忍者ブログ

その人が何処から来たかなど、どうでもいいではないか。 どんな地位にあるか、どんな功績があったのか、どんな血筋を引いているのか、など全くどうでもいいではないか。 ただ、その人の行いを見よ。 今ここに於いて、何をするのかを見よ。 行いが正しく、羞恥があり、身と心を慎んでいるのであれば、その人は生まれがどうあれ、今から高貴な人ではないか。

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


ふもとの村が登るにつれてだんだん小さくなっていきます
PR

道中に見えたMachapuchureとその下にある目的地Kumai danda
ふもとの村Tuseを出発してから約2時間でSupporters ShelterのあるHile Khalkaに到着しました。
下からここまでの標高差が約900m、ゆっくり歩けば4時間で登れここで1泊して翌日に上を目指すのがいいと思います。
Hile khalkaのKhalkaとは「広い空き地」という意味で、目的地Kumai dandaまでには3箇所このKhalkaがありますが、宿泊できる小屋があるのはここHile Khalaだけです。
目的地までの距離はここで3分の1強です。


キャンプも出来る広い空き地と食料も備蓄され、10人まで泊まる事の出来る山小屋があります

Hile KhalkaにあるSupporters Shelter。
Tuseから登る場合はここで一泊して翌日にKumai Dandaへ向かうのが体調管理的にもBestです。 

Hille Kaulka(2160m)で記念撮影。
後の尾根沿いを進むと目的地Kumai Danda、その姿がはっきりと見えます。

尾根沿いChichimle Kalukaにあった道案内の標識

Tuseの村から歩くこと約3時間半でKhumai Dandaまで続く尾根沿いChichimine Kaluka(2645m)に到着。
ここでお昼を食べ30分ほど休憩しました。

Chichimire khalukaに書いてあったI Love Youの文字。
ネパールのナショナルフラワーを使って書いてありました。

ポーターの必需品でもあるロープ。これをうまく使って頭にかけて肩と首で支える形で力を分散します。
彼等は小さな時から水汲み薪など、このロープを使って首で支え運んでいるので出来ますが、私たちが真似をすると首を痛めてしまいます。
あとネパール人皆が体力があるわけではなく、街の人特にハイカーストの人は驚くほど体力が無い人達もいます。
シェルパ、グルンといったカーストの人、それに村人全般の体力は強靭です!

下に見えるのはMirsaの村でこの隣には温泉が湧いており隠れ家的スポットです。
多くの人はここMirsaの村で一泊してからKhumai Dandaを目指します。

Chichimie Kalukaで尾根沿いに出ますが、尾根は空中から見たイメージとは違いかなりアップダウンが激しかったです。

所どころに標識はありますが、道が幾重にも枝分かれし森の中を歩くため一人で歩くにはリスクがあります。

歩き始めて5時間で目的地Khumai Dandaの山が見えてきました。

午後になりいつものように空には雲が・・・
標高2500mを越えた辺りからは気温も下がり歩いている時はいいですが、止まって休憩すると汗が引き寒くなってきます。

最後Khumai dandaに登る坂道は急になり所々に木のはしごも・・・
最後に来ての登り坂に足がパンパンになりました。
予定よりもかなり早く歩を進めましたが、私が改めて驚いたのはポーターの体力です。
私が背負ったのは食料と水と寝袋、それに小物で計7~8キロ程です。そしてポーターが背負ったのはパラグライダー一式の計15キロ強。
私の2倍の重さを背負いこの道を6時間で登ることは私には出来ません!
途中からはネパール人の秘密兵器ロープを取り出し首にかけて登っていましたが、その体力は凄い!の一言です。


