その人が何処から来たかなど、どうでもいいではないか。 どんな地位にあるか、どんな功績があったのか、どんな血筋を引いているのか、など全くどうでもいいではないか。 ただ、その人の行いを見よ。 今ここに於いて、何をするのかを見よ。 行いが正しく、羞恥があり、身と心を慎んでいるのであれば、その人は生まれがどうあれ、今から高貴な人ではないか。
2024/11/16 (Sat)
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2012/01/30 (Mon)
タンデムパイロットの憂鬱
今日はXCタンデム1本・・・
XCタンデムとは40分から1時間のフライトでサランコットの次の丘トレパニまで出来れば次のマテルドゥンガまで行って帰ってくるのですが、半分近くお客さんはそれ以前に気持ち悪くなり下ろす事になります。
本来は早めに高く上げてしまいそれからはサーマルを拾いながら高さをキープして移動していきたいのですが、今日のように渋めの条件だとハウスサーマルで上げても移動すると下がってしまい、また戻ってきて上げなおすの繰り返し・・・ お客さんの口数は減っていきます。
XCではなく60分飛ぶだけならリッジで粘れる所を行ったり来たりすれば時間は稼げますが、お客さんにとってはそれも面白くなく・・・ 何とか上げて移動しようにも酔ってしまってはフライト自体が苦痛になってしまいます。
パラグライダーは下から見ているとプカプカ浮いているように見えますが、実際は上昇する為に旋回しようとするとかなり揺れ、お客さんは分からないので飛行機やヘリコプターに乗る感覚で来ると「わあー飛んだ・・・ あれ結構揺れるな・・・ 気持ち悪い・・・ 」となってしまいます。
私はXCはお勧めしないのですが、せめてそのときの条件を見て全て説明してノーマルフライトかXCかを決めてもらう、それがベストではないでしょうか。
今日のXCのお客さんは中国人2人でした。韓国人パイロットと飛んだお客さんは空中で吐いてしまい25分で終了。私と飛んだお客さんも30分を過ぎて気持ち悪くなり終了・・・
ぐったりしたお客さんを見るのはパイロットとしては辛いものを感じます。
タンデムパイロットもう一つの憂鬱それはレベルアップ出来ないことです。
「タンデムだけやっていたのでは技術が落ちてしまうのでソログライダーを買って飛ばないと・・・」
これは昨年ここネパールでタンデムをやっているあるパイロットから聞いた言葉ですが、当時はその意味がいまいち分かりませんでした。しかし今年ここでタンデムをやってきてこの言葉の意味を実感しています。
それはタンデムフライトとソロフライトは明らかに違うからです。
タンデムフライトは観光フライトです。いつも同じ所を飛び、お客さんに負担のかからないように安全に無難に無理なく飛ぶ。何かに挑戦するわけでもなければサーマルに乗って上げたくても上げられないケースだって多い。それはタンデムフライト=観光フライトだから。
終わったあとのお客さんの笑顔は嬉しいけれど・・・ フライト自体の充実感はなかなか得られない。
誰しもフライヤーなら理想の飛びがあると思います、それをタンデムだけやっていたのでは得られない。
タンデムパイロットの多くが感じている事だと思います。
私にとって今現在、お客さんを楽しませるタンデムフライトがここでの仕事です。やりがいのある仕事である事は間違いありません! でもこれがゴールではなく次のステージへのステップであることは事実です。
タンデムフライトで得られる事は多いのでそれを次に繋げていきます。
XCタンデムとは40分から1時間のフライトでサランコットの次の丘トレパニまで出来れば次のマテルドゥンガまで行って帰ってくるのですが、半分近くお客さんはそれ以前に気持ち悪くなり下ろす事になります。
本来は早めに高く上げてしまいそれからはサーマルを拾いながら高さをキープして移動していきたいのですが、今日のように渋めの条件だとハウスサーマルで上げても移動すると下がってしまい、また戻ってきて上げなおすの繰り返し・・・ お客さんの口数は減っていきます。
XCではなく60分飛ぶだけならリッジで粘れる所を行ったり来たりすれば時間は稼げますが、お客さんにとってはそれも面白くなく・・・ 何とか上げて移動しようにも酔ってしまってはフライト自体が苦痛になってしまいます。
パラグライダーは下から見ているとプカプカ浮いているように見えますが、実際は上昇する為に旋回しようとするとかなり揺れ、お客さんは分からないので飛行機やヘリコプターに乗る感覚で来ると「わあー飛んだ・・・ あれ結構揺れるな・・・ 気持ち悪い・・・ 」となってしまいます。
私はXCはお勧めしないのですが、せめてそのときの条件を見て全て説明してノーマルフライトかXCかを決めてもらう、それがベストではないでしょうか。
今日のXCのお客さんは中国人2人でした。韓国人パイロットと飛んだお客さんは空中で吐いてしまい25分で終了。私と飛んだお客さんも30分を過ぎて気持ち悪くなり終了・・・
ぐったりしたお客さんを見るのはパイロットとしては辛いものを感じます。
タンデムパイロットもう一つの憂鬱それはレベルアップ出来ないことです。
「タンデムだけやっていたのでは技術が落ちてしまうのでソログライダーを買って飛ばないと・・・」
これは昨年ここネパールでタンデムをやっているあるパイロットから聞いた言葉ですが、当時はその意味がいまいち分かりませんでした。しかし今年ここでタンデムをやってきてこの言葉の意味を実感しています。
それはタンデムフライトとソロフライトは明らかに違うからです。
タンデムフライトは観光フライトです。いつも同じ所を飛び、お客さんに負担のかからないように安全に無難に無理なく飛ぶ。何かに挑戦するわけでもなければサーマルに乗って上げたくても上げられないケースだって多い。それはタンデムフライト=観光フライトだから。
終わったあとのお客さんの笑顔は嬉しいけれど・・・ フライト自体の充実感はなかなか得られない。
誰しもフライヤーなら理想の飛びがあると思います、それをタンデムだけやっていたのでは得られない。
タンデムパイロットの多くが感じている事だと思います。
私にとって今現在、お客さんを楽しませるタンデムフライトがここでの仕事です。やりがいのある仕事である事は間違いありません! でもこれがゴールではなく次のステージへのステップであることは事実です。
タンデムフライトで得られる事は多いのでそれを次に繋げていきます。
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プロフィール
HN:
kazu
年齢:
53
性別:
男性
誕生日:
1971/09/08
職業:
パラグライダー
趣味:
たそがれ、物想い、静寂、心穏やか、不安、楽しむ
自己紹介:
Kazu
Japan spirits and pride
Professional tandem / Adventure pilot
世界最高峰のヒマラヤ、神の国ネパールで生きていく為に始めた空飛ぶ道具パラグライダーでコマーシャルタンデムをやっています。夢は神の山マチャプチュレへの冒険フライトに挑戦すること。
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