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その人が何処から来たかなど、どうでもいいではないか。 どんな地位にあるか、どんな功績があったのか、どんな血筋を引いているのか、など全くどうでもいいではないか。 ただ、その人の行いを見よ。 今ここに於いて、何をするのかを見よ。 行いが正しく、羞恥があり、身と心を慎んでいるのであれば、その人は生まれがどうあれ、今から高貴な人ではないか。

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テイクオフ近くから下を見てL.Dを考えましたが、結構電線があり手前側は危険。
小山の裏もローターで風は不規則、第一候補地が写真中央にある川の中州。
鳥を観察しても上げたら尾根沿いに飛び写真右奥の谷の方へ飛んで行く事になるので、第一候補地に下りる事はあまり無いかもしれません・・・
この場所ならソロは何処でも下ろせそうです。
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テイクオフとランディングを確認した後、飛んでいた鳥を追いかけるようにその尾根沿いを奥に進みどんな地形になっているのかを観察しに行きました。そこはダンダトゥクと言う村でネパールの村の暮らしと奇麗な景色がありました。


おじいさんに道を尋ねました


テイクオフできる所から鳥を追いかけて奥へ進んでいったのですが、多くの鳥がソアリングしていました。
今日は太陽光も弱くサーマルも小さいようで鳥でも苦戦していた様子。
地形と太陽角とでサーマルポイントを予想して、やはりそこに鳥が集まり「果たして次は何処に行くのか?」とずっと観察しましたが・・・ 今日ここでパラで飛んでいたとしても楽しくは無かった事でしょう。

尾根沿いを進むと反対側は低い(多分1500~2000m)尾根が幾重にも続きます。
こちら側はヒマラヤとは違い雲の出来方も緩やかで、新たなフライトエリア「シルクコット」は向こうの尾根をいくつか越えたポカラから直線で35キロの所にあります。
シルクコットへは行った事が無いのですが、ヒマラヤサイドが飛べないときはこちらサイドへ挑戦してみます。

地べたに座っておしゃべりしていた女の子たち。年齢を聞くと左から15歳、10歳、13歳。
田舎に行くと英語はほとんど通じないのもそのはずで、ツーリストがいないから。
こちらの片言のネパール語での会話でしたが最後に「ハッピーバレンタイン!」と言ってもらいました。

ネパールの村ではよく見かける散歩車。
小さな男の子たちが手製の散歩車でドライブして遊んでいます。
多分お父さんに作ってもらったのだと思いますが、二つの車輪とCDのハンドルを竹で繋いで作ったものです。

途中で家の土台などで使う石を石切していた人に会いました。
岩盤でこの辺の山は出来ているみたいです。

いたる所で菜の花が満開でした!

小学校で会った少年の家。軒下に揺りかごがあるので赤ちゃんがいるのでしょう。
ここはトタン屋根ですが、石屋根の家もあります。
村の生活風景です。


時間がなくて寄れませんでしたが、この石段を5分ほど上がっていくとレストラン&ホテルがあるそうです。
この辺には茶店も1件しかなくツーリストも少ない所ですが、パラグライダーが飛べれば環境は大きく変わりそうです。ここのオーナーもそれを期待していましたが・・・
たまにツーリストが泊まるらしく、私の名刺とTeam5のカードを渡しておきました。
料金は2人で朝食付いて14ドル、他にテント生活も出来るそうです。
ここがもしフライトエリアとして許可されればポカラのパラグライダーは変わります!
ここは湖を挟んでサランコットと同じくらい条件のいい所だと思います。エリアは南東を向いており一日中日射があるところで、標高差は500m程ですがここの魅力は湖を超えてサランコットエリアまで飛べる点にあります。2つのエリアを結んで飛べる!
渋い条件でもランディング出来る所は下にありタンデムでも問題ありません。ソロならここからシルクコット方面とサランコットエリアそしてヒマラヤ方面へとXCコースが広がります。
レイクサイドからの道も問題なく、時間もサランコットに行くのと同じで30分かかりません。
サランコットだけでは限界に来ており、ここは最高だと思うのですが・・・  
ネパール政府はお金に弱いのでNAA(Nepal Airsports Assosiation)で大金を積んで何とかならないものでしょうか?
将来への希望をもってここでのパラ構想を温めておきます。


