モンスーン前半の今は、よく雨がふります。

天気も不安定で、そんな中でも8/9日 飛べているのは不思議ですが、これがポカラです！

仕事が順調にあるから言える事ですが、雨の季節は雨が降らないと困ります！

電気を水力発電でしか作れないネパールに於いて、雨が降る = 電気が賄える！なので、雨はとても重要になります。

今は1日1〜2時間程度の停電で、ほとんど電気があり、雨の恩恵を受けています。

ある意味、雨の季節は快適に暮らせる時期でもあります。


通勤道路。ご覧の天気…

今月は歩いて通っているので、自転車で通るいつもの道ではなく、湖に設けられた歩道を使っています。


朝ごはんを食べる前から雨となり、富士山レストランで朝から冷やし中華を食べ、ゆっくりと待ちました。

この冷やし中華、日本で食べる冷やし中華よりも美味しい！ビックリ！！


時間があったので、欲しかった靴を買いました。

サロモン製で、靴底が薄く、軽く、地下足袋の様に地面の感覚を感じられる靴です。

雨の季節。テイクオフ、ランディングと草が茂る濡れた中で、威力を発揮してくれそうです。

アスファルトの道、長い距離を歩くには向いていない靴です。


天気は持ち直し、正午から2本飛んで、3本目にはまた雨が…

テイクオフ場で1時間 待機しましたが、また太陽が顔を出し、夕方5時から3本目を飛ぶ事が出来ました。

誰にも予測出来ない…


最近は帰の道中、果物屋さんでフレッシュジュースを1杯飲んで、もうひと歩き… これも日常になっています。


今日はいつもの日常ルーティンを、2時間5分で済ませる事が出来ました。

巧みに効率よく出来るようになってきています。

野菜だけですが、これが基本です。

私はベジタリアンではありませをが、それに自然となりつつあります。

仏教、そしてラダックの旅を通して、自分の中で物事への考え方が、大きく変わろうとしている…


ラマユルへの旅 5日目の今日は、昨日のニムーから僅か7kmの場所、バスコへやって来た。


バスコ

昨日は膝の様子を見る為にニムーに1日滞在したが、朝の段階では歩いてラマユルを目指すのは無理と感じる程、足を引きづりながらだったのが、昼の段階で劇的に変わり、夕方にはほぼ普通に歩ける様になっていた！