最後Khumai Dandaへ登る急斜面
ふもとの村Tuseを8:20に出てから約6時間の14:40に目的地Khumai Dandaに到着しました。
ポーターも現地調達し話を進めるも「今日1日では登れない!」と言われ、明日の条件を考えるとどうしても今日1日で上りたかったのでその旨を伝え「近道で行くが到着時間は17:30だ、ただし君次第だが・・・」と言われ休みも程ほどにスピードアップして登ったので予定よりもかなり早く到着しました。
標高差2000mで登っての感想は「無理して1日で登らない方がいい」でした。
イメージ的には富士山登頂に近く、空身で体力のある人で8時間、普通の人なら途中Hile Kharkaにある小屋で一泊して2日かけて登るほうがいいです。それかもう少し登ったMirsaまで車で行ってMirsaで一泊してから翌日に登る、ほとんどの人はこのルートを使っています。


着いた時には先客6人がいました。彼らも2日かけて登ったそうです。

霧の中のKhumai Danda、白く煙り後のヒマラヤは勿論のこと周りは何も見えません。

無効に見えるのがKhorchon、霧が晴れたかと思えば次がやってくる・・・ 目まぐるしく変わります。
こちらが備蓄されてある食糧とキッチンです。ソーラーパネルもありこれでお湯を沸かすことも出来るとか・・・
1ヶ月前までは何も無く鍵もかけてなかったこの小屋も今ではビジネスの一つに。
部屋の使用料が150ルピー、シンプルなダルバートが360ルピー、お湯その他もお金を払えばもらえます。
私は今回ポーター代が1000ルピーと聞いていて、この小屋には何も無く鍵もかけてないと聞いていたので、食料も持参して行きましたがその代わり持ち金が少なく、結果1泊しか出来ませんでした。
ポーター代も行き返り2日分の2000ルピー、しかももう一晩泊まると更に1000ルピー(ポーターが鍵を持っていて、彼の滞在費)・・・ とここ1ヶ月で自由に利用できる小屋からビジネス小屋に変わってしまっていました。
お金を出せば手に入る便利さの反面、いざ緊急時(雨、嵐)に誰でも非難する事が出来た場所が今では鍵がかけられ中に入れない・・・
一長一短ですが自由が無くなり残念です。


こちらが寝床になる部屋です。
この部屋に6人寝ましたが、詰めて寝れば10人寝れそうです。
地下に寝ると冷たいのでここにあるマットを敷いて寝ました。使用料は150ルピーです。
朝6時に薄明かりで目覚め外に出てみるとそこには息を呑む世界がありました。


夜はかなり寒く、靴下2枚に服も着込んで寝袋で寝ました。
明け方5時ごろには10分ほど突風でガタガタ音がしましたが、10分で風も無くなり・・・ 
あの風は何だったのでしょうか?不思議でした。

朝日の出前のAnnapurunaⅡ、世界10番目の高さの8091mのこの山はAnnapuruna Himaraya Rangeの
中では世界7位のDhauragiri(8172m)に次ぐ高さです。

日の出前のMardiとMachapuchure、1週間ほど前に積もった雪もほとんど消え黒い岩盤が目立ちます。

日の出は6時45分頃でした。
  
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
カテゴリー
フリーエリア
最新コメント
[12/17 アジアン]
[03/10 アジアン]
[03/14 Kazu]
[03/13 田渕憲志]
[01/10 ユME]
[07/02 みき]
[07/01 Kazu]
[08/05 Kazu]
[08/03 kazu]
[07/30 Kazu]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
kazu
年齢:
53
性別:
男性
誕生日:
1971/09/08
職業:
パラグライダー
趣味:
たそがれ、物想い、静寂、心穏やか、不安、楽しむ
自己紹介:
Kazu
Japan spirits and pride
Professional tandem / Adventure pilot

世界最高峰のヒマラヤ、神の国ネパールで生きていく為に始めた空飛ぶ道具パラグライダーでコマーシャルタンデムをやっています。夢は神の山マチャプチュレへの冒険フライトに挑戦すること。
バーコード
ブログ内検索
P R
忍者アナライズ
Copyright ©  -- 「 心 」 Life is BEAUTIFUL「 旅 」 --  All Rights Reserved

Design by CriCri / Material by 妙の宴 / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]