出来ました。



「私がパラグライダーで空を飛べるなんて思わなかった..... 」

空中で発した彼女の言葉が全てでした。

最高の天気に恵まれました！

私の体重は70kgです。

この体重がここでタンデム パイロットとして働く上で、ベスト体重だと思います。

私の体重70kgは100kgを越える重いお客さん、30kg台の軽いお客さん、両方とも飛べます。

私のグライダーに照らし合わせると、120kg〜30kgのお客さんと飛ぶ事が出来る。

ここは基本 風が弱いので、20kg台の子供とも飛ぶ事が可能です。


身長178cm、体重70kgはタンデム パイロットとして理想的な体型だと感じています。

より安全なテイクオフ場　Sunrise Take Off.

Good Job ！

今シーズンも出出し順調で、今日まで25日で1日しか休みがありません。

7月は3日間は飛べない… と読んでいましたが、この分だと30日間 飛べてしまいそうです。

正直 大変ですが、新しいグライダーも注文したし、来月にはバイクも買いたいし…

これだけ飛べれば、今月だけでグライダー代は賄える。

バイクも20〜30万するから、来月はバイク代を賄う！

シーズンで1番稼げるのが7月、8月で、月収は35万円を越えます。

8月も昨シーズンの様に毎日 飛べるのか？は分からないし、仕事があるうちはしっかり仕事をして稼いでおなかいと！


ただ強く感じているのは日常に変化が必要だ！という事です。

バイクが必要なのも、日常を抜け出す為。

何と言っても生活圏内が狭過ぎるので、そこを抜け出す為にもバイクはどうしても必要になってきます。


最初の疲労ピークが来ていますが、昨シーズンで飛び続ける経験を積んできているので、まだまだ大丈夫かな。


飛び続ける為に必要なのは、日常の変化なので、どう変えていくのか？

色々と試みます。


夕方 職場サランコットの空。

今日で3日続けて、朝のフライトでお客さんを撮影するカメラがフリーズ…

カメラが動かなくなるパターンは同じで、ビデオを5分撮って、写真を60枚くらい撮って、しばらく飛び、再度 ビデオを回そうとボタンを押すも動かない…

もう一度ビデオを2分くらい撮って、写真も湖付近で20枚ほど撮りたいのだが、カメラが動かない。

再度カメラを起動させるには、一度蓋を開けて、バッテリーを外し、再度バッテリーを入れ直せばカメラは動き出す。

しかし朝の渋い条件で、高く上がらず、高度も無く、常にグライダーをコントロールしていないといけないので、空中でバッテリーを入れ直す時間などない。

写真は1700円払って買ってもらっているので、本当はあんな角度からも、こんな景色と一緒に撮りたいのだが… カメラが動かなければ出来ない。

2本目、3本目は問題ないのに、何故1本目に3日続けてフリーズしつしまうのだろう？

使っているカメラ Gopro2は2台目だが、1台目も同じような事が度々あった。

他のパイロットに聞いても、同じようなトラブルはあるが、ものによっては全く問題のないGopro2もあり、当たり外れがある様だ。

今使っているGopro2は充電する部分が壊れているので、1台目のGopro2で充電している…


対策としては、朝一のフライト前にカメラを動かし、ウォーミング アップさせておく。

朝一はカメラがフリーズする事を想定して、ビデオを長目に回し1回だけにして、写真からビデオへの切り替えをしないでいいように撮る。


別にカメラが壊れてしまったのではなく、こういう物だという事。

湿気もあるだろうし、気圧の変化もあるだろうが、機械だから仕方がない。

ただ仕事だから、そこも踏まえて考えないといけない。