ダージリンで試しておきたいので、アンナプルナ一周の寝袋を購入しました。

マイナス20度 対応の寝袋で、North Face。
少し入ってみましたが、30分で汗だくに…
地上ではサウナスーツとして使えそうです^_^

ダージリン、シッキムでは12月マイナスになる事もあり、山を登りキャンプをし翌日飛んで降りる… という経験も積んでおきたいので、この寝袋を持って行きます。

あ〜〜〜〜〜
それにしても よく飛んだな…

疲れた！

これで一区切り！

48日間、完走しました。

今は放心状態で近くが見えない…

遠くしか見えない

結婚式に向かう人々

最近 ルーマニアから2人スクール生が来ているらしく、トマはレッスンをしている模様。
(トマがタンデムをしている間にランディングしていたスクール生は、ランディング場をオーバーしてわらぶき小屋に引っかかっていました…)

昨夜はたまたまトレッキング店てトマに会いました。
彼は寒い1月にヒマラヤにトレーニングで登るそうです。
何も真冬の1月に行かなくてもいいのに…
ひと味違う男です。

給油中のNirvana Jeep

韓国料理屋の不思議な絵

今日は朝からドン曇り…
レイクサイドのツーリストも減り、仕事も減少。
12月、1月はコンディション渋く、お客様も減り… 例年はこんな感じになります。
ただフライト確率は100%なので、お客様が来ればいつでも飛べます。

12月にインドへ行くのはビザが切れるのと、仕事が減少するから。

今日は今のところ1本。
今までさんざん飛んできたので、今日、明日と少しゆっくりしてインドへ行けそうです。

あと1日で私が抜けるので、新たにトルコからのパイロットが加わりました。
デニスは2〜3シーズンサランコット会社で働いていて、プロタンデムパイロットとして人間性、技術ともに問題なし！

インドから帰って来て、一緒に働くのがたのしみです。

今日はこれからインドの準備をします。



冬空


今日からNirvanaの一員になったデニス

雄の二郎です。

今朝はサランコットでローカルバスが故障…
完全に道を塞ぎ、各会社のジープが長蛇の列。約1時間右往左往し、結局皆でバスを押し、車一台通れるスペースを作り開通。
約1時間遅れのファーストフライトとなりました。
日の出も遅くなり、10時半近くにならないと30分飛べないので、1時間遅れて丁度よかったです。

日の入りも日に日に早くなり、5時半には真っ暗になり、朝晩も寒くなり、冬の訪れを感じます。(とは言っても日本よりは全然暖かい！)

今日はタンデムの難しさを他人を通して感じました。
タンデムでは色々なタイプのお客様と飛びます。それは体格であったり、性格であったり、色々な国であったり、男性であったり、女性であったり…

タンデムパイロットにとって一番重要なのは技術では無く、楽しませる、もてなしの心、相手の気持ちを考えられる人格。

技術はある一定以上のものがあればタンデムは出来ます。
それよりも人間性！タンデムに必要なのは色々な事を考えられる人間性です。
何も特別な飛びをする必要は無く、飛んで楽しかった、飛んで良かった…
と思ってもらえる事が一番。

自分はNirvanaのチームリーダーを任されているので、まずはお客様をチェックしてパイロットを選択します。
他のパイロットのレベルは分かったので、そこを考えてパイロットを決めます。

一番難しそうなお客様(重い、軽い、年、体力など)は私が飛びます。

その次がSong。
彼はコンペティターでオールマイティーにこなせる。

その次がYoe。
彼は英語はイマイチですが、笑顔とゼスチャーで陽気にコミュニケーション出来る術を持っている。

そして最後にフレッド。
彼のレベルはギリギリ… ソアリングもランディングも上手くない。だから軽い、体力がある、そんなお客様を割り当てます。
お客様からの不平不満は彼が多い…
今日はショートフライトでお客様が不満たらたら。
でも問題はその態度、言葉にあります。
たとえショートフライトでも、上手くコミュニケーション出来ていれば問題は無い。

ここに限らず、お客様から不平不満を言われるパイロットはだいたい決まっていて、それは技術と言うよりも人間性による所が大きい。

タンデム=人間性

そう確信しています。


バス故障でテイクオフへ行けず…


3本目に飛んだポーランドからのお客様

インドビザが手間取ってなかなか届きませんが、29日に100%届くと聞いて一安心…

あと3日飛べば、約一ヶ月のお休みです。
本当に素晴らしい日々でした！
今日で45日休まず飛び続けていますが、こんな経験は普通は出来ません。

毎日ジープに2〜3時間揺られ、朝10時から夕方まで毎日3〜4本を飛び続ける。
こんな生活を45日間休む事無く続ける…

正直いって精神的にはかなり疲れていますが、この飛び続ける経験の意味の方が勝っている。

脳は仕事が終わると休もうとする。
それは本能がそうさせると思います。
飛んでいる時は、神経は無意識にも張り詰めた状態になります。
それを日々続けると、それ以外の時は脳は休もうとする。
感覚がもうろうとした感じが、1ヶ月を過ぎた辺りから現れ始め、焦点が合ってこない。
これは脳が休もうとしているから…

