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その人が何処から来たかなど、どうでもいいではないか。 どんな地位にあるか、どんな功績があったのか、どんな血筋を引いているのか、など全くどうでもいいではないか。 ただ、その人の行いを見よ。 今ここに於いて、何をするのかを見よ。 行いが正しく、羞恥があり、身と心を慎んでいるのであれば、その人は生まれがどうあれ、今から高貴な人ではないか。

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2014/07/09 (Wed)
気配りの味付け。


ラダックの州都レーに滞在中は、いつも決まったレストランへ行き、ほぼ決まった物を食べていました。

それが上の写真です。

ベジ トゥッパ(左)とバター ナン(右)、そして目玉焼きです。

ベジ トゥッパは野菜が入った麺で、スープはシンプルな塩味。

美味しい食べ方は、そこにニンニク汁ひとスプーン分と、唐辛子ベースの調味料を少々入れて、混ぜて食べると野菜の旨味がより感じられて美味しかったです。

味を少し変えたい時には、お酢を垂らして食べました。


チベット料理は自分で辛さや味を変えて食べられる様に、シンプルな塩味が基本です。

このもの事の考え方こそが、仏教そのものです。

誰もが辛いのが好きなわけではなく、甘いのが好きなわけでもない。

自分が「美味しい」と感じたものでも、他にとっては苦痛であり、それはものごとが客観的に見えてこそ分かることです。


ヒンドゥー教の食べものは全く違います。

最初から辛いものがほとんどで、味をどう変える事も出来ない。

たっぷり砂糖の入った紅茶も、どうする事も出来ない。

辛くないと美味しくない。甘くないと美味しくない。

これは主観でものごとを見ているから起こる事であり、日本へ来た外国人に「どうだ、美味しいだろ!」と味噌汁や漬け物を出したところで、美味しいはずがない!


「これが日本の文化、食べものです。一度食 経験してみてください。」

が正解です。


チベット料理の味が誰にでも受け入れられるのは、そこに相手に対する気配りがあるから。

それが仏教の考え方と結び付いている…

そんな事を食事をしながら感じました。

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プロフィール
HN:
kazu
年齢:
53
性別:
男性
誕生日:
1971/09/08
職業:
パラグライダー
趣味:
たそがれ、物想い、静寂、心穏やか、不安、楽しむ
自己紹介:
Kazu
Japan spirits and pride
Professional tandem / Adventure pilot

世界最高峰のヒマラヤ、神の国ネパールで生きていく為に始めた空飛ぶ道具パラグライダーでコマーシャルタンデムをやっています。夢は神の山マチャプチュレへの冒険フライトに挑戦すること。
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