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その人が何処から来たかなど、どうでもいいではないか。 どんな地位にあるか、どんな功績があったのか、どんな血筋を引いているのか、など全くどうでもいいではないか。 ただ、その人の行いを見よ。 今ここに於いて、何をするのかを見よ。 行いが正しく、羞恥があり、身と心を慎んでいるのであれば、その人は生まれがどうあれ、今から高貴な人ではないか。

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今日一緒にヒマラヤを飛ぶグライダーが届いた。
IBEX 2 17 だ。
IBEX・・・? なんだそれ? ほとんどのパイロットはIBEXを知らない。
そしてほとんどのパイロットはBoomerangは知っている。

今日夕方1本飛んでみて、その後講習バーンで5本飛んでみての感想
・サイズ17と小さいが十分ソアリング出来る(サーマルの芯をクルクル回すので、他人と一緒に回すのは無理)
・横2メートルのスペースがあればテイクオフできる
・フォーローでも十分テイクオフ、ランディング出来る
・山際ギリギリを攻められるので、飛んでいてスリルがあり楽しい
・スピードがあり、自由自在に動き、自由を感じられるグライダー

何処からでも色々な風でもテイクオフでき(技術必要)、自由に動き、スピードがあり、サーマルの芯を回せ、強い風の中でも飛べ、何処にでもランディングできる
軽く、小さくパッキングでき、持ち歩ける

一言で言うなら「自由を手に入れられるグライダー」
この一言に尽きる

Boomerang なんて足元にも及ばない!

日本のパラグライダー=コンペに出てブーメランに乗っている人がスゴイ?? 
この既成概念をIBEXと共にぶっ壊してやります!!


パラグライダーは自由の象徴である!それを証明するマウンテングライダー IBEX
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ポカラから見えるアンナプルナ山系、その裏側。
そこに世界一標高の高い湖とも言われるティリチョ湖がある。
このアンナプルナ1周で何とか挑戦したい場所でもあるが、5000mの世界なので積雪、吹雪などの条件次第でそこに行く事すら出来ないかもしれない・・・・
しかしこの湖の上を飛ぶことは、アドベンチャーフライト(普通は飛ばない場所)の真髄に触れる事にもなる。
ここは絶景の場所、だからこそ登って飛んでみたい!


アンナプルナⅠ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ 全てが見渡せる

チャレンジしたい場所 ティリチョ湖
右中央の山が5550m、ティリチョ湖が4920mなので、600m登ってこの山からのフライトに挑戦したい!
ただネパール人に「No possible...」と言われた場所なので・・・ そこはどんな環境なのだろうか?

手前がメソカント峠5120m


ジョムソン側から登った所にあるメソカント峠
ジョムソンからティリチョ湖へ登るのは、かなりハードで標高差2600m、3日間かかります。
今回はこの道は登りませんが、ティリチョ湖を回ってメソカントまで行き、ここからティリチョまで飛んで降りる予定。
いずれはメソカント峠からジョムソンへ、2600mの標高差を飛んでみたい!

ひかり・・・
幾重にもある人生の選択で、自分が歩んでいる道・・・
そして今後 歩んでゆく道

何かに導かれ ここに来たのだろうか・・・


私の母親は41歳の時に旅立った、そして今年 私もその年を迎える
ずっと意識してきた41の年、節目の年

私の残された時間はどれ程あるのか?それは私にも解らない・・・

ひかり・・・

ひかりの当たる場所で

あなたに逢いたい

変わらないものなんて何もない

どんなに美しい今があっても・・・・

私は青空だけじゃない 雨も雪も嵐も

「君は青空に似ている」と あなたいつも言っていた

こんなに悲しいと雨は降るでしょう・・・
あの大空へ翼を広げ飛んで行きたいよ・・・

悲しみのない自由な空へ翼はためかせ 行きたい・・・

お客様が歌っているかのようです。

私なら

ああ人は昔々 鳥だったのかも知れないね

こんなにもこんなにも 空が恋しい・・・

「空を飛べたなら」という歌ですが、自然と口ずさんでしまいます。


北陸地方も今週中には梅雨が明けそうです。
オホーツク海高気圧と太平洋高気圧とが押し合い出来た梅雨前線も、太平洋高気圧の勢力が増すと前線も北上していき、日本の梅雨は終わりを迎えます。
そして太平洋高気圧に覆われ夏本番がやって来ます。
太平洋高気圧は移動性ではない為、夏は晴れの日が続く事になります。

