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その人が何処から来たかなど、どうでもいいではないか。 どんな地位にあるか、どんな功績があったのか、どんな血筋を引いているのか、など全くどうでもいいではないか。 ただ、その人の行いを見よ。 今ここに於いて、何をするのかを見よ。 行いが正しく、羞恥があり、身と心を慎んでいるのであれば、その人は生まれがどうあれ、今から高貴な人ではないか。

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Sarangkot paragliding の韓国人パイロットが泊まっているアボガドホテルのオーナーは以前韓国で7年間働いていて、その繋がりでアボガドの9割は韓国人客。
そして彼等はABC(アンナプルナベースキャンプ)へのトレッキングとパラグライディングをするのが一般的みたいで、Sarangkot para にはいつも沢山の韓国人客が来ます。
今日も6人の韓国人が一緒に飛びました。


韓国男性とフライト前の記念撮影

一日中高層雲が広がっていました。

サランコットの丘の真上からの写真

今日は全体的に白く霞んでいました。

こうやって見ると足がすくんでしまいますね・・・
でも不思議、実際に飛んでいると地に足が着いた感覚に。
今日も私のお客はキャンセルだったので何をしようか?考え、飛ぶには集中出来ないコンディションだったのでグラハンをしにEnd of the lakeへ行きました。
風が弱いのは分かっていたのでタンデム機を持って行ったのですが、予想よりも更に風が弱くあまり練習にはなりませんでしたが、汗をかき運動は出来たのでOKでした。
グラハンは中毒というか定期的にやらないと不安に、それにグライダーを背負って自転車で行き色んな人が見ている中で練習する事には上手くなる以外にも他の面での意味があります!

その帰りにBlue skyでマヌーバーをやっていたので見学しました。
今日は条件も悪く高さが取れないみたいでマヌーバーを2回やったら低いくらいでしたが、この時はスピンリカバリーとウイングオーバーのマヌーバーを皆やっていました。
風も無かったので流される心配は無く、あまり沖に出ないで近くでやっていて最後ワンターンしてランディングに入ってくる位の高さまでウイングオーバーをやりランディング。
これは風の状況で変わってくるのだと思います。


今回は5人がマヌーバーを受けていました。
2年前に私も受けたのですが、Blue skyでは定期的にマヌーバーを開催していて、3~4日間で確か4万円位だったと思います。

バックフライの後 方翼がクラバットしていて直すのに時間がかかりランディングにはギリギリ届いていました・・・
無風だったのでいつもと違う反対側からランディング出来ました。無風で良かった!
そのマニューバーの中に一人の日本人が。
彼の名はGOROOでほぼ初心者でしたがこちらに長期滞在してパラグライダーをやっていて、久しぶりに見ましたがフルストール、スピン+リカバリーそしてランディングとマヌーバーでしたが成長の跡がはっきりと見えました。
パラ以外にやる事が無いので毎日飛べば上手くなります!


イントラのマテューからアドバイスを受けるGoroo
今日は朝から鈍曇でした。
昨日から連絡を受け9時過ぎにオフィスに行きましたが、私の分のお客さん(6人目)がキャンセルになり今日もタンデムは無し・・・
サランコットカンパニーに来て3日目ですが2度のキャンセルで私の分は回ってきません。
今連絡があり明日は9:30に8人のお客さんがあるとの事ですが、空模様は・・・ 気になる所です。3人キャンセルだでたら私は飛べませんから・・・。
明日サランコットカンパニーでの初仕事が出来るように!


21日からは天気がよくなる予報なので、4~5日間のトレッキング&パラに出かける予定です。

村の女性が上手にカヤックを乗りこなし街に出かけるところです。
後には荷物もありますがバランスを取ってスイスイ進んでいきました。
どんな状況でもそれまで働いていた場所を離れる時はエネルギーを使うみたいで、昨夜から体調不良に。
今朝はN野さんにもらったバファリンを飲みSarangkot paraglidingオフィスへ。
今日のお客さんは9:30 4名、11:30 4名 で自分の仕事は無かったのでソロ機をもって上がりました。
サランコットに着いてからしんどかったので知人宅で1時間寝て11:30にテイクオフ、ヒマラヤサイドは朝から雲が発達していてテイクオフは11:30時点で風も強めでした。
本当はコーチョンへ飛んでいって雪の状況を見てきたかったのですが、雲が覆い無理だったので今日のミッションをベグナスレイクへのXCに切り替えテイクオフしました。
ベグナスへ行くにはGreen wallを1周して最後の丘から裏の山へ飛んでいくルートで昨年行ったのでそのルートをイメージして行きました。

