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その人が何処から来たかなど、どうでもいいではないか。 どんな地位にあるか、どんな功績があったのか、どんな血筋を引いているのか、など全くどうでもいいではないか。 ただ、その人の行いを見よ。 今ここに於いて、何をするのかを見よ。 行いが正しく、羞恥があり、身と心を慎んでいるのであれば、その人は生まれがどうあれ、今から高貴な人ではないか。

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今日1本目のフライト、この時はこれがTeam5最後のフライトになるなんて思っても見ませんでした・・・
ネパールタンデムファーストシーズンでお世話になった会社なので感謝の気持ちと残念な気持ち、でも今となっては気持ちを切り替えるしかありません!


残念な終わり方になってしまいTeam5を離れる事になりました。
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Team5で117人のお客さんと飛びました・・・
今シーズンはTeam5で終えたかった!残念です。
ランディング場のEnd of the lake、昨日の雨でグランドはぬかるんでいるのに・・・ それを考えず前日のように中に入ってUターンしようとしたジープ。
ぬかるみにはまりスタック、身動きできなくなってしまいました。
もがけばもがくほど沈んでいくジープ・・・ 
お客さんはタクシーを呼び先に戻ってもらい、私たちパイロットも次のタクシーでオフィスへ。
お客さんに写真を渡した後に応援に行きましたが、そのときには既にトラクターに引き上げられドライバーは大目玉を食らっていました。
2台分のタクシー代とトラクターでの引く上げ作業で使ったお金は3000ルピー近く。
これに懲りてくれればいいのですが・・・ 
Team5のドライバーは常日頃カーレースさながらの運転、皆からクレージーと呼ばれています。
カイトは「次の年にはパリーダカールラリーに参戦したら!」との冗談も飛び出すほどです・・・


黄色い服を着たドライバーは必死に抜け出そうとしていましたが・・・
2月後半からはコンスタントに仕事もあり最低目標の120本まであと4本まできました。
当初の目標は150本だったのでそれには届きそうも無いですが、貯金は出来ないまでもプラスマイナス0で帰れそうです。
ただネパールルピーで給料はもらっているのでそれを日本円に換金するとかなりレートが悪く・・・ その辺の計算をすると130本飛んで帰りたいところです。

日本円に換金して持って帰るのか、それともネパールルピーのまま持っておいて来年日本円が弱くなるのを期待してその時に換金するのか? 
1年前は確か1ルピー=1.2円位だったと思いますが今は1ルピー=1円。しかもルピーから円に変えるのには更に手数料がかかるので・・・ 皆どうしているのか? 聞いてみます。 


デンマークのお客さん。
アンナプルナ ベースキャンプ(4200m)までトレッキングしてきたそうですが、積雪が1メートル以上あったそうです。昨日の雨で更に雪は積もっているはずですが、17日からトレック&パラで行くコーチョン(3600m)も白くなっていたので雪の中での2泊になりそうです。
今日は正直いって一日お休みになる・・・ と昨夜寝る前には考えていました。
今日の降水確率95%、これは数日前から変わらぬ数値で昨日のうちから高層雲が張り始め空の様子は確実に95%に向かっているように見え、昨日カイトとも「明日は休みだ・・・」と話していました。
今朝は日差しはありましたがすぐ後ろには迫り来る雲があり、今日は無理だ・・・ と二度ねしようとした8:30にオフィスから電話があり9:30と11:30にお客さんがあるとの事!
テイクオフに付いた時には雲が上空に掛かっていて風は既に強め・・・ どんどん曇るから条件を待っても意味ないので10時過ぎには格パイロットがテイクオフしていきました。
他会社のテイクオフを使っているので私たちは最後に出ることになるのですが、なんと日差しが!そしてテイクオフ後は先ほどまで後に迫っていた雲の壁が消えている・・・ ? 不思議でした。
飛べないと思っていたのに突如好条件に変化。 ソロなんかは遥か上空を飛んでいました。