向こう中央に見えるのがサランコット、その奥にはヒマラヤ・・・
ここから飛べればポカラのパラグライダーは変わります。
今年もネパールパラグライディング界の一大イベント「Nepal Championship」が2月19日~23日の5日間開催されます。
この5日間はタンデムの営業も禁止で多くのパイロットが競技に参加します。
競技はXCコンペティション、アクロコンペティション、アキュラシー、水上に設置された浮島へのランディングがあり、パラグライダー関係以外の観客も大勢見学に来ます。
素人が見て盛り上がるのが卵を踏むアキュラシー、アクロ、浮島ランディングで見ていて単純に楽しいです。
多くのパイロットが白熱するのがXCコンペティション。
スポーツグライダー(クラス2までの機体)とレースグライダー(2-3以上の機体)その2つにレースが分類されています。
レースグライダー部門の優勝候補はやはり2年連続チャンピオン、ワールドランキング33位のジミー・パッセンジャーです。彼は去年までオゾンの2ライナーに乗っていて、ネパールには12月から3月まで滞在してフロンティアでタンデムをやっています。彼がソロで飛ぶときはやはり皆が注目していて、ネパール人などは目を凝らしてその飛びを見ています。

スポーツグライダー部門の優勝候補は・・・ ネパール勢の中でもファクター2に乗るパラノバオーナーのヨゲスとパルカス、メンター2に乗るラビンドラ、サンライズオーナー婦人でネパール女性ツリーミーも侮れません。毎年感じる事は彼らは確実に上手くなっているので誰が飛び出すかは予測不能です。

自分のグライダーはクラス2でスポーツグライダー部門になります。
願わくばストロングコンディション! 自分のグライダーはステイブルコンディションではしんどく、ハードコンディションでサーマルの芯を小さく回していけるグライダーで滑空比などは適わないので、先行して邪魔されないで回し上げきって逃げ切る・・・ 
昨年はトップで逃げるも最後の尾根に引っかかってブームアウトだったので後6日で戦えるように作戦を練っておきます。

GPSを使わなくても楽しく真剣勝負が出来るネパールチャンピオンシップ。
一斉スタートなので見た目で順位がわかりそれによって作戦も変えられる、とてもシンプルで単純明快な草レースですがこの楽しさがパラグライダーの原点!そう感じさせてくれる大会です。

来年は出来ればこの次期にネパールツアーが出来てこの大会に皆で参加してみる・・・ 
とにかく楽しい5日間です。  
 

これは昨年のポスター
いつも行く近くのレストランで食事をしていたら同じテーブルにネパール人らしき人物が座ってきました。
彼がチョウミンを頼んだので「夕食なの、それともおやつなの?」と聞いたところから話が展開していきお互い名刺の交換、彼はインドのカシミールから12年前にレイクサイドに移り住みカシミールじゅうたんのお店を経営、自分がツーリストではなくここで働いている事を知りお互いにお客のニーズがあったら連絡しあう事にしました。
ここはツーリストエリアなので少しでもビジネスに結びつくコネクションを皆求めていて、レストランではネパールツアーでお世話になったHi Aceのドライバーとたまたま会い彼がおごってくれたのも「次の機会も私を使ってね!」の意味だし、カシミールの彼も私とのコネクションがビジネスに繋がるかも・・・ と思ってのこと。
自分も彼のお客さんでパラグライダーをやりたい人がいたら仕事がもらえるかもしれないし、ちょっとした結びつきの結びつきが仕事に繋がる事を皆知っている。

場所はマムズガーデンやたべものや、風の旅行者の近くなので日本の方が集まる場所だし、私の仕事と彼の仕事が少しでもリンクし合えたら、こんな繋がりを大切にしていきたいですね。


New Himalayan Cottage Arts
カシミールから取り寄せたシルクで出来たカシミールじゅうたんやベッドカバー、300円~8000円のクオリティーの違うパシュミナ、バッグやティーポットカバー、シルクで出来たドレスなどが置いてありました。