テイクオフした11:30がGreen wall方面へ行くリミットタイム、空をしっかり観察して行けると判断しました。
作戦は短時間で低く行く事でした。2時までにランディングしないと危険と判断して、サランコットで1950mでダイレクトでリキダンダへ。
1950mは低すぎるのですが手前の尾根まで行ければこの風なら尾根伝いにリキダンダまで行けると判断、作戦通りリキダンダへ着き20分ほどで何とか上げ直しGreen wallへ。この時点でGreen wall 方面へ飛んできた機体は自分も含め4機で2機は空模様が危険と判断して下ろしました。
自分はいざという時はすぐ下ろせる様にGreen wallの低い所を飛んで行き、いつもの最後の丘ではなくまだ少し日射のあった少し奥の尾根で上げ直し2400mで雲の中に(誰も周りにいない状況で安全を確認した上で)、ここに来るまでの時点で雨は遅くても2時までには80%降ってくると判断したので奥には行けず、安全な範囲で吸い上げを利用し距離を稼ぎ雲に入ってはスパイラル降下をしながら歩を進め、かなり高くサランコットへ戻り最後は近くの丘にトップランディングして1時間かけて歩いてホテルへ戻りました。

ソロでやりたい事は状況判断と何処にでも下ろせる様に毎回ランディングする場所を変え、そして歩くこと。
何処までが安全で何処からがリスクなのか? 
その基礎練習、少しずつ経験を積む事でそのラインが判ってくると考えています。


ここにPara world 2009 12 何故か?あるのですが、その80ページ「自分の限界を超えずに安全フライトするには・・・」があります。
その中で納得する部分があるのでここに載せたいと思います。これはパラモーターについて書かれてますが同じ事です。

スカイスポーツは決して自分の限界を超えて飛んではいけないスポーツだ。
ここで簡単な例を説明しよう。
海岸で風速30Km/h(8.33m/s)の強い風が吹いている。スクールではこんな風で飛ぶのは危険だから絶対に飛んでいけないと指導を受けている。しかし何人かのパイロットが飛んでいる。
それを見て彼等が飛んでいるから自分も飛べると思うのは非常に危険だ。
納得しないパイロットに私は言う。
もし飛びたいのなら、まずはモーター無しでパラグライダーだけでもう少し風の弱いときに何度もライズアップの練習をしてみよう。
そして完璧になったら少し風が強い所でも上手く上がるように練習していこう。
それが出来るようになったら、今度はモーターを背負ってエンジンをかけずに同じように風の弱いときから強いときまでライズアップの練習をしてみよう。
それが出来るようになったら、今度はモーター無しで弱い風のときから比較的強い風のときまで飛んでみよう。
それが出来たらモーターでも飛べるようになるよ、と。

上手い人は必ずしも急に上達したわけではない。
本当に少しずつ自分の出来る事を完璧にしていっただけだ。
逆に言ったら、いつも自分のレベルより低い状況で、より長い時間、色々な環境に慣れる事が大切だと思う。
自分が知り尽くしている環境で今日は風が少し強いが、まずはライズアップの練習をしようとか、地上で完璧なコントロールできるようにしていく事だ。
そして一番大切なことは自分より高いレベルの人に見てもらって練習する事だ。

スカイスポーツは一歩間違えれば簡単に命を落とす可能性が高い。
安全飛行する為にも、いつでも「もし」という状況を考え、それに対応できない飛行は絶対にしてはならない。