そして2本目の12時過ぎにはまた高層に雲が広がっていて、しかしサーマル云々ではなく風が強いので30分楽に飛べてしまう条件。
ランディング場のEnd of the lakeは常に5~7mの風が吹いていてランディングは風上待機の横から入っていく方法。知らないソロパイロットはいつもの高さで風下に回り込むもんだからそこから進まずショート。
一人のタンデムパイロットはソロで飛んでいてスパイラルランディングしようとして失敗で病院送り・・・ 何故この風でやるの?
そして強風時タンデムでの一番の危険はランディング後にお客さん共々引きずられてしまう事で、周りの人がランディング後すばやくグライダーを潰すサポートが必要に。

そして3時に空を見上げると西から黒い積乱雲が迫ってくるのが見えすぐにホテルに引き返しました。
そして予想よりも早く突風が入り雨が降り出す・・・ 95%の意味はこれでした。

あるタンデムパイロットがソロフライトでしたが一緒に2本目に上がる時「この前は3600mまで上げてヒマラヤを近くから撮影できた!今日はさて何処まで行こうか?」などと話しているのを聞いて「こいつは偽者だ!」と感じました。
この条件でこの時間帯からヒマラヤサイドに飛ぶ、その発想自体あり得ない事です。
タンデムパイロットでもいつも空を観察している人もいれば、全くといっていいほど空を見上げない、その場の風だけで「Good wing!」なんて奴もいます。
ここで今年タンデムをやってきて感じる事、嗅ぎ分けられることは「本物か偽者か!」ということ。
それは一目見てある程度わかるし、その人が話している内容でも分かります。

飛ぶだけがパラグライダーではなく、しっかりとした知識あってのもの。
日本に帰ったらしっかりと知識を身に付けないと本物にはなれないし、命を落としかねません!


午後3時半過ぎには突風が入ってきて砂煙がポカラの街を覆いました

今日は北のヒマラヤサイドからではなく西の方から暗くなり、それに気付いたのが午後3時頃。
4時には雨がやって来る!と予想も・・・ 3時半過ぎには突風がポカラに入ってきて外にいては危険な状態に。
突風の後に雨が降ってきました。

白黒にしたわけではなく夕方4時にはこんな感じの暗さになってしまいました・・・
今日1本目のお客さんは日本の方でしたが、彼女はアイスランドに住んでいたらしく普通に外人とも話していて一見日本の方とは気付きませんでした・・・
4月からは日本に戻られるとのことで「3.11の大震災も知らないし、その後の日本の経済は下降しているとニュースで聞いたので仕事が見つかるのか心配・・・ 」と日本での生活を心配している様子でした。

ここでの生活に慣れてしまった私とて日本のペースについていけるのか?
ずれてしまう部分は多々あるので日本に帰ってしばらくは戸惑うところです。

今日2人目のお客さんはアメリカ在住の中国人。
彼は最初から最後までハンディーカメラ片手に撮影してましたが、大気が不安定でかなり揺れましたがカメラを通して景色を眺める・・・ よく酔わないな・・・ と思いながら飛びました。
結局最後はスパイラルをしてのランディング、アジア系の人でも大丈夫な人は大丈夫みたいです。

最近はi phone片手に撮影する人が多いですが、テイクオフで説明している時でもi phoneをいじっていたり空中でメールや電話をする人も・・・ 中毒というか情報社会に洗脳されてしまった人が多いですね! 
せっかくの空なのに!


素敵な笑顔です!
今日は11時過ぎにオフィスからの電話で起床・・・
一度9時前には起きたのですが曇りで電話も無かったので二度寝してしまいました。

今日のお客さんは中国人6人グループを4人、2人に分けてフライト。最初のお客さんは写真は要らない!だったので撮りませんでした。
2本目は午後3時半過ぎのフライトになり空は鈍曇でしたが風が強めでリッジで30分飛びました。
この時期は鈍曇りでも風が強めなので何とか飛べます・・・

タンデムでの撮影パターンはいくつもあるのですが、今日撮った写真の中からいくつか紹介します。


撮影ポジションその1

ノーマルに左前方から撮影。この左からの撮影が私の基本ですが、ヒマラヤサイドやポカラの街が反対側に来た時などは右側からお客さんの上半身とヒマラヤやポカラの街が写るように撮影します。

