その人が何処から来たかなど、どうでもいいではないか。 どんな地位にあるか、どんな功績があったのか、どんな血筋を引いているのか、など全くどうでもいいではないか。 ただ、その人の行いを見よ。 今ここに於いて、何をするのかを見よ。 行いが正しく、羞恥があり、身と心を慎んでいるのであれば、その人は生まれがどうあれ、今から高貴な人ではないか。
2024/11/16 (Sat)
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2012/03/17 (Sat)
決して自分の限界を超えて飛んではいけないスポーツ
どんな状況でもそれまで働いていた場所を離れる時はエネルギーを使うみたいで、昨夜から体調不良に。
今朝はN野さんにもらったバファリンを飲みSarangkot paraglidingオフィスへ。
今日のお客さんは9:30 4名、11:30 4名 で自分の仕事は無かったのでソロ機をもって上がりました。
サランコットに着いてからしんどかったので知人宅で1時間寝て11:30にテイクオフ、ヒマラヤサイドは朝から雲が発達していてテイクオフは11:30時点で風も強めでした。
本当はコーチョンへ飛んでいって雪の状況を見てきたかったのですが、雲が覆い無理だったので今日のミッションをベグナスレイクへのXCに切り替えテイクオフしました。
ベグナスへ行くにはGreen wallを1周して最後の丘から裏の山へ飛んでいくルートで昨年行ったのでそのルートをイメージして行きました。
テイクオフした11:30がGreen wall方面へ行くリミットタイム、空をしっかり観察して行けると判断しました。
作戦は短時間で低く行く事でした。2時までにランディングしないと危険と判断して、サランコットで1950mでダイレクトでリキダンダへ。
1950mは低すぎるのですが手前の尾根まで行ければこの風なら尾根伝いにリキダンダまで行けると判断、作戦通りリキダンダへ着き20分ほどで何とか上げ直しGreen wallへ。この時点でGreen wall 方面へ飛んできた機体は自分も含め4機で2機は空模様が危険と判断して下ろしました。
自分はいざという時はすぐ下ろせる様にGreen wallの低い所を飛んで行き、いつもの最後の丘ではなくまだ少し日射のあった少し奥の尾根で上げ直し2400mで雲の中に(誰も周りにいない状況で安全を確認した上で)、ここに来るまでの時点で雨は遅くても2時までには80%降ってくると判断したので奥には行けず、安全な範囲で吸い上げを利用し距離を稼ぎ雲に入ってはスパイラル降下をしながら歩を進め、かなり高くサランコットへ戻り最後は近くの丘にトップランディングして1時間かけて歩いてホテルへ戻りました。
ソロでやりたい事は状況判断と何処にでも下ろせる様に毎回ランディングする場所を変え、そして歩くこと。
何処までが安全で何処からがリスクなのか?
その基礎練習、少しずつ経験を積む事でそのラインが判ってくると考えています。
ここにPara world 2009 12 何故か?あるのですが、その80ページ「自分の限界を超えずに安全フライトするには・・・」があります。
その中で納得する部分があるのでここに載せたいと思います。これはパラモーターについて書かれてますが同じ事です。
スカイスポーツは決して自分の限界を超えて飛んではいけないスポーツだ。
ここで簡単な例を説明しよう。
海岸で風速30Km/h(8.33m/s)の強い風が吹いている。スクールではこんな風で飛ぶのは危険だから絶対に飛んでいけないと指導を受けている。しかし何人かのパイロットが飛んでいる。
それを見て彼等が飛んでいるから自分も飛べると思うのは非常に危険だ。
納得しないパイロットに私は言う。
もし飛びたいのなら、まずはモーター無しでパラグライダーだけでもう少し風の弱いときに何度もライズアップの練習をしてみよう。
そして完璧になったら少し風が強い所でも上手く上がるように練習していこう。
それが出来るようになったら、今度はモーターを背負ってエンジンをかけずに同じように風の弱いときから強いときまでライズアップの練習をしてみよう。
それが出来るようになったら、今度はモーター無しで弱い風のときから比較的強い風のときまで飛んでみよう。
それが出来たらモーターでも飛べるようになるよ、と。
上手い人は必ずしも急に上達したわけではない。
本当に少しずつ自分の出来る事を完璧にしていっただけだ。
逆に言ったら、いつも自分のレベルより低い状況で、より長い時間、色々な環境に慣れる事が大切だと思う。
自分が知り尽くしている環境で今日は風が少し強いが、まずはライズアップの練習をしようとか、地上で完璧なコントロールできるようにしていく事だ。
そして一番大切なことは自分より高いレベルの人に見てもらって練習する事だ。
スカイスポーツは一歩間違えれば簡単に命を落とす可能性が高い。
安全飛行する為にも、いつでも「もし」という状況を考え、それに対応できない飛行は絶対にしてはならない。
