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その人が何処から来たかなど、どうでもいいではないか。 どんな地位にあるか、どんな功績があったのか、どんな血筋を引いているのか、など全くどうでもいいではないか。 ただ、その人の行いを見よ。 今ここに於いて、何をするのかを見よ。 行いが正しく、羞恥があり、身と心を慎んでいるのであれば、その人は生まれがどうあれ、今から高貴な人ではないか。

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2014/10/13 (Mon)
サイクロン

今朝8:30の空には既に高層雲が広がり始め、日射も弱く、その後はどん曇り…

明日はインド洋で発生したサイクロンがネパールに来るので、ポカラと言えども100%飛べません!

昨日の日曜日も仕事で休めなかったので、明日はゆっくり、ゆっくりします^o^


明日の午前11:00の雨レーダー。

サイクロンはインド洋で発生する台風の呼び名で、昨シーズンも同じ時期(10月14.15)にネパールにやって来て、仕事が2日間 休みになっています。

ただ海からネパールはかなり離れているので、サイクロンもネパールに来るまでに勢力が衰え、日本の台風の様な暴風雨になる事はなく、通り過ぎるまで雨が降り続くだけです。

明日1日だけで、明後日には晴天になりそうです。



昨日は仕事が終わったあと、4時間かかってテイクオフ場に人工芝を設置しました。

うちのテイクオフ場と、サンライズのテイクオフ場。

ひとつ200kgはあるであろう人工芝のカーペットを15ロール。

サッカー場で使わなくなったものを買い取ったそうです。

ダンプに載せて、テイクオフ場では引きずって、ギックリ腰にならない様に気を付けながら、久しぶりに肉体労働をしました。

肉体労働は実家の山で、父の手伝いで木を運び出す作業。丸太を引きずり、運んだ… それ以来。

真っ暗な夜7時まで作業をして、かなり疲れましたが、おかげでグライダーに優しいテイクオフ場に変わりました!

今日

昨日

昨日

今日

今日


今日も考えさせられた....

今日はどん曇で全く風が吹かない1日で、夕方からはサイクロンの影響で雨が降り出していますが、そんな中、イスラエルのお客さんとトラブルに.....

こんな条件はフライト時間は決まっていて、7~8分しか飛べない。

これは誰もが同じで、逆に皆同じだからクレームが出ないのだが、イスラエルのお客さんは「ノーマル フライト15~30分」の表示に噛み付いた。

勿論 飛ぶ前にはショートフライトになることを説明し、理解してもらいますが、正直に7~8分しか飛べないことは言わず、ベストを尽くす....  と言う。

でも7~8分しか飛べないことは分かっているので、正直に言いたいが、オフィスからは「言うな」と言われている。

それはキャンセルされることを嫌うためだが、正直言うとテイクオフ場に着いて状況を把握してみないと、15分飛べるか飛べないかは分からない。

しかしそれで今までにクレームを付けられた事は無い。




ここには問題が3つあって、1つは時間設定がされている事。

15分飛べないことは時々ある。風が無ければこうなる。

しかしオフィスでフライト時間がどうなるかは分からないことは説明して上がっているし、全てののお客さんが同じなので、今まで問題になることは無かった。

「15~30分」はNAA(ネパール エアースポーツ アソシエイション)が決めているので、それに従うしかないのだが.....

解決策としては「Normal condition」(普通の条件)ならば「15~30分」と付け加えるしかない。

風のある普通の条件なら15分は飛べるし、風の無い普通の条件と違う時には15分飛べない事もある....と伝え、了解を得る。いやならキャンセルして上がらなければいい。それでも飛びたいお客さんはいるのだから。


2つ目の問題点は人格。それはお客さんの人格だ。

クレーマーはどこの世界にもいる。

今日のイスラエル女性はオフィスにいる最初から鼻に付いた。

背の高い髪の長いパイロットはいないのか? の要望で、バリーに飛んでもらった。

ジープでは上がりたくないから、タクシーで行く.....  

以前ヨーロッパでは1時間飛んだ。私は高く上がりたい.....

バリーはキャンセルしたいならしろ.... と言って、キャンセルしないでその後に飛んでいる。

ランディング後には何も不平不満を言わなかったのに、その後のフライトを終えて帰ってきたら、こんな事になっていた。


「イスラエル人」の評判はここでは悪く、それは16年前に初めてネパールに来たときから変わっていない。

イスラエルはユダヤ教とイスラム教の宗教だが、宗教は考え方を表しているので、どうしてもそこに辿り着く。

日本人は無宗教だが、根底には仏教があり、奥ゆかしさや礼儀正しさ、その振る舞いは気付かないまでも仏教に通じている。

しかしイスラエル人といっても皆違うし、日本人と言っても皆違う。

仏陀の言うところの「生まれや育ちはどうでもいいではないか。その人の行いを見なさい。」が一番正しい!



3番目の問題点は、やはり説明の仕方だろう。

この世の中には運、不運がある。

パラグライダーも同じで、絶景の中で優雅に楽しく飛べる時もあれば、今日のように景色の無い中で飛んで降りるだけのときもある。

トレッキングに行っても雲で山が見えない時があるように、自然スポーツは自然そのものだ。

運が悪かったね!でもこれが人生さ! をもっとユーモアを交えて説明できないだろうか?


今日のような条件はテイクオフで一生懸命に走らなければならない緊張感と、草むらを擦るように出て行くスリル、ランディングでのスピード感は風のある時には経験できない事だろう。


どんな説明をしても、お客さんの人格が伴っていなければ、人生とは?を理解していなければ、クレームは無くならないが、そんな時には何も考えないことだ。

こんな人もいるんだ....  まあいいか!



今日

昨日

今日

昨日

昨日(マイ パッキング ボーイ)




今晩のおかず。

明日は雨なので、明日の分まで買いました。

明日は少しアレンジ!
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プロフィール
HN:
kazu
年齢:
53
性別:
男性
誕生日:
1971/09/08
職業:
パラグライダー
趣味:
たそがれ、物想い、静寂、心穏やか、不安、楽しむ
自己紹介:
Kazu
Japan spirits and pride
Professional tandem / Adventure pilot

世界最高峰のヒマラヤ、神の国ネパールで生きていく為に始めた空飛ぶ道具パラグライダーでコマーシャルタンデムをやっています。夢は神の山マチャプチュレへの冒険フライトに挑戦すること。
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