一日でも、頭を使い長時間飛んだ後には放心状態になる事があります。
今はそれがずっと続いている感覚…

あと3日で飛ばない日々が始まります。
なんかそれが寂しい感じさえ覚える、今日この頃です。

新しくできたNirvana paragliding の看板

昨晩はアニールモモでお風呂に入って、夕ご飯を食べました。
久しぶりの湯舟にゆっくり浸かり、少しゆっくりする事が出来ました。
そこに現れたのが子犬…
あまりの小ささに声が出てしまいました。

疲れた時には、お風呂に入って、日本料理を食べて、子犬に癒される…
ここはいいね！


約1ヶ月半ぶりのお風呂

日本料理屋アニールモモのご主人と生後1ヶ月の二郎

犬の二郎です

今日3本目に飛んだ韓国人グループが、空中で撮った写真とビデオを見ているところ。

最近は韓国のお休みシーズンらしく、韓国人パイロットの営業もあり、韓国人客が増えています。

彼等はこれからエベレストベースキャンプ、インドへと旅を続ける様でお金をキープ、結局見るだけで買いませんでした。

自家用車を持つ人達も増え、道が車に追いつかない？
そこで道の拡張工事は続いています。

ほんの数年前には車と言えばタクシーとバス、少しのジープだけだったのに。
なのでネパールでは今でも車の事を「タクシー」と言います。
かつては車と言えばタクシーでした。

テレビにパソコンにスマートフォン、洗濯機に冷蔵庫にエアコンに車…
ネパールだって何でもありますが、肝心の電気が…
停電はネパールの文化のひとつ？なので、こればかりはまだまだ続きそうです。

Toma のテイクオフ

来年のXーAlpsで使う予定のグライダーで、まだ新品でした。
「XCするの？」と聞いたら、知り合いのビギナーパイロットと一緒なので飛んで降りるだけ… との事でした。

彼はほとんど英語が出来ないので、イマイチ会話が噛み合わない…

ホテルの入口にあったガネーシャ

ガネーシャは象でヒンドゥーの神様の一つ、商売繁盛の神様です。

ギターを弾くケシャブ
彼の音色で夕食を食べました。

昨晩の夕食
チャパティ、豆スープ、インゲンのカレー、ヨーグルト

これでは力が出ない…
この後 部屋に帰ってチーズをかじりました。

今日4本目に飛んだインドの家族。
子供はかわいいね！

サランコットに向かう途中、何か？に遭遇…

今日は土曜日、祝日だったので、何かがあったようです。
何か？はネパール人に聞いたけど…
忘れました(仕事が終わり、脳みそバーン)。

ネパールでは庭ににわとりを放し飼いしている家庭が多く、彼等は残飯掃除をしながら6ヶ月で育ち、一羽700円程で売れ、貴重な収入源になります。
10羽ヒヨコが返れば、生き残るのは3羽… 7羽は鳥にさらわれたり、病気で死んだりで、数がどんどん減っていきます。

自然界は生存競争が厳しいですね。

インドはダージリンとシッキムに行く事にしました。
今晩は日本料理屋でダージリン、シッキムに詳しい新井さんから、色々と情報を頂きました。

12月のダージリンは寒いらしく、前半の寒さがまだ厳しくない時期にダージリンへ行き、その後シッキムへ行く予定です。

どれだけ飛べるのか？は分かりませんが、丘ではなく山を飛ぶ経験と寒さを体感しておく事。
そしてリラックスできる時間を持つ事。
ソロなので飛びたくなければ飛ばなくてもいいし、少しパラグライダーから離れる事も必要だし。

タンデムとソロは全くの別ものなので、ソロで未知の場所を飛ぶのは逆に気分転換にもなる。

まあ、インドを楽しんで来ます！

ダージリンに以前 住んでいた新井さん

稲刈りシーズンも終わり、脱穀を終えたワラを荷台に載せたトラックが道をふさぐ…
色々な車、牛、行商が道を行き交うので、ジープは進んだり止まったりの繰り返し…

焦らずゆっくり行けばいい！
目的地が決まっているのだから。

今日の空は上空に寒気が入って風も強目。
朝のサランコットの表情通り、朝一のフライトからお客様に合わせて、色々な飛び方が出来る、飛んでいて楽しい一日でした。

2〜3日前から ヒマラヤ上空8000m付近は強風で空気が入れ替わり、季節が冬へと向かう転換点だと感じています。

夕暮れとヒマラヤ

今朝は既にサランコット上空に大きな雲が…
朝一のフライトは楽に飛べそうです。