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その人が何処から来たかなど、どうでもいいではないか。 どんな地位にあるか、どんな功績があったのか、どんな血筋を引いているのか、など全くどうでもいいではないか。 ただ、その人の行いを見よ。 今ここに於いて、何をするのかを見よ。 行いが正しく、羞恥があり、身と心を慎んでいるのであれば、その人は生まれがどうあれ、今から高貴な人ではないか。

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朝 通勤の時、既に向こうのパメ村は雨が降り始めていました…

オフィスに着くも小雨になり、ポカラだから飛べるけど、昼までは無理だろう… と思って、お茶を飲んで30分程ゆっくりしていたら、⁇…? さっきまでパメ村で降っていた雨空が青空に変わっていました⁈

結局たった30分遅れでの仕事となりました。

毎回 飛ぶごとに、空から何処かしらで雨の降っているのは見えましたが、3本 まずまずの条件で飛べました。

そして3時過ぎ、パメ村を見ると朝同様に雨が…

日射もなく、風で押し返す事が出来ない状況では、今度はポカラ全体にやって来るのは分かったので、さっさと家に帰り、洗濯をしていると雨が落ちてきました。


毎日 多少の違いはありますが、雨が毎日 降っても、毎日 飛べるポカラはやっぱり凄く、こういう場所が観光タンデムの理想の場所だと感じています。


道端で拾った… 何だろう?これは。

何かの電子機器の中身だけれど、素人にはサッパリ分からないものが組み合わさっています。

パラグライダーもお客さんにとっては、これと同じ感覚でしょう。

何がどうなっていて、空を飛べるのか… ?

それを分かりやすく説明し、実践するのも、私の仕事です。


この世の中は、分からないもので溢れています。

私は何も知らない!という事を知っている人が、人に優しく出来る人です。


今日は日本に帰った時にもらった、昔おじいちゃんが着ていた、お洒落な襟付きシャツを着て仕事をしました。

自分の身長は178cm、体重70kg。

9年前に86歳で他界したおじいちゃんは、昔の人の中では大きな人でした。

ほぼ新品同様の服で、自分にジャストフィット! これからも大切に着ていきます。
ラマユルへの旅6日目はリキールの村までやって来ました。



バスコから12km、4時間の歩きでした。

今回訪れるゴンパの中で、最も標高が高い所に在るのがリキール ゴンパ 3800mです。

今日はリキールの村に着いたあと、泊まる所を探すのに時間がかかり、結局 ゴンパまでは行きませんでした。

今夜 泊まるゲストハウスからゴンパまでは4kmもあり、歩いて1時間かかります。


4km先に見えるリキール ゴンパ。

明日の朝にリキール ゴンパまで歩いて行ってきますが、荷物はゲストハウスに置いて行くので、4kmの登りも苦にならなそうです。


リキールの村

それにしても当初の予定より、かなりゆっくりな旅になっています。

今日で6日目ですが、ラマユルまでの距離は半分強 残っています。

ラマユルまで7日間を予定していたのですが、予定外の村も訪れそうだし… この分だと15〜16日かかりそうです。

歩けないのもありますが、自分の中での心境の変化もあります。

「とにかく、ゆっくりじっくり周りたい… 」

大切なものはその中にある…

何も特別な事をする意味も必要も感じない…


いい意味でも、悪い意味でも、力が全く入らない状態であり、「挑戦」ではなく「離欲」。言ってしまえば、ただ今ここに居る… それだけしか感じません。


明日はリキールゴンパに昼まで滞在して、ゲストハウスに戻った後は、次のサスポウル ゴンパへ向かいます。距離は8km、2〜3時間の歩きになりそうです。


リキールで泊まったゲスト ハウス。


ドライ トイレ(乾燥トイレ)

昔の日本のトイレに近いですが、乾燥しているので臭いは全く無く、ようを出した後はスコップで砂をかける事がマナーでした。


この地に住んでいて感じる事は、社会的地位の高いの人々の傲慢性だ。

社会的地位は収入と比例するのだが、彼等の多くは主観的で自我が強く、周りが見えていない、狭い意識の世界にいる。

これは仏陀の教えの真逆を行く。

ネパール人パイロットもそうだが、お金を得たところで、実は何も得ていない事に気付けない。

その人を判断する、評価する、分かり易いポイントがある。

その人の行いを見れば、人格が備わった人なのか? 周りが見えない狭い意識の人なのか? が直ぐ分かる!

