忍者ブログ

その人が何処から来たかなど、どうでもいいではないか。 どんな地位にあるか、どんな功績があったのか、どんな血筋を引いているのか、など全くどうでもいいではないか。 ただ、その人の行いを見よ。 今ここに於いて、何をするのかを見よ。 行いが正しく、羞恥があり、身と心を慎んでいるのであれば、その人は生まれがどうあれ、今から高貴な人ではないか。

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2014/12/17 (Wed)
可笑しくて、楽しくて、感動してしまった。
ニルマル ポカリでの2日間は本当に楽しかった…


彼女のカースト「ラムチャニ」の特別なプジャが5年ぶりにあり、全く見ず知らずの人々が沢山 集まり、100%ネパールその中で過ごした2日間は、この旅で体感したかった事であり、それは大きな繋がりにもなりました。


ニルマル ポカリ初日。
ホームステイ宅から見えた雲海。



反対側に絶景を見に行きました。


ポカラの街は雲海の下に…
向こうには青空、そして雪化粧のヒマラヤ…

アンナプルナ

ダウラギリ

マナスル


(ここは以前にテイクオフした場所)


その後はホームステイ宅を後にし、歩いて20分程の所にある彼女の御宅へ行き、そのままプジャの行われるマンディール(お寺)へ…


歩いて5分程の所にある小さなマンディール。

今から生贄になるボカ(雄ヤギ)達が30頭ほどいました。

これはラムチャニ カーストの各家庭から1頭づつ差し出され、後で食べるので大家族は大きなヤギ、小家族は小さなヤギを連れて来ます。

額には赤いお祈りのプジャをされます。


午後からは1頭づつ順番に、首をナタで切り落とされていきました。(1人は後ろ足を掴み、1人は首にかけたロープを掴み動けない様にして、ナタを振るう役の人が出来るだけ苦しまない様に、1発で首を切り落としていきます)






あとは各家庭に持ち帰り、頂きます。


30頭 首を切り落とされていくのを見ていると、途中からヤギが動物から物に見えてきます。

この風習はネパールでも変わりつつあり、ヤギの代わりにココナッツを割ってプジャをするケースも増えています。

きっと動物愛護団体などがこれを見れば反論すると思います。

自分も抵抗はありましたし、「一切の生命に対して、他の生命の尊厳を踏みにじる人は、自分の尊厳を守れない」その仏教の精神には反する行為でもありますが…

しかし方法は違えど、これは世界中 日常茶飯事に行われている行為であり、それが私達の目に触れないだけで、動物の屠殺によって、その肉を食べ私達は生きている。

それがここではプジャという行為で行われているだけだと…

他の生命を尊い、肉や魚を食べないベジタリアンだけが違和感を持ち、抗議するべきで、私達にその資格はありません。


その後は各家庭で解体していきます。


先ずは熱湯に付け、その後 毛をカミソリで丁寧に削いでいく。

殺菌消毒の為、何かを混ぜたものを塗っていく。(お肉屋で見かける肌の色と同じ)

頭は丸焼きに… これも食べます。


細かくぶつ切りに解体していき、あとはいつもの味付けで、いつもの様に煮込むだけ。


内臓も頭も骨も肉も、全てがひとつに。
こんな感じに出来上がりました。


自分はスプーンで頂きますが、ネパール人でもスプーンを使う人が増えています。(20%はスプーン)



その後はポカラの街を見に散歩… 雲海は無くなり、ヒマラヤは雲の中。そしてポカラの大地。


ネパールの意味は永遠の平和と愛…(造語)


間も無くオープンするホテル。
この尾根上にはホテルは無く、初のホテルです。



お昼ごはんを食べるマニーシャ達。

そして一夜明けた昨日は、ゆっくりと時間を過ごし、ヤギのダルバートも食べ、午後2時過ぎにマニーシャ含め、総勢8人で歩いてポカラへ…






下に下りたあとは、彼女達はバスで家に向かい、自分は歩いて家に向かいました。



自分は計4時間 歩きましたが、やはり歩くのは気持ちがいい!

あと歩かないと歩けなくなり、体力も無くなっていくので、定期的な旅は体力作りにもなっています。

それが1人で旅をするひとつの理由です。

人に合わせたなら歩かないから.....





朝5時に父親が起き、動物たちの小屋のドアを開けた。

6時には朝早くとは思えないほどの賑やかな声々に、可笑しくて感動してしまった。

小さな母親だが、命いっぱい生きている感じが見ていて楽しくて、ファンになってしまった。

父親の朝ポカラに出て行く、あの出で立ちに哀愁と無骨さを感じた。

村人の男 誰もがヤギを見事にさばいていく風景を見て、たかがパラグライダーで飛んでいることがちっぽけに思え、何ぼのもんだ!と感じた。

妹の素直さ、弟の笑顔。

そして会話が永遠に止まらない賑やかさ.....


人生で初めてだった......  可笑しくて感動してしまったのは。

はっきりと繋がっていくものを、ニルマル ポカリで感じることが出来た。
PR
  
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
カテゴリー
フリーエリア
最新コメント
[12/17 アジアン]
[03/10 アジアン]
[03/14 Kazu]
[03/13 田渕憲志]
[01/10 ユME]
[07/02 みき]
[07/01 Kazu]
[08/05 Kazu]
[08/03 kazu]
[07/30 Kazu]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
kazu
年齢:
53
性別:
男性
誕生日:
1971/09/08
職業:
パラグライダー
趣味:
たそがれ、物想い、静寂、心穏やか、不安、楽しむ
自己紹介:
Kazu
Japan spirits and pride
Professional tandem / Adventure pilot

世界最高峰のヒマラヤ、神の国ネパールで生きていく為に始めた空飛ぶ道具パラグライダーでコマーシャルタンデムをやっています。夢は神の山マチャプチュレへの冒険フライトに挑戦すること。
バーコード
ブログ内検索
P R
忍者アナライズ
Copyright ©  -- 「 心 」 Life is BEAUTIFUL「 旅 」 --  All Rights Reserved

Design by CriCri / Material by 妙の宴 / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]