時間も出来たので今日は朝サランコットパラのHiaceで上がってサランコットの知人宅からお茶を飲みながらヒマラヤを鑑賞。
ここはViewポイントとしては最高で「以前はよくここでゆっくりと山を見ては村人と談笑していたな・・・」とパラグライダーを始める前の自分を思い出しました。
約4年前にはここサランコットで2ヶ月ほど生活していて、ここの友人宅にも1ヶ月ほど泊まらせて貰っていました。
あの頃は時間が沢山あったので村人宅をお邪魔しては友達いになり、サランコットには多くの知り合いや友達がいます。
パイロットにとってサランコットはテイクオフする所ですが、自分にとってここはパラグライダーだけの場所じゃないところが強みでしょうか。


今日は絶好のお天気、それに雪化粧も加わり沢山のツーリストが訪れていました。

雪化粧をしたヒマラヤの中でも目が行くのはどうしてもここになってしまいます。
寒さ対策としては着込むしかないのですが、歩いて登る事を考えるとその荷物の重量がポイントになってきます。
時間も出来たのでふもとの村で1泊してポーターを頼む事、コーチョンでの滞在期間も検討中です。

左に見える小さな山がマルディーヒマール5553m
その右がマチャプチュレ6993m
コーチョン3600mから飛んでマルディーへ如何に接近できるか!
昨日の雨でコーチョン(3600m)にも積雪が・・・ かなり積もっている感じです。
ここまでハイクアップするのでその雪の状況が気になりますが、Team5を辞め時間も出来たのでその日程の含めて再度考えているところです。


コーチョンは少し雪が茶色く見える所の左上
昨日でTeam5を離れ、昨日のうちに知人の沢山いるSarangkot Paragligingを尋ねて働く事になりましたが、その扱いは臨時タンデムパイロットでお客さんが6人以上のグループで来たときだけ飛ばしてもらえる立場です。
タンデムパイロットは5人いて自分は6人目、この会社はローテイションでパイロットが飛ぶのではなく順番が決まっていてまずはネパール人のシャムとスシールが優先、そして韓国の2人とロシアのビクトール、そして自分。
つまりお客が少なければいつもネパール人が飛ぶ事になり、忙しい人と暇な人がはっきりと会社内で分かれるシステム。それが嫌で離れるパイロットも多いのですが、集客力が大きいのでそれでも韓国人は月に50~60本は飛んでいるみたいです。

残りあと2週間ほど、自分が飛べるのは数本だと思いますが仕方ないです。
それよりも気持ちを切り替えて自分の時間が持てるようになったので、ソロで今まで出来なかった事が出来るようになり、残り2週間自分の為に飛べる!

今日は以前から約束をしていた友達MOTIとタンデムで飛びました。
お客さんではないので普段は出来ないGreen wallへのタンデムXCを目指して、それと彼はサランコットでホテルを経営しているのですがそのホテルを空撮する、この2つのミッションでテイクオフしました。


Green wallへは行けなかったので結局パメにランディングしました・・・
Moti は喜んでいましたが自分としてはタンデムでGreen wall へ行きたかったので残念です。
ホテルとヒマラヤの空撮は出来ましたが、やはり条件がGreen wallへ行くには難しかったです。
昨日の雨、雲の出来にくいヒマラヤサイド・・・ 2100mがMaxでGreen wall 方面へは移動できませんでした。
ソロで行った連中で帰ってきた人は誰もいない、そんな条件でした。


1時間20分のフライトも丈夫でした。
彼ならGreen wall 2時間コースも可能なのでもう一度挑戦してみたいです。

帰りのバスが突然止まったので外を見ると向こうからイカダに乗って川を渡る女性達が・・・
バスは彼女達を乗せるために止まったのでした。
ローカルバスは何処でも止まってお客さんを乗せます。バス停はありますがそこで乗るお客さんは数人で、自分の家や道端で手を上げてバスを止め乗るのが一般的です。
今日2本目は既に怪しい雲行きに・・・
テイクオフで雨が降り出し少し様子を見ましたが100パーセント無理な状況。
ここからの会社側の対応の遅さ、対応の無さに愕然とし、お客さんやパイロットへの思いやりの無さに失望しこれ以上Team5で働くのは気持ち的に無理なので辞める決断をしました。

今シーズンは途中で会社を代えたい時期もありましたが何とかTeam5でやってきました。
ここに来てお客さんも順調にあり「今シーズンはTeam5で最後まで」と決めていましたが残念です。