膝の裏側の痛みが、膝の前に移動して来て、その痛みが抜けて行く感じだった…

無理しないで1日静養したのが正解だった。


痛みが抜けた後は、膝のどの部分が炎症しているのか？が分かり、無理はしたくなかったので、今日は7km、1時間40分の歩き、バスコまでで終了した。


バスコ ゴンパは経年無常、気が遠くなるなる程の時間をかけて、形あるものが形を変え、そして消えていく様を、肉眼を通してハッキリと確認出来る場所だ。


バスコ ゴンパ




旧王宮

大自然のスケールの大きさが背後にあり、かつての城が朽ち果てていく様がそこにあり、ゴンパもまた城の後を追う様に朽ちていっている…













その周りの岩山、その風化した姿… これ程までに時の流れ、悠久の中の瞬間に立ち寄った事は、これまで無かった。



「無常」… 全ては移ろいゆき、変化し続け、消えゆく事を知る者は、心安らかに「今」を生きる事が出来る。



明日は12km程先のリキール ゴンパを目指します。

ラダックの州都レーに滞在中は、いつも決まったレストランへ行き、ほぼ決まった物を食べていました。

それが上の写真です。

ベジ トゥッパ(左)とバター ナン(右)、そして目玉焼きです。

ベジ トゥッパは野菜が入った麺で、スープはシンプルな塩味。

美味しい食べ方は、そこにニンニク汁ひとスプーン分と、唐辛子ベースの調味料を少々入れて、混ぜて食べると野菜の旨味がより感じられて美味しかったです。

味を少し変えたい時には、お酢を垂らして食べました。


チベット料理は自分で辛さや味を変えて食べられる様に、シンプルな塩味が基本です。

このもの事の考え方こそが、仏教そのものです。

誰もが辛いのが好きなわけではなく、甘いのが好きなわけでもない。

自分が「美味しい」と感じたものでも、他にとっては苦痛であり、それはものごとが客観的に見えてこそ分かることです。


ヒンドゥー教の食べものは全く違います。

最初から辛いものがほとんどで、味をどう変える事も出来ない。

たっぷり砂糖の入った紅茶も、どうする事も出来ない。

辛くないと美味しくない。甘くないと美味しくない。

これは主観でものごとを見ているから起こる事であり、日本へ来た外国人に「どうだ、美味しいだろ！」と味噌汁や漬け物を出したところで、美味しいはずがない！


「これが日本の文化、食べものです。一度食 経験してみてください。」

が正解です。


チベット料理の味が誰にでも受け入れられるのは、そこに相手に対する気配りがあるから。

それが仏教の考え方と結び付いている…

そんな事を食事をしながら感じました。

今日は朝方は曇っていましたが、日中は好天になり、２本目、３本目はここ１週間で１番の好条件になりました。

３本目はXCフライト（１時間フライト）でしたが、コンディションもよく、楽しんで飛ぶことが出来ました。

昨シーズンまでモンスーになるとXCフライトは無くなりましたが、今シーズンからモンスーンも３本までになり、XCコースもあります。

しかしコンディションが無いと１時間は飛べないので、モンスーンの時期はなかなか難しい中、今日のお客さんは幸運でした。

朝から順調に飛べると、３本飛んで終わるのが３時頃なので、その後 時間もあり、日常生活が充実します！

洗濯、お風呂、調理に食事、後片付け....　テンポよく出来るようになり、今日は２時間２０分で終了。

以前は作り過ぎた量も、分量が分かるようになってきて、今日は腹８分目ちょうどの量でした。

中国人が増えてきました。

間もなく中国人シーズンがやって来ます。

モンスーンですが、今日のようなコンディションが１日でも多いことを願います！


１本目　中国のお客さん。

２本目　中国のお客さん。

３本目XC　中国のお客さん。

モンスーンの始まりと終わりは、よく雨が降ります。

7月〜9月がモンスーンの季節で、モンスーンが終わるとネパールで最大のお祭り「ダサイン(収穫祭)」が始まります。

昨シーズンも7月前半と9月後半が一番よく雨が降りました。

今朝も10時までは雨が降っていました…


10時過ぎには、太陽が雲をこじ開けました。

しかし昨日と違い、直ぐに雲が広がり、テイクオフに着く直前から雨が降って来ました。

あと30分早ければ飛べていた…

結局 飛べずに下山。


オフィスの隣りでは、結婚の儀式が行われました。


女性達がラッパや太鼓に合わせ、代わる代わる踊っていきます。


この後 新郎はこの車に乗り、新婦の家へ向かいます。
そして新郎 新婦を乗せ、結婚式場であるヒンドゥーのお寺へ向かいます。

今は年に4度ある結婚シーズンのひとつで、今日は大安吉日だそうです。


雨で仕事が出来ないので、メワを買って家に帰りました。


今が旬の果物メワ。


皮を剥き、切って、潮をかけて食べました。


その後 ジムで汗を流していると、また太陽が…

しかし既に午後3時を過ぎていて、皆 家に帰っていったし、今なら飛べるけど… 微妙な気持ちに。

3時半にオフィスから電話があり、「どうなっているんだ？！」

「今なら飛べる…」

「よしオフィスへ来い！」

で、結局 午後4時半過ぎから1本 仕事が出来ました。


ランディング場

タイミングが早ければ2本飛べましたが、今日は2本飛んだ会社と全く飛ばなかった会社に別れました。

毎日だから、無理する必要は何処にもない！

今日はポカラ マジックは不発も、1本 何とか仕事が出来た1日でした。


夕方は遅くなったので、富士山レストランで食事は済ませました。

高菜あんかけ豚丼と冷やし中華を食べました。

今朝は雨音で目が覚めました。

しかし朝8時過ぎには雨も止み、少し明るくなってきたので、ポカラだし、飛べるはずだと思い家を出ました。


雨は止をだものの、日射がなく、風もなく、雲底も低いまま…

