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その人が何処から来たかなど、どうでもいいではないか。 どんな地位にあるか、どんな功績があったのか、どんな血筋を引いているのか、など全くどうでもいいではないか。 ただ、その人の行いを見よ。 今ここに於いて、何をするのかを見よ。 行いが正しく、羞恥があり、身と心を慎んでいるのであれば、その人は生まれがどうあれ、今から高貴な人ではないか。

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「苦楽の中道」

厳しい苦行を行う事や、快楽主義に走る事。

そして永遠に生まれ変われるという常見や、死んだら全てが終わるという断見。

そのどちらも間違いであり、智慧による解決によって両極端を避けた中道を仏陀は覚った。


「緊緩の中道」

琴の弦に例えるなら、弦は締め過ぎても、緩め過ぎても、いい音は出ない。

程よく締められてこそいい音が出る。

私達の精神もそうあるべきだ。


これは人の目を開き、理解を生じさせ、心の静けさ、優れた智慧、正しい覚り、涅槃(心の安らぎ、精神の迷いが無くなった状態)に中道という概念は役に立つ。





私達は、あたかも自分は正しい… と勘違いして生きている。

「私」という「自我」が、もの事を見えなくする。

正しいとの思いから怒りを覚え、正しいとの思いから批判し、そして恨む。


今日もその事について考える機会があった。

2本目が終わった時、インド人 パイロットからクレームを受けた。

どうやら1本目の最中に、何かしら彼に影響する不愉快な事を私がしたそうだ。

自分には何も記憶に当たらない。

パイロットのレベルはそのランディングのスタイルで分かるが、4回 5回と多く振ってアプローチに入るパイロット程レベルは低い。

どんなんでもランディングは出来るが、上手いパイロット程 振らないで偏流で一発でランディングに入れる。

インド人の彼はランディングを見る限り前者であり、それに値しない。


パイロットによっては内に切り込んで回す者もいるが、それを危険だと感じた事はないし、見ていれば分かるが事で、何の問題にも値しない。

しかしそんなパイロットに対し文句を言う者もいて、それはそのレベルに達していないから、危険だ… そう感じるのだろう。

タンデム パイロットのレベルも様々だ。


しかしこれは自分サイドの物の見方であり、インド人の彼にも物の見方はある。

中道に立って見るならば、私が正しい訳でもなく、彼が正しい訳でもなく、私が彼を批判するべきでもない。

そして次回 空中で彼を見かけたら、彼に注意し、警戒すればいいだけの事だ。


仏陀が覚りに至った中で見えてきた「中道」の精神。

心安らかに生きていく涅槃への道でもある。

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プロフィール
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kazu
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男性
誕生日:
1971/09/08
職業:
パラグライダー
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たそがれ、物想い、静寂、心穏やか、不安、楽しむ
自己紹介:
Kazu
Japan spirits and pride
Professional tandem / Adventure pilot

世界最高峰のヒマラヤ、神の国ネパールで生きていく為に始めた空飛ぶ道具パラグライダーでコマーシャルタンデムをやっています。夢は神の山マチャプチュレへの冒険フライトに挑戦すること。
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