インド カシミール出身のオーナー

シルクの高級ハンドメイドじゅうたん2500ドル

カラフルなベットカバー


今日1本目はネパール在住のインド人でした。
住まいはビラトナガールというネパールの南東にあるインドとの国境近くにある町だそうで、ビラトナガールは首都カトマンズに続くネパール第二の都市です。
イメージ的にはポカラが第二の都市のように感じますが、人口は倍以上だそうでネパール唯一?の工業都市みたいです。主な産業がじゅうたんやカーペットで日本にも輸入していてお高いそうです。
会話の中で「ポカラのパラグライダーは有名で一つの産業なので是非うちの17歳の息子をパイロットにしたい!」「どれくらいでパイロット(タンデム)になれ、いくら位するのか・・・」
「パイロットライセンスは15日で、タンデムパイロットは最低でも3年で1000時間のフライト経験が必要」「最初の機材は3000ドルぐらい」・・・・
こんな親が増えるのでしょうか?


今日2本目はネパール女性3人組(ティン タ ネパリケティ)でした。
カトマンズからお越しの女学生、とにかく楽しいようでテイクオフでも空中でも笑い喋っていました!
私と飛んだ赤い服の女性はとにかく陽気で楽しく飛んでいましたが、ランディング後に彼女の顔を見ると・・・
ランディング直前まではしゃいでいた彼女、後で映像で確認するとランディングの5秒前に・・・ 
ほっぺたを膨らませ口を閉じ・・・ そう、ランディングの直前に来てしまったらしく・・・
ハーネスをすばやく外して湖へ・・・ 
条件もよく30分コースのフライトで上機嫌だった彼女も突然・・・
「上機嫌なので30分飛んで楽しんでもらう」は辞めた方がいいみたいです、特にネパール女性は。
気分よさそうだったので普通に回したのが良くなかったのかもしれませんが、20分で終了して気分いいまま帰ってもらったほうがいいみたいですね。
20分でも楽しく会話しながら飛べば十分納得してもらえるし楽しかった!で終えられる、そう実感しています。
雨が降って3日後、湿った大地も太陽の熱で乾き朝は雲ひとつ無かったヒマラヤサイドは10時頃に積雲が出来始めあっという間に発達、昼過ぎには雲の壁となって雲低2800m程でヒマラヤは雲の中に・・・
ソロであの下を飛ぶ想像をしては色んな意味でゾクッとするものが。
サランコットも11:30分からのタンデムでは上がるけど下ろすのに苦労するほどに。
湖の上でもピピピ・・・ と鳴るバリオ、3ヶ月使ってこのグライダーがどんな状態なのか判っているので慎重にシンク帯を探して下ろす事に。
13;30のフライトではTeam5のテイクオフが危険と判断してBlue Skyに了解を得てそちらのテイクオフからフライト。
その後は高層雲が出来て太陽も隠れタンデムで飛ぶにはちょうどいい条件になり今日の3本が無事終了しました。
条件がいい=サーマルが強い=バンピーコンディション なので、お客さんによっては恐怖を感じる方もいます。そのとき気付かなくても後で映像を見ると顔が引きつっているお客さんもいて、ほとんどの人はパラグライダーは初体験なので自分の感覚や想像以上の気遣いが必要だと感じました。

ソロで飛ぶには好条件!!
時にヒマラヤ(手前の山ですが)サイドではロディオ感覚で飛ぶ感じになりますが、パラグライダーは大空でビニールに紐でぶら下がり飛んでいるのに時に大地に足が着いている、そんな安心感を得る事があります。
パラグライダーの自立安定力は凄いものがありますが、大空を舞う木の葉と同じ!状況判断を見間違えるとどこかに飛ばされるだけ・・・
その状況判断力が試されるシーズンになりました。



今日はデンマーク女性2人と韓国女性、3人と飛びました。
  
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プロフィール
HN:
kazu
年齢:
53
性別:
男性
誕生日:
1971/09/08
職業:
パラグライダー
趣味:
たそがれ、物想い、静寂、心穏やか、不安、楽しむ
自己紹介:
Kazu
Japan spirits and pride
Professional tandem / Adventure pilot

世界最高峰のヒマラヤ、神の国ネパールで生きていく為に始めた空飛ぶ道具パラグライダーでコマーシャルタンデムをやっています。夢は神の山マチャプチュレへの冒険フライトに挑戦すること。
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