その人の行いは即ち人柄、人格を表している。

それ以外で人を判断する事は出来ない。

客観的にものが見えていない人に、注意しても意味がない。見えていないのだから、分かり様がない…

どうするのか?

交わらない事だ。



「人は行いによって判断、評価される」

これは人を見るときの指針にもなり、自分を観る指針にもなる。

今シーズン。ポカラに戻って来て約2週間が経ちました。

仕事がなかったのは雨の1日だけで、毎日 仕事があり、その後は今シーズンのテーマ「日常」に重きを置いて生活しています。

日常のひとつひとつの行為があって、仕事があって、生活が成り立っていますが、続ける為には、やはり昨日とは違う変化が必要になってきます。

昨シーズン出来なかった事に、その変化があり、その変化を意識してつけていく事が今シーズンの「日常」のテーマにもなっています。


今シーズンの日常のひとつとして、瞑想があるのですが、これは昨シーズンのラダックの旅で成った智慧であり、得た知識ではなく、成った智慧は消える事はなく、それを続けています。


今日は3本目が雨で飛べませんでしたが、雨が上がった夕方から瞑想をしに、チベット難民キャンプへ行きました。

場所は住んでいるダム サイドから、自転車で15分の所にあります。


境内


中央に仏陀が座る境内で、1時間の瞑想をしました。

今日 他会社のパイロットに心動いてしまったので、それを整える為に1時間 瞑想しました。


この距離にチベット仏教施設があるので、今シーズンは心が揺れ動いた時に、度々ここを訪れ、自分を見つめ直す時間を設けます。



うちのおばあちゃんがスマートフォンに変えたので、今シーズンからLineやSkypでお話をしたり、写真を送ったりする事が出来る様になりました。

ただ91歳のおばあちゃんには、スマートフォンの操作は難しく、字も小さく、大変な様です。

このネパール日記も見てくれていて、自分の心を整理する為と、おばあちゃんの為に書いている… そう言っても過言ではありません。

日本とネパールは離れていますが、映像を見ながらリアルタイムで話せる事で、その距離は近くなるので、インターネットの普及はいい意味でも、悪い意味でも、世界をひとつにしてくれている…

ただインターネットに依存して、今 成す事を見失わない様に!

それを自分で管理できれば、今シーズンのテーマ「日常」も、よりよい物になっていくと感じています。


仕事は順調ですが、私生活ではなかなか上手くいかない事も.....

自分はネパール人と結婚したい!と周りに言っているので、女性を紹介されるのですが.....

昨シーズンの途中からは、その辛さに気付いてきて、今では紹介は余り嬉しくは無いのですが、昨日も1人の女性にお会いしました。


その夜のメールで「私はあなたと結婚したい」と言われたのですが.....

どうしても彼女に自分の心が向かない.....  そのことを今日 伝えました。


22歳の女性が、42歳の自分と結婚したいと言ってくれることは嬉しいことであり、感謝しなければいけないのですが、彼女に気持ちが行かなければ、前に進むことは出来ず、それが何度となく昨シーズンから続いています。


だから紹介された人に会うのはもう止めて、自分で見つけて連れて来る! そんな気持ちになっています。

そのための時間が必要で、今シーズンの途中で2週間ほどの休みをもらって、自分で見て、決めて、ここポカラに連れて来る....  そうします。


ただ結婚する事が目的ではなく、ここでより良く生きていくことが大切なので、結婚だけに拘るのは間違っているのですが......  その為の大切なものが、結婚に結びつく時が今シーズンになるのではないか?


