今朝はサランコットでローカルバスが故障…
完全に道を塞ぎ、各会社のジープが長蛇の列。約1時間右往左往し、結局皆でバスを押し、車一台通れるスペースを作り開通。
約1時間遅れのファーストフライトとなりました。
日の出も遅くなり、10時半近くにならないと30分飛べないので、1時間遅れて丁度よかったです。

日の入りも日に日に早くなり、5時半には真っ暗になり、朝晩も寒くなり、冬の訪れを感じます。(とは言っても日本よりは全然暖かい！)

今日はタンデムの難しさを他人を通して感じました。
タンデムでは色々なタイプのお客様と飛びます。それは体格であったり、性格であったり、色々な国であったり、男性であったり、女性であったり…

タンデムパイロットにとって一番重要なのは技術では無く、楽しませる、もてなしの心、相手の気持ちを考えられる人格。

技術はある一定以上のものがあればタンデムは出来ます。
それよりも人間性！タンデムに必要なのは色々な事を考えられる人間性です。
何も特別な飛びをする必要は無く、飛んで楽しかった、飛んで良かった…
と思ってもらえる事が一番。

自分はNirvanaのチームリーダーを任されているので、まずはお客様をチェックしてパイロットを選択します。
他のパイロットのレベルは分かったので、そこを考えてパイロットを決めます。

一番難しそうなお客様(重い、軽い、年、体力など)は私が飛びます。

その次がSong。
彼はコンペティターでオールマイティーにこなせる。

その次がYoe。
彼は英語はイマイチですが、笑顔とゼスチャーで陽気にコミュニケーション出来る術を持っている。

そして最後にフレッド。
彼のレベルはギリギリ… ソアリングもランディングも上手くない。だから軽い、体力がある、そんなお客様を割り当てます。
お客様からの不平不満は彼が多い…
今日はショートフライトでお客様が不満たらたら。
でも問題はその態度、言葉にあります。
たとえショートフライトでも、上手くコミュニケーション出来ていれば問題は無い。

ここに限らず、お客様から不平不満を言われるパイロットはだいたい決まっていて、それは技術と言うよりも人間性による所が大きい。

タンデム=人間性

そう確信しています。


バス故障でテイクオフへ行けず…


3本目に飛んだポーランドからのお客様