今朝はN野さんにもらったバファリンを飲みSarangkot paraglidingオフィスへ。
今日のお客さんは9:30 4名、11:30 4名 で自分の仕事は無かったのでソロ機をもって上がりました。
サランコットに着いてからしんどかったので知人宅で1時間寝て11:30にテイクオフ、ヒマラヤサイドは朝から雲が発達していてテイクオフは11:30時点で風も強めでした。
本当はコーチョンへ飛んでいって雪の状況を見てきたかったのですが、雲が覆い無理だったので今日のミッションをベグナスレイクへのXCに切り替えテイクオフしました。
ベグナスへ行くにはGreen wallを1周して最後の丘から裏の山へ飛んでいくルートで昨年行ったのでそのルートをイメージして行きました。
テイクオフした11:30がGreen wall方面へ行くリミットタイム、空をしっかり観察して行けると判断しました。
作戦は短時間で低く行く事でした。2時までにランディングしないと危険と判断して、サランコットで1950mでダイレクトでリキダンダへ。
1950mは低すぎるのですが手前の尾根まで行ければこの風なら尾根伝いにリキダンダまで行けると判断、作戦通りリキダンダへ着き20分ほどで何とか上げ直しGreen wallへ。この時点でGreen wall 方面へ飛んできた機体は自分も含め4機で2機は空模様が危険と判断して下ろしました。
自分はいざという時はすぐ下ろせる様にGreen wallの低い所を飛んで行き、いつもの最後の丘ではなくまだ少し日射のあった少し奥の尾根で上げ直し2400mで雲の中に(誰も周りにいない状況で安全を確認した上で)、ここに来るまでの時点で雨は遅くても2時までには80%降ってくると判断したので奥には行けず、安全な範囲で吸い上げを利用し距離を稼ぎ雲に入ってはスパイラル降下をしながら歩を進め、かなり高くサランコットへ戻り最後は近くの丘にトップランディングして1時間かけて歩いてホテルへ戻りました。
ソロでやりたい事は状況判断と何処にでも下ろせる様に毎回ランディングする場所を変え、そして歩くこと。
何処までが安全で何処からがリスクなのか?
その基礎練習、少しずつ経験を積む事でそのラインが判ってくると考えています。
ここにPara world 2009 12 何故か?あるのですが、その80ページ「自分の限界を超えずに安全フライトするには・・・」があります。
その中で納得する部分があるのでここに載せたいと思います。これはパラモーターについて書かれてますが同じ事です。
スカイスポーツは決して自分の限界を超えて飛んではいけないスポーツだ。
ここで簡単な例を説明しよう。
海岸で風速30Km/h(8.33m/s)の強い風が吹いている。スクールではこんな風で飛ぶのは危険だから絶対に飛んでいけないと指導を受けている。しかし何人かのパイロットが飛んでいる。
それを見て彼等が飛んでいるから自分も飛べると思うのは非常に危険だ。
納得しないパイロットに私は言う。
もし飛びたいのなら、まずはモーター無しでパラグライダーだけでもう少し風の弱いときに何度もライズアップの練習をしてみよう。
そして完璧になったら少し風が強い所でも上手く上がるように練習していこう。
それが出来るようになったら、今度はモーターを背負ってエンジンをかけずに同じように風の弱いときから強いときまでライズアップの練習をしてみよう。
それが出来るようになったら、今度はモーター無しで弱い風のときから比較的強い風のときまで飛んでみよう。
それが出来たらモーターでも飛べるようになるよ、と。
上手い人は必ずしも急に上達したわけではない。
本当に少しずつ自分の出来る事を完璧にしていっただけだ。
逆に言ったら、いつも自分のレベルより低い状況で、より長い時間、色々な環境に慣れる事が大切だと思う。
自分が知り尽くしている環境で今日は風が少し強いが、まずはライズアップの練習をしようとか、地上で完璧なコントロールできるようにしていく事だ。
そして一番大切なことは自分より高いレベルの人に見てもらって練習する事だ。
スカイスポーツは一歩間違えれば簡単に命を落とす可能性が高い。
安全飛行する為にも、いつでも「もし」という状況を考え、それに対応できない飛行は絶対にしてはならない。
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プロフィール
HN:
kazu
年齢:
53
性別:
男性
誕生日:
1971/09/08
職業:
パラグライダー
趣味:
たそがれ、物想い、静寂、心穏やか、不安、楽しむ
自己紹介:
Kazu
Japan spirits and pride
Professional tandem / Adventure pilot
世界最高峰のヒマラヤ、神の国ネパールで生きていく為に始めた空飛ぶ道具パラグライダーでコマーシャルタンデムをやっています。夢は神の山マチャプチュレへの冒険フライトに挑戦すること。
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