その人が何処から来たかなど、どうでもいいではないか。 どんな地位にあるか、どんな功績があったのか、どんな血筋を引いているのか、など全くどうでもいいではないか。 ただ、その人の行いを見よ。 今ここに於いて、何をするのかを見よ。 行いが正しく、羞恥があり、身と心を慎んでいるのであれば、その人は生まれがどうあれ、今から高貴な人ではないか。
2024/11/16 (Sat)
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2013/05/05 (Sun)
14日目 シレカルカ〜ティリチョレイク
標高4920mにある湖 ティリチョレイク。インターネットやパンフレットの写真が天国の湖 ティリチョレイクならば、今回私が体験したティリチョレイクは地獄の湖でした…
ティリチョレイクへの登り
こんな毛の長い牛 初めて見ました…
こちらが宣伝されているティリチョレイク
バイク野郎も来ています
こちらが今回 体験した地獄のティリチョレイク…
インターネットの天気予報では今日まで好天が期待されましたが、ティリチョレイクに登る途中からガスが下から湧き始め、雪がちらつき始め、次第に視界は10m程に…
しかしティリチョレイクまでの道が分かり易いのと、風がほとんどなかったので、この霧も次第に張れ、翌朝にはティリチョレイクをバックに山を登り飛べる可能性はあると考え、下山するトレッカーを横目に登りました。
飛ぶ為には今ではなく、翌朝がポイントになります。
トレッキングは今が大事ですが、日中は風が強く飛ぶ事が出来ないこの谷では、飛ぶ為に前日登り、翌朝にフライトする… 今回はアンナプルナサイドでは、それを決め事にしています。
この霧も晴れ、翌朝には飛べる可能性がある…
それが地獄の始まりでした。
ティリチョレイクに着いたのが正午の12:30。
吹雪く前
次第に雪が吹雪に変わったのが午後2:00。
それから翌朝7:00まで、今まで経験した事のない風、吹雪が続きました。
風で地面が揺れる… テントが今にも飛んでいく… どんどん下がる気温はマイナス12.5℃までに、しかも風がテントのスキマから入り込み、体感気温はそれ以下に…
もしこの吹雪が続いたのなら、私は間違いなく遭難する…
寒さと風で一睡も出来ない夜中、ずっとその事を考えていました。
明日 如何に生きてベースキャンプまで戻る事が出来るのか?
テントの中で雪を溶かし食事…
外では雷に似たゴゥーゴーという雪崩の音が何回も聞こえました。
ティリチョレイクの裏側にはアンナプルナⅠ 8091mがあり、この山はデスマウンテ、死の山、雪崩が頻繁に起こり、生きて戻るのが一番難しい山としてギネスに登録されています。
アンナプルナⅠにティリチョピーク、ここからの吹き下ろしの風がこんなにも凄いとは…
最後は 朝4:30から7:00まで、一度も途切れる事なく吹き下ろしした強風…
その後パタリと風が止み、テントの外に出ると太陽が…
この時 初めて生きて戻れる事を実感しました。
もう二度と地獄の湖 ティリチョレイクには行きたくない!
それが今の正直な感想です。
ティリチョレイクへの登り
こんな毛の長い牛 初めて見ました…
こちらが宣伝されているティリチョレイク
バイク野郎も来ています
こちらが今回 体験した地獄のティリチョレイク…
インターネットの天気予報では今日まで好天が期待されましたが、ティリチョレイクに登る途中からガスが下から湧き始め、雪がちらつき始め、次第に視界は10m程に…
しかしティリチョレイクまでの道が分かり易いのと、風がほとんどなかったので、この霧も次第に張れ、翌朝にはティリチョレイクをバックに山を登り飛べる可能性はあると考え、下山するトレッカーを横目に登りました。
飛ぶ為には今ではなく、翌朝がポイントになります。
トレッキングは今が大事ですが、日中は風が強く飛ぶ事が出来ないこの谷では、飛ぶ為に前日登り、翌朝にフライトする… 今回はアンナプルナサイドでは、それを決め事にしています。
この霧も晴れ、翌朝には飛べる可能性がある…
それが地獄の始まりでした。
ティリチョレイクに着いたのが正午の12:30。
吹雪く前
次第に雪が吹雪に変わったのが午後2:00。
それから翌朝7:00まで、今まで経験した事のない風、吹雪が続きました。
風で地面が揺れる… テントが今にも飛んでいく… どんどん下がる気温はマイナス12.5℃までに、しかも風がテントのスキマから入り込み、体感気温はそれ以下に…
もしこの吹雪が続いたのなら、私は間違いなく遭難する…
寒さと風で一睡も出来ない夜中、ずっとその事を考えていました。
明日 如何に生きてベースキャンプまで戻る事が出来るのか?
テントの中で雪を溶かし食事…
外では雷に似たゴゥーゴーという雪崩の音が何回も聞こえました。
ティリチョレイクの裏側にはアンナプルナⅠ 8091mがあり、この山はデスマウンテ、死の山、雪崩が頻繁に起こり、生きて戻るのが一番難しい山としてギネスに登録されています。
アンナプルナⅠにティリチョピーク、ここからの吹き下ろしの風がこんなにも凄いとは…
最後は 朝4:30から7:00まで、一度も途切れる事なく吹き下ろしした強風…
その後パタリと風が止み、テントの外に出ると太陽が…
この時 初めて生きて戻れる事を実感しました。
もう二度と地獄の湖 ティリチョレイクには行きたくない!
それが今の正直な感想です。
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プロフィール
HN:
kazu
年齢:
53
性別:
男性
誕生日:
1971/09/08
職業:
パラグライダー
趣味:
たそがれ、物想い、静寂、心穏やか、不安、楽しむ
自己紹介:
Kazu
Japan spirits and pride
Professional tandem / Adventure pilot
世界最高峰のヒマラヤ、神の国ネパールで生きていく為に始めた空飛ぶ道具パラグライダーでコマーシャルタンデムをやっています。夢は神の山マチャプチュレへの冒険フライトに挑戦すること。
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