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その人が何処から来たかなど、どうでもいいではないか。 どんな地位にあるか、どんな功績があったのか、どんな血筋を引いているのか、など全くどうでもいいではないか。 ただ、その人の行いを見よ。 今ここに於いて、何をするのかを見よ。 行いが正しく、羞恥があり、身と心を慎んでいるのであれば、その人は生まれがどうあれ、今から高貴な人ではないか。

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サランコットにも沢山の鳥がいてパラホウキングのように鳥と共に飛ぶことが出来ます。
今日も沢山飛んでいましたが、中でも大きな白い鳥(多分ハゲタカ)が目の前を一緒に飛んでいたので追いかける事に・・・ 
中国からのお客さんも鳥が飛んでいるのを間近で見られて大変喜んでいました!


後に見えるサランコットトップから鳥を追いかけミニXC
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今日の条件は2月、3月の様なXCコンディション。
ヒマラヤ側は朝から雲が沸き始めクラウドベースで2300m位、必ず上がる条件なのでソロなら誰もが突っ込みたくなりますが風も強まり注意が必要です。集中力は恐怖心と共に高まります。
サランコットのタンデムもご覧のように尾根沿いにコンバージェンスラインが出来て、30分で終わるのはもったいないコンディションとなりました。


ノウダンダに続く尾根沿いにコンバージェンスラインが・・・
私の住んでいるマルコポーロゲストハウスには4頭の水牛(2頭は赤ちゃん)がいて毎日朝と夕方に乳搾りをします。一日約10リットル以上の牛乳を出す牛は貴重な存在ですが、見ているととても大変そうです。
朝は5時半頃には起きて乳搾り、その後には運動と食事の為に外へ連れ出します。その間にここでは息子が牛に与える栄養ドリンク作り。薪で火を起こして色んなものを混ぜて煮込んだドリンクを牛が帰ってくると一日1回与えます。このドリンクが上質なミルクを出す上でポイントだ・・・ と毎朝365日作って飲ませています。
その後も昼、夕方と外に山になった枯れ草を与えて夕方には2度目の乳搾り、これを365日牛がいる以上は毎日続けなくてはいけません。家族全員でどこかに泊まりで行く事は農村ではありえない事で、必ず誰かが動物の面倒を見なくてはいけません。

ペットとしての動物ではなく人が生きていく上で欠かせない命を与えてくれる動物、それはミルクであったり肉であったり労働であったりしますが、そんな動物と人とが共存しているのもネパールの魅力の一つです。


マルコポーロのお母さん、子牛には寒いので毛布が掛けてありました。



絞りたてのミルクは泡が立っています。
この時期はホットミルクにして飲みますが濃厚でデザートのようです。
マルコポーロの彼らはベジタリアンで肉や魚、卵も食べません。そんな彼らにとって
ミルクは貴重なタンパク源です。
最近はここDBモモに来て夕食?(夕方5時ぐらい)を食べる機会が増えました。
理由は簡単、美味しいと感じる事でストレスが解消されるのとダムサイドにありいつもと雰囲気が違う点。
店内も座敷になっていて出来るまで寝てられるし、落ち着ける。出来ればメインロードから離れていれば車やバイクの雑音も無くなるのだけど・・・

最近は私が住んでいるマルコポーロもうるさい・・・ 原因は近くで建設中のホテル、電気を起す為にジェネレーターを深夜まで使って作業しているから。本当は静かな所なのに台無し!
ジェネレーターの音って知ってます?日本ではジェネレーターを使う事は無いので分からないかもしれませんが、例えるなら工事現場のガがガっていうあんな感じです。多分インド製の安いのを使っているのでこんなうるさいんでしょうけど。


心安らぐ日本食。ご飯に味噌汁に豚のしょうが焼き、大根おろしにラーメン、そして日本茶!
「美味しい!」は明日への活力に。
DBモモに「パノラマ展望浴場 月、金14:00~18:00 250ルピーで入れます!」と書いてあったので見せてもらうことに・・・
確かに晴れていれば窓からヒマラヤが見えそうですが・・・ イメージとは全然違いました・・・
ゲストルームがキッチンとシャワー、トイレがついて月9000ルピー(9000円)と聞いたので見せてもらいましたが、これは写真を載せない方がよさそうです。一部屋は毎年来て4ヶ月滞在している日本人の荷物が山になって置いてありました。彼はつい最近日本に帰ったそうです。


シャワー生活なので気分転換で一度利用しようかな~
夕方食事後にレストラン裏に併設してあるゲストハウスの屋上へ景色を見に上がりました。
山は雲で見えませんでしたが、雲が無ければここからはヒマラヤが奇麗に見えそうです。やはりダムサイドの方が山のロケーションはいいです。レイクサイドではマチャプチュレの頭しか見えません・・・

今日は朝から山の方で雲がわいていて、昼過ぎにソロで飛んだときには既にGreen wallは黒い雲が迫り雨粒が少し落ちてきて安全な範囲でギリギリまで上げて2300m、自分のグライダーではやはり2500mは無いと届かず、結局帰って来れませんでした。