撮影ポジションその2

左上バックサイドからの撮影、必ずお客さんに後上を見てもらいカメラ目線での撮影が重要。
飛行目線での撮影はもう少し後方からでお客さん自分も前方を見る、カメラ目線にならない方が飛んでいる臨場感を撮影出来る。

撮影ポイントその3

お客さんの股の下からカメラを出して下アングルからお客さんの表情を撮影する。
おどけたりポーズをとるお客さんが多いが女性の服装によっては出来ない。

写真ポジションその4 

ラインの間にカメラを入れる。注意点はラインで顔が隠れない事とラインにカメラを引っ掛けてトラブルにならないこと!たまにカメラスティックに付けてあるカラビナにラインに入ってしまうことあり。

その他としていつもはレフトから撮っていますがライトポジションからの撮影、頭上からの撮影、後から前方の景色撮影、下からのお尻撮影、顔のアップetc 撮影ポイントは多々あります。



今シーズンのネパール滞在も残り3週間を切りました。
今シーズンはタンデムフライトがメインであり、その経験を積む事が最大の目的だったので基本タンデムフライトでソロでのフライトは数えるほどでした。
このままタンデムだけやって日本に帰るのでは納得いくものが無いので、以前から計画していたマルディー、プーンヒルへの挑戦を残りの中でやる、その時期を17日~20日(天気予報はいいが前後する可能性あり)に決めました。
この間はタンデムの仕事を休んでこの挑戦に当てます。

1日目

ミランチョーク、ガチョークまでタクシー
朝7時ハイクアップスタートで標高3245mのクマールダンダを目指す(標高差2000m)
目標到着予定時刻は午後3時、約8時間のハイクアップ
クマールダンダには小屋がありそこで泊まる

2日目

朝9時~10時(状況を見て)にかけてクマールダンダからテイクオフ
標高5553mのMardi himal を目指す(状況次第だが最低昨年の4200m、何とか5000mの壁を越えたい)
12時までには飛び終えクマールダンダにトップランディング
午後からは歩きでクマールダンダから3682mのコーチョン(出来れば更に登る)へハイクアップ約1~2時間
午後4時前にはクマールダンダへ戻り2泊目





3日目

朝9時~10時にテイクオフしてもう一度Mardi himalへ挑戦
そしてそこから進路を西北西に取りPoon hill(3210m)へのXC 直線で約20キロ
*こちら方面は下ろす場所がほとんど無いので条件がよくなければ挑戦できない
Poon hillからは進路を南に取りクスマとバグルンの中間にあるナヤプルを目指す 直線で15キロ
*Poon hillへのXCはやっている人もいるが、皆ポカラ方面へ帰って来ているのでバグルン方面へ飛んでいった人は多分誰もいない
ナヤプルにランディングしてからクスマまで歩く 約5キロ
クスマに1泊

4日目

クスマからローカルバスに乗りポカラまで帰る ポカラまで約70キロ、バスで約4時間弱


*危険も伴うので無理はしない!その判断力も試してみたいと思います。

今日はあさ9:30からXCタンデムのお客さんが入っていて私が飛びました。
Team5でXCのお客さんが来れば私が飛ぶ事になっているのですが・・・ 韓国人2人は以前にXCでクレームが、カイトはXCはイヤだと言う・・・ で私になってしまいます。
XCコンディションは早くても11時過ぎからなのでテイクオフで1時間待つ事に。本当は12時過ぎから飛びたいのですがお客さんは12:30にはホテルに戻ってベグナスレイクに行く予定があったので11:10にテイクオフしました。

結局2000mがMaxで移動も次の丘トレパニまでを2往復とポカラの町近くまで、そして1時間のフライトでSun riseにランディングでした。
トレパニの次の丘マテルドゥンガに行こうか・・・? 考えましたがそこまでの余裕が無く、帰って来れない可能性も20%はあったので無理はしませんでした・・・ お客さんで練習は出来ないので。
ただCXのスペシャリストであるクラウディオやジェイミー、スタインetc は普通に突っ込んで行って上げて帰って来るでしょう。
ソロなら・・・ ですがタンデムは100パーセントの安全マージンが必要で、実力が上がればそれだけ稼働域は広がります。


