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その人が何処から来たかなど、どうでもいいではないか。 どんな地位にあるか、どんな功績があったのか、どんな血筋を引いているのか、など全くどうでもいいではないか。 ただ、その人の行いを見よ。 今ここに於いて、何をするのかを見よ。 行いが正しく、羞恥があり、身と心を慎んでいるのであれば、その人は生まれがどうあれ、今から高貴な人ではないか。

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2014/03/16 (Sun)
変わり続ける事への対応が仕事になる。

2本目。
ポカラの街、レイクサイド上空を飛ぶ 「天国」フライト。


今日は3本。

オフシーズンと言っても、全く仕事がない訳でもなく、飛べない訳でもなく、ここ1週間は忙しいシーズンとさほど変わらない。


ここにいると勘違いしてしまいそうだが、パラグライダーは毎日 飛べるものではない!

世界中 探しても、こんな所 まず無いだろう。



この季節はよほどの曇り空でない限り1本目、2本目は問題ない。

しかし3本目の時間帯(午後3時ごろ)になると、テイクオフするタイミングによって地獄を味わう事がある。

一発もの凄いサーマルが行った後は、しばらく次がやって来ない時が多い。

1本目はどんどん条件が良くなる時間帯であり、2本目はサーマルも頻繁にある。

しかし3本目になると基本 条件は落ちていく。
1発 大きいのが行ってしまうと、次がなかなか直ぐに溜まって来ない…


今日の3本目はまさにそれで、ひとりだけ取り残されてしまった。

しかしエンジンがある訳でもなく、どうしようもない面もある。

パブルの小さなサーマルで耐え、後はリッジで低い所を行ったり来たり…

空を見上げれば、一発のサーマルで高く上がったグライダーが飛んでいる…

当然 お客さんは上を見上げては疑問を抱く。どうして私だけ低い所を飛んでいるの?

その雰囲気は背中越しに伝わって来る…

こういうフライトは申し訳なくも思い、しかしどうしようもなく、かなり疲れる。

30分 飛べばいい!という訳ではなく、周りとの相対性の中でお客さんは物事を考えるので、目に見えるグライダーは分かっても、目に見えないサーマルは彼等には分からない。


ソアリング フライトなので、その5分 10分の違いで条件が全く別ものになってしまうのは仕方が無い面はあるが、仕事だから仕方が無い… では片付けたくない。

1本目は楽しく、2本目は天国、3本目に地獄を味わう…

そんな一日でした。


全てが変わり続けていく中で、それにどう対応していくのか!

これが私達の仕事の醍醐味なのかもしれない。

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プロフィール
HN:
kazu
年齢:
53
性別:
男性
誕生日:
1971/09/08
職業:
パラグライダー
趣味:
たそがれ、物想い、静寂、心穏やか、不安、楽しむ
自己紹介:
Kazu
Japan spirits and pride
Professional tandem / Adventure pilot

世界最高峰のヒマラヤ、神の国ネパールで生きていく為に始めた空飛ぶ道具パラグライダーでコマーシャルタンデムをやっています。夢は神の山マチャプチュレへの冒険フライトに挑戦すること。
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