今シーズン、そんな旅をすることになるだろう..... と、決めています。







天気 待ちの午前中、うちのオーナーが新たに手がけたホテル ビジネス。そのホテル「Bed Rock Hotel」を見に行きました。

オフシーズンの今、一部分は新たに増改築中でしたが、一泊1000〜2500円の中級ホテルです。

部屋の数は増改築を合わせると19部屋あり、一階にレストラン。小さな前庭もありました。

買い取ったのではなく、17年間のレンタルで、車1台も借りて、計1800万円だそうです。

単純 計算で毎月10万円の返済ですが、シーズン中は月に60〜100万は見込める?だろうし、そのお客さんをパラグライダー含め、うちは旅行会社なのでその他のビジネスにも繋げられるだろう…

新たに土地も買い、2年後にはアパートを作る計画もあるので、一緒にアパート ビジネスをやらないか!と誘われてもいます。

ホテルは星の数程あるので、大変だと思いますが、彼等はビジネス マンなので、その辺は素人とは違いそうです。

パラグライダー ビジネスも1年半で、集客力はベスト3には入るだろうし、この会社と関わり続ける事が、自分がこの地で生きていく事と直結していく… そう感じています。


新たなビジネス「Bed Rock Hotel」。


1泊2500円の部屋。



ポカラは毎日 飛べる!

天気も回復し、昼から2本 仕事をして、夕方は韓国人パイロット ジョンの部屋にお邪魔しました。


月17000円の部屋は、キッチン、ダイニング、寝室、シャワールームがあり、屋上も彼の貸切になっていました。


場所もレイクサイドの端にあり、とても静かな場所でした。


以前は韓国人パイロットは5〜6人いましたが、皆カトマンズ近郊のゴダワリに移り、そこでタンデムの仕事をしています。

今 ポカラで働く韓国人パイロットは彼1人です。

ネパールやインドを除くアジアのパイロットは、私と彼ジョン、この2人しかいません。

彼のパラグライダー キャリアは私の3倍あり、ポカラに住み着いて既に5年になります。


今晩は焼きそば定食を作って食べました。


日本では経験出来ない事がある。

毎日 何人もの物乞いに出会う。

オフィスにはヒンドゥー教の修行僧 サドゥーが、入れ替わり立ち代わりやって来る。

道を歩けば片足のない人が、親戚 家族の病気で困っている人が、プラカードに英語で自分の境遇を書き、お金の援助を求めている。

本当なのか? 嘘なのか?

分からない…

ただ言える事は、お金のない貧しい生活をしている人達である事は確かだという事。

対応は人それぞれでいいし、その人にも事情はある。

こと私は働いて収入をここで得ている立場であり、1日200ルピー、300ルピー 与えても、生活に困る訳でもない。

お金は生活していく上で、無くてはならないものだが、そこに執着するとは煩悩、自我を肥やし、周りを見えなくする自己中心的な世界…

お金に執着する人は、お金に苦しむ!

何故か?

人の役に立つ事が仕事であり、お金に執着する人は、その事を理解できない。だから執着するのだし、それはやがて仕事を失う事に繋がる。


誰も好き好んで、物乞いをしている訳ではない!

ならば何をすべきか?

答えは出る。

10ルピーでもいい。慈しみの心を持って、喜んで与える事だ。


今朝の食事。

ネパールにいる時は1日 2食で生活しています。

朝は8:30〜9:00が食事の時間で、必ずご飯2杯 食べます。

そして仕事が終わり、夕方5時〜6時が夕食の時間です。

それ程 身体を動かす仕事ではないので、夕ご飯は食べ過ぎない様に気を付けています。

その分 朝はお腹が減っているので、しっかり食べます。


今やっている運動と言えば、毎日 通勤で1時間20分 歩いているのと、雨で仕事が早く終わった時に、ジムで汗を流す事。

今はこれで充分なので、今月はこれ位でいい感じです。

年齢的にお腹周りに脂肪が付きやすいので、お腹が出ていない体型! が一つの目安となっています。



カタログに載っていた女性…


道端に咲いていた花…


夕食はDBモモで巨大餃子 定食を食べました。

今日は野菜が足りない!?
  
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プロフィール
HN:
kazu
年齢:
53
性別:
男性
誕生日:
1971/09/08
職業:
パラグライダー
趣味:
たそがれ、物想い、静寂、心穏やか、不安、楽しむ
自己紹介:
Kazu
Japan spirits and pride
Professional tandem / Adventure pilot

世界最高峰のヒマラヤ、神の国ネパールで生きていく為に始めた空飛ぶ道具パラグライダーでコマーシャルタンデムをやっています。夢は神の山マチャプチュレへの冒険フライトに挑戦すること。
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