その人が何処から来たかなど、どうでもいいではないか。 どんな地位にあるか、どんな功績があったのか、どんな血筋を引いているのか、など全くどうでもいいではないか。 ただ、その人の行いを見よ。 今ここに於いて、何をするのかを見よ。 行いが正しく、羞恥があり、身と心を慎んでいるのであれば、その人は生まれがどうあれ、今から高貴な人ではないか。
2024/12/29 (Sun)
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2015/02/26 (Thu)
飛び続ける為の哲学。
今日午前中にはまさか飛べるとは考えず、「今日から8連休!」と書いたのだが…
信じられない…
ポカラなので、天気予報が悪い事や雨が降っていようが、それを鵜呑みには出来ないのだが…
11時には少し薄日が差し、慌てて服を着替えたが、30分で真っ暗な空に変わり、午後からは雨の予報と衛星からの雲の流れを見て、100%無理だと気を抜いた。
午後1時に会社から連絡が入り、今から上がると言う…
外に出ると青空もあり、確かに今は飛べる状況になっていた。
1本目への道中。
1本目のフライト。
太陽と共にたちまち雲が発達し、2本目は微妙な空模様に…
2本目上がる途中から雨が降り出し、テイクオフ場で様子を見てからキャンセルするつもりだった。
雨は止んだが、時折りパラパラと落ちて来る…
下から何か情報が来る訳でもなく、テイクオフ場から見える空は限られている。
インターネットで朝に調べた雲の流れ予報は、夕方は更に天気が崩れる… だった。
キャンセルして下りて行く会社もあったし、それが100%安全な決断であった。
風は基本サイドウインドだったし、待ってもこの後は雨になる確率は高いだろう。
気持ち的には飛びたくなかった…
前が明るくなって来た事が、飛ぶ決断に至ったが、雨が降る前に、風が悪くなる前に、お客さんに了承のもと飛んで下りる事にした。
飛んでみると空全体が見え、問題のない状況である事は分かったが、それでも小雨がグライダーに当たり、10分程のフライトで下りた。
2本目のフライト。
そして信じられない事に、ランディング後には一時晴天となり、今日のベストコンディションとなり、1本目を早目に上がった会社は3本目も飛んでいた。
頭がおかしくなりそうだ!
何で飛べるのか?
何で晴天になるのか?
何でこうも天気予報、雲の流れ通りに天気がならないのか?
例え安全に飛んで下りられたとしても、飛ばない事の方が正確な事がある。
99%安全でも、1%リスクがあれば、そして迷っているのならば、飛ばない決断が正確だ! と思っていたし、その結果 安全に飛んで下りられたとしても、飛ばない判断を後悔する様では失格だ!とも思っている。
しかし一方で1%のリスクの為に、99本は問題なく飛んで下りられるそのフライトを辞めてしまうのは果たして正確なのか?
100回飛んだらなら、1回は事故が起こるであろう確率をどう捉えたらいいのか?
ソロでは全て想像した通りにいくが、タンデムはお客さん次第によるグレーゾーンがテイクオフ時にあるだけに、その判断がより難しくなる。
あんなに必死になってテイクオフしていく状況は、タンデムフライトではリスクがある。
ランディング後、楽しそうに喜ぶお客さんを尻目に、自分は安全に飛んで下りた事を素直には受け止められず、キャンセルして下りて行ったパイロット スシールに、青空の下 電話でこう告げた…
「君の判断は正確だ」と。
2本目を飛んだ後の青空とお客さん達。
飛ばなければ何も起こらない。それは飛び続けられる事を意味する。
しかし一方で安全に飛んで下りられる可能性も99本あり、お客さんの喜ぶ姿がそこにある…
その1本が1/99なのか? 1/50なのか?または1/1000なのか?
