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その人が何処から来たかなど、どうでもいいではないか。 どんな地位にあるか、どんな功績があったのか、どんな血筋を引いているのか、など全くどうでもいいではないか。 ただ、その人の行いを見よ。 今ここに於いて、何をするのかを見よ。 行いが正しく、羞恥があり、身と心を慎んでいるのであれば、その人は生まれがどうあれ、今から高貴な人ではないか。

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4ヶ月ぶりの湯船につかり髭も剃ってスッキリしました

雑然とした屋上と花壇に水をやる少年とボーとした時間・・・

あぜ道を歩く一列の集団と洗濯物とボーとした時間

空を見上げると鳥の群れが・・・
これはとんびや鷹ではなく小型の鳥でしたが、やがてサランコットの丘のほうへ飛んで行きました。
今日はチェコからの団体のお客様でした。
9人グループでしたが100Kgオーバーが3人、95Kgが2人、85Kgが1人、後3人は50~65Kgの女性。
あさ11:00と午後1時の2回に分けてのフライトで朝のフライトはなるべく軽い人に乗ってもらい、午後1時のフライトでは100Kgのお客さんに乗ってもらい飛びました。
一番重い120kgのお客さんはキャリアが豊富なカイトが志願して飛ぶことに・・・ ハーネスはスープエアーを借りてきて使いました。午後1時を回っていましたが条件もそれほど良くなくかなり低い所でカイトはもがいていましたが、技術は高いパイロットなので何とか持ち直し上げてきました。

私は朝11:00のお客さんが95Kg、午後1時が100Kgのお客さんでやはり朝はきつかったしブレークが重かった・・・ 午後はタイミングよくサーマルに乗れたのでそれほど苦労することなく30分飛ぶことが出来ました。

ヒンドゥー教にはカースト制度がありカーストによって食にも色々と規制があります。
典型的なのがハイカーストのブラマン。彼らは基本ベジタリアン、肉を食べるにしても鳥、山羊に限られ、一世代前の親の世代では自分の作った料理以外は口にしない人々もいます。同じものを同じ味をいつも食べているので味覚が育っていなく偏っていて、彼等が作る料理は正直美味しくはありません。
一方タカリ、グルン、モゴルなどモンゴル系の人達は食に規制が無く何でも食べられるので味覚も私たちに近く、彼等が作る料理は美味しいです。
味覚は幼いころからの食生活で決まってしまうので、日本人は醤油、味噌、ダシ文化でそれを美味しいと感じ、その美味しいは多くの国に認められています。ここでも日本レストランには沢山の外人が食べに来て人気があります。
一方ネパール食の代表「ダルバート」はたまにはよくても毎日食べられる外国人は少なく、レストランでは皆別なものを食べています。

美味しい=旨み成分があるなので、ネパール食の旨み成分を取り入れない食べ物は他国の人にとって辛いものがあるのだと思います。

寿司が食いたい!

ここのチャーハンは美味しくて特にバッフ(水牛)入りのチャーハンをよく食べます。
お肉がゴロゴロ入っていて味付けも日本の味に似ています。
店主はモンゴル系のひとでネパールのチャーハンよりも美味しい!
今日も2本お客さんとタンデムフライト出来ました。
朝から晴天で昨日との違いがイマイチ理解できないのですが、今日は朝から鳥たちもソアリングしていて10時半にはタンデムでも飛べる条件に・・・
昨日は11時半になっても低くしか飛べなかったのに、一体昨日と今日の違いとは何なのか?考える事に。
見た目の違いはヒマラヤ方面の雲が昨日はヒマラヤの後にあったのが今日はヒマラヤの手前に高積雲があったこと。サランコット上空にも昼過ぎには積雲ができたこと。朝から鳥が昨日より高い位置でソアリングしていたこと。
五感で感じる違いはサランコットの空気が昨日よりも涼しかったのと、風が朝から入ってきていたこと。
上空の空気が昨日より低かったのがXCコンディションになった理由だと思います。
ネパールは日本と違って大陸にある国なので天気が短期で変わることは少なく、風向きのサイクルも毎日ほぼ同じです。日本のように天気図を読みながらその日のコンディションを推測する・・・ ことも無く、飛んでみて渋かった、良かった、と結果論で話す人がほとんど(ネパール人)。