ドイツのお客さんとXCフライト。
会話は欠かせないのでフライトへの意識は60%、40%はお客さんへの気配り・・・ そんなイメージで飛んでいます。

今日は11月のようなクリアな空気と雲の無いヒマラヤがほぼ1日通して見えました。
普段はなかなか見る事の出来ないマナスルもポカラから見る事が出来、最高のロケーションとなりました。
今の時期多くの会社がここEnd of the lakeにランディングしています。
一番レイクサイドに近いSun riseは最近風が不順で、今日のXCはここに下ろしたのですが12:30で風が無い状態。前から入ったりたまにサランコットから吹き降ろしたり・・・ 特にソロフライヤーが大勢下りてくる時は怖い時もあります。
次にあるBlue skyも風が不順で昨日はアクロパイロットがハードランディングしていました。
Para novaは最近は横風・・・ とほぼ湖側から風が入ってくるEnd of the lakeが一番安全です。


ウインドソックスはありませんがグラハンが風向きを教えてくれます。
同じTeam5で働く韓国人2人。左がジェンスで右がテイ。
ジェンスは51歳で2人の娘がいて既に成人してるそうで、韓国ではインストラクターの仕事をしています。奥さんが元卓球の選手で今はコーチをしているとのこと。
彼を見ていて感心するのはお客さんへの気配り。いつもお客さんの名前を聞いては手のひらに書いていて、必ずお客さんを名前で呼ぶタンデムパイロットはなかなか居ません!
彼も3月一杯で韓国にかえるそうですが「来シーズンも来るの?」と聞いたら「・・・・ 」でした。
今回は3ヶ月の滞在で奥さんの許可があればまた来シーズン会えるかもしれません。

テイは49歳で独身?素性は明かしてくれませんが、この後5月一杯ポカラにはいるみたいで計6ヶ月の滞在。
「毎晩何食べているの?」と聞いたら「トマト、オレンジ、ゆで卵、ジャガイモ(ゆでた奴)・・・」その辺で買ってきては調理はしないで生でかじっているそうです。「ゆでたジャガイモは1キロ50円だ・・・」と言って大量に買っていました。
一緒に食べに行っても野菜しか食べないベジタリアンです。
今日は1本お客さんと飛んでその後はネパール人を捕まえてはフリーフライト。初めて彼のタンデムを見たときは危険でしたが・・・ ここで少しずつ経験を積んで今はまずまず・・・ です。


気配りのジェンスとマイペースのテイ
昨日は2本のタンデムフライトでした。
お客さんは中国女性とインド女性でしたが、2本目に飛んだインド女性の時の写真がパソコンに出てこないトラブル。
問題はSDカードにあったみたいですが、同じTeam5の韓国人パイロットジェンスに助けてもらい何とか2時間ほどかかってコピーしました。彼も依然同じトラブルがあったみたいで、毎日写真は削除して次に使っているのですが、削除ではなくフォーマットした方がいいみたいです。
SDカードのトラブルは初めてでしたが、いざというときの為にビデオも1度ではなく2度空中で撮るなど考えさせられました。
空中撮影はタンデムパイロットの仕事なので、「お客さんの思い出の記録になるように」色々と工夫して納得してもらえる写真が撮れるように・・・ これも経験が必要です。


少し日本語が喋れる中国女性のお客さんでした。
  
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プロフィール
HN:
kazu
年齢:
53
性別:
男性
誕生日:
1971/09/08
職業:
パラグライダー
趣味:
たそがれ、物想い、静寂、心穏やか、不安、楽しむ
自己紹介:
Kazu
Japan spirits and pride
Professional tandem / Adventure pilot

世界最高峰のヒマラヤ、神の国ネパールで生きていく為に始めた空飛ぶ道具パラグライダーでコマーシャルタンデムをやっています。夢は神の山マチャプチュレへの冒険フライトに挑戦すること。
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