ここ獅子孔は南側に白山があり、夏の太平洋高気圧からの南風をブロックし、海からは海風が入ってきて、西を向いたテイクオフに風が毎日入ってくるので、ほぼ毎日飛ぶ事が出来ます。
春、秋はこの逆になり、飛べるのは週に数日となってしまいます。

パラグライダーは風を利用するスポーツでもあり、風に左右されるスポーツでもあり、風と遊ぶスポーツでもあります。
天気がいいから飛べる・・・ でもなく、天気が悪くても飛べるときもあり(雨降りは無理)、その風を読むのが仕事でもあリます。

これから約2ヶ月ほど続く夏、獅子孔のベストシーズンでもあり、最も忙しい時期を迎えます。
そしてこの夏が終われば・・・ ネパールのシーズンへと旅立ちます。


夏だけでスクール全体で250本のタンデムフライトを予定しています。


こちらはOgiのタンデム
スクールにはキャリア20年以上の人から最近始めた方、若い人から年配の方まで、色々な方がいらっしゃいます。
フライヤーについて日本とネパールとの違いは、ネパールでは20代から30代前半が多いのに対して、日本は50代後半から60代が多い。
そして一番の違いは国籍、ネパールは多国籍。世界中から人々が集まっているのに対して、日本は100パーセント日本人。それが当たり前なのですが、帰国すると違和感を感じる部分でもあります。
パラグライダーは色々な国でやっているのに・・・ 何故なんだろう? 何故外人が誰もいないのか?
日本はもともと山も低く、規制も厳しく、島国で天候も不安定、物価も高く・・・ 飛びに来るには魅力が無い国のようです。
パラグライダー(空を飛ぶこと)=自由の象徴 でもあるので、規制の中でしか飛べない日本では方翼を奪われた鳥の様に感じるのかもしれません。
しかし何故この国には外国人フライヤーがいないのか・・・・ ?やはり考えてしまいます。
外国で飛んでいるからこそ、感じる部分でもあります。


そして少し繋がる部分もあると思うのですが、如何に高く上げるか、遠くまで行けるか、も大事ですが、何か大切な事を忘れていないでしょうか?
「白山が今日は奇麗だったね・・・」(白山とは獅子孔からも見える山)
これは74歳の練習生が飛んだ後に言った言葉です。
そしてパイロットは誰も奇麗な白山に気付いていませんでした・・・・

頭の中は常にサーマル、サーマル、サーマル!それに課題のピッチングにローリング・・・
確かに分かりますが、たまには何も考えないで大空で歌を歌ってみたり、俳句を一句作ってみたり、今日一番の景色に感動してみたり、風の流れるままに漂ってみたり・・・・ 
誰よりも高く上げる事はそんなに大したことではなく、誰より遠くに飛ぶ事がそんなに大したことではなく、もっと色んな角度から大空を楽しんでみてはいかがでしょうか!!

大空を飛ぶことは、それを知る限られた人だけに与えられた特権なのだから。


サーマルソアリング・・・ これもパラグライダーの魅力の一つですが、もっと他にもパラグライダーの魅力は存在します。
「わー、いっぱい飛んでいる・・・」 素人が見たらそれだけに過ぎません。
アンナプルナを4週間歩き、登り、飛ぶ
その第一の目的、それは10年かけて成し遂げられる様な大きな目標を見つける為
10年後を見据えての、挑戦できる大きな目標が必ずや見えてくる
プロのアドベンチャーパイロットとしてのチャレンジが、必ずや見えてくる

第二にアドベンチャーパイロットとしての経験を積む為、その第一歩がこのチャレンジになる

第三にプロのタンデムパイロットとして生き残っていく為にも、一目置かれる存在にならなければならない
アンナプルナ1周をパラと歩きで周ったパイロットはいないので、このチャレンジは必ず彼等の印象に残る

スペシャルな何かがないと生き残っていけない世界
ネパールのパラグライダー業界において、今後その傾向は強まるだろう
自分の存在感を示す!それがプロの世界
自分はマウンテンフライトのスペシャリストとして、あの世界で生きていけるようになりたい

そしてこのチャレンジが終わった後に、その「環境」について決断する事になるだろう


必ず何かが見える、あの向こう側へ!