特にヒマラヤサイドにチャレンジするようになれば自分の身を守る為にもネパールの気象についてもっと勉強する必要がありそうです。ここで飛んでいる分には問題ないのですが・・・


今日はヨーロッパ女性、インド人男性とタンデム。
インド人はテイクオフ前にビール瓶1本飲んでから飛んだので吐かないか心配でしたが無事でよかったです。
日本なら飛ぶ前のアルコールは禁止なのですが・・・ 景気づけで怖さを紛らわす為に飲んだ?のか空中では高く上げようとすると「Down」と何度もいっていました。でも楽しそうでよかったです。 

今日は昨日と違ってサランコットにも積雲ができまずまずの条件になりました。
チャンピオンシップが終わりその間ストップしていたサランコットの道を広げる工事が再開しました。
今日もショベルカーが動いていた1本目はここで降りて歩いて登る事に・・・
チャンスとばかりに村人がやってきては荷物運びを志願。願ってもない仕事です。
今日は女性の姿も見かけました。


自分で運ぶ人、ポーターを雇う人・・・
ここでは運んでもらって村の手助けになる方が貢献に繋がります。ただ寄付するのではなく仕事をしてもらってお金を与える健全な姿です。
外人の中には女性にこの様な重いものを運ばせるのはかわいそうだ!と思われる人も多いですが、彼女たちの環境は朝は約30キロの水汲みが日常でそれを持ち上げ頭に紐で引っ掛けて山を登り、これはトライした事がありますが首が折れそうになります。日中は家畜の餌を刈り取って(草ですが蓑虫のように体が隠れるほどの量)それを背負って登りる。それを子供のころから日常的にやっている彼女たち、日本の男性なんて足元にも及びません・・・
ただ街に下りると違い、街の女性はか弱い?普通の女性です。


私のタンデム道具(30Kg)を運ぶ女性、約20分登り200円の収入があり喜んで運んでいます。
先日の大会もそうでしたが2月なのにこんなに渋いコンディションは記憶にありません・・・・
2月後半から3月にかけては1年で最もXCに適した時期のはずです。上空は冷たく下は暖かくなる季節のはずが上空も既にポカポカ、今日ソロでもトップアウトした人はほとんど無く昼過ぎてもかなり低い所で回す光景を目にしました。
朝からヒマラヤサイドは雲がありましたが、12時過ぎてもその雲が広がる事なくマルディーヒマールもマチャプチュレも姿を隠す事はありませんでした・・・ 今日あそこを飛んでいたらどうだったのか?あの高さの場所を飛ぶイメージはなかなか出来ません。


午後1時過ぎの写真、かなり低い所で皆飛んでいました。
今日は1本目がヨーロッパの女性、2本目がネパール人男性でした。
とにかくステイブルコンディションで上がらない・・・ 2月は通常もっとストロングなコンディションですが。
そして今日の2本目はあわやランディングに届かないほど低くなってしまい、ビデオは撮りましたが写真が撮れずプロとしては大反省のフライトでした。
ハウスサーマルで上げて少し移動しまた戻り上げる・・・ では面白くないので少し低いかな、とは思いましたが途中で上げ直せると思い移動。どんどん下がり尾根を越えられずシンクで戻ったもののサーマル無く、途中の田んぼに下ろす事も頭を過ぎりましたがギリギリL.Dゾーンに届きホテルと木でローター気味の所にランディング。かなり冷や汗をかきました。
安全第一のお客さんとのフライト、安全マージン(高さ)をしっかり取ってからの移動その基本を忘れないように! 過信は危険につながります。


