その人が何処から来たかなど、どうでもいいではないか。 どんな地位にあるか、どんな功績があったのか、どんな血筋を引いているのか、など全くどうでもいいではないか。 ただ、その人の行いを見よ。 今ここに於いて、何をするのかを見よ。 行いが正しく、羞恥があり、身と心を慎んでいるのであれば、その人は生まれがどうあれ、今から高貴な人ではないか。
2024/11/15 (Fri)
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2014/08/14 (Thu)
心理状態
人間の心理状態がハッキリと見えた1日でした。
景色…
昨夜も物凄い勢いで雨が降り続きました。
自分は職場であるサランコットと周りが見渡せるダム サイドに住んでいるので、今日は100%無理な状況が分かりました。
しかしオフィスから電話があり、他の会社が既に上がって行ったから、うちも上がる… と言われ、昼飯を食べに行くつもりでレイク サイドのオフィスへ向かいました。
雨は例の如く10時過ぎには止みましたが、空は暗く、何と言っても雲底がかなり低く、サランコットは上半分以上が見えない状況…
こんな中でも半分以上の会社が上がり、当たり前に飛べない状況の中で、しばらくの待機…
最初から自分の中では、サランコットに上がって、2時まで居て、そして下りてくるつもりでした。
しかし100%飛べないとの思いで上がる馬鹿などいなく、昨日まで39日連続で飛べていたので、雨が上がれば飛べるに違いない!? ポカラだから!
そんな心理状態が垣間見えました。
今日で皆 飛べない事を久しぶりに体験し、明日からは冷静に判断出来ます。
雲の下はこんな感じで、向こうはポカラの街です。
サランコットの道中は2カ所 がけ崩れがあり、何とか車1台が通れますが、昨日よりも土砂が崩れ落ちて来ているので、更に雨が振れば通行止めも予測されます。
こんな視界ゼロの中でも、2人がタンデム フライトをしたそうです…
名前は伏せますが、アクロ パイロットのヨーロッパ人 2人。
昨年 韓国人アクロ パイロットがここポカラで亡くなりました。
彼はタンデム パイロットではありませんが、同じ共通点を感じました。
彼が亡くなったのには原因があり、低い位置で、しかも湖ではなく、民家の上でアクロをやり、レスキューが飛び出し、グライダーに絡まり、落ちて亡くなっています。
アクロは湖の上で、しかもある程度の高度をもって行うのが常識です。
しかし意識の欠如と、何も起こらない馴れ合いが、彼を非常識な行為に、月日と共に変えていきました。
そしていずれは起こるであろう事故が、たまたまポカラで、あのフライトで起きただけでした。
今日の2人のフライトも正にそれで、99.9%は何も起こらない状況だとしても、それが馴れ合いになり、どんな状況でも飛んでしまうのならば、いずれ何処かで彼等は死にます!
タンデムでは死まではないだろう… は幻想です。
インドでは昨年 タンデムで亡くなっています。
パラグライダーを私はこの様に捉えています。
「飛ばない事を判断するスポーツ」だと。
もっと言えば、「飛ばない事の判断を楽しむスポーツ」だと感じています。
今日 飛べなかった事は、多くのパイロットにとって冷静になれる、とても有意義な日になったと思います!
しばらくは同じ様な天気が続きそうです。
一旦停止でリセットし、少し傾いた軸を元に戻す…
恵みの雨になりそうです。
景色…
昨夜も物凄い勢いで雨が降り続きました。
自分は職場であるサランコットと周りが見渡せるダム サイドに住んでいるので、今日は100%無理な状況が分かりました。
しかしオフィスから電話があり、他の会社が既に上がって行ったから、うちも上がる… と言われ、昼飯を食べに行くつもりでレイク サイドのオフィスへ向かいました。
雨は例の如く10時過ぎには止みましたが、空は暗く、何と言っても雲底がかなり低く、サランコットは上半分以上が見えない状況…
こんな中でも半分以上の会社が上がり、当たり前に飛べない状況の中で、しばらくの待機…
最初から自分の中では、サランコットに上がって、2時まで居て、そして下りてくるつもりでした。
しかし100%飛べないとの思いで上がる馬鹿などいなく、昨日まで39日連続で飛べていたので、雨が上がれば飛べるに違いない!? ポカラだから!
そんな心理状態が垣間見えました。
今日で皆 飛べない事を久しぶりに体験し、明日からは冷静に判断出来ます。
雲の下はこんな感じで、向こうはポカラの街です。
サランコットの道中は2カ所 がけ崩れがあり、何とか車1台が通れますが、昨日よりも土砂が崩れ落ちて来ているので、更に雨が振れば通行止めも予測されます。
こんな視界ゼロの中でも、2人がタンデム フライトをしたそうです…
名前は伏せますが、アクロ パイロットのヨーロッパ人 2人。
昨年 韓国人アクロ パイロットがここポカラで亡くなりました。
彼はタンデム パイロットではありませんが、同じ共通点を感じました。
彼が亡くなったのには原因があり、低い位置で、しかも湖ではなく、民家の上でアクロをやり、レスキューが飛び出し、グライダーに絡まり、落ちて亡くなっています。
アクロは湖の上で、しかもある程度の高度をもって行うのが常識です。
しかし意識の欠如と、何も起こらない馴れ合いが、彼を非常識な行為に、月日と共に変えていきました。
そしていずれは起こるであろう事故が、たまたまポカラで、あのフライトで起きただけでした。
今日の2人のフライトも正にそれで、99.9%は何も起こらない状況だとしても、それが馴れ合いになり、どんな状況でも飛んでしまうのならば、いずれ何処かで彼等は死にます!
タンデムでは死まではないだろう… は幻想です。
インドでは昨年 タンデムで亡くなっています。
パラグライダーを私はこの様に捉えています。
「飛ばない事を判断するスポーツ」だと。
もっと言えば、「飛ばない事の判断を楽しむスポーツ」だと感じています。
今日 飛べなかった事は、多くのパイロットにとって冷静になれる、とても有意義な日になったと思います!
しばらくは同じ様な天気が続きそうです。
一旦停止でリセットし、少し傾いた軸を元に戻す…
恵みの雨になりそうです。
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プロフィール
HN:
kazu
年齢:
53
性別:
男性
誕生日:
1971/09/08
職業:
パラグライダー
趣味:
たそがれ、物想い、静寂、心穏やか、不安、楽しむ
自己紹介:
Kazu
Japan spirits and pride
Professional tandem / Adventure pilot
世界最高峰のヒマラヤ、神の国ネパールで生きていく為に始めた空飛ぶ道具パラグライダーでコマーシャルタンデムをやっています。夢は神の山マチャプチュレへの冒険フライトに挑戦すること。
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