DBモモのオーナー
ポカラの計画停電が今日から変更になり一日12~14時間停電に。
今日は確か火曜日のはず、ただいま19:30ですが電気が来ていません・・・・
この予定時間はあっているのでしょうか?予定はあくまでも予定のようです。


赤が停電時間
朝Sweet Memoryで朝食を食べていたらこんな広告が貼ってありました。
ポカラも自転車でのトレッキングも盛んで、中にはヒマラヤの裏側ムスタン地方まで自転車で冒険するグループもあります。もちろんヨーロッパ人、彼らはアドベンチャーが大好きですね!
今はシーズンではないのですがラフティングも盛んでネパールには300ものラフティング会社があります。
知り合いのネパール人何人かは毎年3,4ヶ月ほど日本の長良川や吉野川などにラフティングのガイドとして働きに行っています。ここでもヨーロッパ人はラフティングと言ってもExpeditionで、川を下りながらキャンプを張りそれを繰り返してながら移動していく・・・ やはりアドベンチャーが好きです。
ポカラのパラグライダーもサランコットから場所を変えていく・・・ そんな時期が必ずやって来る、そこにスペシャルなものを探していきます。



アニ-ルモモレストラン(日本食屋)に置いてあった本です。
ネパールのトレッキング、登山、のコースが載っている本で、来シーズン挑戦したいアンナプルナのエリアも詳しく載っています。そしてポカラからも行けるパラグライダー定番の場所「コーション」、そしてその奥にはアドベンチャールート「マルディーヒマール」と載っているので興味深く読みました。
クマイカルカ(3200m)、ここには平地があり2月、3月には飛んで、それ以外の時期には歩いてここまで来てベースキャンプ。来年以降のネパールツアーで使えるように2月、3月には歩くバージョンと飛んでくるバージョン両方とも実践してみます。
ここにトップランディングした経験は無いのですが飛んできたことは何度もあり、しかしそんな条件の時には雲が覆いマチャプチュレやマンディーヒマールは見えませんでした・・・
この景色はやはり朝方、雲が沸き立つ前、その為にはここでベースキャンプを張って翌日を持つ事になります。


後の黄色い山がコーション(3600m)、中央の小山がマルディーヒマール(5500m)、
その右後にマチャプチュレ(6900m)



雲が無ければマンディ^ヒマールB・C(4200m)からは中央にマンディーヒマール(5500m)、右にマチャプチュレ(6900m)がこの様に見えます。
クマイカルカには平地があり小屋もあるので、パラグライダーでは飛んで来るにしても歩いて上がってくるにしてもここがベースキャンプになり一泊、翌日は条件次第でマンディーヒマールに挑戦するのか飛んでポカラまで降りていくのか・・・ ちなみにガチョークから歩いて登って10時間ほどかかるそうです。


2月、3月、暖かくなったら一度歩いて登ってみます
今日は朝から時雨模様・・・ 
そこでホテルやレストランに配る名刺を作ろうとマヘンドラプルまで来ました。

今働いているTEAM5は厳しい状況にあります。韓国人パイロット2人が相次いでテイクオフで失敗しパッセンジャーが病院に運ばれ、当然周りからの風当たりも強く、今働いているパイロットはロシア人のパッシャと私の2人だけ・・・ もともといたクラウディオやスタインはお客が少なく別の会社へ移っていきました。
TEAM5の集客力は14ある会社のうちでもワーストだと思います。そんな会社に移ってくるパイロットはいません。一番の問題点はマーケティングをしっかりやらず会社を始めた点にあります。2ヶ月間働いていて感じる事はツーリストシーズンは他の会社が一杯になりTEAM5にもそこそこお客は来ますが、ツーリストが少ないシーズンは全て他の会社にお客が取られ、毎日お客がある会社と全くいない会社に完全に分かれてしまいます。これは完全にマーケティングの差です。
お金があれば許可が下りてしまうネパール、マーケティングのノウハウも知らずパラグライダーがどんなものかも知らず会社を作れば今のTEAM5の様になるのは当然です。
自分も他の会社へ移るべきなのか? そのスペースはあるので可能なのですが、会社を代え仕事をもらい飛ぶだけでは何も未来に繋がらない・・・ 自分が動きマーケティングする事で将来のいい経験になると考え、自分でも集客に動く事にしました。やるだけのことはやってみます。答えはそれからでも遅くはありません。

もう一つの現実として日本人の存在の無さです。自分が「日本人か?」と聞かれることはまず無く「韓国人か?」と聞かれることがほとんど、たまに中国人と思われる事もありますが・・・
旅行者の数は中国人10:韓国人8:日本人0.5ぐらいの割合、タンデム客の割合は中国人10:韓国人8:日本人0.1ぐらいです。これは中国や韓国は直行便がありますが日本からは無い事も関係しているかもしれませんが、ネパールに限らず他の国においても中国人や韓国人に追いやられているのではないでしょうか?
日本がアジアのリーダーだった時代は終わりを告げている・・・ 旅行者の数だけで判断は出来ませんが、国力にもそれは比例しているように思えます。

