この地図では大まかでもう少し詳細な地図を探さないといけないですが、アンナプルナサーキットを眺めていると飛べる可能性があるのが北西方面および西方面だと思います。それはＬ．Ｄできそうな平地があること、車が走る道が繋がっている事。北から東方面は段々の崖、谷それに沿うようにトレッキングルートがありＬ．Ｄできそうな平地がほとんど無さそうです。アンナプルナを１周してもほとんど歩く事になるでしょうがアンナプルナ１周を経験しないとなんとも言えません。


アンナプルナサーキット西～北西方面

サランコット、バンディプール、シルクコット、リキダンダ、コーション。
これが今飛ぶことの出来るアリアですが、何とかヒマラヤサイドで飛べる所は無いか？と妄想中です。
当然昼を過ぎると強風になることや標高がかなり高い事、Ｌ．Ｄできるような平地がほとんど無い事など問題も山積で可能性がどれほどあるのか？それも含めてグライダーを背負って行く価値がある、それを探ってくる、その為の準備を１年かけてしていきます。


ジョムソンの南西側にあるトゥクチェ６９２０ｍを中心としたエリア

ツアーとしての可能性としてジョムソンまではフライト又はジープで来れるのでそこからマルファ村（２６７０ｍ）まで歩いて１泊。
翌日はアルバリ（３９００ｍ）まで登り高度順化で１日、テイクオフできる場所があれば飛んでマルファ村に下ろしもう一度登り１泊。そこからカロパニ（４９３０ｍ）まで登り高度順化で１日・・・　
マルファ村には平地があるのでＬ．Ｄに設定してこのエリアは可能性があるので来シーズン行って飛んでくる予定です。

ダンプスパスを進むとヒドンバレー（５０００ｍ）に出ます。ここには平野がありここをＬ．Ｄに設定してタシカン峰へ登っていく。テイクオフできそうな所を見つけたらそこからフライト・・・　
可能ならばタシカンⅢ（６１５７ｍ）、ダンプスピーク（６０１２ｍ）、トゥクチェ（６９２０ｍ）を見ながらマルファ村又はコバング村方面へＸＣ。
標高差３０００ｍのフライト！可能性を探りに来シーズントライします。

最近は夜は基本電気が来ないので、しっかり日中の電気が来ているときに充電しておいて
半谷さんにもらったランプシェイドの灯りでＢｌｏｇを書いたりネットをしたりしています。
夜は静かに過ごしています・・・

先日ネパール人からもらった結婚のお祝いのお菓子を食べたらガキッ・・・　と音が。奥歯が欠けてしまいました。そのお菓子が歯茎から血が出るようなカチカチのお菓子でこんな事に・・・
２年前にはポップコーンで弾けてなく硬いままのとうもろこしのつぶがありそれを食べていて同じような事があり、ここＤｏｌｐｈｉｎ　Ｄｅｎｔａｌ　Ｃａｒｅ　Ｃｅｎｔｅｒに治しに行った事があったので今回も同じ歯医者へ行くことに。
場所はレイクサイドから３キロ程離れたニューロードにあり、ドクターは歯の治療の先進国バングラディッシュで勉強をしてきてここで店を始めて８年、今では他にポカラで２店舗経営しているそうで朝は８時半から夕方６時まで営業しています。彼は「ネパールは家族で一人が出稼ぎなどで働きそれに家族親戚が群がる・・・　全てがルーズで日本とは全く違う」と語っていました。このような考え方のネパール人はやはり違い、努力した分だけ成功しています。


ニューロード、プリティビチョークから少し上がった所にある歯医者さん

Ｄｏｌｐｈｉｎ　Ｄｅｎｔａｌ　Ｃａｒｅ　Ｃｅｎｔｅｒ　に入ると沢山の患者さんが・・・　予約制など無いのでタイミングですが、何時間待たないといけないんだろう？と心配になりましたが、結局２組だけで付き添いの家族がいたのでこんな感じでした。
約３０分ほど待って自分の番に。欠けてしまった右奥歯と以前から気になっていた左上歯の穴を見てもらいました。ネパールの歯医者は日本と違って１回で治療を済ます事が多いですが、今回は３回ほど通う事になりそうです。既に全ての治療費を言われ３２００円。今日は１２００円払ったので次回と最終回で１０００円ずつ払う事に。
ネパールには保険制度が無く全て実費ですが、日本人からすると保険のある日本で治すよりこちらの方が安く技術も確かです。日本の歯医者とこちらの歯医者の違いは・・・　停電時のジェネレーターの音ぐらいで技術は同じ、ただ歯医者も色々あるのでネパール人に聞いて信頼できる所に行く事が大事です。

