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その人が何処から来たかなど、どうでもいいではないか。 どんな地位にあるか、どんな功績があったのか、どんな血筋を引いているのか、など全くどうでもいいではないか。 ただ、その人の行いを見よ。 今ここに於いて、何をするのかを見よ。 行いが正しく、羞恥があり、身と心を慎んでいるのであれば、その人は生まれがどうあれ、今から高貴な人ではないか。

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2013/07/17 (Wed)
タンデム パイロットの収入
昨晩は12時間以上 寝た…

モンスーンの季節も、雨が降らなければお客さんは来る。

ポカラに来て18日間で飛ばなかったのは2日だけ、このところ11日連続で仕事はしている…

最初の疲れが少し来ている感じだ。


今日はここでのタンデム パイロットの収入について書こうと思う。

収入は一本飛んで幾らの歩合制、つまり飛んだら飛んだだけ貰えます。そして空中で撮った写真とビデオをお客さんに買ってもらえれば、プラスそれも収入になります。

多く飛べるかどうかは、その人の力量と言うより、忙しい会社で働けるかどうか?で決まります。

パイロットとして認められ、人間関係を大切に繋がりを持つ事が重要です。

昨シーズンを例に取ると、写真代も含め、1本飛ぶと収入は平均4千円程でした。

忙しい月で95本飛びました。
月の収入にして38万円程でした。

最も暇な月で40本、16万円程です。

そして年間の月平均は60本程で、24万円の収入になります。


ネパールの平均月収は1〜2万円程なので、月24万円の収入はここではかなりの高給取りになります。

ただし、仕事道具グライダーは消耗品なので、30万円はするグライダーを毎年買い換えなければいけません。

そして何より、怪我をしたり、病気をしたり、ましてやお客さんを怪我させる事が出来ない!

全てを簡単に失ってしまう可能性があるシビアな面も孕んでいます。


よくお客さんから「毎日空を飛んで、楽しんで、羨ましい仕事ですね…」と言われますが、飛ばなければ生活出来ない世界なので、楽しいだけではない大変な面もあります。

自分はお客さんを乗せてまだ2年、飛び続ける体力がまだプロのレベルまで達していない。

ここは乾季になると、3〜4ヶ月全く雨が降らない日々が続きます。それは3〜4ヶ月休む事無く日々 飛び続ける事を意味し、これは体力的にも精神的にも限界の世界になります。しかしこれがプロの世界です。

ただ、ずっと続けていくには一週間に一日は飛ばない日を作る、身体と精神を休める日が必ず必要になってくるので、今シーズンNirvanaはローテーションを作り、一週間に一日は休みを作ってハイシーズン を乗り切る予定です。


仕事がある事は幸せな事でありますが、毎日の中でそれが当たり前になり、忘れがちになります。

大変な世界ですが、空を飛んで高収入を得られる世界。
プロなので収入はその成果だと受け止め、一日一日、一本また一本と仕事をしていきます。
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プロフィール
HN:
kazu
年齢:
53
性別:
男性
誕生日:
1971/09/08
職業:
パラグライダー
趣味:
たそがれ、物想い、静寂、心穏やか、不安、楽しむ
自己紹介:
Kazu
Japan spirits and pride
Professional tandem / Adventure pilot

世界最高峰のヒマラヤ、神の国ネパールで生きていく為に始めた空飛ぶ道具パラグライダーでコマーシャルタンデムをやっています。夢は神の山マチャプチュレへの冒険フライトに挑戦すること。
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