何とか日本人のお客さんを一人でも増やせるように!まずはMy Cardを作って日本食レストランやホテルを中心に営業していきます。


こんな感じで仕事してました(パソコンに向かっているのがスタッフ)
10時24分、フロンティアタンデムのジミー(2年連続Ozon2ランナーに乗りネパールチャンピオンシップのwinnerのイギリス人)を先頭にタンデムスタート。
ファーストフライトはこの高さで何とか粘り20分ほどタンデムフライト。朝一は山が奇麗ですがやはりセカンド、サードフライトのほうが条件はいいです。昼過ぎには山が雲で隠れる事も多いのですが・・・

朝ファーストフライトでのテイクオフ場。
何とかステイ出来る時間帯が10時40分以降でテイクオフに上がってから30分以上はこんな感じで準備して鳥のソアリングを見てステイ出来そうになったら一斉に出て行きます。
セカンドフライトが無い場合はもっと条件を待つ時もあります。


あくびをしているのがTeam5パイロット ロシア人のパッシャ
お客さんがいればタンデムフライト、いなければソロフライト、飛びたくない時には無理して飛ばないのが長く続けていく上で大切だと思うのですが、自分の中で決めている事としてタンデムでは当然お客さんの状況にあった飛び方が必要で無理なく安全に楽しんでもらう為に最善を尽くします。一方ソロではランディング場に戻る意味もないし行ける所まで行く!トップランディング出来そうな所があればチャレンジする、テイクオフできそうな所があればチャレンジする、同じ飛び方は出来るだけ避けて違ったルート、常識にとらわれないでやってみる、勿論怪我をしたら全てを失うのでその判断力も含めてチャレンジできるのがソロでありこの場所だと考えています。


アメリカ男性とタンデム
ネパールにいると子供たちは集まってくるし大人は外で日向ぼっこかチェスをしていて、いつもお休みのようで平日と休日の違いがいまいち分からないのですが、今日もお祭りでお休みのようです・・・
Yetiに行ったらお祭りのこんな食べ物が出てきました。


サツマイモとサトイモ、それに乾燥したお米を甘くしたもの
新年 あけましておめでとうございます。

遅れましたがしばし冬眠していました。まだ本調子ではありませんが少しずつ新たな目標に向かっていける年になりますよう一歩一歩進んでいきたいと思います。

ネパールツアーが終わり最後の夜に半谷さん、横山さん、川崎さん、大槻さん、佐相さんからお話を頂きました。その中で言われた「この世界で生きていくためには他の人には無い何かスペシャルなものが必要」というお言葉と、「このネパールに住むことに決めたその魅力をもっと発信してほしかった」と言うお言葉がこれからこの世界で生きていく上での大きなヒントになる、そしてあと2ヵ月半余りの今回のネパール滞在での答え探しとなりました。

タンデムを離れツアー中はタンデムを客観的に見る中で思った事それは「これだけやっていても未来は無い」と言う事でした。今は多くのタンデム屋(特にロシヤ人多数)が働きに来ています。お客が入れば飛び、いなければ時間つぶし・・・ それが出来るのも後3年、いずれはタンデムのほとんどをネパール人がやる時代が来ます。タンデム屋の居場所は年々なくなり、何かスペシャルなものを持った人だけが居られる場所に変わっていくと思います。今ではパラホーキングであったりインストラクターでスクーリングの出来る人がスペシャルな存在ですが、他にもスペシャルなものは生まれてくると思います。

ネパールの魅力・・・ それはやはりヒマラヤです。果たして自分はどれほどその魅力を知っているのか? その答えは皆無といって良いでしょう。山に魅せられてネパールにやって来た訳では無いけれど、ここに住む以上は山の世界にも入り込む必要を感じています。それだけの価値が目の前の山々にはあると思います。
来シーズンには3週間ほどかけてアンナプルナを周る計画を建てようと考えています。将来的にはトレッキングとパラグライダーを如何にリンクさせられるのか・・・
新たな目標を探していきます。

青空に白く輝くストゥーパ。フェワ湖の裏山の山頂にある日本のお寺です。
新年はネパールにいるので、日本の初詣の代わりにここに登り一年の健康を祈願しました。

  
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プロフィール
HN:
kazu
年齢:
53
性別:
男性
誕生日:
1971/09/08
職業:
パラグライダー
趣味:
たそがれ、物想い、静寂、心穏やか、不安、楽しむ
自己紹介:
Kazu
Japan spirits and pride
Professional tandem / Adventure pilot

世界最高峰のヒマラヤ、神の国ネパールで生きていく為に始めた空飛ぶ道具パラグライダーでコマーシャルタンデムをやっています。夢は神の山マチャプチュレへの冒険フライトに挑戦すること。
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