午後1時までは職場のサランコットも雲で覆われていました。

日射がないから雲底も上がらず、今日は無理だろう…


オフィスの隣りでは、明日の結婚式の準備を女性達がしていました。


何だろう？これは？
何かの粉を、鍋に火をかけて炒っていました。

明日 お隣さんは沢山の人で賑わいそうです。

パラグライダーのお客さんにも、ネパールの文化、結婚式を見てもらえそうです。



その後はご覧の通り！

午後1時半から仕事で、2本 飛べました。

そして夜にはまた雨が降ってきました。


モンスーン。毎日 雨が降るのに、毎日 飛べるポカラ…

パイロットはこれを「ポカラ マジック」と呼んでいます。

日本ではあり得ない事で、欧米のパイロットもあり得ない… と言います。

ポカラ マジックは年間フライト確立94%という、あり得ない数字を叩き出します！



欲しかったお香立てを買いました。


お香もジャスミン、マンゴー、ムーン ドリーム？ の3種類を買いました。


蓋を開けて、この様に使います。

ネパールでは朝、各家庭でお香を炊きます。お祈り「プジャ」の意味もあり、あとは香りを楽しみます。

毎朝15〜30分の座禅瞑想をしているので、その時に使おうと思います。


夕ご飯の準備、食事、後片付け、洗濯、お風呂… の日常 行為で、今日は2時間30分でした。

これ全てが瞑想、精神統一の時間になっています。

今シーズン、重きを置いているテーマです。

チャイニーズ パワー！

ポカラ マジック！

ラダックを去る日が、自分がこの世を去る日… つまり「最期」だと想像して、日々を過ごしてみよう。

自分の死は5月30日に迫っている。

今日のニムーは雨が降っている…
年間を通してほとんど雨が降らないこの地で、今日は雨が降っている。

左膝の後ろ側の痛みが、昨日の歩きの途中から酷くなり、今朝 歩いてニムーにあるゴンパへ行って来たが、膝の状態が悪く、考える事となった。

今日の予定は次のゴンパ、バスコ。
歩いても2時間ほどの距離しかなく、足を引きづりながらも、ゆっくりバスコへ向かうのか？

歩きに拘らず、車を使ってとりあえず今日の目的地 バスコへ向かうのか？

今日一日だけニムーで膝の様子を見て、明日もこの痛みが続くのならば、考え方を変えて、車を使った旅に切り替え、膝の状態が良くなれば、また歩きに戻す…

膝の痛みは何故か？昨日の後ろ側から、今日は膝の前側に移って来ている。

歩きでここまでの膝の痛みは初めてなので、どうなっているのか？は分からないが… 今シーズンの日常で、歩く事が足りなかったのと、20kgの重荷が原因である事は間違いない。


雨も降り、日射もなく、肌寒い今日は、無理する事なく、ニムーにもう一日滞在する事にした。


レーを出て4日目。今日は5月10日、今回の旅も早くも1/3が終わる。

思う様に前に進んでいかないが、人生のゴール(死)はこちらから急いて向かわなくても、確実に近づいて来る。だから焦る事も、急ぐ事も、悩む事も何も無い。

膝の痛みも、悪くもなれば、良くもなっていく。

全ては移ろいゆく… 変わり続けるという事は、膝の状態とて同じ事だ。

今の自分に気づき、目の前の出来る事をやっていく… 何も先を考え、悩む必要など何処にもない。

大切なのは将来ではなく、今の行為に充実感と喜びを感じられるか否か？ だろう。


ニムーにあった小さなゴンパ。

2度訪れたが、2度とも居留守を使われた…

ラマ(僧侶)が中にいるのは分かり、一度こっそり外に出て来ましたが、私を見るなり、中に引っ込んでしまった…

その後 ノックしても居留守…

ツーリストが訪れるゴンパではなく、私にビックリしたのでは？ と村人に言われました。

顔形は似ているのに！

仕事は順調です。

雨が降らなければ、毎日3本は確実に仕事があり、12月、1月を除けば、それが1シーズン続きそうです。


今シーズンは仕事でどうこうするのではなく、「日常」を充実させる事が、仕事を磨く事にも繋がる！

日常の充実が仕事に繋がる…

そう考えています。

昨日の雨で、挨拶に行きたかったYetiにも行け、ラマユルの旅も少し更新でき、ジムで身体を動かす事もできたので、有意義な雨となりました。

今日は雲ベースの時々 晴れで、雨も夕方6時から少し降っただけでした。


今日は2日前に買った、襟付きの長袖シャツを来て仕事しました。

いつもは暑いのでTシャツで仕事していますが、汗でだくだくになる仕事では無いし、お客さん相手の仕事なので、身成りも大事だし、動ける事も必要だし…

そう考えると、襟付きシャツもありだと思います。

あと数枚 買って、仕事で使う様にします。



パイロットの格好は様々で、欧米のパイロットはTシャツ＆短パンが多く、ネパール人は逆に服装に気を使い、オシャレな格好のパイロットが多いです。

基本 欧米人パイロットよりも、ネパール人 パイロットの方がお金持ち！

ビザ代はいらないし、家があり、生活費は少なくて済むから、ネパール人より、外国人パイロットの方が大変です。

しかしネパール人はパイロットになる事 自体が大変ですが…

平均年収20〜30万円のこの国で、タンデム パイロットになるまでには少なくても100万円以上はかかります。

限られます！

お金持ちか、パッキング ボーイとして働き、スポンサーを見つけ、はい上がるか！


日本ではタンデム パイロットになるまでに、300万円はかかるかな…

でも仕事としては成り立たないので、タンデム パイロットになる人はほとんどいません。


通勤道路


今晩は魚のトマト煮、大根とナスの浅漬け、大根降ろし、セロリの葉とタケノコの味噌汁を作りました。

食事の準備をして、食べて、後片付けが終わるまで1時間45分。

しかしこの行為が、大切なものである事に気付きつつ在ります。

大切なものは「日常」の中にある！