自分の想像よりも早く悪化した空、積乱雲の発達スピードはとにかく早い!これは大きな教訓になりました。
半分は自己防衛!オーナーやオフィス、ドライバーの言い訳。

オーナー「エージェントがどうしても飛べという、それでないと手数料をもらうと。太陽が見えたのでジープを出すのを止めた。それより何故1本目が終わりオフィスに戻ってくるのが12時なのか?他の会社は2本目を飛んでいるじゃないか!」「ジープを出すのが遅れたのはグライダーも濡れると思いHiaceを探していたからだ。でも無理だった。」

オフィス「私たちはオーナーの指示でしか動けない。鉛筆1本買うのも許可が要る。オーナーに何度も電話したのにあしらわれた。私たちもオーナーには不満があるので明日はシャッターを閉める!」(その数分後には明日のブッキング)

ドライバー「ランディング場で1本目が終わるのを待っていた。オフィスに戻るのが遅かったのはパイロットのテイクオフが遅かったから。」

まず1本目が終わってランディング場で20分ドライバーが来るのを待っていたのはお客さんとパイロットたち。ドライバーにはテイクオフで2本目があるので下で待っているように忠告したが「30分で行ける!」と時間つぶしいていたのはドライバー自身。仕事の流れ、この空模様からして早めに2本目が飛べるように・・・ と考え対応しろ!

そしてオフィス、何の連絡も無く対応もしないで座ってゲームをやっている状況か!こちらから散々電話して3時間してやっとジープ1台、エージェントの注文やHiaceの件など何の連絡もない状況下で3時間・・・ 
この状況下でお客やパイロット達への配慮、敬いの気持ちが無い事に気付き私は辞める決断をしました。

オーナーがパラの素人でエージェントからの圧力もあり、お客よりもお金に重きを置いたのがまず大きな間違い!
そしてオフィスワーク、その情報の伝達が全く出来ていないことも問題でこれは以前から。
ドライバーが英語が全く出来ないのも問題だし、オフィスレディーの英語力の無さも問題。
全てが極普通に出来ていたなら何の問題も無く、2本目は条件が悪く飛べません、すみませんでした(自然の中で行うパラグライダーとはこういうもの)で過ぎていった1日なのに・・・

残念ですがここでは働けません。



12:30にパイロットで話し合い今日これからのフライトは不可能と判断しオフィスに連絡。
この状況で仮に飛んで運良くランディングしたとしても、それを見たパイロット達はどう思うでしょうか?
Team5は素人だと完全に笑われ馬鹿にされます!

雨の後は雷と雹が・・・ テイクオフはかなり寒くなり上着を2枚着ました。
ここに3時間お客さんも、オフィスに電話しても迎えに来ない。濡れるのでタクシーを頼んでもジープを今から出すからそれで来い!しかも2時間以上もたって。
怒りが頂点に立ちました! 雨の中ジープの後で濡れながら帰りました・・・
この嵐の後の日差しを見て「飛べる!」と考えるのはパラグライダーを知らない素人が集まって作った会社だから。
依頼してきたエージェントも「飛んで下りるだけでいいから飛べ!さもないと手数料をよこせ!」と考えるのはお金が全てでパラグライダーの事を全く知らない、その危険性を知らないお金だけを考えた素人の会社だから。
またそれに答えられないTeam5のスタッフたちも素人だから何も説明できない・・・

お客を雨の中3時間もテイクオフで待たせる素人会社でこれ以上働く事は出来ません!


一瞬の太陽もこの後にはさらに風雨が強くなりました、当然!
  
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プロフィール
HN:
kazu
年齢:
53
性別:
男性
誕生日:
1971/09/08
職業:
パラグライダー
趣味:
たそがれ、物想い、静寂、心穏やか、不安、楽しむ
自己紹介:
Kazu
Japan spirits and pride
Professional tandem / Adventure pilot

世界最高峰のヒマラヤ、神の国ネパールで生きていく為に始めた空飛ぶ道具パラグライダーでコマーシャルタンデムをやっています。夢は神の山マチャプチュレへの冒険フライトに挑戦すること。
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