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その人が何処から来たかなど、どうでもいいではないか。 どんな地位にあるか、どんな功績があったのか、どんな血筋を引いているのか、など全くどうでもいいではないか。 ただ、その人の行いを見よ。 今ここに於いて、何をするのかを見よ。 行いが正しく、羞恥があり、身と心を慎んでいるのであれば、その人は生まれがどうあれ、今から高貴な人ではないか。

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2015/09/28 (Mon)
 ね!!

ガソリンスタンドでガソリンを待つ長だの列。


始めたばかりの二重生活が暫く出来なくなってしまった....

ね!! ネパールでは日本では体験できない事が普通に起こる。

タライでのストライキがずっと続いており、インド経由でしか入ってこないガソリンがストライキの為、ポカラやカトマンズまで来くなった。

よってバイクでの通勤が出来なくなり、二重生活はガソリンの状況次第となってしまった。


今日の新聞では、バイクはガソリンが届いても1週間に一人3ℓしか買う事ができない.... となっていた。

ね!! 可笑しいでしょ。どうやって1週間で誰が3ℓ買ったって分かるの?

分かりようがないのに、そう決めているところが「多分そうだろう....」で成り立っているこの国だ。


10月も近づき、ツーリストシーズンに入る中で、このガソリン問題は深刻です。

うちの送迎車ハイエースもあと2日分位しかディーゼルが残っていない.....

一般家庭やレストランでもガスの供給が止まってしまった。


ネパールではたまにある事だが、地震後に迎えるツーリストシーズンでこれが起こると辛いものがある。

ベストシーズンの10月、11月が過ぎるとまた、ツーリストがいなくなる事は目に見えている中でのストライキは、This is Nepal. これがネパールだ。



ここに来て毎日1~2本 仕事が入るようになって来ました。

気になるのはやはり、タライで続いているストライキの影響です。

ストライキをやるのなら、12月以降にしてくれ!!

タライはルンビニを除いてツーリストと無縁の地だから、ツーリストシーズンって何?って感じでしょうが....

ネパールに住む以上はバンダ(ストライキ)は理解の出来ない文化なので、諦めるしかありません。







アスタムに行けないので、昨日敷地内に入れなかったマレパタンにある農業試験場に仕事後 行って来ました。


鬱蒼とした林の中に、1650本ものコーヒーの木が育てられていました。



品種もアラビカ種のみで23種類ありました。(その一部)


実の成りようは今まで見た中で一番でしたが、矢作さん曰く「実があまり付き過ぎると、ひとつひとつが小ぶりになってしまう....」との事。

しかし、今まで見たものと大きさの違いは感じませんでした。


コーヒーの実は赤くなった「コーヒーチェリー」と呼ばれる時期に収穫されますが、収穫時期は1月~3月にかけてがネパールでは一般的です。

この品種はかなり早くに色付き始めていました。


コーヒーの木と木の間は2メートル間隔に植えてあり、背丈も2mm弱で切られています。

この間隔は大きくなって収穫する時に、内に入って作業しやすい間隔であり、背丈もこれ以上高くなると収穫時に脚立などが必要になる為。

コーヒーの木は放って置くと、どんどん高くなるそうです。


コーヒーの木 担当のドゥルガさん。


ナーサリー(苗の栽培)も見せてもらいました。

ここにも23種類の苗が育てられていました。

コーヒーの木は暑い地域が原産なので、その苗も暑い季節に種まきし育てられます。

6月下旬に種を撒き、今は3ヶ月目で苗の高さは20cm程でした。


この苗は一鉢10円で販売しますが、寒さに弱いコーヒーの苗。売るのは冬を越した後の来年3月頃....

それまではこのビニールハウスで冬を越し、大切に育てられるそうです。


これは矢作さんのラトナ コーヒーでの選別の様子です。


乾燥させたコーヒー豆を形の良いものとそうでないもの、大きさや欠けているものなど、細かく分けていきます。

一粒食べてみましたが、決して美味しいものではなく生臭い感じ....

これが火に掛けて焙煎されると摩訶不思議。あの香りと苦味と酸味の不思議な飲み物に代わります!!

ご存知のコーヒー豆も焙煎の仕方によって、酸味や苦味や香りが変わってきます。



マレパタンにはエコビレッジなる別の農業施設を見つけました。

アスタムのエコビレッジとは全く関係ないそうですが、一目見て外国資本の匂いがする建物は直ぐに分かります。

ここのエコビレッジはイタリア人がオーナーだそうです。

ネパール人は農業から離れて行き、そこに外国人が参入している農業施設はネパールに多く見られます。

アスタムの「はなのいえ」もそのひとつ。



今日の視察と会話の中で分かった事がひとつあります。

コーヒーの苗は寒さに弱く、「はなのいえ」に苗を育てるビニールハウスが必要です。それが現時点で無理ならば農業試験場などで苗が冬を越すまで管理してもらい、来年の3月過ぎに10ヶ月が過ぎた大きな苗を運び入れる事になります。

そこで大変なのは、大きくなった苗を運ぶにはトラックや荷台のあるジープが必要になってくることと、植えるためには40cm程の深い穴を掘って、牛糞などの肥料の混じった土を被せること。幾つも植えるとなると、これが重労働だそうです。

ビニールハウスを作り、自分達で冬を越すまで管理するのか?

それとも冬を越すまで管理してもらい、その後に運び込んで植えるのか?


コーヒーの苗作りを始めるのは3月~6月までで、今はその反対の季節に当たるので、自分達で苗作りを始めるのは来年からになり、今年は苗を買って育てることになります。

その苗を今 買うのか? 冬を越してから買うのか?

ビニールハウスを作れるとした仮定で、失敗をしてもいいから経験を積むのなら今からだし、確実に苗をコーヒーの木にしたいのなら冬が明けてからだし.....

来年からは種まき、苗作りから出来ますが、今年は時期的にそれが出来ない状況です。

今年 先ずは何本の苗を買って育てるのかも含めてこの辺りは、今度来られる日本のスタッフとも相談をしてから決めます。
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プロフィール
HN:
kazu
年齢:
53
性別:
男性
誕生日:
1971/09/08
職業:
パラグライダー
趣味:
たそがれ、物想い、静寂、心穏やか、不安、楽しむ
自己紹介:
Kazu
Japan spirits and pride
Professional tandem / Adventure pilot

世界最高峰のヒマラヤ、神の国ネパールで生きていく為に始めた空飛ぶ道具パラグライダーでコマーシャルタンデムをやっています。夢は神の山マチャプチュレへの冒険フライトに挑戦すること。
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