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その人が何処から来たかなど、どうでもいいではないか。 どんな地位にあるか、どんな功績があったのか、どんな血筋を引いているのか、など全くどうでもいいではないか。 ただ、その人の行いを見よ。 今ここに於いて、何をするのかを見よ。 行いが正しく、羞恥があり、身と心を慎んでいるのであれば、その人は生まれがどうあれ、今から高貴な人ではないか。

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2014/03/18 (Tue)
苦の発見者が苦を乗り越える。


食事ひとつとってもこうだ。

今日は朝ホットドッグとコーヒーで済ませ、仕事へ出かけた。

今日は3本。普段なら夕方4〜5時には外で食べて帰るが、最近は自炊が多く、今日中に片付けたい食材があったので、帰ってから少し夕寝して、それから料理した。

とにかく今日は間食もしてなかったので、フラフラになる位 腹が減っていた。

空腹「苦」を感じる。

こんな時は大概 多く作り過ぎてしまう…

食べる。

半分で、いや3分の1でよかった…

食べる。ひたすら食べる。

ここ数日ですっかり夏だ! 夜も網戸にして、薄い掛け布団で寝ないと汗をかく。

料理も明日になると傷むので、食べ切った。

満腹で苦しい… また「苦」がやって来た。

喜びもあった。一口目、二口目、三口目… お腹が満たされ、幸せを感じる。

しかしそれは長くは続かず、やがて「苦」がやって来る…

そしてお腹が満たされると、今度は睡魔がやって来る。


アルコールだって、いつまでも幸せは続かない。気持ち悪くなったり、頭が痛くなったり、睡眠が浅くなって、次の日 辛かったり… する。


睡眠ひとつとっても、眠る喜びがあっても、長時間 寝続けると、今度は寝ている事への「苦」がやって来る。

テレビ然り、インターネット然り、仕事然り、恋人然り、遊び然り…


生きている全ての事柄は、一瞬の喜び、一瞬の幸せと、それに付随する苦しみとが一対になって出来ている。

それは全ての事に言える!

もしこの世の中に喜びしかなかったのなら、人生は直ぐに終わってしまう… ゲームオーバー、生きてはいけない。

仏陀の解いた「生とは苦である」の意味は深い。

それは単なる苦しみでは無く、人生そのもの、生命そのものへの表現でもある。

そして苦しみと喜びは同等、一対のものである事は確かなようだ。

生きる事とは苦なり… と発見した仏陀だけが、全ての生命に苦を乗り越える道を示す事が出来る。

そこから逃げても同じであり、また逃げても同じであり、智恵によってそれを「覚る」事が仏教の本質にある。



仕事であるパラグライダーもまた、喜びと苦しみが付きまとう。

苦しみがあるから仕事として安全に飛べるのであり、喜びだけしかなければ危険だ。


お客さんにとっても、初体験への緊張感があり恐怖心があり… だから喜びが生まれる。


高さへの恐怖心があり、空にいる不安定さがあり… だから無事に飛び終えた時に安堵し喜びに繋がる。


パイロットにとっても、お客さんにとっても、苦しみと喜びは一対になっている。


仏陀が覚った「生とは苦である」その意味を、今後 考える事になるだろう。

それが生きる事への光に繋がる。
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プロフィール
HN:
kazu
年齢:
53
性別:
男性
誕生日:
1971/09/08
職業:
パラグライダー
趣味:
たそがれ、物想い、静寂、心穏やか、不安、楽しむ
自己紹介:
Kazu
Japan spirits and pride
Professional tandem / Adventure pilot

世界最高峰のヒマラヤ、神の国ネパールで生きていく為に始めた空飛ぶ道具パラグライダーでコマーシャルタンデムをやっています。夢は神の山マチャプチュレへの冒険フライトに挑戦すること。
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