改めて思う・・・ この世界は素敵だと!

人は昔 空を飛べたと 風が囁き 通り過ぎていく・・・ 記憶が蘇る瞬間だ

人が触れる事の出来ない 空の肌触り 空の匂い 空の輝き そして鳥たちとの会話

大空を舞うこの世界は素晴らしい!

そして第二の故郷 ネパール

その神々しい山々 神に導かれ天空の都 ヒマラヤ山系を旅する

パラグライダー・・・ それは一つの道具に過ぎないのかもしれない

しかし それは魔法のホウキ 世界へと私を導いてくれる 

なんて この世界は素晴らしいのだろう・・・・・

私がパラグライダーをやろう!と決めたとき、始めるなら「日本一の人の所に行こう!」でした。
日本に帰りインターネットで調べて出た名前が Kaoru Ogisawa でした。

彼は間違いなく、日本トップのパイロットです。
そして多くのパイロットと違う所、それはアスリートでもある点です。
日本ではこの環境がベストだと思うし、目標だったタンデムパイロットに2年でなれたのも、この環境あってのことだと思います。

パラグライダーを始めて3年と9ヶ月、目標がタンデムパイロットからアドベンチャーパイロットへ・・・
その環境を今後も求めていきます。

今日は夕方練習から帰ると自転車が・・・・夜7時から・・・
思わず笑ってしまいました!
今から自転車で富山の高岡まで帰るとの事・・・
3時間近くかかるから、到着は夜10時・・・
そして明日の朝は5時半出発で金沢 獅子孔まで・・・

誰も真似できない世界、憧れます!



来年のX-Alpsはどうするのでしょうか? 気軽には聞けない世界です。


X-Alps2011の練習で、富山にある立山に歩いて登り、山頂付近からフライト。
今日の金沢は朝から暑かった・・・
これはもう直感で分かりました!フェーン現象だ。
フェーンということは、ここでは強い南風・・・ 日本海に北上した梅雨前線に、南の太平洋高気圧からの湿った風が吹き込んでいる、フェーンということは等圧線の幅も狭い。

事務所で気圧配置図を見て、太平洋側と日本海側の気温を比べてみて、やっぱりフェーンと確信。

フェーン現象とは、主にヨーロッパのアルプス山脈を駆け下りる熱く乾燥した風の事ですが、規模は小さいですが(日本の山は小さいので)日本でも同じ現象が起きます。

難しくて理解できない?かもしれませんが、原因は乾燥したところと湿った所での空気の気温減率(100mごとに変化する温度)の違いが、フェーンをもたらします。

簡単に分かりやすく説明すると、湿った風が山を越えるときに、山の風上側で雲ができ雨を降らせ、山を越えるときには水分の無くなった乾いた風が、山を駆け下りていく。
山の風上側では100mごとに0.5℃しか気温が下がらないのに、風下側では風が乾燥していて100mごとに1℃ずつ気温が変化する・・・・
なので今日は風上側だった静岡や名古屋が22℃だったのに対し、山(日本アルプス)の風下側だった金沢は28℃気温が朝から上昇した。

日本は規模が小さいですが、ヨーロッパは山も高く、フェーン=飛ばない!が常識です。
今年、日本人がヨーロッパでフェーンの中飛んで、飛ばされて亡くなりました。
強風は前触れはありますが、突然やって来ます。
パラグライダーは自然を如何に理解しているのか?が試されるスポーツです。

  
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プロフィール
HN:
kazu
年齢:
53
性別:
男性
誕生日:
1971/09/08
職業:
パラグライダー
趣味:
たそがれ、物想い、静寂、心穏やか、不安、楽しむ
自己紹介:
Kazu
Japan spirits and pride
Professional tandem / Adventure pilot

世界最高峰のヒマラヤ、神の国ネパールで生きていく為に始めた空飛ぶ道具パラグライダーでコマーシャルタンデムをやっています。夢は神の山マチャプチュレへの冒険フライトに挑戦すること。
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