ヨーロッパ女性とのフライト
ネパールではたまに「家族(親戚)が病気で入院していますがお金がありません。助けてください・・・」という人達が遠方からやって来ます。そして彼らは決まって小さな子供たち。
今日はランディング場でこの様な人に出会いました。しかし中にはお金ほしさにこの様な事を親から指示され住まいは近いのに遠くからやって来た振りをしてお金をもらおうとする人達がいるのも事実で、その親から指示されちょうど家から出てきた子供に出くわした事もあります。
彼等が本当なのか?は判りませんが100円ですが寄付しました。
ネパールの病院はお金がないと何もしてもらえないので(政府の補助は無い)ただ死を待つだけです。日本のような食事システムもなく家族が作って(買って)持っていきます。
色々な人が来るので寄付も考えさせられます・・・ 難しい問題の一つです。

毎朝オフィスに向かう通勤道路、レイクサイドを通っても行けますがこちらの裏道の方が近く地元の人の生活圏(ネパール)なので裏道を使って通勤しています。
この道は舗装されていないガタガタ道ですが、只今舗装整備をしています。
ロードローラーで平らに均されアスファルト舗装中・・・  これで少しは砂煙はなくなると思います。
急激に増加する自家用車、今のままの道ではあちこちで渋滞が。ポカラの街はいたるところで道幅を広げる工事をしており、この裏道も整備される事に。
ゆっくりとポカラの街も時代の波に飲まれつつあるようです。


このおじさんは誰でしょうか?写真を撮ろうとしたら真ん中に入ってきました・・・
今シーズンのネパールも残す所あと1ヶ月余りとなりました。日本には3月31日に帰る予定です。
今年はタンデムフライト150本を目標に立てましたが、10日間のネパールツアーに仕事が少ない状況を考えて120本のタンデムが今の目標でそれをこなせれば収入面での目標はクリアできそうです。
現在ちょうど90本なのであと約1ヶ月で30本、何とか120本のタンデムをこなし日本に帰ることがまず一つ。
もう一つはトレック&フライト、場所はコーション(3600m)でそこまで歩いて登り翌朝マルディーヒマール(5500m)へのフライトでの挑戦、昨年の4200mは最低でも越えたいのですが条件次第、その条件も予測してベストな日を狙って休みをもらい挑戦します。そしてコーションにトップランディングして翌日にはコーションからPoon Hill(3200m)方面へのXCに挑戦したいと考えています。2泊3日の計画。

このコーションには寝泊りできる小屋が出来てポーターも食材+コックも頼めば用意できるようになったので、来年のツアーではここからのフライトも考えており下調べも兼ねていく予定です。

(ネパール人アドベンチャーパイロットBabuは以前にコーションからフライトして6400mの所まで上げた経験があるそうで、6400mと言えば神の山マチャプチュレ6980mとほぼ同じ高さ・・・ ポカラからも見えるあのマチャプチュレのトップ近辺を飛ぶのは夢のフライト!でなかなか出来る事ではないです。5500mのマルディーヒマール・・・ 今私がいつも見ている場所です。)
仕事が終わりレイクサイドを離れプリティビチョークへ。
ここはローカルバスの中継地点、今から田舎へ帰る人いれば田舎から仕事を求め出てくる人あり、民族衣装に身を包んだチベタンやインド人の姿も・・・ 生活感漂う交差点、そこで行き交う人々を眺めては時の流れに漂よえる場所。
ここは私にとってとても居心地のいい場所です。


モモ、セクワ、アンダ、ドューと親父とのちょっとした会話
  
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プロフィール
HN:
kazu
年齢:
53
性別:
男性
誕生日:
1971/09/08
職業:
パラグライダー
趣味:
たそがれ、物想い、静寂、心穏やか、不安、楽しむ
自己紹介:
Kazu
Japan spirits and pride
Professional tandem / Adventure pilot

世界最高峰のヒマラヤ、神の国ネパールで生きていく為に始めた空飛ぶ道具パラグライダーでコマーシャルタンデムをやっています。夢は神の山マチャプチュレへの冒険フライトに挑戦すること。
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