極論は飛ばなければ何も起こらない!パラグライダーをしなければいいのだが、これが仕事であり、全く事故が起こらない事などあり得ないのも真実。
いつもこんな状況が来る訳では無く、ここは何の問題も無く飛ぶ事が出来る状況がほとんどだし、全く飛べない時も稀にあるが、そんな時も迷う必要もない。
ただこれから雨の季節、モンスーンにはこの様な状況が、毎日飛べる中で度々やって来る。
飛び続ける為の哲学。
飛び続ける事こそがプロの世界であるからこそ、その哲学を経験を通じて学んでいかなければならない。
その判断と意識に、飛び続ける為の哲学がある。
信じられない…
ポカラなので、天気予報が悪い事や雨が降っていようが、それを鵜呑みには出来ないのだが…
11時には少し薄日が差し、慌てて服を着替えたが、30分で真っ暗な空に変わり、午後からは雨の予報と衛星からの雲の流れを見て、100%無理だと気を抜いた。
午後1時に会社から連絡が入り、今から上がると言う…
外に出ると青空もあり、確かに今は飛べる状況になっていた。
1本目への道中。
1本目のフライト。
太陽と共にたちまち雲が発達し、2本目は微妙な空模様に…
2本目上がる途中から雨が降り出し、テイクオフ場で様子を見てからキャンセルするつもりだった。
雨は止んだが、時折りパラパラと落ちて来る…
下から何か情報が来る訳でもなく、テイクオフ場から見える空は限られている。
インターネットで朝に調べた雲の流れ予報は、夕方は更に天気が崩れる… だった。
キャンセルして下りて行く会社もあったし、それが100%安全な決断であった。
風は基本サイドウインドだったし、待ってもこの後は雨になる確率は高いだろう。
気持ち的には飛びたくなかった…
前が明るくなって来た事が、飛ぶ決断に至ったが、雨が降る前に、風が悪くなる前に、お客さんに了承のもと飛んで下りる事にした。
飛んでみると空全体が見え、問題のない状況である事は分かったが、それでも小雨がグライダーに当たり、10分程のフライトで下りた。
2本目のフライト。
そして信じられない事に、ランディング後には一時晴天となり、今日のベストコンディションとなり、1本目を早目に上がった会社は3本目も飛んでいた。
頭がおかしくなりそうだ!
何で飛べるのか?
何で晴天になるのか?
何でこうも天気予報、雲の流れ通りに天気がならないのか?
例え安全に飛んで下りられたとしても、飛ばない事の方が正確な事がある。
99%安全でも、1%リスクがあれば、そして迷っているのならば、飛ばない決断が正確だ! と思っていたし、その結果 安全に飛んで下りられたとしても、飛ばない判断を後悔する様では失格だ!とも思っている。
しかし一方で1%のリスクの為に、99本は問題なく飛んで下りられるそのフライトを辞めてしまうのは果たして正確なのか?
100回飛んだらなら、1回は事故が起こるであろう確率をどう捉えたらいいのか?
ソロでは全て想像した通りにいくが、タンデムはお客さん次第によるグレーゾーンがテイクオフ時にあるだけに、その判断がより難しくなる。
あんなに必死になってテイクオフしていく状況は、タンデムフライトではリスクがある。
ランディング後、楽しそうに喜ぶお客さんを尻目に、自分は安全に飛んで下りた事を素直には受け止められず、キャンセルして下りて行ったパイロット スシールに、青空の下 電話でこう告げた…
「君の判断は正確だ」と。
2本目を飛んだ後の青空とお客さん達。
飛ばなければ何も起こらない。それは飛び続けられる事を意味する。
しかし一方で安全に飛んで下りられる可能性も99本あり、お客さんの喜ぶ姿がそこにある…
その1本が1/99なのか? 1/50なのか?または1/1000なのか?
極論は飛ばなければ何も起こらない!パラグライダーをしなければいいのだが、これが仕事であり、全く事故が起こらない事などあり得ないのも真実。
いつもこんな状況が来る訳では無く、ここは何の問題も無く飛ぶ事が出来る状況がほとんどだし、全く飛べない時も稀にあるが、そんな時も迷う必要もない。
ただこれから雨の季節、モンスーンにはこの様な状況が、毎日飛べる中で度々やって来る。
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その判断と意識に、飛び続ける為の哲学がある。
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プロフィール
HN:
kazu
年齢:
53
性別:
男性
誕生日:
1971/09/08
職業:
パラグライダー
趣味:
たそがれ、物想い、静寂、心穏やか、不安、楽しむ
自己紹介:
Kazu
Japan spirits and pride
Professional tandem / Adventure pilot
世界最高峰のヒマラヤ、神の国ネパールで生きていく為に始めた空飛ぶ道具パラグライダーでコマーシャルタンデムをやっています。夢は神の山マチャプチュレへの冒険フライトに挑戦すること。
Japan spirits and pride
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世界最高峰のヒマラヤ、神の国ネパールで生きていく為に始めた空飛ぶ道具パラグライダーでコマーシャルタンデムをやっています。夢は神の山マチャプチュレへの冒険フライトに挑戦すること。
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