待合室には日本と同じ様に雑誌が置いてありました。
歯に関する雑誌とファッション雑誌、テーブルの下にはネパールの新聞も。
ここまで来て歯の治療をするツーリストはいないので英字新聞はありませんでした。
ファッション雑誌はネパールのものとインドのものが・・・　ネパールとインド、隣の国ですが全く違います。
ネパールのファッション誌はローカルな感じで昭和風、インドのは欧米や日本のと変わらないモダンなもの。
テレビを見てもそのコマーシャルを見ても映画を見ても音楽もそのクオリティーの違いが一目で分かり、ネパール人の若者はもはやネパールエンターテイメントには興味が無いようです。


待合室に雑誌はどこも定番のようです

待合室の一角に薬の陳列棚があってその横にはヒンズーの神様が。これは日本で言うところの仏壇みたいなもので、必ず各家庭にも何がしらかの神様が祭ってあり毎日祈りを奉げています。
ヒンズー教でもカーストや各家庭によって年齢層によって信心深さは変わってきますが、宗教が強く日常生活に溶け込んでいる、その風景をよく目にします。

これはその人の考え方一つかもしれません。
環境が全てだと言っていいかもしれません。
パラグライダーにおいても誰に教えてもらうのか？どんな環境なのか？でレベルや考え方は大きく変わってしまいます。タンデムパイロットといってもそのレベルはピンきりで、人と一緒に回せない、ソワリング出来ないタンデムパイロットがいて、それでもライセンスを持っているのはその環境でいたからです、そしてお客を乗せて飛んでいます。当然他のパイロットからは警戒され噂は広まります。

今日はファーストフライトでＸＣタンデムでした。なぜあの条件で１５分で降りてしまうのか？ろくに英語も出来ないのでコミュニケーションも出来ずお客は怒り泣く始末・・・　なぜそんなレベルでここで働こうと考えるのか？　韓国人の中には優秀なパイロットもいますが、韓国人＝危険　となれば彼らにとってもいい迷惑です。
ネパール人、いかなる仕事においても勤勉さに欠け他の人がどうやっているのか？どうしたらより良いのか？
など考えず給料が少ないと文句ばかり・・・　だから歴史上発展しないでここまで来たのでしょうが、これも環境です（中にはがんばっている人もいます、もちろん皆から認められ人生も好転していきます）。

自分もパラを始めて３年少し、今後成長していく為にもよりよい環境に身を置いて尊敬できるパイロットと共に働き学んでいきたいのですが、いつも見上げて飛んでいたクラウディオやスタインは他に移り、今一緒に働いているパイロットは・・・　今は自分がＴｅａｍ５のリーダーパイロットとして任されているので、指摘する所はしっかり指摘してとにかくお客さんに楽しんでもらえるように！それが全てで仕事なのだから。


納得できないものがありイラついていたらＴｅａｍ５のオフィス裏から子供の歌声が・・・

無邪気な笑顔で踊る子供たち・・・
お金を貰って働いている価値の無い人達が周りにいて、しっかりお金を貰う価値のある人達も他に沢山いて、それでも同じ場所で同じような顔で働いていて・・・
今日は一日中イラつく自分を抑えていましたが、無邪気に踊る子供たちを見て救われました。

ランディング場にいたＤｕｃｋ　

明日が新年の中国、そのＮｅｗ　Ｙｅａｒ　Ｈｏｌｉｄａｙ　１週間を利用して中国人が沢山訪れています。
今日はうちの会社のお客さん１１人のうち９人が中国人でした。
中国人は大切なお客さんなのですが、彼らは何か不満があるとクレームをつけてきます。しかしその多くはパイロットの力量不足によるもので、エンジンの乗り物と違いパラグライダーがどんな物なのか？の説明をしっかりして理解してもらうこと。英語が全く出来ない彼らにそれを説明するのは大変ですが、誠意をもってコミニケーションすれば伝わります。それをしないパイロットはプロではなく、後で不満を言われてもパイロットの力量不足。不満を言われるパイロットは決まっていて、ここにはそんなプロでもないのに稼ぎに来ているタンデム屋がいるのも事実です。

今日は土曜日で休日、土曜日はネパール人のお客さんが多くなります。そして日曜が週の始まりで仕事、学校とスタートします。インドも他国と同じで日曜休みなのになぜネパールは土曜休みなのでしょうか？
しかも今年が２０６８年・・・　５６年も先を行っています。

１月中旬以降の条件は最高で１１月、１２月と今一だった分１月から２月にかけて今年はパラグライダーにとって申し分ない日々が続きそうです。２月にはコンペシーズンに入り新たな大会も加わり、タンデムパイロットも仕事を休み大会に向けて練習そして本番と燃える季節がやってきます。やはりコンペティションとなると皆目の色が変わりますね・・・