今日３本目は体重１２０ｋｇ の女性がお客さんでした。

今日の条件ならば彼女でも飛べたので、オフィスでお客さんが付けるハーネスが腰回りと足回りが通るか？確認してから上がりました。

以前に１３０ｋｇ のお客さんと飛んだ事はありますが、この体重になるとパイロットはかなり気を使います。

うちの会社には私よりも軽いパイロットが３人いて、彼等が自主的に「私が飛ぶ！」と言わない以上、１００ｋｇ級は私が飛びます。

お客さんの体重１２０ｋｇは、私のグライダーで飛べる上限になります。



３本目 上がる時、ジープの中で私が考え、整理していたことは？

１つにテイクオフでのグライダーの立ち上げ方。

これはスムーズに立ち上げ、お客さんに負荷がかからないように。そしてお客さんは７～８ほ歩くだけでテイクオフできるように。

２つ目にランディングに向かうタイミング。

この重さだと下がるのも早く、他のグライダーとの高度処理が難しいし、またそこを意識していないパイロットもいるので、同時進入になる可能性もある。

この重さは融通がきかないので、邪魔されるとランディングが危険になる。

自分のペースで慎重にランディングするためには、周りに他のグライダーがいない事。



今日は日中ずっと太陽が出ていて、しかも何処の会社よりも早く１本目、２本目を回せたので、３本目 彼女と飛ぶ時はより安全に出られるテイクオフ場が空いていて、サポート役を付けて、そこからテイクオフ出来ました。

タイミングよくサーマルもあり、サランコットのタワー付近まで上げられ、後はゆっくり下がりながら、キープしながら、ランディング上空が空くタイミングを待って、ランディングに向かい、安全にランディングしました。

気象条件、テイクオフ場、サーマル、ランディングに向かうタイミング。

どれもピッタリはまって、Good Job が出来ました。



「私がパラグライダーで空を飛べるなんて思わなかった..... 」

空中で発した彼女の言葉が全てでした。